2016/05/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノエルさんが現れました。
ノエル > 「あ、あぅ…そ、その…っな、なんでもないですっ ごめんなさい…。」

あたふたと両手の前でか細い手を振り、ぺこぺこ謝るその少女。
魔族であると主張するその小さい角を持つ彼女。
太陽の光に照らされる金髪を指でクルクルと弄りながら、辺りを見回している。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「♪フンフフーン、フーン…っと」

微妙なメロディの鼻歌を奏でながら、のんびり適当に街中を散策中の様子の金髪の男が一人。
なんとなく周囲を見渡すその視界に、ふと入った人影に目が止まった。

「…めずらしい色の髪してんなあ」

おどおどした様子の、変わった髪色の少女を眺め、思わず口の中で小さく呟いてから、少し思案。
そしておもむろに、少女の方へと近づいていって。

「やあやあコンニチハッ。…何か捜し物でもしていた系かな?」

へらりと笑い、軽く声を掛けた。それから辺りを見回していた様子から推察し、首を傾げて問いかけ。

ノエル > 「あ、あっと…その…、ルダスさん、って人のおうち探してて、えっと、ルダスさんってひとは、しょの、…ごほん、その。」

真っ赤になったり恥ずかしがったり、かんだ後恥ずかしくて顔を両手で覆ったり。

一通り説明をした結果。
要約すれば
「仕事の出前のサンドイッチを、ルダスと言う人間の家に届けようとしている。」
「だけどその家がわからない。」

と、言う事らしい。

「お、おっきい家って言われても…この辺沢山あって…っ。」

…件の家は彼女が後ろを向けば直ぐそこにある。
しかも丁寧に表札もある。
だが本人は気づいていない様子らしく。

エレイ > 「ほう……」

彼女のたどたどしい説明を特に咎めることもなく、腕組みしながら聞いてゆく。
噛んだり恥じらったりする様子は、生暖かい笑顔で見守りつつ。

「──…なるほどなという顔になる。だがどうやらキミはそうとうの幸運の持ち主だったようだな。ちょっと後ろを見てみるべきそうするべき」

…話を聞く途中、なんとなく視線をやった彼女の背後の家の表札を見て、男はココこそが目的地なのだと先に気づいていた。
笑顔で言うと彼女の肩にポンと手を添え、くいっと背後を振り向かせようと促して。

ノエル > 「・・・・・・・・・?」
「!」
「~~~ッ!?」

電池が切れかけたロボットのようにカタカタと振り向けば。
ボシュウ、と顔から火が出るほど真っ赤になった表情を肩を掴んだ男に見せる。

その表情のままうつむきとぼとぼと、そのルダスとやらの男の家に向かう。
………チャイムを押せば、ドタバタと響く走る音。


『やっほーノエルちゃん!おっそいよー!何何?道端にいい男いたからナンパしてたの?店長さんに言いつける?』
「あ、あぅ…それは、困ります…っ。」
『ああいいよ黙っといてやる!だからそのおっきいホルスタインみたいなでっかいおっぱいを揉みしだかせてくrふべらっ!?』

もう知らない!と言わんばかりに乱暴に扉を閉めると、とことこと教えてくれた男に駆け寄るノエル。

「どうして、男の人って…その…。んん、ともかく…ありがとうございました。」
「その…よろしければ…お礼とか…させて、もらいたいのですが。」

じゃあその胸揉ませてくれよ!なんていわれないか戦々恐々としつつ、胸の前で手を組み男を見つめる少女。

エレイ > 真っ赤になった彼女にウム、と無駄に良い笑顔を見せながらサムズアップ。
俯きながら自分の職務を果たしに行く少女の後ろ姿を、とりあえずその場から見守ってみる。

…聞こえてくる会話から、顧客のルダスとやらはなかなか気のいいおっちゃんのようだった。
確かにアレは揉みたい、とか心の中でひっそりと同意しておく。

ともかく仕事を終えてこちらに戻ってきた彼女を、笑顔で出迎えて。

「何、礼には及ばにい…ってゆーか俺ほとんど何もしてないしな。…ワハハハ、キミみたいな可愛い娘にお礼とか言われると男としては色々と期待してしまうぞ?」

少し身をかがめて顔を近づけ、戦々恐々としている少女の顔を覗き込みながら悪戯っぽくそんな事をぬかし。
すぐにすい、と顔を離すとへらっと笑って

「…まああそれは半分冗談として。んじゃまー…とりあえず適当にその辺で座ろうず」

そう言ってひょいと彼女の手を取り。少し歩いて手頃なベンチを見つければ、そこに座るように促し。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からノエルさんが去りました。
エレイ > その後、少女と適当に談笑してから別れたらしい。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にシャニスさんが現れました。
シャニス > 大通りに面した洋服店から大きめの袋を抱えて外へと。
満足いくものではないがようやく妥協できるドレスを見つけ衝動的に購入し、満足な表情を浮かべる。

「ようやくそれなりなものがありましたわ。これで大丈夫ですわね」

そのお陰で手持ちのゴルドはほぼ底をついたのだが良い物が買えた事は先の苦労を考えても満足できるもの。
嬉しそうな笑みを隠す事もなく楽し気な足取りで歩く。

目的のものがようやく買えた為にもはや洋服店には用はないのだがつい見てしまうのは仕方なく。
ふとした思い付きで今の時代の流行というものを知ろうと別の店の飾られている洋服を眺める。

シャニス > 「今はこういうのが流行していますのね。機会があれば一着ぐらい買ってみましょうか」

今のデザインや流行がこういうものだと堪能して満足げに店を離れれば店員の迷惑そうな視線にも気が付かずに軽い足取りで歩き。

「今日は…お世話になりましょうか」

このままどこかの宿とも考えたが手持ちが少なく。
今日はいつでもと言っていた男性のお宅にお世話になろうと富裕地区へと足を抜けて歩いていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からシャニスさんが去りました。