2018/08/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に紅月さんが現れました。
紅月 > ーーーふわっ、すたっ、しゃら…

平民地区の、とある場所…裏道にある、ちょっとした空き地。
夜に染められたかのような漆黒の天馬に跨がり、其処へ降り立つ。

「……、…やぁっと、ついた…」

いつものようにヒョイッと下馬しようとして…地面に足をついた瞬間、そのまま天馬の横にへたり込んでしまった。
黒天馬が気遣わしげに覗き込むも、女はただ黙って軽く撫でてやるのみ。

「……っ、はぁ……は…っ…」

呼吸は荒く、頬を染め…何かを堪えるようにギュッと目を閉じている。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にグライドさんが現れました。
グライド > (其れは、別に何か気配を感じただとか
そんな大層な理由が在った訳じゃない
酔うにも至らない付き合いの酒席を終え、宿泊先の宿へ帰ろうとしていた先
気まぐれに裏を抜けて、近道をしようと思っただけ

其の先、少し開けた場所に出て来た折、見付けたのが人の気配だった。)

―――……なんだ、誰かと思ったら御前かい。

(そんな、暢気な声を響かせながらに暗がりから現れた男一人
――と言うよりも、鎧姿と言った方が印象としては正しいかも知れないが)。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に紅月さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に紅月さんが現れました。
紅月 > 「……ん、ぅ…?」

随分と硬質な足音が聞こえる。
少々緩慢に、声のする方に顔をやる。
視界に飛び込む銀…の、アーマー。
その姿というよりは、その声に聞き覚えがあって…どこかぼんやりとした瞳で鎧の頭部を見上げて。

「……イド、さん…?
わぁー、お久し振り~…恥ずかしいトコ見られちゃった」

へたり込んだまま軽く手を振る。
普段なら子犬よろしく駆け寄りたい所なのだが…横に、2対の翼を持つ黒い天馬を侍らせたまま、力無くへにゃりと笑みを浮かべるに留まる。

…何せ、媚毒のせいで身体が言うことをきかないのだからどうにもならぬ。
体温は高く頬は紅潮し、ほんのり息が荒いやも知れない。

グライド > (傍に居るのは、馬だろうか。
――いや、馬にしては何か変だ、何せ翼が生えている
ペガサスの類か、と、一寸感嘆の声を零した後で
座り込んでいる形の女へと視線を向け――其方もまた、様子のおかしい事に気付く。)

―――……如何した、何処か調子でも悪いか?
元気の塊みてぇな奴が、随分大人しいじゃねぇか。

(冗句染みて、そう笑い飛ばそうとする物の
実際、今の彼女の様子では、悪乗りする余裕も無さそう、か
鎧の音を響かせつつに、ゆっくりと傍まで近付いて行けば
何処か熱っぽく見える其の顔色を、覗き込もうとするけれど

――はて、見目だけならば発熱やら体調不良やらに見えなくもない訳で
ともあれ、右腕の腕甲を外したならば、其の頬か、或いは額へと
熱でも測るかの如くに、掌を宛がおうとする、か)。

紅月 > 夜に見る西洋鎧のフル装備は、魔寄りの己にはどうにもリビングメイル…つまりアンデッドの類いだが、そういうアレに見えてしまって少々心臓に悪い。
話し掛けてくれて良かった、なんて変な所に思考を飛ばしつつに…男の問いに答えようか。

「…ん、調子悪い~……
ちょっとねー、魔導機械のトラブルで…淫魔も裸足で逃げるレベルの、媚薬の、濃縮原液をたらふくブチ込まれまして…?
…っはぁ……しばらく、効いたまんまらしいんだよねぇ」

つまり、常に発情してます、と。
普段なら盛大に恥ずかしがった上で、耳を寄せねば聞こえないくらいの小声でやっと、しかもポツポツと目を逸らしながら…キチンと言えるかすら怪しい、だいぶアレな内容である。
けれど薬がよくよく効いているからか、今の紅娘は恥じらいの欠片もなくアッサリと…笑みすら湛えながら堂々と言い放った。

「……歩いて帰るよかマシかと思ったんだけど、あの子に乗せて貰ったら…クラクラ、しちゃって」

顔に触れれば、そんな状態で馬に揺られた為に股座を刺激されて…すっかり火照ってしまっている事が伺えるだろう。
さすがに少々恥ずかしそうにしている。

…件の黒天馬は近寄る鎧姿に警戒する様子は見せるものの、威嚇をするわけでもなく大人しく佇んで。
が、主人と親しげに話す様子を暫し眺めれば…近くの草でも食みに、パカパカと主人の横を離れる。

