2017/07/17 のログ
■フェロ― > 抱き着き、押し倒す格好になってしまったが故に伝わる柔らかい女性の肢体の感触。
相手の謝罪の言葉を聞いているのかいないのか、押しのけられるとふらりと立ち上がり、ん、と何か堪える様に自分の服の裾を掴み。
「―――はぁ…♡だい、じょうぶです……ん…♡えへ、へ…ごめんなさいね」
上気した頬に手を添えて、恥ずかし気に笑うと軽く頭を下げ。
踵を返すと、ふらふらとした足取りでその場を後にした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からフェロ―さんが去りました。
■セラ > 頭を下げて、立ち去っていく姿に特は怪我も無かったように見える。
「怪我が無かったのなら、まあ何より」
ぶつかり、転んだ拍子に怪我をしたというわけではないようだが。なにやら、微妙に様子がおかしいようにも見える足取り。
立ち去る背中を見送りながら、酔ってでもいたのだろうかと考え。
まあいいかと向ける意識を断ち切ると、また歩き出し。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からセラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にトゥーラさんが現れました。
■トゥーラ > 日も落ち人通りの減った大通りを時折すれ違う人間を避けるようにしてまだ開いている店舗を眺めて歩く。
覗きはするが買い物が目当てという訳ではなくアルバイトを募集して、自分で働けそうな店がないかのサーチの為に。
求人をようなものが張られていないかを確認し、なければ立ち去り。もし店員が気が付けば問いかけるのだがその話し方のせいで断られるか、自分に合わないで諦め去り。
「早々に見つからんか。難航しそうなものだ」
はっきり言えば向かない事が多すぎ、話し方のせいであるのだがそれは全く自覚もないので知る由もなく。
次の空いている店を捜して大通りを歩く。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にカインさんが現れました。
■カイン > 宴が行われていることもあってかやはり人の気配の薄い平民地区。その合間を、
紙袋を抱えた格好出歩いてゆく男の姿があった。通行人が少ないのを良いことに我が物顔で歩く様子は少々迷惑なもの。
と、進行方向に見覚えのある姿を見つければ軽く手を上げて挨拶し。
「いよう、トゥーラじゃないか。どうした?こんな所で」
出歩いていて出くわすのはいつものことではあるが、
店の方を眺め見ながら歩いているとなれば何やら気になることでもあるのかと興を引かれて問いかけ。
■トゥーラ > 何軒かの店を覗き、そしてまた一軒の店を覗き終えて先を目指し足を向ける。
宴が行われている時期とはいえ平民地区ではその利益も少ないのか開いている店はほとんどなくなり、仕方ないと戻ろうとすれば視線の先に手を上げる知った顔の男を見つける。
「カインか。こんな場所にいるのは珍しくはあるまい。少しバイトができる場所を探していた訳だ」
出くわす事はそれなりにあり、今日もそれと変わらないとはず。
だが何か男には興味が惹かれることがあったのだろう、それが何かわからないまま今していたことを本当に簡潔に告げる。
■カイン > 「何だ、欲しいものでもあるのかと思ったがそういうわけでもないのか。
店の中を覗いてるからてっきり欲しいものでもあるのかと思ったが…バイト?そりゃまたどうして」
相手の言葉に不思議そうな表情を浮かべたあと、ついで出てきた言葉に少し驚いた様子で問いかける。
別段生活を普段する分には「困っている風に見えない相手だからこその疑問を口に出しつつ、
キョトンとした表情を浮かべて相手を見やり。
■トゥーラ > 「欲しい物…?今は特にはないぞ…いや、強いて言うならば着替えが必要か。
人間を知るにはそう言うモノが向きそうだと思った訳だ。後は金が稼げるだろう?」
不思議そうな表情を浮かべ、次に驚いて見せる男に何を驚くとわかっていない瞳を向ける。
確かに困ってはいないがそれはあくまで過ごす分にはであり、
人間社会の法則はやっと少し覚えた程度、通貨に至っては最初に持ってた宝石を安く叩かれ換金した残りが少しだけ。
男に部屋を借り拠点を得たからにはもう少し覚えてみようと思ったのだと理由を告げる訳で。
■カイン > 「着替え、着替えなあ。そういうのは俺にはよく判らんからな…。
男物の替えならいくらでも用意できるが女物はさっぱりだ」
お手上げと言わんばかり片手を上に上げて見せながら肩を竦めつつも、
相手がそちらの方面に興味を持ったことに驚き半分良い兆候とも思いつつうなずき見せ。
「なるほど、そりゃいいことだ。とはいえなあ…トゥーラがあんまり店番に向いてるとも思えんし。
ああ、でも美人だからもう少し愛想よくすればそれだけで客がよるな」
主に男がだが。それは流石に口に出さずに相手の様子を上から下まで眺めて笑って宣い。
■トゥーラ > 「今の所はこれしかなくてな。洗濯はしているがそろそろ新しいものが欲しくなったのだ。
事後承諾で済まんがカインのシャツも借りているぞ」
片手を上げて肩を竦める男に理由を告げて、少しは洗濯もできるようになったとアピールを忘れず、ついでに勝手に借りていることも口にする。
むしろ頷いている姿にどう見ていたと瞳を細めて見せて。
「以前に締め上げた男が言っていたのを思い出してな。人間を知るには同じ環境で働けばいいとな。店番というのは店に立つ事だったな?
