2017/07/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に火棘さんが現れました。
■火棘 > 今夜は人の街を散策とばかりに、平民地区の通りを歩く
夜店も出ていて、人も多く行き交い賑わってる場所のように眺めながら
人間もいるし人間じゃないような気配のもいる
混ざり合う街のようで、露店の店先にも興味を惹かれると足を止め眺めたり
飴細工の職人がいくつも並べてるものに、感心したり
子供らが好きそうな遊びの店もあったりと
見ている分に飽きることなく
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にルーフェンさんが現れました。
■ルーフェン > 王都に滞在する際に利用する教えてもらった安宿を出る
日が落ちるまでのんびりと寝入ってしまったのは、昨晩、隣の部屋から聞こえる睦言の声に中々寝付けなかったからだ
安宿、というのも考えものである…さて、今日は何をしでかそうか、とぼんやり考えながらぽてぽて、と
平民地区の方へと歩きだす…すると、珍しい衣服に身を包んだ知己がキョロキョロとしている姿を遠くに見つける
「…田舎者じゃなあ…」
かつての自分を見ているようでほっこりしつつ、フードを目深に被り直し、彼女にそっと近づけば声色を変えて
「もし…?」と彼女の白い雲を思わすファーをくい、と控えめに引っ張った…天を駆け上がっていく龍に雲は付きもの
彼女の纏うそれは、雲のようで触ってみたかったのだが、それは秘密である
「お嬢さん…お嬢さん…お嬢さんにお似合いの宝石がございますよ…いかがでしょう…?」
声音はしっかり変えているが気配でバレるかもしれない
そんな事を思うが、懐から以前、山賊の根城で奪っ…拾った指輪や腕輪を掌に乗せて彼女に見せ、悪戯を続ける
■火棘 > 見るものは珍しく、自分が知らないような、食べ物や細工したものとか
店主が説明してくれると、感心の声をあげたり相槌をうったり
異国から来たことを話せば、人のいい店主は愛想よく説明してくれてた
軽く礼を口にすれば、次の店を覗く、そんな繰り返し
ふと、肩にかけてたものが引っ張られる、思わず後ろに引っ張られるようになるが
視線を向けて声をかけてきた者を見つめる
「なんじゃ…」
先ほどの店主のおかげで気分はよかったから、払ったりすることはせず
振り返る
「宝石、んーあまり興味もないし、自分で買うものではなかろう………?」
誘いの言葉に着飾ることをしていない娘
手の平に広げられたものを眺めていたけど
里では献上されることに慣れてたから、装飾は贈られるものという感覚で返事を返していたけど
なんだか声というより…纏う雰囲気には知らない気がして、視線を手の平から相手のフードをジーっとみつめて
■ルーフェン > 自分で買うものではない、という彼女の言葉に、一瞬、首を捻った
彼女くらいの年齢の娘であれば宝石、宝飾品と聞けば手が出ないとしても、掌に乗せて見せているのだから
少しくらいは好意的な反応…とまではいかずとも、手にとってみたい、と言ったりしても良いハズである
しかし…彼女はちらり、と見る程度で特に宝石を気にするでなく、此方の方へと視線を向ける
「……という風に、じゃ。偽物を買わせようとするあくどい者もおるから気をつけよ
まあ、完全に無駄になってしまったが…まさかとは思うが、高貴な生まれか、主よ」
この後の展開を特に考えていたわけではないから、あっさりとフードを下ろして正体を明かす
悪戯しようと思っていた、のではなくあくまで教訓めいた事をしようとしたまで、と言うくらいには
悪知恵は働くドラゴンであった……彼女が高貴な生まれの龍と言うのは彼女の発言と勘みたいなものだけども
「…して、どうじゃ?物見遊山を楽しんどるか?」
掌に広げた宝石を懐へしまうと人通りや商売の邪魔にならぬようぽつぽつ、と先に歩き始める
■火棘 > 「なんだ、偽物なのか…で、ルーフェンは私を騙そうと?」
見つめてるとフードが下ろされて、そこには見知った者がいて
「高貴…となるのかな、私の父は一族で里の主をしておる」
別に隠すものでもないし聞かれると答えるくらい
何事もないようにサラッと返すように
「王都というココには、はじめてきた見るもの珍しい…人間の世も面白い
人も人じゃないものも多くいるようだし」
機嫌はいい、視線を外の露店へと伸ばし先ほど説明をしてくれた店の主は
新しい客にも愛想よく話をしている姿を見ては楽しげに