2017/07/05 のログ
■ルーフェン > 「いや、売ればしばらく遊んで暮らせるらしいから本物じゃろ?」
詳しい事は知らないが、本物であることは確からしい
騙そうとしたのか、と言われればいや、と顔を横に振って見せて
「火棘を騙してわしに得があるものかよ…
偽物とバレてあとで火達磨になるんはごめんじゃ…
……ほう、名のある一族なのだろうな、わしの一族はわしがあらかた塩柱にしてしまったからのう…」
呑気にそんなことをさらり、と伝える
一族の一切を滅ぼしてしまったわけではないから、此方も軽い調子であった
因みに自分の一族は母竜が頂点にいる形態なので同族のほぼ全てが、兄弟姉妹である
兄弟殺し、姉妹殺しが呑気なもんである…それも数百年は昔だから時効だろう、とでも思っているのかもしれない
「…人種の坩堝じゃな、近隣で戦争やっとるから、色々集まってくるんじゃろ、人が集まれば商売もし易い
……おう、店主、その揚げたのくれ」
小さなイモを揚げ、塩を振ったものを売る料理を売る屋台の前で足を止めれば店主に1つ注文して
イモの入った紙袋を受け取れば、代金を渡し熱々のイモを1つ、口の中へ放り込む
ホクホクとしたイモと塩気がよくあう、大したものじゃ店主…とか、偉そうに言えば、店主の方は
ぽかんとしていたりする
■火棘 > 「ルーフェンはそれは、だれかにあげるもの?売り物なのか」
懐に入るものであれば、彼のものなのだろう
売り物、なのだろうと思いながら、楽しげに笑みを浮かべて
「たしかに、丸焦げにされたいのかと
…どうだろう、でも両親は尊敬はしている」
まだ健在で一族を束ねている主であり長でもあるけど特別な感じはしないで
「ルーフェンはこのような街にも慣れておるのか?」
先に人界で暮らしていたことを聞いているから
街にも人間の習慣も詳しかったと思い出して
慣れたような買い物にも感心しながら
■ルーフェン > 「メシの種じゃな…基本的には売って金貨に変える」
人に世話になったりすればそのまま、あげてしまったりもするので一概には言えないのだが
とりあえずは、換金するより軽いので、そのまま持っているのだ、と続けて伝える
「頭にきても丸焦げにするのは辞めておいたほうが良いな…
というか、ちょっと、イラッとしたくらいで丸焦げにしたらいかんぞ?話の通じぬ相手には構わんが…
娘に尊敬されておるなら、父も母も誇らしいじゃろうな…」
彼女の性格を思えば彼女の父と母はどのような龍なのであろうか?とちょっと気になったりする
両親のどちらとも、無表情でちょっと何を考えているのか掴みづらかったりするのだろうか?色々と好奇心は尽きない
「んー…まあ、火棘よりは慣れとるじゃろうな
と言ってもこの街…王都以外にはまだあまり脚を運んでいないから何とも言えぬが…
主も買い物の1つでもしてみたらどうじゃ?何事も経験じゃろ?」
ほれ、と揚げたイモの入った紙袋を差し出しおすそ分けしようとする
屋台に限らず様々な店が並んでおり、買い物に困ることはないと思われる
貧民地区のマーケットと違って平民地区であれば、騙されたり、ぼったくられたりも少ないだろう、と彼女に
どうか?と買い物することを促して
■火棘 > 「なるほどー…そういう金稼ぎもあるのだな」
里を出る時に少しは持ち合わせとしてあるけど
自分の中の感覚の少し、人の世ではわからず
「…気をつけておく
直接は言ったことはないけど、外でなら言える誇らしい両親だ」
下界での先輩でもある彼の言葉
多少なりとも参考にしつつ守っている、なるべく人でいることにしたのもその影響で
両親のことを話すと自然と嬉しそうに頬をほころばせたりすると
年相応の娘の表情を覗かせる
「そうだ、ルーフェンは私の爺に似ている」
イモの紙袋、珍しそうに覗き込み1つ分けてもらう
指につまんで口の中に放り込んで
「ん、ほしいものがあれば…買うてみるのもいいな
これ美味しい…」
口にいれたもの、食べてると
たしかにおいしい、指を軽く舐めて
■ルーフェン > 「あまり、褒められたもんではないがな…」
以前、彼女が寝床を探していた際に出会った時も、金目な物を探していたから、その辺り、何となく彼女も想像がつくだろう
両親に直接、言ったことがない、という辺り如何にも彼女らしい気がして、小さく笑い声を零す
彼女の両親に出会うようなことがもし、この先あれば教えてやろう、とか思い
「…主が両親大好きなのはその顔見てれば判るわ…面と向かって言ってやれば、父親など泣いて喜ぶのではないか?
