2016/01/04 のログ
■セラ > はいはい、注文はわたしって……何を注文しているかな。
わかればよろしい。では、店長のお勧めで。
(一晩相手頼むと注文されて、営業スマイルのまま威圧。
本気でなかったのか、威圧の効果か。不埒な注文は撤回されて、その成果に満足そうに頷きながら今度はまともな注文を受けつける。
しかし、こう中が見えそうで見えないきわどいラインが気になるのか腰元に視線が集中している気がしてしかたがない。
できる事なら自分も鑑賞する側に回りたかったが、これもまた仕方なしとちょいちょいとスカートの裾を押さえたりしながら店内を右へ左へ。
こんな服を準備よく用意していた店長とは、ひょっとしたら話が合うかもしれないが今は恨めしい)
くっ、これが終わったら……この服をもらって帰るか。
(それで、見た目がいいのに着せて楽しむのだと未来に思いを馳せる。
とりあえずは、このまま無事にこの罰ゲーム状態が終わればそれで良しとするかなどと、作った笑顔で愛想を振りまきつつ)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にハスタさんが現れました。
■ハスタ > 飲まなきゃやってらんねぇ!!
何だってんだ!年越しだからって忙しすぎんだろふざけんな!
そんなアホな叫び声を我が館に残して、適当な酒を飲み歩いている暇なおっさんがいた。
何か今日は安酒を死ぬほど飲みたい気分だったからその辺の店を見繕って入ったのだが、
「へいへい、じゃあ売れ残ったそこの御嬢ちゃんをおじさんが注文しちゃいまーっへ!
幾等だい?ヘイ、幾等だい?んんんー?おじさんはこれでもとぉってもオカネモチでねえ。ヒャッハァ!」
何か可愛いメイド服の女の子が居たので呼び止め物理的にもそのでかい片掌で進路を防いで調子に乗り始めた。
残念ながら、そうした笑顔の威圧が通用しない底抜けに頭のネジが吹っ飛んでるヤツは割と結構何処にでもいるのではなかろうか。
愛想笑いの彼女を呼び止めて勝手に意気高揚しながら、一人で4人用のテーブル席を独占する迷惑なおっさん事、
魔王ハスターは人間社会の貴族に溶け込んでフラフラする事が割と好きだった。
よもや、彼女が魔王だとかは知る筈もなく。
酔っぱらってない素面でありながら酔っぱらった如き妄言を酔っぱらったテンションで吐きながら、
変質者宛らの正にエロオヤジっぽい笑みを浮かべて、もう片掌で酒を豪快にごくごく飲みながら自重しない声が響いた。
■セラ > 売れ残り言うな。人聞きの悪い。
というか、わたしはメニューには載ってないから、売ってない。
……こほん。ご注文のメニューは、受けつけておりません。
お酒かおつまみ。あとは、普通に食事でも。
足腰立たずに帰れないというのなら、上に泊まりますか。
(物理的に進路をふさがれて、仕方なく足を止め。
明らかに度を過ぎて飲み過ぎて、酔っぱらってると見える迷惑なおっさんに「なんだコイツ」と言わんばかりの表情で応対して、店長の尖った視線に気づいて改めて笑顔を浮かべてまともに注文するか、帰って寝ろとの副音声つきで給仕らしく応対する。
というか、こいつ店の迷惑だからぶん殴っても許されるんじゃないかと店長に目線でお伺いをたてたら、首を振られる。まだ、一応は客という事らしい。
肩を落として、とりあえずは笑顔を維持するも、内面の不満に明らかに作ったとわかりやすい硬い笑顔)
■ハスタ > 「…悲しいわ、おじさん。でもキミノリが良いネっ。」
笑顔ではあれあからさまにイヤーな感じを内面に滲ませられたら流石に分かる。
ただ、酔狂の魔王は伊達ではない。酔っぱらってる様でこれでもまだまだ素面である。
ちょっと半泣きになりながら彼女のマニュアル対応に俯いてしょんぼりする。
言動が既に酔ってるのは…まぁ、いつものことである。おっさんはそういうおっさんである。
進路を塞いだ指で彼女をビシッと指差す。テンションは軽快そのもの。空でも飛べそうなくらい軽い。
