2018/12/15 のログ
ご案内:「平民地区 食堂」にグラムヴァルトさんが現れました。
■グラムヴァルト > かつて宮廷料理人も務めた先代の味を引き継ぎながらも、庶民の懐具合に合わせた値段設定を貫くその食堂は、本日も戦場の如き有様を見せていた。そこそこの広さを有する床面積に限界まで敷き詰めたテーブル席は既に満席で、その合間を縫う窮屈な通路を料理の大皿を掲げた女給が忙しなく行き交っている。 そんな店の最奥、不自然なまでにぽっかり開いた空間がある。四人がけのテーブル席を一人の男が専有しているのだ。肉料理を中心に、スープやサラダやバゲットがずらりと並ぶ所を見れば一人掛けの席では厳しかろう。それでも後二人は座れるだろうその場所が、いつまでも空いているのは理由がある。
『いらっしゃいませぇ。 只今見ての通り満席でして、相席となってしまうのですがよろしいでしょうか? その、あちらのテーブルとなるのですが……。』
新たに訪れた客に対応する女給が視線を向けるのは、まさに問題のテーブル席。分厚いステーキに鋭い犬歯を突き立て食い千切るのは、肩当て付きの皮ジャケットも厳しい浅黒い肌の異国人。身長の高さ故に一見細身に見えるも、肩当ての下、革ジャケットを盛り上げる三角筋は野太く、緩めた襟元から覗く胸筋は鋼板の様。雑に撫で付けた灰色の蓬髪と彫り深い顔立ちの中でギラつく銀の三白眼が作るのは、飢えた狼の如き凶相。
ご案内:「平民地区 食堂」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 値段と満足感が良い意味で不釣合いな食堂。店先に現れた旅装束の遊牧民は、いつも通りの賑わいと食器の鳴る音と何より香草に包まれた蒸した鶏肉の良い匂いにつられて店の敷居を跨いだ。忙しそうな女給さんをどうにか捕まえれば、下げ皿も片手の彼女に連れられたテーブル席を覗く。そこで黙って食事をしている巨躯の異国人の姿。食事というよりもナイフの刃を研ぐよな雰囲気にぱちぱちと瞬きをしながらも。
「うん、大丈夫だよ。案内ありがと。
クロワッサン詰め合わせと、クラムチャウダースープ、くださいな」
女給へとにこやかに注文も済ませたら、彼と対面する席へ。
腰かけながら、足元には右手で背負って居た大きな麻袋を置いた。ごろごろ、何やら床に重い音が鳴る。
「お邪魔するね、一匹狼さん。
イヤって言っても、僕はここでご飯にするつもりだけどね」
分厚いステーキをグミの実のように容易く口にする相手の姿を見た、その第一印象を口にして。にっ、と旅人同士がするよな挨拶代わりの笑みを浮かべる。
続けて軽口叩きながら、自分にもそれなりの、少なくともこのテーブルで同席するほどの実力はあるといわんばかりに曲刀の柄を指で叩いてみせ。
■グラムヴァルト > 硬いバゲットを噛み砕き、ソースが飛び散るのも構わず分厚い肉を噛み千切る。口端に付いた脂を伸ばした長舌で舐め取って木杯を満たす赤紫のワインで飲み下す。空になった杯を小樽に突っ込んで満たしてテーブルに置いた辺りで近づく気配に銀眼を持ち上げた。栄養失調気味のチビガキ―――などという失礼なイメージが彼女に抱いた第一印象。しかし、ポンチョの合わせからちらりと覗いた曲刀に改めて目を向ければ、華奢な肢体がしなやかに鍛え上げられた物だと分かる。薄い体躯は食いでが無さそうだが、銀髪の下の顔立ちは美少女と言っていいだろう整いを見せており、褐色の頬は柔らかそうに見える。何より―――。
「――――おう、構やしねェよ。」
己の凶相にまるで物怖じしない様子が気に入った。ニヤリと持ち上げた口角が、白く鋭い犬歯を見せる。妙に重たげな異音を鳴らす麻袋の中身に薄く興味を引かれるも、尖った銀眼はすぐに少女の顔へと戻された。一端の剣士の如く携えた獲物の柄を叩く様子に「―――カッ」と吐き出すのは嘲るかの様な笑みなれど、この男からすればこれでも上機嫌な方である。
「聞いてたがなぁ、てめぇは見るからに肉が足りてねェ。パンとスープだぁ? 昼はもっとガッツリ食って、その薄っぺらな胸にボリュームをつけろ。」
言いながらずいっと滑らせたのは、娘が惹かれた鶏肉と香草の、しかしたっぷりの油が滲むあぶり焼き。山と盛られた手羽肉の半分くらいは、肉片をこびりつかせた骨と化して皿の端に寄せられている。
■タピオカ > 「ふふ。ありがと、お兄さん。
この食堂っていつも人気で座る席に困るんだよね。
こっちのテーブルに人が来たら、僕、お兄さんの膝の上に座らなきゃいけないかも」
相手のざんばらな灰色の髪の下で鋭い歯が尖るのを見た。ダンジョンに仕掛けられたトラップみたいに見える。崖を背に立つ飢えた獣じみた顔つきだけれど、返ってきた声音は朗らか。柄に手をやれば嘲るよな笑み。そこに好戦的なものを感じ取り、どこか嬉しい気分になる。自分は剣士でもある。強い者には惹かれる。にこにこ、表情は和やかなまま戯言続け。
「わー。失礼な!
あと何年かしたら、お兄さんがごくりって生唾飲むようなお胸に成長する予定なんだからね!
ってー、くれるの?くれるの?