あれは私には向かんだろうな。愛想か、私には愛想がないか?」
美人という言葉もようやく言われ慣れ反応をあまり見せなくなり、上から下まで眺められればいつものドレス姿。
見られてから笑う男におかしいか?と不思議そうにして。
■カイン > 「お前さんの体はさておき衣装はどうにもならないからな、
いい心がけだと思うぜ。ああ、別にそれは構わないが…」
男物をいつまでも着せておくわけにも確かに行くまい。そう考えつつ顎に手を当てた格好のまま首を軽くかしげ。
「同じ環境、同じ環境なあ。となるとやっぱ店番が一番何だろうけどね。
ああ、店番ってのはそういうもんだ。愛想はあんまり無いねえ。
特に理由もなく笑いかけたりとかそういうの苦手だろ?」
笑って言いながらも周囲の人間を見回して言ってのけつつも、ベンチを見つければそちらによっていって座り込み。
「おかしいとは全く思わないが、何。店の制服でも着れば物によるがさぞ似合うだろうな」
■トゥーラ > 「そういうことだ。身体は壊れたとしても巣に帰ればどうとでもなるが服は別だ。
そうか?ならばこの調子で探すとしよう。ならば後、2、3枚は借りておくぞ」
最近になりようやくドレスで室内を過ごすのは不便だということに気が付き、家限定で男の服で過ごすようになり。
それでも全く不便はないがふとした気まぐれでこんな事を思い出して。
「その男は昼間から酒を持っていたので当てにはならんのだが。
やはり店番が良いとカインも思うのか。立つだけならば問題はないぞ。
愛想は必要なものか?……なぜ意味もなく笑いかける必要がある?」
笑いながらに告げる男になぜ必要だと心底わからないという顔をして問い返し、
周囲を見回すのを見れば同じように見て、笑顔の人間が多いと今さらに気がつき。
男の後を追うようにベンチにと腰を下ろして。
「おかしくないのならばよいが。店の制服か?……ああ言うモノか?」
周囲を見回して目についた一軒の酒場のような店、そこで呼び込みをやっている店員の胸元が強調されスカートの身近な制服を指さして。
■カイン > 「服はどれだけ大事に使っても擦り切れたりはするからな。
選択しないというわけにもいかん野菜が悩ましい限りだ。…今度俺も追加で買っておくかね」
自分が使う分にはストックは十分あるものの、人のぶん元なると流石に心もとない。
「間違ってはないと思うぞ?店番は色んな人間を見れるからな、
人を知るという意味では一番都合がいいと思うな。
…愛想があったほうが客は喜ぶな」
それはたしかに良いことではあるだろうと顎に手を当てる。
意味もなく笑いかけるというのとは厳密には違うものの、
ベンチに座った相手に視線を向け。
「ああ、ああいうのだ。少し露出度が高いのは気にするな、そういうののほうが客が喜ぶからな」
酒場に関しては特にと笑い飛ばし。
■トゥーラ > 「そう言う事だ。このドレスは生地が変わっていて丈夫だが何時まで持つかも解らんからな。
洗濯をし続ければいつかはダメになる。その前にと考えたわけだ」
最悪は男の服を一式借りるという手もある。
しかしそれは流石にこれ以上は迷惑はかけれないと却下した案。
「そうか。ならば店番で出来る所を探して見るとしようか。
よく観察できる意味でもよい仕事だと思うが、カインがそういうなら大丈夫だな。
愛想か……よく判らんな」
顎に手を当てる男に目を向け、よい事というのであれば店番のバイトを探して見ようと決め。
愛想と言うモノがよくわからないだけに困った顔をしてしまう。
「露出?少し布地は少ないとは思うがあれぐらいは普通ではないのか?