「そーんなにね、いやそうな顔しなくてもいいっしょ?こんなイケメンにナンパされるなんて人生のチャンスにそうそうありませんから。ええ。
分かってます。じゃあこの豆と酒貰いましょうかね。ついでにキミの3サイズを教えてもらえると嬉しいなっ☆
ああ、大丈夫大丈夫、ちょっとおじさん飲みに来ただけー。お泊りはNGで御願いしますよ。」
テーブル席に座ったままスレッスレまで近寄っていき、ニヤニヤする。
他のお客様のご迷惑とかそういうレベルじゃあなさそうだがやっぱりこのおっさんは自重をしなかった。
スリーサイズを問う口調に合わせておっさんが右目を閉じてウインクするとそこからキランと黄色い五芒星の淡く儚い憐光が飛び出して消えた。
おっさんは光魔法もマスターしている。年が明けてもその無駄さは一向に改善されそうもなかった。
■セラ > ……ご注文は以上ですね。
それと、スリーサイズは乙女の秘密です。
というか、自分で自分をイケメンとか言うのは構いませんが、内面はあまりイケメンじゃないようですので。
(酔っ払いそのもののテンションと行動で、ノリが良いねと言われて対応を間違えたかとひくりと笑顔がひきつる。
頭痛をこらえるように、こめかみを揉んでから注文の受け付けをしたもののスリーサイズを教えるはずもないだろうと、氷点下のまなざしをおっさんへと向け。
至近距離まで近づかれると、匂いを嗅ぐとか抱きつくとかお触りするとか。色々、不穏な予感しかしないので思わず一歩下がり。
ウィンクに無駄にエフェクトをつける魔法の無駄遣いに、ただの迷惑客じゃない。魔法の使える迷惑客だと、評価を変え。魔法で暴れられたらどうしよう。
うん、即座に全力攻撃を叩きこんで気分爽快といこうと脳内で結論を出し)
それで、受けつけた注文の品を取りに行きたいのですが。
(とりあえずは、にっこりと微笑んで副音声で「通路を空けろ」とつけながら、邪魔はしませんよねと確認するように首を傾げてみせ)
■ハスタ > 「余計なお世話や!!どいつもこいつもおじさんイケメン説を否定しやがって!!」
これには流石のおっさんプンプンである。頭から湯気が出てくる様なエフェクトもまた光魔法。
ただ、怒ってる様に声を張り上げるのだが顔はやっぱり笑っている。
ぶっちゃけ光魔法持ってたら生きていけんじゃね?とはおっさんの考えである。
なんか当てられるだけで氷漬けになりそうな目線がこっちに飛んできたけどおっさんは自分を曲げなかった。
「ほうほう、乙女なのか。成程成程、何か益々注文したくなっちゃってきたからもっかい聞こう、セイッ!
ゴホン。では改めて―――おじさんにぃ、スリーサイズをォゥ、教えたまえぇ…?」
おっさんは店内でも自重しない。中身はコレでも酔狂を司る魔王だもの。いや誰がどうみてもただの変態だが。
店長が駆けつけて来ようが騎士団が駆けつけて来ようが恐るるに足らんとふんぞり返って酒を飲む。
無駄に高度な咒術で「おっさんの質問にイヤでも答えたくなる」呪術をしれっと無詠唱無時間でナチュラルに知らん顔して彼女に行使してスリーサイズを聞きながら、
やけにイケてるボイスでヤらしく首を傾げた。視線は彼女の綺麗な瞳と豊満な胸を行ったり来たりしている。
さて、おっさんの使用した咒術はそこそこ高位のモノ(※効果はもの凄くどうでも良いが)であったが魔王たる彼女に通用するかどうかはこれまたとってもハテナマーク。
して、彼女の質問にはおなじくニッコリ笑って。
「スリーサイズを教えて脱いでから、どうぞ。」
おっさんは店内でも自重しないのである。
■セラ > ……頭に残念とつけていいのなら肯定しますが。
(無駄にエフェクトつけて怒ってますアピールに、何と言う魔法の無駄遣いと呆れながら、おざなりに接客モードを維持しながら、容姿は悪くはないですねと認める言葉を吐くが、向ける視線の温度の低さが、それ以外の要素がぶっちぎりでマイナス評価であると無言で物語る)
む……むむ?