ふふー、ありがと!じゃあいただきまーす」
彼の物言いに、大げさにふくれっ面を作ってみせる。自分の両肘を胸元に突き合わせ、無い乳房を必死にかき集めてアピールしてみせる。大きな手がお皿を滑らせてくれたら、ぱああっと表情が華やいで。喜色満面、すっかりご機嫌になってあぶり焼きを頬張り。美味し……!と呟くと両頬が赤く丸くなった。
■グラムヴァルト > 「あァ? なんなら今から乗っとくか?」
少女の軽口に喉の奥でククッと笑い、軽く椅子を引いて黒色のブレーに包まれた双脚の上に銀眼を向けた。相席となった明るい少女の存在が、先程の妙に殺伐とした食事風景を若干和らげてはいるものの、それでもわざわざ己に近付く剛の者などそうはいまい。眼前の小娘が規格外なのだ。少女を侮る好戦的な態度にさえ、むしろ嬉しそうな表情を見せる辺り、見てくれだけの腑抜けなどより余程に剣士なのだろう。
「―――ハ、精々その数年後とやらを楽しみにしておくぜ。」
華奢な二の腕が寄せようとする乳房のボリューム不足は、情け知らずの狂狼から見ても哀れを誘う代物で、こちらの勧めたあぶり焼きに笑顔を見せる少女にどんどん食えとばかりに手を振った。
新たなバゲットをバリバリと平らげて、持ち上げた皿を傾けたスープでゴキュッゴキュッと飲み下す。ナイフで切り分ける事無く食いちぎられたせいで歪に残ったステーキの肉片にドスッとフォークを突き立てて、付け合せの芋やらインゲンやらも纏めて大口に突っ込み咀嚼する。テーブルの片隅、積み上げられた空皿の上に追加されたステーキ皿。その端には色鮮やかな人参のグラッセが寄せられたまま。
■タピオカ > 「それはいい考えだね!
でもー、お兄さんからのリクエストだったら1時間1000ゴルドの追加料金がかかるけどね!」
コボルト程度なら一度はたけば飛んでくような。そんな彼の大きな手ではたかれそうな事を言ってからから笑う。法外な料金ももちろん冗句だ。そして、はい払って、とばかりに差し出した手も冗句めいて。そろそろ場内の空気が身体になじんできて、厚手のポンチョを脱いで椅子の背にかけた。
「おぉぉ……。まったく相手にもされなかった……悲しい……!
悔しいからいっぱい頂きます!んー、こっちの手羽肉も美味しい!お胸じゃないほうにお肉ついちゃいそうなぐらい!」
まるで相手にされていない手振りの様子にがっくりと肩を落としつつも。食事を勧めてくれるのなら無遠慮に。奥のテーブル席ではナイフとフォークが唸って小皿同士が触れ合ってリン!と鳴り。肉が切れる鈍い音にがちゃりと空の皿が連なる音が3連続。彼の横でもう1匹の飢えた狼となって夢中の食事を続ける。
「うぅぅ、……美味しい……!実は僕、昨日の夜から依頼で魔物退治してて。夜通し歩いて何も食べてなかったんだー。
手持ちのお金もあまり無かったからスープとパンぐらいしか注文できなくて。だから、助かっちゃったよ。
――お兄さんも僕の3倍ぐらい食べてるけど、ずっと旅ではらぺこだったの?
それとか……。今までアケローン闘技場の剣闘士で、今日やっと勝利を重ねて自由の身になったところだった、とか」
お腹が膨れて気持ちに余裕がでてきたのか、ナプキンで口元を拭いながらそう話始めて。討伐依頼の証だとばかりに足元の袋につまさきで軽く触れつつ。
相手の食欲に圧倒されながら、かるく身の上について聞いてみる。やっぱり軽口風味で。
■グラムヴァルト > 「―――あァ、通りで、なぁ……?」
少女の言葉に大口の端を持ち上げた男が、スン…と小さく鼻を鳴らした。旅の汚れに塗れた少女の体臭を嗅いでいるかの風情は、意地悪く細めた銀眼からも分かる通り揶揄いを目的としたもの。それでも、犬科の獣めいて発達した嗅覚は、雑多な匂いの中から少女の体臭を嗅ぎ分ける事だろう。年若く華奢なれど既に子を孕む事の出来る雌の匂いは、食欲を満たされた獣の別の欲を刺激する。今や少女自身に向ける興味の方が大きくなったが、ついでとばかりに彼女の足先が軽く蹴飛ばす袋の中身にも嗅覚を向けておく。
「ハ、てめぇと一緒にしてンじゃねェ。俺ァてめぇと違ってデケェからな。いろいろと栄養が必要なんだよ。」
赤紫の雫を落とす酒盃と、中央に滑らせた手羽肉のみが残されたテーブル上。指抜きグローブに包まれた大手を伸ばし、摘んだあぶり肉の端に齧り付く。引き締まった頬に浮かぶ咬筋も禍々しい咀嚼の中、高い眉庇の落とす色濃い影から向ける三白眼が少女を見る。年若い乙女に対する気遣いなど欠片も無く、着衣の下を透かして見るかに視線の動きは、追い詰めた兎を見る獣の風情。
「―――おぅチビガキ。てめぇ、なんて名だ?」
名前を聞く時はまずこちらから。そんな常識など知った事ではないと一方的に相手の名を聞く礼儀知らず。手羽肉の根を覆う軟骨を発達した犬歯でバキバキと噛み砕き肉片諸共飲み下す。余った骨を恐る恐る寄ってきた痩せ犬に視線も向けず投げ与え、己は新たにもう一本摘み上げる。腹ペコ娘と飢えた狼の二人がかりは、手羽肉の残りを早々に消費する事だろう。
■タピオカ > 「……?お兄さん、何を……?
