2016/01/11 のログ
セラ > 「勝手に人をキャラづけするな、こら。
というか、脱がしておいてそんな風に言うか。お前が原因だろうが。
だったら、お前も脱げ――いや、言ったら脱ぎそうだから脱がなくていい」

自分の容姿が清楚系で、美少女を名乗れるくらいにはいいという自負はあるが、それをああだこうだと言ったあげくに貶してこられるとイラっとくる。
そのあげくに、せっかくのアナルバイブの一撃を見事なまでに技術を無駄遣いした下品な方法で迎撃されて、天井に刺さったアナルバイブを眺めてから地の底へと沈み込むような思い溜息をついて肩を落とし。

「くっ、この……無駄に手癖の悪い。
性犯罪が当たり前みたいに言いおってからに。だったら、性犯罪者としてお仕置きされろ」

エフェクトつきで、胸をこねくり回されて思わずその手を振り払い叩き落そうと、ぶんぶんと手を振りまわす。その手にバチバチと威嚇的に光と音をまき散らす紫電が纏わりついているあたり、普通に迎撃するのは無駄だという認識に到達しているらしい。
思わず感じてしまいそうな手つきのうまさは、性犯罪者らしいと敵意を募らせ。

「普通に殺しても死なないし、普通に封印しても抜け出してきそうだし妥当な対応だろう。それは。
ふ、ふふふ……。いい加減、変な呪を仕込むのはやめろ。誰が、言うかそんな台詞。この変質者が。
こっちだって恋人にする相手くらい選ぶは、たわけ。お前なんぞ、お断りだ!
可愛い女の子の可愛い姿を見るのが好きくらいで、変態言うな! お前みたいなのと一緒にするなぁぁっ!
お前の方が、絶対に変態だろうが。言ってみろ、どれだけお前が変態かをな。
お前の都合なんぞ、知るか。わたしはセラだ」

相手のボケまくりな台詞にツッコミつつ、こいつと同類にされるのだけは我慢ならないと声に勢いが乗り。募る怒りにまかせて、力尽くで咒術を弾いて、同害報復とばかりに『自分がどれだけ変態か自白しろ』と言霊に乗せて言い返し。
当たっても当たらなくても構わぬと、物理的ツッコミとしておっさんの股間めがけて魔弾を射出。

「そうか、無礼講かって言って飲むと思うか。
もう、やだ……こいつ、死なないかな」

こいつ、どうどうと媚薬入りと言いやがったと、露骨に見た目にも怪しい中身の湯飲みを押しつけられて、だんっと湯飲みをテーブルに叩きつけ。
振り回され続けてる相手のテンションの高さに、もういっそ流された方が楽かもしれないけど流されたら色々終わってしまいそうと、涙目で相手を睨みつける。
気がついたら、裸で相手をしているあたり既にだいぶ流されてる気がするが、気にしたら負けな気がするので、そこからは目をそらしつつ。

ハスタ > 「違うん?!じゃあなに、変態レズボーイッシュキャラの方が良いの?
いやまあ、どうせお酒飲むなら全裸で可愛い女の子隣に置いた方が美味しく頂けるもんでしょう。
…おじさん脱いだら凄いのよ?」

自身の貴族っぽい無駄に豪華な服に手をかけ―――やめた。脱がないで良いらしい。
こう、なんだろう、露骨にがっかりされてしまったがやっぱり風じゃなくて炎を尻から吐き出した方が良かっただろうかとおっさんは、
的外れの疑問を垂らしながらお酒を飲んだ。いやはやあれだけ頼んだからまだある。しかし安酒は安酒。
もうちょっと高いものの方が良かったろうか。そう思いつつ次々と酒を当たり前の様に流し込む。
酔狂を司る魔王の酒癖は伊達ではない。ワクである。

「お?素直に気持ち良いもっとやっていっていいんですよ?んん?
性犯罪で裁かれるんじゃ、もうマグメールに男が歩いていけませんよッと。性犯罪は当たり前~♪おーけー?
お?!気合入ってきたねえ!?やるか?!いいぞ?!受けて立とう!!」

おっさんはまごうことなきベテラン強姦魔である。
なんかてからヤバそうな波動が出ているがおっさんはそれを真似した。
キャピキャピほわわんとお花の香りとピンク色の淡く儚く美しい光が優しくおっさんの掌から沸き出し、
彼女の手と拮抗、それから頑張って胸を揉もうとするだろう。仮にビリビリ痺れてもおっさんは懲りない。そういう男である。

「そういう事、べっつに何万回殺そうが意味ないですよッと。でもさあ、殺されるのって悲しくない?いやじゃない?
うおっ?!アレディスペルしたのか。せーらたん、さっきから思ってたけどただものじゃあないね?何者なんだい。
ざーんねん!フられてしまったよぅ!かなぴい☆彡 お断りだって!おじさん泣いちゃいそう。
出会って12分くらい思い続けてきた女の子に振られちゃったよ…今夜はヤケ酒だねえ。あーうまうま。
んん?可愛い女の子の可愛い姿みてなんなの?結局はそれとヤったりとか、そういう妄想するんでしょう?じゃあ変態だよ。
っていうか変態であることを恥じてはならんよ。人類皆変態!!おじさんが言うんだから間違いないね、ま、おじさんはフェニックスだけどね。
お?そんなに聞きたいならんなもん使わなくても教えてあげます、良いでしょう。直近の記憶では、そうねえ、
貴族の娘ちゃんを攫って犯したり、だとか、適当に女の子見繕って雌犬調教でイロイロお散歩させたり、だとか、王城で見かけたお姫様を公開レイプしたり、
今セーラたんをアノ手コノ手で犯し倒す方法を考えてたりだとか、うーん、まぁこんなもんかねえ?
ま、どれだけ変態かっつったらこのお酒の量と同じくらい変態じゃあないんですかね。
はいはい、分かりましたよセーラたん。」

あの咒術を弾かれたのは至極意外だったらしく目を見開いた。ついでに言霊のせいかそうでないのか、
おっさんは次から次へと自分の行った数々の変態行為を彼女に語り聞かせ自身がどれ程変態かを語る事になるだろう。
おっさんは店内で控えめなバックフリップをして股間を叩き潰さんとする魔弾を避けた。おっさんは運動神経も良い。
座った姿勢でバックフリップ。魔法の力は偉大だ。

「ふむ。分かった、じゃあ飲んで下さい。頼むから。そうだね、おじさんのおちんぽをしゃぶらせてあげるから。ね?ね?
おじさんは死なない、何度でも蘇るさ!」

どうどうと媚薬って言うっていうか、明らかに怪しい。

「分かった分かった、じゃあどうぞ。」

と、やっと見た目普通で媚薬を入れたお酒の湯呑みを差し出して、
半泣きっぽい顔の彼女の髪の毛を結構手慣れた手つきで撫で梳いた。
ついでに胸も揉もうとした。おっさんはしつこい。