グライド > (元々、そう言う意味合いも含めて居る
治安の悪い夜中でも、誰も鎧姿には近づいては来ないだろうと言う――
ともあれ、其の辺り如何見えているかの自覚は在る故に
知己を見かけた時、先んじて声を掛ける習慣が在る訳だが。)

―――ああ゛? ……何が如何なってンな事故に為っちまうんだ。
成程、変な病気だとか言う訳じゃねぇ分マシだが…クク、また、随分と

(災難だな御前、と、思わず呟きながら――笑う、笑い飛ばす
寧ろ、そんな災難を笑い飛ばさない方が失礼だと言う勢いで、肩を揺らし。
――其れから、改めて女の様子を伺えば、後に続けられた言葉を聞きながら、ふむ、と唸った。
如何言った媚薬の類かがわからない以上、己では中々対処を考え辛い
寧ろ女ならば、一寸した薬の類など簡単に代謝して仕舞いそうな物だが
其れが出来ないほど、と考えれば――どれだけ詰め込まれたと言うのやら。)

……そりゃ、馬なんぞに乗ったらそうなるだろうよ。
媚薬にヤられた奴の対処何ざ、俺ァひとつしか知らん訳だが…
……なんなら、浚ってやろうか?

(そういう時、己は割と真直ぐな物言いだ。
放って置いて如何にかなる物でも無いと判って居るからこそ、そんな風に問うては
――片掌を、女の下腹へと柔く押し当て。 柔く揺さぶってみようとする、か。
普段ならば、意識させる程度の圧、だけれども。 ――今の女には、如何だろう)。

紅月 > 「やー、ほら、少し前から九頭龍の温泉宿から随分と気前のイイ貼り紙出てるでしょう?
…アレに好奇心をそそられた風呂好き二人で、話のネタにと挑戦してみた訳よ」

良くも悪くも嘘や隠し事から縁の遠い紅娘…クツクツ笑う男に更に燃料を投下せんとばかり、やはりアッサリと顛末を語り始める。

「そしたら新たに、別のお仕事頼まれまして…そこで使った機材を同行者に外して貰おうとしたら、その子が慌てん坊さんで。
ほら、遺跡で仕掛け系の罠に嵌まった時に混乱して"押せる物を全部押しちゃう"子って居るでしょ…アレよ、アレ」

自分自身でもドジ踏んだとわかっているからか、男と一緒にケラケラ笑いながらつらつらと話していく。
この調子なら訊ねれば色々答えてくれるだろう。
御覧ください、好奇心に殺された猫もとい鬼が此方です…そんな有り様である。

「ん~?…っひうっ!
…ぁ…っや、ぁ……っは…うご、っかしちゃ、やだぁ……」

つい今しがたまで呑気に笑っていた顔が、快楽に歪む。
ビク、ビクンと身体は震えて前のめりに、下履きごと子宮を揺さぶるその腕にしなだれかかる様に地面に片手をついて…男の手に手を重ねて懇願する。

グライド > 嗚呼、そういやなんか出てやがったな。 ……御前其れ、唯の自業自得じゃねぇか。
自分で罠に掛かりに行って、思ったよりもヤバかった、じゃザマないぜ。

(何やってんだ、と思わず言いたくなるのは別に己だけじゃ無い筈だ。
何か已むに已まれぬ事情があったと思いきやの好奇心に殺された猫、もとい鬼
其れじゃあ擁護のしようもねぇと、笑いを堪えながら肩を揺らして
――…ゆるり、其の下腹へと置いた掌を、暫し揺らす。
僅かな圧だ、其れでも、身を崩れさせる程の深い快楽を得ている姿を見ては
外した腕甲を腰の金具へと括って下げ、女の身体を支える様にして腕の中へと抱いてやり。)

―――……ンな様子で出歩いてても、碌な事ねぇよ。
如何せ碌な事がねぇんなら、マシな方にしときやがれ。

(けらり、そんな風に笑って告げれば、ゆっくりと其の身体を起こそうと。
既に、すっかりと発情に塗れた子宮を抱えさせた儘で、もう少しだけ頑張る様に促せば
元々向かう筈だった、決して遠くない己が宿場の部屋まで、浚ってしまおうとする、か)。