あっ……!」
きっと鼻で笑うか少し怒るか……と思っていた反応よりも別の反応に小首が傾げられる。すん。と鳴った、その整った鼻筋。嘲笑とも少し違う意味に、それが何をしているのかを悟って。彼が何の匂いを感じているかをなんとなく察して。急に勢いがしおらしくなると、ぱっと襟元を両手で覆い隠した。キメラの嗅覚には、甘酸い雌の香りがほのかに。
旅に歩き通しだった自分の身がなんとなく気恥ずかしくなって、俯いて視線が彷徨う。
袋の中身は、火蜥蜴の長い尻尾だ。荒縄のような匂いが彼へ届く。
「あは!おっきくてとっても強そうだもの。
う、うん……。うん、いろいろと、栄養……、……」
見るからに、自分とは比べ物にならないぐらいの体躯。
あぶり肉に齧りつく仕草は肉食獣そのものだった。そしてただ座っていても玉座から見下ろすよな。そんな高さから見下される先の視線が自分の衣服をくすぐると、やはり勢いが弱くなって。そわそわと恥ずかしそうに両腕を身に寄せる。動きやすいように緩い寸法になっている衣服の襟ぐりがそんな仕草で軽く開き。そこに薄い鎖骨と、奥へ消えていく褐色色の肌を彼の視界の端に覗かせて。
「タピオカだよ、お兄さん……」
先と同じ状況なのに、どこか雌として追い詰められた心地。
今更のように威圧されてしまい、ぽつりぽつりと名前を告げる。そうして2人して、食事を終えて。
■グラムヴァルト > 「タピオカか。どこぞの果物みてぇな名前だな。オメェにはぴったりの名前じゃねェか、えぇ?」
スンスン…高い鼻をヒクつかせ、同時に細めた双眸の中で銀瞳をゆっくり動かす。その視線は覆い隠した襟元から閉ざした腋下、薄っぺらな胸からテーブルの下の腹へと降りて、更にその下、細脚の付け根にピタリと留まる。そこの匂いを今まさに嗅いでいるのだと言わんばかりの嗜虐的な笑み。少女の体臭に混ざって届く背負い袋の中身から、想像していた以上の実力を感じ取って興味を惹かれるも、狂狼の意識は弱々しい鎖骨が醸す艶の方へと向けられた。
「俺ァ、グラムヴァルトだ。好きに呼べ。 なぁ、タピオカちゃんよぉ、この後は一丁食後の運動といかねェか?」
食事を終えて、酒盃を空にした男が立ち上がり、二人分にしても少々多いだろう貨幣をテーブル上に乗せて少女に近付く。遥かな高みから見下ろす銀眼は、完全に雌を見る目で少女を捉えていた。威圧的なまでの長駆が伸ばした腕は無造作に少女の二の腕を掴んで無理矢理に立ち上がらせようとする。そして彼女がそれに抗わぬなら、もう一方の腕で少女の荷物を軽々背負い、返事も聞かずに歩き出し、そのまま近場の宿にでも連れ込もうという心積もり。このままついて行けば、確実に犯される。どれほど初な少女だろうとその危機感が感じ取れるだろう雄の欲望を隠すつもりもない乱雑な所作。
■タピオカ > 「あ、ありがと……。
でも……、その……。……あ、……ぁっ……」
ぴったりと言ってもらえれば少し嬉しそうにお礼紡ぐけれど。鋭い三白眼の眼光に身体を縛られているようで、ぎこちなさが際立った。視線には質量があると言うけれど、巨躯から放たれる目の動きは斧の刃先のようだった。衣服を撫でるだけで、繊維がほつれていってしまうような。見られるだけで服が脱げてしまいそうで。想像上で乱れた着衣を整えるように、俯いて身をよじらせる。浅い胸の曲線の下、さらにお臍の下には三角形のスカートのくぼみ。その付け根の股座がを落ち着かないようにすり合わせ。
「えっと、……じゃあ、グラムヴァルトって呼び捨てちゃうね。おごってくれてありがと、グラムヴァルト!