セラ > 「違う、キャラづけが欲しいのじゃないわ。
裸のと限定するのなら、それは見た目が可愛い方がいいが別に男女は問わないぞ。
裸に剥かないでいいのなら、見た目がいいのなら男を侍らすのもありだろう。お前を見ていると、中身も重要と痛感するが。
いや、脱がんでいい。何が凄いのかも言わんでいいから、な?」

やはり、脱げといったら喜んで脱ぐのかと、半眼のジト目で眺めつつ言い直した自分の判断を正解だったと称賛。
がっぽがっぽと酒を流し込んでいく姿を眺めながら思うのは、どうやったらコイツは懲りるのかと。
何を言ってもやっても、笑って受け流してダメージには至らない気がしてならない。
いや、アナルバイブを避けたあたり掘ってやったら懲りるのかもしれない。犯られる前に犯れ――と、そんな言葉が脳裏をよぎり。どこか座った目つきで、おっさんのケツを一瞥。

「誰が言うか、この馬鹿者。
全ての男が性犯罪者みたいに言うな。まともな男も、いる所にはいるだろう。どこにいるかは知らんがな。
少なくとも、お前よりはまともなのが多いだろうさ」

半ば威嚇も込めてわかりやすく紫電を纏わせた手で迎撃したのに、妙なエフェクトで対抗しながら痺れるのもかまわず胸を揉みに来ると避けきれずに揉まれてしまい、「ひゃん」と可愛らし声で悲鳴を上げて、反射的に紫電を纏った拳でおっさんの顔めがけて殺意を上乗せしたグーパンを一発。
遠慮とか、そういうったものはもはやどこかに消えてツッコミやらなにやらが普通に危険な領域に踏み込んでいる。

「いや、何万回も殺されたら心が折れるヤツも出てくると思うが……。
いや、このわたしに当たり前のように妙な術を通してくる時点でそっちもただ者じゃないだろう。
これでも、いちおうは魔王をやってるんだが。
思い続けて12年とかいうのなら同情もするが、12分程度ならふざけんなと。頼むから、もう少し真面目にしてくれ。
えっと、貴族令嬢を拉致って凌辱。目をつけた女の子を牝犬調教で露出プレイして、お姫さまを人前で犯ったと。全然、忍んでる風情がないように聞こえるが、ひょっとしなくても指名手配されたり、賞金かけられたりしてないか?
とりあえず、(性的な意味で)お前がヤバイのはわかったから、変な事は考えるな」

テンション高いが変態な言動に、当たり前のように変態機動。真面目に相手をする事に頭痛すら覚える相手。
実際、頭痛をこらえるようにこめかみを揉みながら疲れをみせてどこか投げやりに言葉を紡いで溜息をつき。
どう考えても、人目について噂になってそうな性犯罪者っぷりに何でコイツ、当たり前のように出歩いているのだと正気を疑う目つきで見つめ。
自分がその対象になってると言われて、ぞわりと背筋に悪寒が走り。自分の体を抱きしめるようにして、じりっと距離を取る。

「はぁ……。
なんで、こんな変態が馬鹿みたいに強いのだ」

実力行使で黙らせるのは面倒どころじゃないだろうと、絡まれる自分の不幸を嘆き。
感じる精神的疲労の深さに、深く深く落ち込むような思い吐息を漏らして、見た目が普通のも手伝って差し出された湯のみを受け取り、口を潤すように一口。
半ば諦めが入ってるのか、胸元は死守しつつも髪の毛を撫で梳くのは許し。
はぁ、と疲れた様子で息をつく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からハスタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にハスタさんが現れました。
ハスタ > 「キャラ付けが欲しいんじゃないなら何が欲しいんだ!ナニか!このへんたいめ!!
ふむふむ、つまりあれだな、結局せーらたんも裸の男女を侍らせる変態さんと言う事か。
そして公然とおじさんの中身をディスるのをやめてもらおうか?!
………残念だ。」

店内だがおっさんは自重しない。因みにケツは割と結構(ネタとして)掘られているおっさん。
いや気が気ではない。気が気ではないが。部下が掘る。ふざけないでちょうだい!!って叫びたいが。
おっさんはホモではないが、そういう経験がないでもない。
ただ、やっぱり気が気ではないので彼女のヤバそうな目線から逃れようと
「FO!」という「フ」と「ホ」の間の発音のハ行音と共に彼女の目から外れた。

「いってもええんやで?いっても…。
いやでもぶっちゃけマグメールなんて大体九割九分九厘性犯罪者の巣窟っしょ?
まともな男なんて―――まったく☆ちっとも☆ほとんど☆ぜんぜんっ!☆彡 いないんですよ。
おじさんはちょっとその凌辱のチャンスが多いだけのごく一般のおじさんですから。残念でしたー。」

電撃を纏った拳を浴びればおっさんの顔面が湯気になって蒸発してあっけなく消えていく。
おっさんは首なし死体みたいになったけど当たり前の様に口もないのに声を出して、彼女の胸を、
桜エフェクトが迸る(本人曰く)可憐な手で胸をしつこく揉むだろう。
それから拳が過ぎればおっさんの頭は空気みたいにそこにあるのが当然とばかり戻っている。
生えてくるのではなく、戻っている。一種の心霊現象である。

「ん、殺されて心折れるならまだまだってことよ、ソイツはね。おじさんはこれでももう数え切れんくらい殺されてんのよ。
お?!奇遇じゃん?!おじさんも魔王してんの、魔王魔王。
いや、大真面目だったんだけどな。会って10秒間もない女の子をレイプしちゃうとか普通ですし。
そうそう…ソユコト。詳しく聞きたいプレイはあるかい?
アッハッハッハ…そうそう、知っているかい、大罪って魔王連合。おじさんアレに所属してんのよ、人間共には『酔狂』と呼ばれていたかね。
ま、魔族連中には冥王と名乗った方が分かりやすいか?ま、知らんなら知らんで結構だが。
え?いやしかし完全四肢拘束プレイから苗床、ひいては触手や水責め電気責め拷問プレイと色々考えてたんですけどね?
ダメナノネ…。」

そういうわけで真面目に相手をすると疲れるって同僚の某魔王に匙投げられたのははるか昔の話である。
自身の魔王的英雄譚を豪語しながらニヤニヤしつつドヤ顔を向け。
彼女が後退するならおっさんはプレイ内容を語りながら追い縋って胸を揉もうとする。
おっさんは悉くヘンタイでしつこく、それでまた、懲りないヤツだ。