紅月 > 「ふ…死なない罠など軽い軽い!
ちゃあんと追加でガッツリ毟ってやったぜぃ」

グッと親指を立てる阿呆…もとい、タダでは転ばない紅娘、この様子なら余程の額だろう。
…そんな呑気な面も、既に欲の灯る身体では数拍の間すら持たなかった訳だが。

何とも素直に快楽を示す身体に振り回されている様子の女は、くったりと男の腕に抱かれ息を乱して。
紫の瞳は瑞々しく潤み、気の高揚を示す金色が混じり始めてゆらゆらと煌めいている。

「……はぁ、っは…っ…ははっ、確かに…イドさんなら安心だねぇ…?
…前に言ってた鉢植え、見せてよね」

欲に濡れた瞳のまま、緩やかに笑んでみせる。
いつぞやの細やかな"おねだり"を言うことで以て承諾を示し…目を閉じて、身体の力を抜く。

のんびりと翼の手入れをしていた黒天馬は、どうやら確りと話を聞いていたらしい…話が纏まったとわかれば、ひとつ鳴いてさっさと飛び立ってしまった。

浚われた先に何れだけ滞在したのか…知るのは天の月ばかりか。

グライド > 成程、金稼ぎも兼ねてた訳か。
精々毟ってやんな、あんま長引くなら更に追加で毟ったって罰は当たらねぇさ。

(細かな状況まで知る由も無いが、毟れたと言う事は女に非は(余り)無いのだろう。
まるで勝負には勝ってやったとでも言いたげな様子に、やれやれと笑って肩を竦めれば
――離れた場所で、馬のいななく声を聴き、ついでに翼の音も。
矢張り本物のペガサスだったかと改めて確信しながら、持たれる女を支え歩き。)

はっは…! 良く覚えてたな、好きなだけ眺めて行きな。
其の前に、少しは落ち着きゃ良いんだが…さてさて。

(そう言えば、そんな話をしたな、と
告げた本人が忘れ掛けて居た事告げられれば、告げる了承
其の儘、女の両足が萎えなければ、近い宿の己が部屋まで連れて行く事だろう
元より長期で取っている宿だ、居座る事に何も問題は無い
後は、何よりも今は普通で無い女が、落ち着きを少しでも取り戻せるか否か、に掛かって居るやも知れず――)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からグライドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から紅月さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にガルルさんが現れました。
ガルル > 「王都って夜も賑やかですねー。」

王都の門をくぐ多大通り。
夜であっても未だにぎやかに行きかう人たちを眺める少年は目を輝かせながら賑やかな様子に未だ慣れぬのかそんな感想を一人呟き。。

担いでいる主が屈めばすっぽり入ってしまいそうなリュックを背負う姿は流石に人目を引くが、本人はそんな視線を気にせずチョコチョコと歩きはじめる。

「いつものお宿に行くか、違うお宿を開拓するか…。
もう少し市場とか商人ギルドとかに近い店が良いかなぁ…。
でも高いしなぁ…。」

んむむむ、と悩み始めれば、屋台から漂う美味しそうな肉の匂いに表情を崩したりところころと表情を変えている。

ガルル > 歩いている内にずれそうになった大きめのキャップをかぶり直したりしながら街を進み。
食い込みを防ぐために厚手で丈夫、且つ幅広な背負い紐をキュッと握り、屋台の前から屋台へと流れ流れていく。


ふと目についた裏道。
家や商店からこぼれる匂いも美味しく、少年はまるで誘惑されるような気持ちになり、裏通りの入口で困ったような表情を浮かべ佇んでしまう。


「裏道…は基本的に危ないと聞きますがその分安い店もあるといいますし…
こう、隠れ家的なお店も…。」

ガルル > 悩んだり怯えていたりした表情はキッと、路地裏を見つめ一歩足を踏み出す。

「よし。 一歩前へ‼」

そして、少年は平民地区の路地裏を進み始める。
リュックのせいで狭い路地裏は少し窮屈に感じる。

しかしながら少年は路地裏を進みながらきょろきょろと周囲を伺いながら進んでいく内に大通りの喧騒が次第に小さくなっていく事にふと不安感が胸をよぎった。

「大丈夫…だよね?」