――え、ぇ……、えっと……。その……、――ひゃっ!?」
好きに呼べ、という言葉に甘えて敬称を抜いて呼び。
食物を分け与えてくれたお礼に声音を弾ませて。
でも、そこから先の言葉に、その意味は容易に察する事ができた。みるみるうちに頬を火照らせ、衣服の胸のあたりにきゅっと手を握って唇をもぞつかせて。恥ずかしそうに返事をしようとした時、たくましい雄の腕に身体が攫われ。強引さに小さな悲鳴が浮くけれど、身体は剣士としての反撃をする事ができないまま。彼の巨躯に捉えられ、宿へと連れ去られて行って。
■グラムヴァルト > 褐色の頬が昇る血色に火照る様を見れば、己の口にした"食後の運動"とやらが何を意味しているのかには気付いているのだろう。にもかかわらず、腰の獲物も引き抜かず、されるがままに連れ回される雌の従順に獣の笑みが深まった。
娘の歩調など無視し掴んだ二の腕で引き摺る様に進む長駆は人攫いの様相を見せる物の、凶眼ギラつく男の前に立ちはだかる事の出来る雄は居なかった。そして路地裏に居を構える一軒の宿に部屋を取ると、狭い室内、二人用の寝台に向けて投げつけるかに掴んだ二の腕を引いて小躯を振り回し、背負い袋を床に落とした腕が扉の鍵をガチャリと閉ざす。
「―――…服、脱げよ。ま、オレァ着たままでも構わねェけどな。」
一方的に言い放ち、鋲付きの厳しい指貫グローブを引き抜き、革ジャケットを脱ぎ落とす。次いで内に着込んだ黒シャツを捲りあげ、甲殻めいて硬い凹凸を刻む胴の筋骨を晒しながら脱ぎ捨てる。スタッズベルトをガチャガチャ外し、股座の合わせを閉ざすボタンを外しながら歩む長脚は一直線に少女に近付き、細身に見えても広い肩幅が威圧的に退路を閉ざす。割り開かれたブレーの合わせに突っ込む大手がもぞもぞ蠢き、ぼろんっと半勃ちの逸物を取り出した。膨張の半ばにあるはずのそれは、既に十分過ぎる程に野太く長い。今しもミチミチと膨れ上がっていく肉蛇の鎌首を擡げつつ、少女の肢体を寝台に押し倒す。踵を踏んだブーツを脱ぎ落とすのももどかしく、命ぜられるままに脱衣を行う最中だろうと、戸惑いの中でまごついていようとお構いなしに半裸の長駆で覆いかぶさる。途端ムワリと少女の鼻孔を擽るのは、汗の匂いも生々しい雄の体臭。
■タピオカ > 彼の歩幅の大きさに、何度も足元をもつれさせながら。人間離れした彼の腕力もさることながら、雌を屈服される強い威圧感に力がうまく入らなかった。何度が身をよじりながら、目線がうろうろと助けを求めるように周囲へめぐらされるけれど。そんな自分の視界に入るより先に、まるでひとつの兵器のような大柄の狼が通れば自然と人波が別れていくのであった。
「んっ……!
……、はっ……、は、い……」
寝台に投げつけられて、肩口からシーツへ埋もれながら小さなうめき声をあげ。眉尻を下げた顔で相手を見上げたとたんに一方的に言い放たれ。ふるっと身震いをする。退路が閉ざされるまま震える指先で衣服を脱ぎ、時々心細そうに相手を見ながら。恥ずかしそうに短衣に手をかけて。唇引き結んで、自ら肌蹴ようと務めるけれど。うまく手元が定まらずに。薄桃色の小さな乳房の尖りや、太ももの奥の薄緑のショーツを晒した、衣服の結び目が緩んだ半裸のままでまごついていて。
「――っ!?
お、……おっき、……ぃ……。
――あっ!……ッ……、はあっ……、あっ……、ぁっ……!」
目にしたのは強い雄の逸物。それが未だ完全に血が通う前だというのに、自分を服従させるほど長く太く。大きく青緑の瞳を見開く。身体を覆われると身体がもつれるまま、相手の大きな影の下に組み伏せられ。瞳を潤ませながら、着乱れた遊牧民が雄の匂いにまみれて震えている。
■グラムヴァルト > 雄に屈服する雌の従順。羞恥だのモラルだの人間という物は妙なしがらみを持ち出して否定しようとするものの、強い雄に抱かれたいというのは雌としての本能なのだ。大人しくそれに従うのが何の力も持たぬ小娘ではなく、華奢な細身にしなやかな剣力を隠す剣士というのが益々良い。不安と羞恥に震える手指が、拙い手付きで着衣を脱ぎ落としていく様子に興奮する。いつしか、若き王狼の逸物は腹直の刻み込まれたヘソを越えて反り返っていた。
「ククッ、悪くねぇな。クソ生意気な剣士の小娘がすっかり雌らしくなってンじゃねェか。」
ギシ…ッと安物のスプリングを軋ませて、伸ばした大手が少女の両手首を纏めて掴んで持ち上げる。次いで捲り上げる短衣でギチリと締め上げ華奢な手首を拘束し、頭の上でシーツに押し付け身動きを封じる。そんな姿勢が曝け出す事を強要する長旅の匂いがさぞ強かろう少女の腋下。そこにゆっくり顔を寄せ、鼻筋の通った精悍な顔が意地悪く少女の瞳を見上げながら臭いを嗅ぐ。たっぷりと恥臭を味わった後に持ち上がっていく頭部が、垂れた蓬髪で少女の肌を擽りながら
「食うぜ、タピオカ。数年後が楽しみな発展途上のてめぇの肉。」