なんか、こう嫌な感じが。
(怖いものなどないと言わんばかりの無駄にでかい態度で酒を飲み、無駄に魔法を使ってエフェクトをつけて、いやらしい視線を隠すことなく自分の体に向けてくる。
迷惑かつ面倒な客だと内心で眉を顰めつつ、視線から庇うように腕で胸元を隠せば、柔らかな膨らみが寄せてあげられて強調され。
耳に心地よく響く声での質問に、答えてもいいかなという気分になりかけて、はっと我に返り。油断してたとはいえ、耐性を貫通しかけたと割とシリアスな顔になって相手を見つめなおし)
あぁ、もう……教えるから、耳を貸せ。
(無駄に強力な魔法だかを使って訊きにかかる相手に、答えなかったら余計に面倒なことになりそうだと肩を落とし。何気に興味津々に聞き耳を立ててる周囲に気づいて、教えるから耳を貸せとちょいちょいと手招き。
今の術で、店長命令とか出させればいいんじゃねえとか、メニューに載せればいいんじゃねえとか気づかれたらいけない。気づかれる前に、教えてしまえと。
とりあえずは、耳を寄せてきたら素直にスリーサイズを耳元に囁くつもりで)
■ハスタ > 「アイアムイケメン!アーユーオーケイ?…ま、残念なイケメンとはぶっちゃけよく言われますよ。
何かその残念な点が凄く残念過ぎて救いようがないともね。悲しいね。」
おっさんの魔力は不尽である、悲しそうに取り繕った顔で口元だけ笑いながらヤレヤレゆっくりピッタリ15度刻みで首を左右に振った。
目から零れる水は水魔法の産物である。涙ではないが実に人間の涙に近い成分が含まれている。
おっさんはイケメンというよりかは男前っぽい容姿であるが、基本的に変質者的笑顔のせいで全てが台無しである。
マイナスケルビンの吹雪の如き視線がおっさんを貫く中でも、太陽の様に陽気なおっさんは自分を指差し多国語で、
満面に湛えたドヤ顔によって主調してニンマリしていた。
「んお?…ほお。」
何かよくわからんが相手に呪詛への耐性があるっぽい!おっさん大ピンチっぽい!!
おっさんの脳内で警戒信号が走り回る。
おっさんの咒術はその辺の人間は勿論、訓練された魔族にも易々通してしまうのである。
それが何かに防がれたからさあ大変。向こうも割と只者ではないらしいとやっと思い当たったおっさん。
「…って、思うじゃん?教えてもらうだけじゃダーメ。脱いでくれなきゃぁ?」
耳を貸しに行きながらより至近距離にて。口ではブツクサ言いながら素直に耳を寄せるだろう。
ともすれば触れ合えそうなくらいに近づいて。触れ合ったら更に無駄さの高い純度を増した咒術を連続的に、
無理だったら遠隔からだがおっさんは彼女に自身の咒術を何とかして通せんか頑張った。
その頑張りが実るかどうかはやっぱりこれまたハテナマークである。
■セラ > ……その評価をした誰かとはいい酒が飲めそうだ。
(言動にせよ、行動にせよ。変態とか変質者とかいう評価が実にふさわしい。
無駄に容姿以外のところでも高性能なのは、先ほどから使ってる魔法などからうかがえる。
これで、中身がまともなら普通にモテるだろうにと思うのだが、現在進行形で絡まれてる身としては総合点でマイナス評価。
接客態度もどこへやら、口調も普段のものに戻って目の前の騒がしいおっさんではなくどこか遠いところを眺めて、溜息をつくように言葉を漏らし)
上から90の54の82……だ。
むっ…むむ、さっきから妙な術を。
ええい、面倒くさい男だな。
(聞き耳を立ててる周囲に聞こえないようにと、声を潜めて寄せられた耳元へと素直にスリーサイズを囁く。
先ほどの干渉を警戒して、接触を避けてはいたものの純度を増して連続で叩きこまれた咒術は気合いを入れて抵抗しないともっていかれる。
