2015/10/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場『黒猫のあくび亭』」にヴァイルさんが現れました。
ヴァイル > 夕刻過ぎ。
いつもどおりの猥雑な雰囲気の、冒険者の酒場。
その隅の席でちびちびと酒……ではなく、温めたミルクを呷る。
側の壁に立てかけてあるのは、華奢な体躯にはそぐわない鞘に入った無骨な長剣。

この店の老亭主はヴァイルの顔を見ると決まってミルクを出してくる。
馴染みの客のはずなのだが、子供ではない、と毎回言ってもそれは変わることはなかった。
棺桶に足を突っ込んだ年齢なので覚えていないのか、わざとやっているのか、
ヴァイルにはいまのところ判別はついていない。

別に酒がそれほど好きなわけではないので、最近ではもう別にいいか、と諦めている。
たまに頭の悪いチンピラどもに嘲られるのがうっとおしいぐらいだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場『黒猫のあくび亭』」にケイシー(猫)さんが現れました。
ケイシー(猫) > 古びたタオルケットをしいた空の籠に納まる濃灰色の猫。いつもこの店に居る訳ではないが、気まぐれにそこに寝そべっては、常客達の様子を伺ったり、構われたり。
 ヴァイルにホットミルクが出された後は、この猫にもついでのミルクが行く。尤も、程よく冷めてからでないと口はつけないのだが。

 今日もミルクを持ってきた亭主にナーゴと一なきすると、尻尾を揺らしながらミルク皿をひっくり返さぬよう寝そべる。
 なんとはなしにヴァイルを見ているようでもあり、他の何かに視線を向けているようでもあり。