「変態最強!そういう事です。自分に素直って良いよ。」

ふっふんと鼻を鳴らしてドヤ顔。死なないから実力行使も無理と言う実にうざい男である。
湯呑みに口を付ければ彼女の身体の神経に悉く作用して、神経をくすぶる酒の感覚と相まって、
全身に激しい刺激と熱毒の様な感覚から体が火照ってくる…かもしれない。結構強烈な媚薬である。
おっさんは撫でるのも上手い。手慣れた手つきで彼女の頭を撫で梳いて綺麗な銀髪を整えながら、
胸に入り込める隙を全力で伺いつつ。

「お疲れ、ま、コレでも飲んでゆっくり休めや。全部おごりだからよ。」

媚薬入りの酒の湯呑みを勧めながら頭を撫でる。

セラ > 「変なキャラづけはいらんと言ってるのだ、この馬鹿。
わたしは変態じゃないし、普段から裸の男女を侍らせてるみたいに言うな。そんな爛れた日常は送っておらん。
ディスるもなにも、正当な評価だろうが。変態の性犯罪者で、それを隠そうともしないなら、この程度の評価は妥当だ、妥当」

人聞きの悪い事を言うなと、目つきも険しく睨みつけ。
そういう妙な言動と行動を当り前のようにするから、中身が残念過ぎるのだと視線の先から尻を逃がす動作に、口元もへの字に嫌な物を見たという表情を浮かべ。
こいつは、どうしたら大人しくなるのだと切実な思いで肩を落とし。

「いや、それは言い過ぎだろう。
多いか少ないかで言えば、まともなのが少数派なのは確かだろうが。その多数派にしたって、一緒にしてもらいたくはないと思うが。
少なくとも、一般のおじさんなら頭吹き飛ばされたらおとなしく死んでおけ」

お前みたいな『普通』があるかと、言葉だけでなく物理的にもツッコミを入れたい。入れたいが、入れてもギャグみたいに騒いで、ダメージのひとつでも負う可愛げも見せないのがする前から見て取れて徒労感が先に立つ。
実際、目の前で頭を消しては戻しているし。
いい加減、揉むのをやめろと胸元の肌に直接電流をまとわりつかせて拒絶し。

「ああ、うん。お前なら、万単位どころか億単位で殺されても平気だろうよ。
大罪の酔狂で冥王?
知ってはいるが、知らん。お前なんか、ただの酔っ払いの変質者で十分だ。
10秒もしないでレイプとか、苗床とか拷問プレイとか言ってるのがまともなわけあるか。そんな事、考えんでいい。
下手にプレイ内容訊いたら、どれだけ語りだすかわからん。やってる内容も濃ければ、回数もこなしているだろう?」

ああ、魔王ね。魔王、強さ的には納得だが納得できんと投げやりな態度で納得しつつも、こんなのが魔王なのか的な苛立ちの反発が入り混じる態度で言い返す。
何を考えていたのかと、口にされるプレイ内容にぞわわっと毛が逆立つ思いで、引いた顔を見せて心理的にも物理的にも距離を取る。
何をしてきたのかとかのプレイ内容に興味が無いと言えば嘘になるが、こいつは語らせたらウザいレベルで喋り倒すだろうと、目つきも険しく。
こんな奴に触れてたまるかと、胸元のガードを高める。具体的には対物・対魔の障壁を3枚重ねで迫る手を弾きにかかり。

「自分に素直と言えば聞こえはいいが、理性をどこかに置き忘れたただの変態だろうが」

潰してやりたい、このドヤ顔。頭潰しても死なないし、潰してもいいかとイラっときたという理由だけで顔面めがけて魔弾の生成と射出を一瞬でこなす。
この相手には、もはや遠慮とか手加減というのはいらないというかする気をみせないのは、影響をうけてるのだろうか。

「ん…ん、んぅ? なんか、随分と強い酒のような」

一口飲んだだけなのに、一気に体が火照るようなと首を傾げる。アルコールが強いにしても、ちょっと何か変な感覚だと、言われるがままに確かめるように一口、二口と飲み進める。
胸元のガードを意識しつつも、頭を撫でられ髪を整えられる感覚に、気持ちよさそうに目を細めて、されるがままに任せ。
外見もいいし、触る手つきも悪くないのに、なぜこうも中身が残念過ぎるのだろうと溜息をつく。

ハスタ > 「冷徹に変態だ馬鹿だと罵られるおじさんの気分になりましょう。
いやでも魔王だからさあ、ええんでない?全裸男女侍らせてこう…優雅にお酒飲むとか素敵じゃない?
んー、じゃあもう皆変態の性犯罪者じゃないか。お前王城のクソ共とか貴族のクソ共とか今頃捕まってますよ。」

飄々と口笛拭きながらルンルン鼻歌歌ってお酒を飲む。立ってケツをぷりんぷりん動かしながら動き回る。
ああだこうだ言い訳しながらヘッ、とやってやった感アリアリに笑って、
ただその、疲れたりしてそうだったのでおっさんはケツ振り酒飲みながら彼女の頭を撫で梳いた。
絵的に滅茶苦茶シュールレアリスムである。尚、真面に相手したら本当に疲れる男である事は間違いない。

「言うけどおじさんまじ超健全よ?逆におじさんああいう頭逝った触手男子とか王城の権力のクソ共とかとはいっしょにされたくないっすわー。
いやま、でも最近の一般のおじさんは進んでるのよ。ほら、「オジパンマン!新しい頭よ!」の合言葉一つで頭の付け替えも可能なのさ。
ま、水には弱いがね。アベベベベベベ?!…もぅまぢやばぃ…ゴム手袋しょ。」

おっさんはいつでも元気百倍である。おっさんはあくまで自分が普通であると譲らず豪語し胸を張る。
おっさんの胸板は厚い。ムキムキである。おっさんは錬金術も極めている。おっさんの全身に電圧が走るとおっさんの身体は煙を上げるが、すぐ元通り。
おっさんは電流が流れぬよう絶縁体のゴムの主婦の味方してそうなピンク色のゴム手袋を瞬時に装着し、それでも彼女の胸を揉もうとするのである。
おっさんは錬金術も得意だ。

「お前は死ぬのと生きるのを2万回ぐらい繰り返して永久に蘇るな死ねって感じで殺されたけど生きてました♪
そうそう、ってそれ知ってるのか知らないのかどっちィ?!いやぜぇーんぜん酔っぱらってはないのよ?
おじさんはホラ、ザル越えてワクだからね。いっくらでも飲めちゃうの。
いやあ…ほら、電気を乳首に流したりさ、こう…胎内作り変えて異形産ませるんって楽しくない?
全身縛り付けるのとかさ、すっげー楽しくない?
そりゃまぁそうでしょ、濃厚性交ですわ。ま、そりゃ不老不死不滅ですから回数もこなしてますってば。
せーらたんもどう?や ら な い か 。」