……そうか、そうか、それはさぞ立派な人物なのだろうな…しかし、爺か…爺なのか…」
ううむ、と難しい表情を浮かべる
竜族の中ではそれ程、年若ではないが「爺」と言われるほど古くもない…役職のことを言っているのだ、
と自分に言い聞かせ、納得させる
「…人の姿でおると何かと金が掛かるからな、吟味はしたほうが良いぞ?王都に滞在するのなら宿代も必要じゃからな
…うむ、以前も言ったがな人間は、ほとほと食い物に対する情熱が強い、その点は評価してやってもよい」
野菜らしいぞ、これ。と彼女の食べた揚げたイモを1つ摘んで見せて自分でもパク、と口に放り込む
ぶらぶらと店を冷やかしながら歩きながら、彼女はどんなものに興味が向くのだろう、と観察したりする
■火棘 > 「面と向かってなど、恥ずかしいし照れる」
ぷいっと顔を背ける、想像したのか、頬が赤くなってて
爺という言葉に何か引っかかってるようなので
「口調?とかが似ているということだから
ルーフェンといると、少し懐かしくて楽しい」」
姿ではなく、話していると世話焼きなどこ教えてくれること語尾の感じなど
里にいる世話焼きで心配性な爺のことも、もちろん好きなので
悪い意味で言ったつもりはなく
里にいる感覚のやりとりで、一人出てきても寂しさを感じることもない
「んー…そうか
あ、これなど綺麗だな…どう?」
一緒に露店を眺めながら、吊るされてるものがキラキラしてるものが目にとまる
ガラス細工のお店で、そのなかの1つに手を触れたのは
赤いガラスカットの垂れた簪、赤いガラスと透明なガラスが3つ交互に連なったもので
■ルーフェン > 「…であろうな」
彼女の仕草が思った通りであったから、ケラケラと声を出して笑う
第三者にはあっさりと口にできても本人を目の前にするとなかなか難しい
珍しく彼女が歳相応の反応をするから、普段との差異が余計に面白い
「そういう話を聞くと火棘が余程、故郷で大切に育てられたのが想像がつくのぅ…箱入り娘、というやつじゃろ?
その爺も父も母も、主を送り出す時、さぞ、心配したろうよ」
一族の長の娘が大事に育てられた様子が何となく思い浮かぶ
過保護気味に育てられたから、世間知らずであったりするのではないか、と思ったりする
この娘はどことなく浮世離れしているから、世話焼きの爺氏の気持ちは判らんではないが
「…わしに宝飾品の良し悪しなど判りはせんよ
今、頭に付けているものとそれほど差はないようにわしには思えるがのぅ…
まあ、火棘が気に入った、というのであれば、買っても良いのではないか?」
きょとん、と首を傾げて彼女の触れる簪を見る
彼女に似合わぬではないのだけれど、彼女が今、髪に指しているものと大差はないようにも思えた
芸術品には疎いドラゴンであった
■火棘 > 「笑いすぎ…」
さっきも今なんて、声に出して笑ってる
いない人のことを悪口でなく、好意的な感情で話してるのだから恥ずかしく思うばかり
「箱入りなどではない、自由であったし
世界を知るためのことだから、帰ろうと思えば数日飛べば戻れる」
そうそう戻ることもないけど
下界を世界の視野を広げるために一人での勉強をかねてのこと
里に住まうだけでは、長の娘ともなれば外を知らなくてはいけないから
「ルーフェンは正直者だ…お世辞など言わぬのだな」
言葉だけで似合うなどと言わない
正直な意見なのだろう、今頭につけてるのより
価値としてはガラス細工だから安価なのだろうけど
「じゃぁ…ルーフェンに買ってもらおう」
自分でも買える持ち合わせはあるのだけど
先に話したように、自分で買うものではない、装飾は贈られるものという感覚だから
彼に強請るようにかんざしを手にもって
■ルーフェン > 彼女の指摘にすまん、となんとか笑いを噛み殺す
箱入りではない、と聞けば若干、懐疑的な視線を向ける…あれはダメ、これはダメ、と言われていた風でなく
なんというか良くも悪くも彼女の郷里の者たちに可愛がられていたような気がしてならない
「数日か…何れ、わしも火棘の郷里を訪ねてみるかな…」
今はこの王都の周辺でウロウロと人の世を楽しんでいるが、まあ、その先の事が決まっているわけではない
そうであったから知り合った龍の故郷を訪ねてみるのも面白そうである…突然、別種の竜が現れたら、
驚かれるだろうか?