開いた大口が唾液の糸引く犬歯をむき出しに、熱帯びた獣息を吹きつける少女の細首に噛み付いた。無論、尖った犬歯で薄皮を突き破る事など無いように加減しつつも、力を込めれば少女の喉首はあっけなく狂狼に引き千切られるだろう状況。咬筋を浮き上がらせて分厚いステーキを引き千切る先程の獣の食事風景が、自然と脳裏を過るだろう。しばらくの間そのまま動きを止め、獲物が貪られる覚悟を決める様子を確認すれば、押し付けられる牙の痛みに変わり、伸ばした長舌の熱いぬめりが旅を終えたばかりの首筋を舐め上げる。そして、少女の薄い胸を硬く分厚い胸板で押しつぶし、下肢へと伸ばした長指で細脚の付け根に触れる。節くれだった雄の中指が、陵辱の色を強める中途半端な脱衣の内側へと潜り込み、少女のスリットに押し付けられる。そのまま尺取り虫の如く蠢く指腹が、蒸れた体温を楽しみながら少女の雌芯を弄ぶ。
■タピオカ > 「……っ……!」
羞恥に身体を赤くした剣士が相手へ視線を向けた。その目元はびくびくと怯えの色をうつしていて。もしこれが先の食堂のテーブルならば、何倍にも言い返していただろうけれど。揶揄の言葉に返っていくのは潤みがちな目線。鉄の壁じみた腹筋の下にまで反り上がる剛直の勢いに、盛んに瞬きが繰り返され。
「やっ、……、あぁあっ、……、だめ、……、だめぇっ……!」
両手首をやすやすとまとめ上げられてしまった。彼の大きな手は、輪を作れば鋼鉄の手錠になっていた。衣服まくりあげられると、膨らみかけた子供の乳房。肩をねじって逃げ出そうとするも、びくともせずに。そのまま、小さな脇のくぼみに鼻先押し当てられて。濃い果実の香りが混ざった、湯浴みの済んでいない恥ずかしい匂いを確かめられて顔が真っ赤に火照ってぎぅと瞳がつむられる。彼の視線をどうにか防ごうとする精一杯。
「はぁっ……、はぁっ……、
ん……ん……っ……、……ぅぅ……。
グラム……ヴァルト……。
――っひ……ッ!あぁぁぁぁっ……!……んっ!んううううっ……、っ……、っはっ……はっ……はっ……ぁっ……!」
声が聞こえてくると、睫毛の先が切なそうにゆっくりと開かれて。草原で仕留められて動けない鹿の目つきになった。眉根を寄せて、赤い顔に小さな唇を半開き。その唇はひぅひぅと吐息を乱していて。名前を呼んだ雄に屈服する。
――甘い悲鳴が鋭く上がって。力がこもる腰がシーツに沈んで軋む音がする。首筋の味が確かめられると、雌の甘い汗の香りが彼の舌へゆっくりと流れ。小さな柔いパンケーキの膨らみである乳房は彼の胸板に押されて。丸い熱と小さな蕾が肉壁に触れる。スリットの奥は産毛が色づいた程度の薄い茂みで、指先にさらさらと触れ。やがて指腹の尺取り虫にぴくぴくと蠢くと、熱と湿り気を帯びた雌の縦筋となって。雌芯うずかせ、やがて確かな愛液のぬめりが指先に伝った。
■グラムヴァルト > 露わになった薄い膨らみは、片手で足りるどころか揉む事さえ難しい未成熟な代物。それでも重なる胸筋に伝わるのはフニャリと柔らかな雌の繊細さ。その中でツンと突き立つ蕾の興奮は、背徳的ですらあった。降ろした頭部が鼻先で擽るかに嗅ぐ腋下の匂いは、甘酸っぱくも濃厚な雌の体臭。反応する剛直がビクンッと跳ねて、赤黒い亀頭の裏筋に先走りを伝わせる。睨め上げる銀瞳に双眸を閉ざす少女の羞恥もまた、グラムヴァルトを昂ぶらせる。喉首を雄の牙に挟み込まれた少女が見せる、獲物の弱気。生物の本能的な怯えの中に被虐の悦びさえ覗かせる甘い声。
「クククッ、すっかり雌の顔だなタピオカちゃんよぉ。 めちゃくちゃに犯して孕ませてやるぜ。」
少女の反応一つ一つに興奮を強める王狼が、とろみを帯びた秘裂に押し付けていた手を翻し、鷲掴みにした下着を無理矢理に引き下ろす。完全に下ろす事無く、太腿の半ばでわだかまる着衣は、細脚をぴたりと閉じ合わせたままで拘束する。少女を寝台に押し付けていた長駆の重みを一瞬持ち上げ、細腰に回した腕でその肢体をひっくり返す。持ち上げた手で銀髪の揺れる後頭部を押さえつけ、もう一方の手指が引き下ろす剛槍の先端を潤みを帯びた割れ目に押し付け、先走りの滲む先端をツプリと彼女の中へと沈み込ませたかと思えば
「―――――フ……ッ!」
ズドッと力強く腰を叩きつけた。少女の肉孔はグラムヴァルトの巨根をどこまで咥え込むことが出来るのか。もしも貪欲に根本まで呑み込むのなら、勢いよく打ち付けられた腰は、少女の薄い尻肉を波打たせる事となるだろう。そして、下着の拘束に閉ざしたままの下肢は華奢な少女を貫くにはとても適さぬ肉凶器の野太さを益々強く感じさせる。
■タピオカ > 彼の視線は矢のようだった。一度閉じて恥ずかしがった視線も、次に開けば狼王の銀色に射抜かれて。シーツの上で組み伏せられた雌の眼球がガクガク、濡れて震えている。
「っああっ、……、あぁぁ……、やめ……て……っ、
ひどく、……、ひどくしないで、っ……!
お願い、おねが、ぃ……、
――ぃあっ!あぅうぅっ……!」
んく、と喉を動かして、哀願じみた言葉を震わせた。
ろくに動かない、頭の両側の肘をゆすって。秘裂なじられながら褐色の雌が甘く鼻を鳴らして首を揺する。下着をむしられて、裸になった小尻がぶるっとすくんだ。――むずがるのに、股座を保護するのみの簡素な薄生地のショーツが股座から離れると、透明な糸がひとすじ。ベッドをわずかに濡れ痕を作る。膝が自らの下着で縛められるまま、頭を押さえつけられて尻肉を突き出す格好になり。
「あああっ、熱、ぃいいっ……!
こんなに大きいの、まって、まって……、あ、……ぁ……、ぁッ……!