おっさんは彼女が後退する度に距離を詰めて胸を揉もうとする。所が何とも言えん防護壁に物理的接触が阻まれる。

「あいてっ、くっそう!こうなったらアレだ!時間よ、我に従え!…撃ち出されるは、滅びの力!降り注ぐは数多の未来を焼き尽くす破滅の弾丸ッ!
おじさんパーンチ!」

ぐぬぬ顔のおっさんは詠唱する。因みにおっさんの魔法には大体詠唱は必要ないが気分である。かっこいいよねって理由である。
高らかに声をエコーさせて時間魔法の詠唱を始める。おっさんの周りに六芒星の魔方陣が現れる。
神々しい。神々しいがおっさんはニヤニヤしているのでプラマイゼロ、むしろマイナスである。
六芒星の中央に逆回りの時計の絵柄が書かれる。因みに魔方陣も必要ないただの飾りである。
結局おっさんがやったのは無駄に高度な時間遡行術式によって彼女の3枚の防壁を貫くのではなく抹消しようと言う、
実に、本当にくだらなくどうでも良い事である。こんな所でセクハラ行為の為に時間魔法なんか使うおっさんは紛れもなく酔狂である。
ともあれアレコレあって彼女の障壁を取り除こうとおっさんは試みた。

「知性はあるのよ。おじさん冷徹な知性の神様ですからねェ~♪」

理性がない事は否定しないらしい。おっさんもそろそろタイミング分かってきたのか一瞬で右に30cmだけ立ち位置を変えて回避した。
おっさんの転移魔法は地味である。空間が割れるでもなければ闇や炎に包まれたり、そこから出てきたりするわけでもない。
ただ、転移するだけであった。

「お、分かるかい。ま、もっと飲みなさいよ。おじさんも今日はガブガブ飲みますから。こんなに頼んじゃいましたし。」

さて胸へとアタック出来ようかチラッチラ伺いながらまるで孫を愛でる祖父のように穏やかで和やかな手つきで撫でまわす。
ついでに山ほどテーブルに乗ったお酒を自身も飲みつつ、また淫魔が用いる透明無味無臭の媚薬入りなお酒も彼女に進める。
因みにおっさんが飲んでいるお酒は、普通でも結構な度数を持つ安酒である。

「溜息付いちゃあ、幸せが逃げていきますよ。」

言いながらなでなでしてあげた。

彼女の幸せを吸い取っているのは、紛れもなくこのおっさんであると言うのに。

セラ > 「変態だし……ネタになると悦んでるんじゃないのかと。そんな気がするが。
少なくとも、悲しんだりはしてるようには見えん。
美形の男女を裸で侍らして優雅に酒池肉林といえば、確かに魔王らしいが。お前がやるとなると、ハイテンションに妙な方向に突っ走った馬鹿騒ぎしか思い浮かばん。
そっちは、権力持ってるから普通に揉み潰してなかったことにしたりするからな。治安機構が腐ってる。
こっちの立場的にはいいことなんだが……」

見苦しいモノから目をそらしつつ、なんでこんなヤツの相手をしているのだろうかと精神的疲労感の重さに、肉体的にも疲れてきた気がしてしかたがない。
頭を撫でてくるのはいいが、それ以外の動作にツッコミを入れたら何か負けな気がする。ただでさ、降り積もった精神的疲労がさらに上積みされるような嫌な予感しかしない。

「いや、それは基準がおかしいからな。
触手系男子とかそこらへんを一般基準にするな。そっちもそっちで一般的じゃないからな。お前も一般的じゃないからな。
わかってるか、そこらへん。
いや、待て。なんで、そこでゴム手袋してまで触るという発想になる」

そこまで自分のおっぱいは吸引力あるのか。というか、魅了とか催淫とかの状態異常系攻撃はしてないよな。してないはずだよなと、脅威の執着を見せられて戦慄すら覚え。無意識のうちに、誘惑しかけてはいないはずだと自己確認を始めてしまい。
その手の状態異常のせいなのかと確かめるべく、淫気を周囲に散らさぬよう収束して撃ち込んでみる。これで悪化するなら、元が素だと。

「うむ、そうやって殺し続けて封じたくなる気持ちは実によくわかる。
察せ、この変態。知っているが、納得できるか。
耐性で弾いているのか、元より無効なのか知らぬが、酔っぱらってなくてそれなら酔狂でなくて酔いどれだろうが。正気じゃないわ。
そういうプレイは、する側で楽しみたいとは思うがな。というわけで、そっちがされる側なら喜んで、犯ってやろう。
ケツの穴から触手でもぶちこんで、産卵プレイとかどうだ」

それをやったヤツの気持ちはわかると、深々と頷き。
素でこのテンションのおっさんに恋人がいるというが、どこに惚れ込んだのかと趣味の悪さを疑い。氷点下の視線で、そっちが受けならなと言葉を返す。
いい加減、名前を正したいが正せる努力が無駄に終わりそうな予感しかせず、半ば諦めてそれで口説けると思ってるのかと、疲れたように息をつき。

「あのな、そこで無駄に高度な方法で対応するな。
時間対策まで組み込んでないわ。というか、普通はそこまでしないからな。
いいかげん、潰すか不能の呪いを撃ち込むかするぞ」

即席で作った障壁にそこまでの対応力は持たせていない。
障壁を消した手法の高度さに、頭痛すら覚えて。そこまでする原動力は下半身からなのかと、やはりそこが諸悪の根源で潰さなければならぬのかと、親の仇を見るような殺意のこもった視線をおっさんの股間へと突き刺す。

「知性はともかく、理性を持て。頼むから、常識的なレベルで」

無駄弾になったと舌打ちして、迷惑だから迷惑じゃないくらいに理性的になれと。
正気じゃない相手の対応は疲れるからなと、お願いだからと言い聞かせるようにゆっくりと言葉を吐き。

「いや、しかし。この店に……こんな酒、あったか?」

単に度数が高いだけでは、こんな感じにはならないようなと、不思議そうな表情で首を傾げつつも、ゆっくりと味わうように飲み続け。火照る躰の熱の高まりに、熱っぽく艶めく吐息を漏らし。白い肌はほんのりと色づく。
なでなでされるのが気持ちいいのか、胸元をガードしつつも撫でる仕草には気持ち良さげに身を任せ。気がつけば、胸元のガードも次第に緩くなり。

ハスタ > 「我々の業界では御褒美ですって言葉があるけどさあ、ジト目は好きだけど踏まれるのは嫌いなのよ、おじさん踏みたい側だからね。どうよせーらたん、踏まれてみない?こう…ほら。
ええ?ま、本気にしてませんから。でもおじさん!かなぴい!
あのさあ。ハイテンション以外何があるの?ハイテンションじゃないとぶっちゃけ大損よ。
ん、そりゃあ違いない。ま、人間共は腐ってますから、仕方ないんですし。おすし。
ああ、お寿司って知ってる?東方諸国にある食べ物なんだけど。」