というか、耐性を貫通してきた分の影響で質問に答えねばという義務感まではいかないものの、答えてもいいのではないかという気分になってきて。
これは、言う事を聞くまで続くと諦めが入り、逆に考えろ。見たヤツ全員の記憶を、後で抹消すればいいのだと開き直り。
ぐぬぬと、口元を歪めつつ身に着けていたミニスカのメイド服をばさっと脱いで下着姿になり、肌を隠すのはアダルティな黒い下着とガーターストッキングのみに。視線を意識してか、胸元を庇うように腕で隠したりしつつ、微妙に頬が赤らんでいるあたり、さすがに何も意識せずとはいかない模様)
■ハスタ > 「ま、まぁ…それおじさんの恋人なんだがネ☆」
てれてれもじもじと嬉々としてその評価をした誰かが誰であるかを告げる。
目からさっきと同じ金色五芒星の光魔法が漏れる。と、思えば放り出た金色の光が煌めいて、遠い目をした彼女の視界を阻むかのようにに、
おっさんの嫁である金髪の淫魔の何か可愛い照れてる私服姿が映し出された。早い話が自慢である。遅い話でも自慢だけど。
悲しいかな、こんなゴミクズの様な変態男でも嫁が出来るあたり、世の中は腐ってる。
因みに中身がイカれているのはおっさんが酔狂だからである。酔狂を司るおっさんの酔狂さは伊達ではない。
伊達ではないが…やっぱり本質は今のところ残念なおっさんであった。
「おお、成程どおりでそんなにデカパイなわけなんだね。ついでに何カップなんすかね。
んん?おじさんの魔法(マッフォーゥ!)が気になるのかい?コレはですね。
とっても素敵な魔術なんですよ、これがあればアレもコレも思いのまま、クセになっちゃうね。
でも、ズルは良くないからこうしてお金を払ってお酒を飲んでるわけで。
…んっほお、酒が捗りますなあ~♪おっと、おっけーぃんっ☆じゃあ一旦注文持って来てくれるかい?
ああ、下着姿のままでね。じゃ、御願いしますよ。」
頑張って彼女の何処かにスキンシップをとろうと手をワキワキさせながら狙いを付ける。ぶっちゃけ気持ち悪いが、今に始まった話ではなかろう。
接触を避けた彼女ではあったが、おっさんに触れたらこれまた更なる無駄に高度な呪詛が身体に流れる筈で。
ともすれば先程告げられた82のお尻を揉もうとしたり、黒い下着越しに豊満な胸元を庇う手を払いのけようとしつつ、
出来るなら布越し触ろうとしたり。
良い身体を持ってる彼女が店内で服を脱いでしまうのだからまぁ周りで見ている人々も何だなんだと騒ぎ始めるだろうか。
兎も角、そんな中歩かせて皆にその体を見せびらかすように注文を取って来いと言うのだからおっさんは外道である。
「んふ。…照れちゃってェ~、かあいいですねぇ、ついでに売れ残った御嬢ちゃんの御名前を教えて、どうぞ?」
先程の咒術を行使して彼女の名前を無理矢理聞き出そうとするあたり、やっぱりおっさんに自重はない。
叶うならば妙に朱色が差したほっぺたをつっつこうと人差し指を持っていく。変態宛らにやけ顔で。
因みに突っつかれたらこっからも直接お肌に咒術が流れていくだろうか。おっさんに自重もなければ抜かりもない。至極迷惑な客人である。
■セラ > 世の中……間違っている……
変な術か薬でも使っただろう、これ。
(見せられて嬉しくもない恥じらいの態度で告げられた真実。視界を遮るように展開し投影された淫魔の可愛らしい姿。
こんなセクハラ変質者に恋人だと――と愕然とした表情で呻き。
世の中の理不尽に涙する。
外見はともかく、中身はダメダメとしか思えないこの男に恋人だと。しかも、こんな可愛らしく照れた姿を見せるほどラブラブっぽいと、怪しげな術で堕としたんではなかろうかと怪しむ勢いでというか、実際に口にし)
デカパイ言うなっ!