――ふぎゃああああああああああッ!」
なじませるように押し当てられる巨根。人間の大きさを超えた逞しさは直接目にしていなくても身体で感じられる。うなじに薄く汗を滴らせながら首をひねって身悶えし。逃れようと尻肉を揺らすけれど。
――甲高い悲鳴が部屋じゅうに響く。
剣士としての自分も忘れるほどの鳴き声をあげて、痙攣しながら尻たぶが高く掲げられた。
あまりの大きさに下腹部に卑猥な亀頭模様を浮かせながら、根本近くまで埋もれる狼の怒張。薄桃色の小孔が大きくめくり上がる。今にも張り裂けそうな高い緊張感。幼く未発達な、つるりとした質感のある蜜壺が怒張にきつく密着し。ひくくん……、ひくっ……。嗚咽するように微動して。裏筋を撫で。反射的に雄を受け止めるために足を開こうとするけれど、下着の拘束ゆえに叶わず。ただ、小さく背中を震わせながら。ほろ……ほろ……。熱い愛液を太ももへ伝わせて細くうめき声を上げて。顔をシーツに押し付けている。
■グラムヴァルト > まともな身動きを封じられ、雄と雌の優位性を―――捕食者と獲物の立場を刻みつけられた今の少女は、鍛え上げられた技量を有する剣士ではなく、見た目通りの幼く力ない少女に過ぎない。そんなタピオカの怯えた風情に嗜虐を刺激された狂狼は、前戯も早々に切り上げて幼女めいて繊細な雌孔に巨根を突き立てた。それによってもたらされる痛々しい程の悲鳴は安宿の薄壁を貫き、隣の部屋どころか上下階にまで届いただろう。
「――――おぉっと、こいつァ悪かったな。もう少し解してから突っ込んでやるべきだったか? まぁ、避けてもいねェみたいだし、問題ねェだろ?」
滾る獣欲に命ぜられるまま、時に強姦めいた行為に及ぶ無法者ではあるが、殊更に女を痛めつけて悦ぶ趣味はない。雌肉を貫く巨根を埋めたまま、腰を揺らさずしばらく待つ。押さえつけた頭部の脇に顔を寄せ、シーツに埋めた少女の顔を覗き込みつつ問いかける。しかし、銀の三白眼が作る表情は牙をむき出しにする肉食獣にしか見えぬだろう。
「なぁ、タピオカ、このケツがビクビクしてんのはよぉ、もしかしててめぇオレのデカマラぶち込まれてイッちまってんのか? それとも痛みと衝撃で痙攣してるだけか?」
問に対する答えも聞かず、ゆっくりと引く腰が愛液のまとわりつく巨根を少女の腹腔から引きずり出していく。猛々しく張り出した肉エラは、まるで内臓を引きずり出されているかの心地を組みしだかれる少女に与える事だろう。
「おい、どうなんだよ。気持ちいいのか? それとも痛くて苦しいのか? なぁ、どっちだよ?」
獣の如き乱暴さこそなりを潜めているものの、絡む愛液の潤滑を良いことに雌孔を出入りする剛直は、比較的緩やかな動きの中でじくじくと未成熟な肉孔を巨根に馴染ませていく。
■タピオカ > おでこを寝床にくっつけながら、相手の問いかけには唇をふるふると震わせている。強姦めいた行為に怖れを抱いているような声音を上げながら遊牧民は、じっとりと足の付け根に熱い熱気を漂わせている。態度ではいやがりながらも、強引にされると被虐が煽られて感じてしまうのだった。
時々、ひく……っ、ひく……っ。蜜壺全体に甘い軋みを走らせながら、下腹部貫く肉槍の熱と太さに耐え忍ぶように背を反らす。その間も、雌の小孔の周辺からは愛液がしとど流れ、ただ痛めつけられているわけではないとばかりに雫が伝い。
「ぅぅうっ……!っ……、はああっ……、はあっ……、はぁぁ……。
そ、れは、――ッん、くぅううううんっ!」
自分の一番大切な場所が雄棒で完全に占められてしまい。軽く達して居る。埋もれる熱に声を上げる事もうまくできず、肩をしならせて息をして。答えようとした先に巨根が動いていく。張った固い肉の鰓が膣内を食い荒らすように。反り返りのついた矢にこそげ落とされるように刺激されて、雌犬じみた甘い声を上げてよがった。胸の下から引きずられていく心地に、ぱたぱたと足首だけでシーツを叩き。
「んぐぅっ、ぅぅぅうぅっ……!
ぅぅっ、っああああっっ……!
ッ……はああっ、はああっ……、ああっ、……、あぅ……、
あぅ……、あぅ……っ……。
きもち……、ぃい……、の……っ……!
ッぁああああ……、はぁぁぁっ……、
はっ……!はっ……!
い、いいいっ……、ッはっ……、はっ……、……っ!