おっさんおケツは踊る。まるで違う生き物であるかのようにぷりんぷりんしている。
おっさんは酒をガブガブ飲む。おっさんは彼女の胸を狙う。おっさんは彼女を撫でる。
そう…おっさんは腐って腐って腐りきっても知性を司る変態である。
故にマルチタスクであり、イロイロな事を同時進行できるのだ。誰がどうみても変態のソレだが。
ついでに異国の食べ物について触れた。

「いやいや、せーらたんも一般的じゃありませんから。魔王って時点で一般的もクソもないです。
ってか普通ってなに?一般的ってなに?おじさんは普通で一般的なおじさんよ。
小さくなく、大きくもなく、いわゆる普通。しかし普通という言葉がどれだけ恐ろしく、曖昧な言葉なのか?
せーらたんの普通とおじさんの普通が同程度だと、誰が保障できるのかな?
それでも構わないというのなら、どうぞ普通と、そして一般と語るがよい。どのような変態男子が待ち受けているか、せーらたんの目で確かめるとよい。
―――それでは、くれぐれもお気をつけて。

ん?ああ、コレ?これはねえ…ってなに?今更誘惑なんかして来たけどよっぽど揉まれたいの?しっかたないなあ。
どれ、その淫乱デカパイをこちらに寄越しなさい。揉むから。」

勿論彼女はそういう事はしてない筈。でもおっさんにとってはそれはダイソンめいた魅力的なものである。アトラクトである。
取り敢えず淫気をぶち込まれたらおっさんはそれに勘付いてにやける。腐っても魔王、他者に状態異常をアレコレされるほどではないのだが、相手が魔王と言う事もあってかなんか変質者めいた笑みがもっと変質者っぽくなって、
手がワキワキ動いて、容赦なく彼女の胸を平たく揉み潰そうとしていた。
―――残念、元が素だ。

「なんで?!わかんないっしょ?!なんでこう、無差別に殺されにゃならんのだ!!訴えるぞ!!ちね!!
いや、でも結構名前知られてると思うんだけどなあ。ま、こんなおじさんでも人間社会に溶け込めるってのはザルだねえ。
正気ィ?おじさんは酔気と狂気の魔王様さ、元から正気の入る隙なんてない。本当に狂ってるヤツは自分が狂ってる事を知らないんだと。まあそこはどうでも良いんだけど、
人の事を良いどれというのは感心しない。お詫びにまんぐり返ししなさい。
いやだよ?!産みたくねえよ?!バカじゃねえの?!変態!変態!ド変態!!メガ変態っ!!」

おっさんは受けNGである。相変わらずハイテンションで彼女を全力(笑)で誹りながら如実にその事を訴える。
一々ポージングしながら彼女を変態呼ばわりしつつ酒を飲んで胸の隙を伺う。
ついでにまんぐり返しの咒術を僅か須臾の間にさとられないようにと吹っ飛ばして命令を聞かせようとする。いとうざし。
おじさんは産卵プレイもお断りした。さっきまで自分がそんな事しようって言ってたのに何という事か。

「フハハハハハハ!!!おじさんの前には時間も空間も従うのだァ!参ったか。
ま、潰れようが呪われようが死んで生き返ったら全部元通りですし。せーぜー頑張ってくーださいっ。」

今こそ進撃の時!
胸の前に憚った三枚の衝撃が消えたそこを飛び越えおっさんの手は飛来し、彼女の露呈された胸を鷲掴みにしてやろうとする。
おっさんのそこは、相変わらず元気な模様だが、彼女が殺意的なヤバそうな目でそこを見ると、おっさんは下半身を捻って視界から逃れた。

「アッハッハッハ…理性だぁ?そんなもの持ってて何の得になるのかねえ?
一般、普通、常識―――おじさんはそういう言葉は き ら い なんだよ。」

好きか嫌いかで物事を決めるのだからこの辺は魔王らしく傲慢であるが、子供の様でもある。
兎角この腐った国ではこういうのが一般的なのである。悲しいかな。

「んー…自分で持ってきといたくせに、おじさんに聞かれても。そりゃああるからここにあるんでしょ?」

おっさんは平然と大嘘吐いた。いや、確かにこの店の酒だが。おっさんは策士である。
転移魔法や催淫魔法、水魔法や感覚魔法を程よく駆使すると見えないレベルで媚薬生成から一瞬で注ぐことが出来てしまう!
しかしながら、おっさんの得意技、錬金術を使った場合更にプロセスを短縮できてしまうのだ!
まさに魔法の知性と才能の多大なる無駄遣いと言えよう。
何だかこちらの頭を撫で梳く手つきに甘えてきたみたいなので、そっと悟られんように抱き寄せようとしながら、

「ま、もう一杯。」

程よく咒術も使って疑われんように彼女の身体の中に媚薬を注ぎ込まんとしている。
胸の隙が無くなる事を見計らいながら、今はただ、普通に頭を撫で下ろし、長い銀の髪におっさんの太い指を、
傷めない様に絡めて穏やかに囁きかける。
これだけだったら普通の男前に見えなくもないのに。残念なおっさんであった。

セラ > 「なに、たまには踏まれてみたらどうだ? 新しい世界の扉が開けるかもしれないぞ。
わたしは、遠慮するがな!
無駄にハイテンションな相手の相手をするのは、疲れる。お前に損は無いかもしれないが、こちらには損がある。
精神的体力が摩耗するんだよ。
寿司は知ってるし、食べた事はあるがな」

無駄にぷりぷりとケツ振りダンスを見せつけられて、イラッと来ている事を隠そうともせず。
コイツの尻を物理的に潰したいと、敵意とか殺意とかに呪いを乗せて割らずに足したような目つきで、おっさんの尻を睨みつける。
こうやって、今も現在進行形でゴリゴリと精神は摩耗していっているのがわかるくらいに目つきは死んでいき。
変態死すべしと、怨念のこもった呟きを漏らす。

「ふっ……。お前が、一般的な魔王でないのくらいはわかるぞ。
普通とか一般的というのは、平均値……いや最頻値か。そういうものだろう。
お前みたいのが世間で一般的な存在だったら、引きこもりになる自信があるぞ。
主観と客観を一緒にするな。
誰の胸が淫乱デカパイか。だれがよこすか、これはわたしの胸だ」

ああ、これは弾かれたなとなんとなく察し。
だったら、これは素でこれだと。頭の痛い存在だと確信して、余計に頭が痛くなり。
よこせと言われて渡すわけがあるかと、途中の空間を歪めて手を弾きながら、これはわたしの胸だと自分で自分の胸を持ちあげるようにしながら揉みしだいて、見せつける。
相手に引きずられてか、頭が茹だったかのような反応を見せ。