Hぐらいだと思っていろ。
洗脳系の術式だろう、これ。ズルはよくないとかいいながら、セクハラに使うな変態が。
羞恥プレイさせる気か、この変態!
(デカパイ表現に、顔を赤くして胸元を庇えば寄せてあげられた双丘は深い谷間を作り出し。
気持ち悪い動きをする手からするっと胸元を逃がすが、胸の方を意識していたせいでお尻への接触は許してしまい。
周囲の騒ぎと視線に、白い肌が羞恥に赤く色づき。ぐぬぬと、おっさんを睨みつけて罵倒とともに顔面めがけて黒い魔力の塊を生成して射出。当たれば鉄の塊でぶん殴られたも同然の人間相手なら危険な一撃だろうが、どうせただ者でないのだからと遠慮なし)
だから、売れ残り言うな。セラだ、セラ。
(ほっぺを突こうとする指先を嫌そうな表情というか、明らかに嫌がってる表情で仰け反るようにして避けると、名前を教えながら、注文の品を取りにカウンターへ。
なんだかんだと言いながら、真面目にお仕事をするあたりは性格か。
周囲の視線が肌に突き刺さる気分で早足でカウンターへと行っては、すぐに戻り。はいどうぞと、テーブルの上へ)
■ハスタ > 「クハハハハッ!なぁんだ、疑ったりしないのね。ま、事実だからそうなんだけど。…キミ、良い子ねえ。
んん、…ま、まぁ、どうやって恋人関係になったかはヒミツ、なんだけどね。
良い子ですよ。こうやって他の女の子に手を出しても怒らない!その割におじさんに一途にしてくれますからもうね、
おじさんも毎日が楽しいんですわー。つってま、性欲が尽きる訳でもないんだけど。
人聞きが悪いなあ。淫魔をそっち方面で落とすのは相当難しいよ?ま、出来なくもないけど。
ちゃんと段階踏んで恋人になりましたー!!毎朝笑顔で御飯作ってくれますー!!毎晩濃厚イチャラヴえっちもしてますー!」
おっさんは、これでも魔王である。決める時はしっかり決めるので、これでも割とモテなくもない。
怪しまれたら鬱陶しく三段階で自らの恋人との毎日について語りながら段階的に彼女にドヤ顔を近づける。
世の中は、腐っている。
「おうおう!やっぱりキミノリいいじゃん!ヒャッハァ!良いシリしてんじゃ―――ブベラッ?!」
黒い魔力のカタマリで顔面を引っ叩かれると明らかにヤバそうな音が鳴って頭だった部分から色々と出てはいけない物が破裂して四散しながら、
一瞬おっさんの顔と噴出している脳漿と思しきモノにモザイクがかかった。おっさんは光魔法もマスターしている。
モザイクエフェクトも何のそのである。
おっさんの顔が引っ叩かれたがそれだけで。数秒くらいしたら何か普通に何事もなくそこにおっさんのイヤらしくニヤけた顔が戻ってきた。
同時に頭から零れ出たモノも元通り。
そう、おっさんは不死身も不死身なアホみたいな生命力の持ち主である。
ダメージを受けながら、おっさんは頭を打撃されながらも身じろぎせずお尻を掴めれば下着越しに鷲掴みにして。
それから揉み解しながら後はおっさんの呪詛が通りやすくなる第一波の咒いをかけ、これから咒術が通りやすくしようとする。
ついでに身体から何となく抵抗力が抜けるポピュラーな虚脱の術式も使ってみた。
「嗚呼、今のは死ぬかと思いました。ってかアレ死んだんじゃないかね…。ちょっとちょっとぉ。
お客様に暴力ゥー?許せませんな。」
言いがかりも甚だしい。
「…Hっすか。やべえな。相当だわコリャ。え?デカパイっしょ?まじで。デカパイデカパイ、ヘイヘイ!
こりゃあズルじゃないですよ。欲しい女の子は手に入れる!金で手に入んないならマッフォーゥ!の力しかないよね!