僕の、なか、なかっ……!グラムヴァルトの形、にっ、なっちゃう、のっ、……、い……、ぃっ、
もっと……、――ぅううううっ!ああっ!もっとっ!してっ……!いっぱいしてっ……!もっとっ、もっとっっ……!ああっ……!ああああっ……!」
カタカタ奥歯を鳴らすように。ゆっくりと剛直が入れ込まれると、シーソーのように押さえつけられる首が伸び上がろうとする。彼の手にそんな抵抗感が伝わり。抜かれると、首の力が抜けていく。あまりの太ましさに身震いしながらも、少しずつ潤みがなじんて。ちゅぷちゅぷと甘えるよな水音がし始めて。――とうとう、巨根によって何か理性がとろけてしまったのか。ぶるぶるぶるっ!大きく震え上がると甘い嬌声を上げて自ら求め始めた。強い雄に服従するが如く、尻肉を自ら突き上げ。挿入のタイミングに合わせてゆするあさましい雌と移り変わり。
■グラムヴァルト > 漏らした喘ぎは痛ましくも、巨根に絡む膣襞の熱い潤みは少女の感じる悦びを雄弁に伝えていた。となればもう、こちらも未成熟な狭孔を己の形状に合わせる様に腰を使うだけである。
「―――ハハッ、すげェなこいつァ。オレのデカマラが出入りしてんのがはっきり分かるなァ、オイ。」
反らせていた背筋を緩めて上体を重ね、自由になった手を滑らせて少女の下腹に触れる。ズルルッと引き抜かれ、ドヂュッと打ち付けられる巨根の動きが少女の薄い腹肉越しに男の手の平に伝わってくる。その手の平の硬い体温は、尻たぶを潰す男の体重とのサンドイッチで膣肉の圧迫を更に強める。
「ククッ、可愛い顔してタピオカちゃんは随分と交尾好きだな。オレのテーブルに平然と近付いて、得意げに獲物の柄を叩いてた小娘に見せてやりたい乱れ様じゃねぇか、えぇ?」
両手首を繋ぐ短衣の拘束は、背後から押さえつける男に対してまるで無力。下着と男の両膝に挟み込まれた下肢も同様で、精々が膝を追ってバタつかせる踵でブレーに包まれたままの男の尻を叩く程度しか出来ぬだろう。そんな、逃げることも抵抗する事も封じられた死に体の少女が見せたのは、可愛らしい尻肉を自ら持ち上げ、男の律動に合わせる淫靡な動き。弾む吐息と溢れる甘声、そしてあられもなくセックスの悦楽を求める動きにさらなる興奮を覚えた男は
「タピオカ、イキたくなったら遠慮せずにイッちまえ。オレァ射精までに随分時間が掛かる質なんでな、オレに合わせようなんて健気な事考えてっとぶっ壊れちまうぜ?」
なんて不穏なセリフを少女の耳朶に流し込み、淫らに跳ねる小尻を押し潰す様に猛然と腰を使い始める。遅漏と言えども不感症という訳ではなく、弾む呼気には獣の興奮と恍惚の気配が滲んでいる。それでも射精の高みは遥か先にある様で、腰の動きは憎らしいほどの余裕に満ちていた。そんな王狼が最初の射精に至ったのは、挿入から小一時間も経ったであろう頃。浅黒く逞しい裸身も流石に夥しい汗に濡れ、しかし、幾度も絶頂に至っているだろう雌肉を食らう腰の動きはますます激しく
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、そろそろ、出すぜ。おい、タピオカちゃんよ、まだ起きてっか? おら、出すぞ、出すぞ、クッ……ふぅぅう……ッ!!」
緩みきった膣奥にドスッと打ち付けた腰が、子宮口に亀頭を密着させて雄の欲望を開放する。ドバッと浴びせかけられる液塊の衝撃がはっきり感じられる程の射精。常人とは比較にならぬ多量のザーメンが犬科の交尾を思わせる長時間に渡って吐精を続ける。その合間にも続けられる緩やかな抽送は、少女の膣襞に穢れた白濁を塗り込めるかの様。そうして王狼がひとまずの満足を覚える頃、陵辱され続けた少女がどのような有様を晒しているのか。少女が響かせた嬌声は部屋の周囲にも淫猥な興奮を広げただろうが、その痴態を直接目にする事が出来たのは褐色の肢体を弄んだ一匹の雄のみ。
■タピオカ > 「んぅうううっ……!んぁっ……!あぁああっ……!
っはああっ……!っはああっ……!はああっっ……!
あぁんんっ……、グラムヴァルトぉっ……!
はっ……、はっ……、はっ……!
気持ちぃいいっ……!デカマラおちんぽ気持ちいいのっ……!
あーっあっ、奥にしてっ……!してしてっ……!僕おまんこにいっぱいずぼずぼしてほしいのっ……!」
身体の下にまわった彼の手つきに、遊牧民の褐色の肌ごしに浮き上がる巨大な自分自身の姿がよく伺える。裏筋の形さえ、かすかな振動と隆起によって薄肉ごしに知らされ、そこにはさまれる幼い肉壁は張り裂ける寸前まで肉棒を飲み干し、貪欲なまでに巨根をしゃぶり上げ。尻たぶとの肉挟みに小さな腰がうずいて、とろぉ……。いやらしく滴った愛液はシーツの上で蜜染みの池を広げていく。
普段は口にするのもはばかるよな、あられもない淫語もとめどなく。
「んんんっ……ッ……!
んくぅぅっ……!
はあっ!はあっ!はあっ!はあっ!
あーーーーーっ!もうだぁあめっ……!デカマラおちんぽでおまんこ気持ちいいっっ……!
気持ちいいのもう止まらないよおおおっ……!
もっとっ!んんっ!あーーーっ!あぁぁぁもっとっ!もっとほしいいっ!
僕のおまんこいっぱい孕ませてほしいのっっ……!
あああっ……、グラムヴァルト……っっ……!
いく、ぁっ、いっちゃう、……、あぁ、ぁ……ッ……ああああ、我慢、できな、ぃいいいっ……!
ん、ッ~~~~~~~~っああああああああっ!ふああああああああっ!」
狼の王の巨根という媚毒に浸されきった雌のように。鼻にかかった高い声で喚き出した。
耳元に流された台詞を聞きながら、追い詰められゆく身体が真っ赤に輝き始め。
全身から甘い雌の汗の香りが部屋に広がっていく。
激しく揺さぶられながら、自分自身もふりたくる腰。
褐色のいやしい踊り子となって拘束された膝を揺らして。感じ入って下がった子宮口を入り口ごと、熱く固い巨根が占拠する。
泣きそうな子供の顔に戻って。裏返った嬌声を上げて赤くほてりきった顔。
シーツをきつく握りしめながら、巨根の亀頭と蜜壺の粘膜が融けてひとつになる。そんな甘い締め付けが加わり。背を反らしながら。先に絶頂を迎えて。
「っはあああああっ!……、はああっ!はああっ……っ……!