喜ぶか……カインもああいう服装が好みなのか」
笑い飛ばし、あの店限定の服装のようだが気にしなくて良いらしい。
そこでふと気になったことを問うてみる。
■カイン > 「そりゃ賢明だな。この街だと特にその手の衣装は案外手に入りにくいか、
ものすごく高いかするからなあ」
用意を早めにしておくに越したことはないのだと笑い飛ばす。
何せドレスそのものを必要とする人間が少ないのだから致し方ないが。
「ああ、決まったら教えてくれよ?客として遊びに行こう。
…そこで俺を基準にされても困ると言えば困るんだがな。人間じゃないのだし。
ま、そのうち分かるのではないか?」
やっているうちにそのうち分かるだろうと笑い飛ばし、
顎に手を当てながらしげしげと酒場の衣装を見やり。
「ン?勿論俺も男だ、ああいうのは嫌いじゃないな。
普段着にしろとは到底言えない衣装だが」
■トゥーラ > 「それに誰とは言わんが脱がさずにスルのが好きなようでな、一日で綺麗にならん時の対策も必要だと思ったのだ。
手に入りにくいか高いか……」
笑い飛ばす男にわずかに瞳を丸くし、そして告げて。
もし手に入らなければ最悪は巣に戻り持ってくることも考えて。
「決まれば教えよう、その時を楽しみにしている。
私よりも人間やこの街に詳しいであろう?ならば十分参考になる。
そのうちにか……」
これは実際に働いてみなければ分からないだろうという考えに行き当たり。
酒場の衣装をしげしげとみる姿を見る。
「嫌いではないか。ならばああいう家で着る服も探して見よう。
普段着にはならんのか?」
■カイン > 「さて、何のことやら。まあこの街だと特にそういう状況は多いだろうしな。
案外この街の女性は動きやすい格好してることのほうが多いように感じるが」
空とぼけて見せつつも、はてと思い返せば活動的な格好の方がよく見かける気がする。
当然男の関わる範囲がそちらによっているというのは大きな理由ではあるのだろうが。
「ああ、ぜひそうしてほしいね。…なるほど、じゃあ信頼してもらってると思うとしようか。
何、俺も時間はかかったがある程度解るようになったのだから判らん道理は無いってものさ。
…逆に普段着にしたいかい?ああいう露出の半端に高いような服」
男の側としてはあまり機能性が高いようには見えないので、
おすすめはしかねると言った衣装ではある。少しだけ胡乱な視線を向け。
■トゥーラ > 「……抱きたいと言うのであれば止めん、だが汚さん気遣いはしろ。
そういう状況は多いのは喜べんな。動きやすい姿がこの街の普通という訳か」
とぼける男に一言だけ告げればそれ以上は追及せず、動きやすく活動的な服装が良いのかとみて。
そういえば人間の服装に気など配っていなかったことに気が付き、気を付けようと考えて。
「だが今はまだ探している最中だ、しばし待ってもらうぞ。少なくとも知らぬものよりは信頼はしているな。そうでなければ世話になどならんぞ。
直ぐには判らんという訳か、ならば私も気長に取り組むべきだろうな。
動きやすそうではないか?私にはよさげに見えるが?」
露出が多いのはいただけはしないが動きやすそうには見えて。
胡乱な視線を受ければやはり向かないか?と問い返すように見る。
■カイン > 「汚さない気遣いか…判った、善処する。
この街の人間はたくましいのが多いというのもあるかもしれんけどな」
降参と言わんばかりに両手を軽くあげて見せながら肩を竦めて返しつつ、
周囲を見回してみるもののさりとて参考になるような人影はまったくない。
ただでさえ少ない人影が、この時期は王城へ向かっているのだから致し方ないのだが。
「何、そんなものそれこそ急ぐようなものでもないだろう?