…いやま、その…自分で羞恥プレイとか言ってりゃ世話ないと思いますよ。ホントに。
変態結構!変態でなきゃ人生楽しめないからね。キミも変態になり給え~、ってか、そんな丈短いスカート穿いてて、割とキミも変態さんだったんじゃあないの?
でもね、キミのノリ好きだわ、ほれ、もっと強気でさあ、おじさんを罵ってごらんよ、ヘーイヘーイ!」
ひょいと手を振ってあわよくば豊満な御胸を覆い隠す黒色の下着をはぎ取ろうとする。
ついでに胸について触れたら照れたことに気を良くしたのかデカパイ連呼。手拍子まで入れて鬱陶しい。
尚、その速度はおっさんの筋骨隆々な見た目通り、人間レベルでいえば最高クラスの速度である。
しかし魔王レベルで言えば、あんまり早くない。残念なおっさんであった。
基本的に視線は胸か目である。比率は7:3分け。どうでも良いが今日のおっさんの髪の毛はセンター分けであった。
そんなおっさんは彼女の羞恥と怒気を執拗ににやけながら煽り続ける。セクハラオヤジにありがちなことだが、
セクハラオヤジはシツコイのである。
「実際売れ残ってるじゃあないですか…はい、セーラたんね。おぅけい、はい、どうも。
んふふ、もっとゆっくりでも良かったんだがね。ああ、そうだ。このきつい御酒も追加注文しようかね。
どうだ、一緒に、 飲 ま な い か ?」
持って来てもらった豆を向いて口にほっぽり、豪快にごくりと酒を一飲みで器の半分くらい減らして。
ふへえ、と酒臭い息を吐けば、彼女の肩に手を回そうとして。顔を近づけて店員に支離滅裂な御誘いであった。
このおっさんは、酒豪である。よく飲むし酔わない。本当に傍迷惑なやつだ。
嫌がられてもおっさんは自重しない。寧ろ何かちょっと嬉しそうにしてる。
■セラ > はっはっはっは、自慢かこの野郎。
浮気しても一途に尽してくれるって、凄い優良物件だな。毎晩いちゃついてるって、自慢だな。自慢してるだろう、この変態が。
(淫魔をそっち方面で難しいけど落とせるというあたり、実に大物なのだろうとは思う。
思うが、その言動が実に腹立たしく感情を刺激する。近づけてくるドヤ顔が実に鬱陶しい。
グーパンで殴りつけたくなるくらいに。
それを実行しなかった自分の理性を称賛しつつ、蔑みつつ羨むという器用な芸を見せるその顔は不機嫌そうに口元が歪み)
くっ! やはり、この程度では……
(どうせ、大したことにはなるまいと思っていたら予想通りに見た目グロい展開になりつつも、モザイクをかけたりと余裕を見せて、普通に何事もなく復活する姿に悔しげな顔をして舌打ちをし。
お尻を鷲掴みにしてきた手を、遠慮なくぺちんと叩き落としにかかる。
そして、なんとなく力が抜けるような感覚にまた妙な術をと眉を顰める。煽られたり何だりで、精神的に隙が大きくなってるようだと、気を取り直そうとし)
死んでないだろうが。
ぐぬぬぬ、デカパイデカパイとしつこい。女の子を手に入れたければ、まずは口説け。金とか魔法を気軽に使いおって。
人前で、服を脱げってのは露出プレイとか羞恥プレイというのだこの変態が。
ふん、着る分にはともかく見る分には可愛らしいと思うがな。わたしも見る側に回りたかったよ、この野郎。
ええい、今度は下のを潰すぞ。この変質者が。
(デカパイ連呼に、顔を赤くして羞恥と怒りの入り混じる表情で睨みつけ。
肌を隠す下着を死守にかかる。伸びてくる手を回避しつつ、右手でぺちりと迎撃する。
この変態に下着を奪われたら何をされるかというか、何に使われるかという意識が普段以上の集中と反応速度を引き出して、奪われるのを回避し。
ぎろりと、相手の股間へと殺意のこもった一瞥を投げかけて威嚇しつつ、変態ちゃうわときっぱり否定)
だ・か・ら、わたしは商品違うから売れ残り違うと言ってるだろうが。
聞けよ、人の話。