あああんんっ……、ッ出してっ……!デカマラおちんぽいっぱい出してっ!
孕ませてっ!孕ませてほしいのっっ……!お願いぃいっ、グラムヴァルトぉぉっ……!
はっ……!はっ……!ぁあああああああん熱いぃいいいいいいいいいいいっ!」
壊れた人形めいてひくつく身体。その奥底に、宣言と共に巨根がとどめに打ち付ける。
甘い声を上げながら射精を受けると、歓喜にうち震える雌の声を響き渡らせて。
射精に跳ねるたび、ベッドが軋む。吐精のたびに下腹部が膨れながらも、弛緩と収縮が狂おしいほど繰り返され――そんな痴態を晒す、昼下がりの出来事――。
ご案内:「平民地区 食堂」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「平民地区 食堂」からグラムヴァルトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリシェラさんが現れました。
■リシェラ > 薄暗い闇夜に紛れ小さな羽音と共に一匹の蝙蝠が姿を現わす。
其れは平民地区の中でも高い建物を選び、其の屋上へと姿を消して行く。
誰も居ない其の場所に降下する蝙蝠は床に降り立つ瞬間、翼で身を包む様に丸まった。
其れは一瞬にして姿を大きく膨らませ…
「……」
黒いフードの付いたマントを翻す人の姿へと変化した。
言葉を紡ぐ事は無い、静かに眼下に広がる街並みを見詰めている。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にジーヴァさんが現れました。
■リシェラ > 「人間は何時の世も変わらぬものだ。
脆く、儚く、愚かで、然し予が求めるものを持ち続けている。
其れが得られるのは何時と為る事か…」
見詰める視線は其の侭に小さく呟く言葉。
其の言葉を聞く者が居れば、其の声がそう年の行かぬ少女のものと分かるだろうか。
微風を身に受けながら、只静かに佇み続けていた。
■ジーヴァ > 闇夜に輝く満点の星々の下、ジーヴァは冬の寒さに耐えながらそれを眺めていた。
平民地区にあるギルドが確保した建物の一つ、その屋上で。
天体へと至る道を探る彼らにとって星空を観察するのは珍しいことではなく、
だが彼がそろそろ寒さに耐えかねて中へと戻ろうとした時だ。
「……蝙蝠からの変異。魔術師にしては服装が立派過ぎる。
本で見た吸血鬼か……?」
自らを浮かすように突風を吹かせて、彼女が佇む建物へと向かう。
彼がふわりと屋上に足を下ろす頃、ちょうど彼女の呟きがジーヴァの耳に入る。
哲学的な、しかし諦観も感じ取れそうなその内容に、彼は少しだけ寂しさを感じた。
「あんたは星を見ないのかい?」
吸血鬼と言えば魔族の中でも警戒するべき存在の一つ。
人間を見下す者が多いとは聞いていたが、彼女の声と後ろ姿はそう思わせるものではなかったのだ。
■リシェラ > 少女は其の存在に気付いていた。
だが、同じ屋上へと降り立ち、自身へと声を掛ける。
そうする間も視線は広がる王都の景色へと向けられていた。
「見た目の美しさだけで在れば、決して劣るものでもないだろう。
然し予の欲しいものは持ってはいないのでな」
警戒も油断もないが少年の声に言葉を返す。
其の相手の姿を確かめる為か、ゆっくりと振り向いて。
闇夜にフードで僅かに見え難いが、其の中で輝く紅は確りと少年を見据えていた。
■ジーヴァ > ジーヴァを見つめる瞳は彼の紛い物の魔眼よりもなお紅い、真紅というべき色をしていた。
こちらを見定めるようなその視線からは圧力は感じられないが、
口調から伝わる雰囲気は高貴さが伝わってくる。
「……一体何が欲しいってんだ?
ここにあるのは退廃と欲望、貴族共が支配するクソみたいな国だよ。
服なり宝石が欲しいんならシェンヤンにでも行った方がマシだぜ」
屋上から見る王都は富裕地区から貧民地区にかけて光量が小さくなり、
貧富の格差を露骨に表している。地上の光はジーヴァにとってあまり見たいものではなかった。
■リシェラ > 少年の言葉に小さく笑う。
微笑みではない、かと云って嘲りの笑みでもない。
何処か自身を卑下する様なものだ。
「人間が最も近くして、人間が最も自覚していないものだ。
其れは、其方も、予も、理解し難いものであろう。
だからこそ、予は此の地に留まり続けている。
何時か其れが理解出来るその時迄な。
そう、此の地に在るものは悪いものばかりでは無い。
其方は本当に自らの国がそうだと思っているのか?」
謎掛けの様な言葉を含め、少年へと問い掛ける。
自分の求めているもの以外でも、きっと何かが在る筈だ。
人間は自分達の様な出来損ないでは無いのだから。
■ジーヴァ > 彼女の問いはとても難解なもので、
まだ経験の浅いジーヴァには理解も難しいものだ。
哲学は知識としてもあまり知っておらず、それ故に返答は直接的なものとなる。
「確かに悪い奴ばかりじゃない……まともな連中がこの国をなんとか維持してる。
自覚していないものっては、そういう奴が持ってるんだろうさ。
あんた吸血鬼だろ?眷属作って聞いたことはなかったのか?」
吸血鬼と言えば人間を餌や下僕にするというのが相場だ。
しかし目の前の彼女はそれら全てを諦めてしまったような、
吸血鬼というより世捨て人に近いものを感じる。
より近くで彼女を見てみようと思って、フードを脱いで素顔を晒し、近づいていく。