…ふむ。その信頼そのものは良しとして受け取っとくよ。
俺も馴染むのには随分と時間がかかったからな、すぐに慣れられたら立つ瀬がない。
あー…そういう見方もないではないが、ね…。」
たしかにとは言いながら頬を引っかき。
「そのうちトゥーラにも解るだろうさ。羞恥心とか色々と」
■トゥーラ > 「解ってくれたのならば構わん。それを期待する。
逞しいのが多いか、それは否定はできんな」
両手を上げ肩を竦める男にそれで良いと頷いて見せて期待していると。
男の視線を追うように周囲を見るが辺りの服装を見てこういうのが良いのかと勘違い。
ちょうど来た時期が時期なのでこれだけ人が少ないのが普通だと思っている。
「全く急がんな。時間だけはいくらでもある訳だ。
逆に問うが信頼できん者の家に間借りなどするのか?
カイン出そうなのならば私はその倍はかかるかもしれんな。
ん、違うのか?」
頬を掻く様子に違うのかと首をかしげて見せ。
「その言い方は私がいかにも世間知らずだと言っているようなものだな。
羞恥心ならばあるぞ、抱かれて恥ずかしいと思わぬはずがないだろう」
■カイン > 「ああ、あまりやりすぎて機嫌を損ねたらそれこそ本末転倒だ。
何せこんな街だけに一人で生き抜いていくにはそれなり以上の力が必要だろうしな。
難儀な凝った、身一つの身の上はその時だけは気楽でいい」
どうにもいつもとは違う街の景色が物珍しく感じるのは、
なまじこの街の暮らしが長いからだろう。
隣の少女の様子に少しだけ方を竦め。
「それはそうだな。どうせ百年二百年くらいはあっという間、
というのがお前さんの種族だろうし。…まあ、たしかにそうだな」
違いないと頷いて返しつつも改めて相手に向き直り。
「はっきり言って色々とその辺の羞恥心の基準とかが割りとズレてるからな。
世間知らずというよりも感覚が違うというべきだが、それもおいおい判ってくるさ」
■トゥーラ > 「カインは良いかもしれんが私がつらいのでな。何より身体が駄目になっては困るだろう?
この街で力のなきものが生きるのは予想以上に大変そうだな。
身一つ?それを増やそうとしている者が何を言っている」
この光景が普通だと思っているだけに王城での祭りが終われば見れる姿にまた驚くこととなり。
肩を竦める姿にどうしたと見て。
「さすがにその程度であればあっという間にはなるが…大方眠ってすごいていたのだぞ、起きて過ごせばカインが思うよりも長く感じるやもしれん。
私の種は長くは生きるが過ごし方は個人差が多いのだ」
そうだろうとうなずく男を見て、向き直れば視線を重ねていき。
「ズレているか。そういうことをはっきりと言ってくれるのは助かる。
感覚の違いか……そのあたりも人間を観察し馴染むことで知っていくしかないのだろうな」
いつくようになり感じる違和感はそれなのかと朧気に感じ。
それをはっきりと遂げてくれる男に感謝をするのだが、それをどう伝えてよいか解らずに見上げるようにして。
■カイン > 「ああ、まあ確かにな。俺だけのことではないのだからそこは気をつけておくとしよう。
生活することはさておき、何か運が悪く巻き込まれたらそれだけであっさりと死にかねんからな。
ある意味においてデメリットというか危険がつきまとう場所であるのは間違いないな。
さて、何のことやら」
シレッと言い返しながらにも相手の言葉に顎に手を当てる。
なるほど、となんとなし相手の言動の理由を察しつつ目を細め。
「色々と竜と出くわしたことはあるが確かにその過ごし方なら、
あまり外とは関わらんだろうから納得ではあるな。
ああ、多くの人間と出くわしたらそれだけで判っていく部分ではあるだろう。
…ン?どうかしたか」
こちらを見てくる相手にキョトンとした表情で見返し。