「そうだな。
理性を手に入れて、冷静の自分の言動を振り返ったらきっとわかるさ。
いや、普通は魔王がそこらにいるとは思わんだろう。まさか、と常識的に思ってしまうから溶け込むのは意外と楽だと思うが。
実際、わたしも人間社会でうまくやれてるし。
はっはっは、誰がするか。というか、人にやろうとしていてその言い草は無いだろう」

絶対、こいつを殺したいと思って殺しにかかったヤツは数えきれないくらいたくさんいるだろうと確信して、はいはいとばかりに手を振り、抗議の声を聞き流す。
自分で自分のおかしいと言ってるヤツは、やはりおかしいヤツだがそれが魔王となると質が悪い。自分が絡まれる立場だと、なおさらにと頭痛を振り払うようにふるふると頭を振り。
その手はもう食わんと、変な命令を流してくるなと乾いた笑いとともに睨みつけ。

「いいかげんに、しろ。
常識だのなんだの好き嫌いで語るな」

胸を鷲掴みにされて、可愛らしく悲鳴や嬌声をあげるでなくどこまでも温度の低い目でその手を見つめ。
言葉とともに、突然現れたギロチンの刃が首の代わりに腕を断ち落とすとばかりに落下。

「しかし、こんな妙な酒……こんな店に……」

火照るというか、うずくというか。
普通に酔いが回るのとは違う感覚に、さすがに何か変だと訝しむ様子を見せて、しきりに首を傾げつつ、太腿をすりあわせるようにもじつかせる。
抱き寄せる仕草にも、無意識のままに身を合わせ。
勧められるままに、素直にこくりと頷いて、こくこくと酒を飲みながら、頭を撫でられる感覚が良いとばかりに、猫が甘えるようなしぐさで頭をその手にすり寄せ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からハスタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からセラさんが去りました。
ご案内:「平民地区 宿屋の一室」にカースドさんが現れました。
ご案内:「平民地区 宿屋の一室」にカレリアさんが現れました。
カースド > カースドは恐らく人生で初めて、明るくウキウキした気持ちで宿屋の部屋のドアを開いた。
今日は一日、夢のように楽しかった。一日に三食もお腹いっぱい食べて、合間にも色々食べて、綺麗で暖かい服と靴も買ってもらった。

ずっと良くしてもらったから、ほんの僅かでも出来ることをしたい。そう考えて、カースドは恩人のために一足早く部屋に入った。
「ど、ど…どうぞ。」そして、奴隷時代に見た召使いがするように恭しく頭を下げる。

カレリア > カースド共に食事に買い物、たまに買い食いもしながら楽しい時間を過ごせ…現在は案内されるように宿に戻ってきた

「ありがとうカースド、でもそんなにかしこまる事ないですわ?」

下げられた頭を撫で部屋の中へ、自身のために買ったものと言えば服が1着程度
それを置けば腕を伸ばし椅子に腰かける

「似合う服が合って良かった…流石にあの格好では体に悪いですわ。」

そして今のカースドを眺める
ぼろ布の服のままというのは流石に許容できなかったのでこうして服を買って着てもらったが…うん、やはり自分の判断は正しいと頷く
こうしてきちんとした服を着て髪で少し右目の辺りを隠せば平民地区に居ても何の違和感もない
鬱陶しい視線を避けるのにも効果てきめん、それにこれなら寒い日でも暖がとれて良い

カースド > 「こ、これぐらいしか出来ること…な、ない、から。」頭を撫でられれば、嬉しそうに耳がピコピコと動いた。スカートの下で尻尾もくねらせている。

ドアを閉めて、壁に手をつきながら部屋の中をうろうろと歩き回る。
たっぷりと食事をとったせいか、足取りは先日よりもしっかりしているのがわかるだろう。
嬉しくてたまらないといった様子だ。
「あ、ああ、暖かい。あり、がとう。」くるくるとその場で回って、スカートを翻す。

「ここ、こんな幸せなの…は、は、初、めて……。」

カレリア > 「それでも必要ないですわ、友人か何かぐらいの扱いの方がこちらも気兼ねしなくて済みます♪」

ピコピコと動く耳をじっと見つめる…これまで会った事のあるミレー族らしき者達を見るたびに思っていたが……
可愛い!

「(まるで小動物ですわね…尻尾もモフモフしていますし…)」

モフモフに包まれての就寝…そんな夢のような事をボーっと考える
部屋をうろうろしくるくる回っている姿はじゃれている子猫に見えてくる

「どういたしまして、幸せならよかったですわ。
にしても…やっぱり貴方、可愛らしいですわね…」

昨日出会った瞬間にはここまでとは思わなかった…
そしてきちんと食事をとり睡眠をとり彼女の血色は一日で中々よくなった
髪を洗い体を洗いちゃんとした食事をとる、これだけで大変身という程変貌を遂げた。とても一晩20ゴルドの娼婦には見えない

カースド > 「ゆうじん…?カ、カ、カースド……ゆうじん…わかんない……。」聞き慣れない言葉に、首をかしげる。
貧民地区での暮らしにそういったものが出来る余裕はなく、奴隷であった時も日々を生き抜くのに精一杯だった。
だから、カースドには友と呼べるような相手は居なかった。

「うん。し、しあ、わせ。た、焚き火より、あったかい。しあわせ。」歩き回るのに疲れたのか、手をついて床にしゃがみこんだ。
可愛らしい、と言われれば、首を横に振って。「か、かわいい…?カカ、カースド、かわいい…ちがうよ。い、いやしくて…き、き、きたない、しょうふって、お、おきゃくさんが…言ってた。」
過去に買った客にそう罵られたのをカースドは覚えている。その意味はわかっていないようだが。
姿が変わっても、カースドの自己認識は変わっていない。辛い生活の中で染み付いてしまっている。

カレリア > 「あぁそうでしたの…友人って言うのは友達、まぁ気兼ねなく話したりできる仲のいい存在と言ったところですわね。」

ハッキリと断言はできないがこういう物だと説明すれば大丈夫だろう
説明する間にもカースドの知識レベルを一度考える
友人を知らない、そして数を数えるのも苦手…いったいいつから奴隷になっていたのか…

「…いいえ、カースドは純粋で可愛らしいですわ。
その客は醜く醜悪なんでしょう、自分より下の者が居ないとまともに振る舞えない塵…そんな輩の言う事を真に受けてはいけませんわ?」

若干の怒りが目に灯る
20ゴルド如きで子供を買い欲望を満たすゴミが何をふざけたことを…と
今この場にその輩が居れば間違いなく手を出している、そう断言できるほどにカレリアはそういった輩を嫌う
自分も彼女を買っているのに何を言っているのか…そんな自己嫌悪も抱えながら