「…主はそう褒めるがな、火棘よ
単純に良し悪しが判らんだけじゃぞ?…武器やなんかであればまた話は別じゃろうが…」
突然、彼女に褒められたような気がしてぽかん、としてしまった
微苦笑を口元へ滲ませて、宝飾品の良し悪しはよく判らない、とかドラゴンらしからぬ事を口にする
自分がかつて宝物というやつを蒐集したのは、単純に戦いの結果としてのトロフィーみたいなものであって
宝の山の中は真贋混じり合っていたことと思う
「……『じゃぁ』ってなんじゃ、『じゃぁ』って
なんでわしがそなたに宝飾品を買ってやらねばならんのだ」
彼女の言葉に一瞬ポカン、とした後、怒涛のごとく言葉を浴びせる
わけがわからん!とか言いつつも、会話を聞いていたらしい店主が『兄さん、男を見せてやんなよ』とか
外野から言ってくれば、ぐぬぬ顔で店主に向き合い、「幾らじゃ?」とか「少しまけよ」とかやり取りする事、
数回…結局、金はしばらく稼がなくても良い程度持っていたし、店主も根負けして少しであるが
値引きしてくれたから、代金を支払い、簪を受け取る
「…ほれ、火棘、大切にするがよい」
むっすー、とした表情、納得はいっていないようであったが簪を彼女にプレゼントする
■火棘 > 「ルーフェンが里にくるか?それは、里の皆も喜ぶし、嬉しい歓迎する」
恥ずかしく照れてたけど、来客となると歓迎すること
自分の下界で知る、火系種族以外の竜の来訪は喜ばしいことで
「でも、ゴマをするような者もいるし
私が気に入ってなくても、似合うとかヘラヘラ言うのは面白くもない」
そういう献上をされたことも
異国からあったと思い出し、嫌そうに顔をしかめて
「「じゃぁ」、は「じゃあ」だ
ルーフェンだから買ってくれると嬉しいのだ」
クスクスと楽しげに笑い文句を言われるけど、露店の店主とのやりとりで
店主は私の味方だな、などと聞こえる小声で2:1になり
彼に強請り…買ってもらった
代金を払ったあとの簪を嬉しそうに受け取り
「綺麗…ルーフェンありがと」
ご機嫌で笑顔を浮かべたまま
一度、明かりにガラスのキラキラをかざし、自分の髪に差し込んで
手を伸ばし、彼と腕を組もうと
「「じゃあ」…ルーフェンいこ?他にもお店はまだまだたくさん…
あ、ルーフェンの寝床にいってもいい?、疲れたし―…」
まだ続く露店を見てもいいけど
自由で下界で慣れた彼には(爺の感覚で)好きに物言いをし
自分で宿もとれるけど、彼が街で眠る場所があるのならそこに押しかけようと
■ルーフェン > 「…よく考えたら他の竜族の里など行ったことがないな」
別の竜種に出会ったことは過去、数度あったかもしれないがその教理にまで行ったことはない
歓迎してくれるのであれば、押しかけていってしばらく、のんびり贅沢三昧してやろうか、と思わぬでもない
「主の一族はよっぽど力のある一族なんじゃろうな…
そういう時はやっぱり、丸焦げにしておったんか?」
過去の経験に嫌そうな表情を浮かべる彼女にニヤニヤしながら冗談を口にする
良かれ、と思っておべっかを使い、丸焼けにされるのも何か可哀想な気がしたけれども
言葉巧み…とはとても言えないけれども、なんとか代金をほんの少し、雀の涙ほど値引きさせ
彼女の為に購入した簪を彼女に手渡す…ご機嫌な彼女とは正反対にどうにも納得していない表情を浮かべるが
既に金貨は手の内を離れて、店主の懐に入ってしまったからどうしようもない
「……とんでもない娘じゃな、お主」
納得はいかないが、まあ彼女が嬉しそうで機嫌が良さそうなのでそれで良しとした
幾ら納得がいかなくとも、金は戻ってはこない。であれば、彼女の機嫌を買ったのだ、と無理やり納得させたのだ
彼女が腕を組めば、歩調を合わせるようにして歩きだす
「…本当に、お嬢様育ちなんじゃろうな、火棘
遠慮というのを覚えても、主の父と母は悲しんだりはせんのだぞ?」
何かと遠慮ない物言いの彼女にぶつくさ、と繰り返しているうちに出会った事もない彼女の「爺」なる人物の