飲まないから、そういうサービスしてないから。
って、店長ぉ……
はっ、ははははは……。じゃあ、有り金全部出して店の酒を注文しろ。
(肩に手を回して、顔を近づけた挙句に酒臭い息を吐きかけてくる。
ここはそういう店じゃないと、誘いを断りつつ店長に救いを求める視線を送れば、面倒くさい客だし任せたとアイコンタクト。
へにょりと、態度がしおれてから、だったら財布を空にしろやとすわった目つきになって告げ)
■ハスタ > 「おう!ぶっちゃけ自慢っす。ま、可愛い女の子と付き合ってりゃ誰だって自慢したくなります。
青春だねえ。子供の良き日だねえ。おじさんまだまだこれでも若い心を忘れないから。
うらやましい?うらやましいでしょ!でもあげないっ!おじさんの女の子だもんっ♪
そしてナチュラルに変態と言うのを止めよう。おじさんに変態というくらいなら…アレだ。
『アナルバイブぶちこんでえ』、とかもっと可愛げの在る事を言おう。ウン、それがいい。」
おっさんは、若い心を忘れずキャピキャピルンルンした声で嬉々として語り続ける。
…これが可愛い女の子の語り口調だったらよかったろうが、非常に残念なことに大男でムキムキなおっさんである。
自慢である事を全力肯定しながら、彼女に『変態と言う言葉を飲み込んで代わりに「アナルバイブぶちこんでえ」と悩ましい声で言ってしまう』という咒術を行使しようと。
非常にピンポイントアタックな咒術であるため、防ぎにくいったらありはしないだろうか。そうでなくてもこの術式、滅茶苦茶鬱陶しい筈である。
「フハハハハハッ!!勝ったと…思っていたのか…?可愛いなあ?」
鼻から血を垂らしながら仰々しく笑う。掌を叩き落されると「きゃん」と(本人曰く)儚く可愛らしい声でお尻を触れた手がやられてしまった。
もうちょっと肉体意識をコッチへ取り入れようと、おっさんも結構頑張っている。
こんなに抵抗されたら彼女が何者であるかとか、知ってみたいではないか。
虚脱の術式が効いたみたいなので試しにもう一回胸を布越しに揉もうとピャンッ、と空を斬って彼女の大きな胸へ突撃した。
「おじさんは死なないし死ぬまで死なないし死んでも死なないんだ。何言ってるか分かんないっしょ?おじさんもわかりましぇん♪
事実デカパイじゃあないか。最高だねえ。90も胸ある女の子なんてそういませんよ。揉ませて。
よしわかった。口説けって言うからにはこう…『月が綺麗ですね(アイラーヴュー)』で良いんですかね?こういう場合。
愛しているよ、セーラたん。愛しているからおじさんの肉奴隷とかペットになって?
ほうほう、ふむふむ。いやまあ知ってますよ。羞恥だの露出だのは。じゃあついでにパンツも自分で脱いでみ?
アッハッハ…やっぱり見る方が好きだなんてセーラたんも変態じゃあないか。
おっと、キンタマはごめんだよ。痛いから。ちょ、ま。ヤメテ?
いやまあ頭割られんのも正直気が気じゃないんですけどねっ。ココはマジ勘弁。
あ、おじさんのエクスカリバー、物凄いけど見て…みる?…い、良いよ。セーラたんがシたいなら…っ。」
するんと掌が空を切ったかと思えば叩かれておっさんは「きゃんっ」と(本人曰く)色っぽく物悲しそうに叩かれたところをさすさすしながら犬のように彼女を見つめて。
彼女がこちらの股間を物凄い目付きで見たらたまらずそこを両手で隠してモジモジしながら、
躊躇いがちに初心っちい声で彼女に童貞の如き言い回しで性交渉を交渉。
「へいへい、わっかりました。まったくぅ。話は聞いてますよ。
おじさんこれでもマグメール貴族最高の聞き上手と言われてますからね。話し上手とは言ってない。
…ほお。ぶっちゃけおじさんのオサイフ1個で御店丸ごと買えちゃいますけど良いんですか?
本 当 に そ れ で い い ん で す か ?セーラたん?