カースド > 「ともだち、なかのいい…じゃ、じゃあ、おねえさんは、カースドの、ゆ、ゆうじん?よ、よくわかんない、けどなんだか、う、う、嬉しい、な。えへ、えへへ。」座ったまま、猫がするように握った手で耳の裏まで顔を洗った。はにかんでいる。
いつから奴隷なのか、それはカースドにもわからないだろう、物心付いた頃には既に奴隷として虐待を受ける日々だったし、それがいつまで続いて、いつ逃げ出せたのかわからない。今日の日付だってわからないかもしれない。

「そ、そっか、カースドはじゅ、じゅんすいで、かわいらしい、んだね。お、お姉さん、むず、むずかしい言葉、いろいろ、知ってる、ね。」全てが理解できるわけではなく、知っている単語を拾ったり、仕草や語調で意味を読み取っているようだ。
その目は食い入るようにカレリアを見つめており、一語足りとも聞き逃さないように、耳が両方共前を向いていた。

「あ、あ、えと、そうだ。カースド、お姉さんの、名前、知らない…。お、教えて、おね、お願い。きょ、今日のこと、とか、お姉さんのこと、とか、わ、忘れたくないから。」記憶に残す取っ掛かりを欲して、懇願するように。

カレリア > 「そういう事です、カースドと私は友達ですわ♪」

しっかりと意味が伝わり満足げに頷く
驚くほど理解が早い…誰も教えなかっただけで機会さえあればこの子は知識なんていくらでも吸収できたのではないだろうか…

「難しくはありませんわ、カースドならそれこそ一日で覚えられます…そういえばそうでしたね、私はカレリア。
メイド冒険者をしているカレリアです、冒険者名簿にも載っていますわよ♪」

自慢げに自己紹介、最近はそこまで自分から依頼を受けているわけではないがこれでも冒険者である
だがまぁ…冒険者としての知名度より悪名の方が高いのは気のせいだと思いたい

カースド > 「と、ともだち、ゆうじん…。う、うん、わかった。と、ともだちは、な、何を、す、す、す、するの?お、お姉さんのた、ためなら、か、カースドなんでも、するよ。」初めての概念に、好奇心と興味で目を輝かせながら尋ねる。知識を得ることを楽しんでいるのがありあいと伝わることだろう。

「かれ、りあ、お姉さんの、名前は、かれりあ…。め、めいどぼうけんしゃ、なん、だね。ぼう、ぼうけんしゃめいぼに、のってる。」反芻するように、オウム返しにつぶやく。
「かれりあ、めいどぼうけんしゃの、カレリア……。」初めて出会った、忘れたくない人の全てを覚えるために、何度も繰り返す。
「お、覚える。ぜ、ぜったいに、わすれない。忘れたく、ないから。じ、字がかければ、かーすど、書いておくのに…。
し、しってるよ、カースド。か、からだに字をかくと、わすれないんだって。か、カースドも、か、書いてもらったから、わ、忘れない。」褒めてもらいたくて、自分の知っている精一杯の知識、それが歪んだものとは知らずに披露する。
文字を知らず、教育を受けたことのないカースドにとって、文字とは体に刻むものであった。

カレリア > 「ふふ…友達はただこうしてお話したり一緒に遊んだりするんです。
何か特別なことをしないといけないなんてことはありませんよ?」

目がらんらんと輝いている…できることなら今すぐ学院にいれてみたい
好奇心も知識欲も旺盛の様子、これは時間さえあれば魔術も…?

「っ…良いですのカースド、文字を体に刻むのは…よくない事です。
本当はこうして……ほら、紙にペン。つまり物に書くものなんですよ♪」

微笑みながら部屋にあった紙にカレリアと自身の名前を書く
笑顔を浮かべているが昨日今日でどうしてもカースドの体に文字を刻んだものへの殺意が沸き上がる
趣味が悪い…そいつの体に隙間なく文字を刻みこみ殺したい
どろどろとした黒い感情が沸き上がるがそんなものは表に出さない
ミレー族の特徴も相まってカースドは勘が鋭い、そんな感情を出せば訳が分からず脅えさせてしまうだろう

「カースド、この際はっきりと言っておきます。
貴方の体に何か苦痛を伴わせるような行為は殆ど悪です、だから痛いときや嫌な時ははっきり抵抗してください。」

カースド > 「じゃ、じゃあ今日やったのが、と、ともだち、なんだね。し、知らなかった、な。お、お話する、のも、こ、この街来てから、初めて、だから。
か、カースド買う人は大体、おは、お、お話、しないんだ。か、カースドの、しゃべり方がね、い、イライラ、するんだ、って。カレ、リアは、大丈夫?」何も言われずにいたので、気にしなかったが、もしかしたら不快な思いをさせているのかもしれない、そう考えて不安そうな顔になる。


「も、も、もじって、そう、使うんだ…。し、し、知らなかった、な。か、カースド、間違ってた、ね。や、やっぱり、カースド、頭、良くない、ね。」恥ずかしそうに、媚びるように笑う。
耳をピクリと動かして、上目遣いになった。「か、カレリア、怒って…る?ご、ごめんね、カース、ド。馬鹿、だから。」その原因は自分だと考えて、シュンとうつむいた。

「いたくするの、わ、悪いこと、なの?で、でで、でも、おきゃく、さん。カースド、を痛くする人、お、多いよ。だ、ダメなら、カ、カースド、はたらけなく、なっちゃう。」納得していないようだ。
生まれてからずっと他者に虐げられて生きてきた少女にとって、傷つけられるのは当然の行為のように思っている。殴られても、首を締められても、我慢していればそれは終わり、代わりにお金がもらえる、生きるとはそういうことだった。

カレリア > 「イライラなんてしませんわ?
それに相手を馬鹿にしているわけでもないのにイラつくなんて…堪え性の無い者が多いんですのね」

カースドの話し方がいらいらするというのはまぁ考えればわかる
たどたどしく言葉を話すのが遅い…だがわざとそう言う話し方にしているわけでもなければ相手を馬鹿にする意図もないのはこうして話せばすぐに分かる
要するに…性処理用の人形がほしいだけなのだろう。これまでカースドを買った輩は…

「頭がよくないんではなく知らなかっただけでしょう?
カースドは決して頭が悪くはありません、私が保証しますわ♪」

こちらをうかがうカースドの頭を撫でる
きちんと教育を受ければすぐに自分よりも賢くなるかもしれない…そう思わせるほどにカースドの知識を吸う速度が速い

「…娼婦なんてやめてしまうのも手ですわ。
冒険者になって戦う、危険ですがあなたが今やっている仕事と比べても危険度は変わりませんわ?」

ダンジョンに潜ったり魔物と戦う…それか貧民地区で拷問まがいの行為を受ける
果たしてどちらが危険なのか…むしろギルドのサポートを受けられる分冒険者の方がマシだ
娼婦全てを否定するわけではないがあそこで娼婦を続けるのだけはお勧めできない