苦労を知ったような気がする…
結局、簪を買った時と同じように彼女に押し切られる形で王都の安宿まで彼女を案内したそうな―――
■火棘 > 「ルーフェンなら大歓迎だ、いつでも案内する」
異国の者も他竜も里なら出入りもある、自分は見かけること、挨拶のみで接点が少なかっただけだけど
ただ驚かれる想像ができるのが、他種の雄竜を招くことくらいだろうけど
軽く考えていて
「そんなことはない、と思う‥
丸焦げにしたくなるのを我慢した、嘘を付いたり二枚舌は大嫌いだから」
正面でしか向き合うことがなかったから
わかりやすい嘘や誤魔化しなどは好まず、むすっと眉をよせて眉間にシワをつくり話す
「ん?…そんなことはない、ルーフェンに贈られたものだから、私は嬉しい」
かんざしが1本増えて頭の上で揺れる、動くたびにキラキラしてるのを気に入り
彼の不満そうな声も聞こえぬというように笑みで返し
「遠慮などルーフェンになら無用であろう?」
爺と重ねるようにお小言のように聞こえても
気にしないというように、彼とともに歩む、人の宿というのも珍しく、室内に入ってもいろんなものを触り
安宿であろうと洞窟の夜の再び…
押しかけつつも一緒に眠るのだろうけど
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から火棘さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からルーフェンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 市場」にダレンさんが現れました。
■ダレン > 初めての外出。
親には「買い物に行ってくる。」とだけ書いた手紙を置いて出て行った。
家にある本や親や使用人との会話で街がどんな場所かおおよそでは聴いていたが、実際に目にするのは初めてだった。
おまけに、今日は俺の周りには誰も居ない。
「これが市場か。 初めて見る物がたくさんあるな。」
俺の眼には市場に並ぶ品が皆光輝いて見えた。
普段、食卓に並ぶ品でさえ、今こうして市場に並ぶ姿を見ているといつもと別物に見える。
本来、俺みたいなあまり力のない吸血鬼には太陽が昇る時間の外出は避けるべきである。
だが、人間の血もひいているお蔭で生理的に苦手意識はあっても身体的な害は生じない。
丈夫な体に産んでくれた親に感謝である。
■ダレン > 市場では色々な商品が置いてあるが、俺はその中で花屋に目が行った。
バラだのアジサイだのと言った色とりどりの花が並んである。
「う~ん、親父はともかく母さんはこういうの気に入るかなあ。
あ~、でも母さんってそういう風に見られるの嫌がるかなあ。」
陳列棚に並ぶ花の前に座って、うんうんと唸っている。
あ、ヒマワリもあるな。 ヒマワリは喜ぶかなあ。
■ダレン > とりあえず、目に付いた花を全て纏めて花束を作ってもらうことにした。
俺はそれを手に、初めての外出を終えた。
ご案内:「王都マグメール 市場」からダレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 空家」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 空家」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール空家」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール空家」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルレさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルレさんが去りました。