…分かった分かった、よし、じゃあ先ずはこのメニューのこの列の安酒ありったけ持ってきなさい。
セーラたんが、裸で。それで一緒にのんでくれるのかね。金ならある。ほれ。」
おっさんは錬金術も習得している。偽札も本物の硬貨も何のそのである。
ポケットを中にはゴルド硬貨が1つ、ポケットを叩くとゴルド硬貨が二つ。
じゃらららん、と景気の良い音がテーブルに響くと硬貨が小さな山を作った。
店長も何か匙投げたみたいだしこっちのペースに持ち込めそうな気がビンビンしてる。
何か萎縮してるのでおっさんもトドメとばかりに畳みかける。変態な金持ちの魔法使い…実に迷惑な客であった。
■セラ > その気持ちはわからんでもないが、ドヤ顔で自慢されたら殺したくなるな。
なあ、殺してもいいか? 殺してもいいよな。どうせ、殺しても死なないんだろう。
この……アナルバイブをぶちこんでぇ…………いや、そうだな。
お前のケツに、アナルバイブをぶちこもうか。
(見た目可愛い子がしているのなら、まだ許せる。
それが、見た目むさ苦しいおっさんがきゃぴきゃぴと自慢をしても殺意が湧くだけである。
その殺意のままに罵ろうとして、自分の唇から零れ落ちた甘く悩ましい声での卑猥な台詞に表情は凍りつき。
そして、表情から感情の色が一切消えて、瞳もいわゆるレイプ目状態で光が失せ。低い声での宣言とともに、にょろんと足元の影からアナルバイブを携えた触手が一本顔を出したかと思うと、宣言を実行するべくランスチャージのごとくおっさんの股間めがけて突撃)
ふっ……ふふふ……
これはもう、セクハラとかじゃなくてれっきとした性犯罪だよな。
(またもや、胸元へと伸びてきた手を今度は回避しきれず。着弾を許してしまい、視線を胸元へと落とすが、散々煽られてきたせいか羞恥よりも怒りの割合が大きいようで。
もう、コイツ殺しても誰も文句言わないよなという殺そうじゃなくて、どう殺すかと検討する目つきでおっさんの顔を眺め)
なに、殺しても死なないのなら、いくらでも殺し続けれるって事だな。
確かに、人並み以上に胸があるなとは思うが、だからといって揉ませる理由になるか。
そんな疑問形の口説かれて、愛があると思うか馬鹿者。そこで、恋人だの愛人でなくて肉奴隷かペットになってと言われて頷くわけが無かろう。
だから、なぜその論理展開でわたしが脱ぐことになる!
はっ! ならば聞くが、可愛い女の子の可愛い姿を見るのが嫌いなのか? その程度、普通に決まっているだろう。
だいたいだ、セラであってセーラでないわ!
(外見と似合わないどころか、不快感を煽ってくる仕草は絶対に狙ってやっているだろうと怒りを燃え上がらせ。
その怒りのパワーで誰が脱ぐかと、絶対零度の視線を向け。交渉に応えるどころか、本気で潰すぞともう一度魔力で弾を生成し股間に照準を向けながら、まずは名前を正しく覚えろと怒りながら、おっさんに引きずられてか微妙にダメな主張を力強く宣言し)
ぐぬぬぬ……
どこが、聞き上手か。単に煽って苛立たせてるだけだろうが。
ええい、やればいいのだろう。やれば。
(こいつ、マジでこんな無駄遣いする気でいやがると乗られて悔しがり。
じゃらじゃらと、硬貨を山積みにされては今更引くにも引けずと、半ば自棄になって下着を脱ぐが、そこら辺に置いたらこの変態が何かするとその場でそのまま、自分の影の中へと投棄。
そうして、裸でカウンターへ行って店長がごそっと出してきた酒瓶の山を抱えて戻ってくると、テーブルの上に並べると、おっさんの隣へとどかっと乱暴に腰を下ろす。
その往復の途中で無数の視線にさらされた羞恥にか、その目は涙に滲んで潤み。
どうしてこうなったと、頭を抱えたい気分で心はいっぱい)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からセラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からハスタさんが去りました。