カースド > 「そ、そう。よか、よかった。か、カレリアには、お、怒られたく、ないな。な、なんだか、不思議。か、か、カレリアとは、な、仲が良い、したい。」遠慮がちながらも、四つん這いでカレリアに近寄り、足に頬を擦り付け、尻尾を巻きつける。まるで猫がじゃれるように。

「だ、だ、だって、カースド…か、数、かぞえられないし。しょ、しょうふだけど、た、ただ寝てるだけしか、でき、出来なくて、お、おきゃくさんに、よく、ば、馬鹿って言われる…。
か、カレリアは、ど、どうして、カースドが、ば、馬鹿じゃないって、わか、わかる、の?か、かわいい、とかも、カースド、自分じゃ、わからない、のに。」撫でられて目を細めながら、今まで受けてきた評価を次々に否定する理由を尋ねた。ゴロゴロと喉が鳴る。

「しょうふを、や、やめて…ぼう、ぼうけんしゃに…?か、カースド、強くないよ。け、剣なんて、も、持ったことないし、ま、ま、まほうも、つ、使えないし。
しょ、しょうふは、べ、べっどで、寝て、が、我慢してれば、お、お金もらえるから…か、カースド、でも、出来るけど…。ま、まものは、こ、殺されちゃう…。」怯えて、身をすくめる。
余計なことをすれば酷い目に遭うという環境が、カースドから挑戦意欲を奪い去っていた。未知への恐怖は、変化の望みよりよほど強い。

カレリア > 「私がカースドを怒るなんてそうそうないですわ?」

足に絡みつく尻尾がくすぐったいのか笑顔を浮かべる
こうしてみると本当に猫…否、子猫である

「まず、馬鹿と言うのは自主的に知識を得る事もなく短絡的なものを指すと私は思っています。
それに比べてカースドは今日一日だけですさまじい量の知識を覚えたでしょう?それと…カースドが可愛くないというのは私が認めませんわ。」

ゴロゴロと喉を鳴らすカースドの喉を撫でながら答える
気持ちよさそうに目を細めたりするこの姿…どこが可愛くないのか逆に聞きたい

「剣や魔法なんて覚えればいいだけですわ。
剣はともかく魔法ならきっとすぐに覚えられますわよ?」

魔術書を一日読めば初級魔法ぐらいは使えると確信している
だがそんな事よりもカースドを娼婦という仕事から遠ざけたい理由はほかにある。
息を吸い、一番危惧していることを話し始める

「魔物に殺される、そういいますが…カースド、貴方はこのままだといつか貴方を買った客に殺されるか体が壊れて死んでしまいます。」

今でさえ拷問にも抵抗なく受け入れるカースド、それに加え体の栄養状態も最悪…放っておけば一月二月で死ぬ。
そう感じたからこそ、橋の上で彼女を無視できなかった

カースド > 「お、お、怒らない?こうしても、だい、じょうぶ?」上目遣いに、もし一瞬でも不快の色が見えたらすぐ止めるように、様子を伺いながら、脛やふくらはぎを甘噛みしようとする。牙で傷つけないように、マーキングのように、優しく。
ひとしきり続けてから、また止められなければ、噛み付いてできたかすかな跡をザラザラした舌で舐めようとするだろう。

「ぼ、ぼうけんしゃ、カ、カ、カースドに、出来、るの?カ、カレリアが、教えてくれ、くれる…?しょう、しょうふは、死んじゃうなら…し、死んじゃうのは、ヤダな……。
か、カースド、しにたくないよ。カ、カ、カレリアともっと、仲が良い、したい。ど、どうすれば、良いの…?」死にたくないという原始的な欲求だけでなく、カレリアともっと一緒に居たい、そう考えて、提案に乗る素振りを見せた。
だが、娼婦としての生き方しか知らないカースドは、どうすれば冒険者になれるのかは、全くわからない。

カレリア > 「?えぇ、別に…んっ…」

足を甘噛みされぴくんと体が震える
敵意もない危険視はしていないが…これは何なんだろう?とカースドを見る
ザラザラした舌がくすぐったいが不快ではないので特に止めようとはしない

「冒険者になるのなら一人で十分やっていけるまでは手伝いますわ。
まさか冒険者を進めておいて何も手伝わないとでも思ってましたの?」

悪戯気にニヤリと笑う
そんな事は絶対にしない、むしろ放っておいてと言われても気になる
一先ず一般的な基礎知識に戦闘術や処世術、その辺りを教えられれば安心できるというのがカレリアの本心で…

カースド > 「あの、あのね、か、か、噛むと、跡が残って。ええと…そ、その人のもの、なんだって。ま、前にか、カースドを買った人が、い、言ってた。すごく、噛まれて、血、血が出たよ。
か、カレリアのも、カースドのこと、わす、忘れて欲しく、ないから…で、でも、い、痛くするのは、わるい、ことだから。よ、弱く、噛んだの。あ、跡、つ、ついてない、ね。」
「ごめ、ごめん、ね。」当てが外れた、といったように、耳と尻尾が垂れた。

「か、か、カレリアみたいな人、は、初めて、会ったから、ど、ど、どこまで、や、やってくれる、のか…わ、わからなくて。」他人に頼ることなどなかった少女は、助けられることにもおっかなびっくりである。
甘え方すら、どこかで線を越えて怒られるのではないかと不安そうなのだ。

カレリア > 「…それは正しい使い方ではありませんね。本来はこう…」

床に膝をつきカースドの首に唇を当て…軽く甘噛みをしながら吸う
じっくり20秒ほどそうしていれば首元にキスマークが

「こうすれば痛くはなくてもつけれるでしょ♪」

唇を舐めながら笑い耳を撫でる
なぞるように頬、そこから唇に触れ

「いくらでも甘えてくれていいですわ、遠慮されて不測の事態が起こる方が悲しいですし…
その分対価は頂いてますもの♪」

カースド > 「んふっ…ん……。」押し殺した声をあげて、キスを受け入れる。唇が離れれば、何がついたのか見ようと首をひねる。「い、痛く、ない。跡、ついた?」指でこすって見るが、当然指には何もついてない。
「つ、つ、ついたなら、カースド、カ、カレリアの、もの、だね。えへー。」ぎこちないながらも、ゆるんだ笑みを浮かべた。

「う、うん。カレ、リアはカースドを、買った、もんね。い、いっつもと、ち、違うから、わ、忘れちゃう、ね。が、がんばって、か、カースド、甘える、ね。」
ぐりぐりと痛くない程度に加減して、頭をこすりつける、尻尾はスカートを持ち上げてゆらゆらと左右に揺れている。

「か、買ったんだから、す、好きに、して、ね…?」曲りなりにも娼婦を生業としてきた少女が、蕩けた笑みを浮かべる。