2022/07/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスフィーエさんが現れました。
グラスフィーエ > ツッタカトッタカ、テテテテテ・・・
何とも珍妙な足音立てながら、にやにや笑いと言うより馬鹿にしきった侮蔑浮かべながら近づいてくるのは顔より大きい
丸眼鏡の下で大口開けている女。
 罰受けている4人を順に見下ろしていたが、右から2人目の男の前でピタリと止まり。

「あっはっはー、いーいカッコでございますッスねえ。アイナゴール侯爵閣下。
国家反逆罪でしたっけ?まーたとんでもない事企んだもんッス。
あんたみたいなのはこうなるのがお似合いだったって訳で、まあ頑張ってお勤め果たしてくださいッス」

 顔つんつん突きながら軽口叩く女の声で責め苦受けていた男の顔が上がると、自分の受けている快楽忘れたか
たちまち驚愕と憤怒の表情が取って代わり
「きっきっき・・・貴様ー!!貴様が『ある程度の地位の貴族は刑から免除されるらしい』などと言うから
法案に賛成したんだぞ!こうなったのは貴様のせいだろうが!おいお前!」

 と刑受けている自分の立場も忘れたか、ミシェルに向き直って唾飛ばしながら

「わしらを逮捕するならこいつも同罪だ!こいつも捕まえろ!」

などと叫びだすだろう。

ミシェル > 罪人達に何やら近づいてくる、やたら大きな眼鏡をかけた女を、
物好きもいたものだなと思いながらミシェルはぼんやり眺めていた。
罪人を助けたり、逆に殺害するのでもなければ基本民衆が何をするのも自由である。
最も、今までは如何にも悪人面の中年男性どもに何かしようとする者もいなかったのだが。

「なんか知り合いみたいだね」

馬鹿にするように罪人の一人に話しかける女を見て、ミシェルは近くの刑吏と目を見合わせる。
ちなみに、アイナゴール侯爵家はお取り潰しは免れたものの、
家督は今刑罰を受けている男の遠い親戚が継ぐことになっている。
男は家督も爵位も剥奪されたただの全裸中年男性である。
そんな男に怒鳴られ、ミシェルは顔を向ける。

「僕に言われても困るなぁ…そういう仕事で来たわけじゃないし」

自分の仕事は拘束装置のメンテナンスだ。
罪人の言葉に何かする必要もない。

グラスフィーエ >  『なっ・・・ななななな・・・!!』
ミシェルの職務に忠実と言うべきかつれない言葉に、怒りのあまりにか顔色赤くなったり青くなったりと忙しい男に対して
奇妙な女も半眼向けて。

「人の耳元でギャンギャンうるせーんスよ。あんたに言ったのはぜーんぶ嘘っス。
家来る前に道端にいたミレーの女の子蹴飛ばしたッスよね。
あの子アッシの数少ないオトモダチなんスよ、そんなクソ野郎にホントのネタ教える訳ねーっショが」

 ところで、とミシェル・・・と言うか「管理している人」位の認識なのだろう方に顔向けて。

「コレ、殺したりしなきゃ何してもいーんスか?折角の晒しものだし、ちょっと弄ってみたいんスけど?」

 笑顔・・・なのだがどうしても好意持てそうにない表情のまま、尋ねてみたり。

ミシェル > 「まぁ元からアヘアヘうるさいけどね…」

話しかけなければ触手に犯され野太い声を上げ続けるばかりである。
それにしても、元侯爵殿は思わぬところでハメられたらしい。
そもそもあんな怪しい女信用するのもどうなんだろうかと思いつつ。

「僕に言われても困るなぁ…責任者じゃないし」

と、声を掛けられれば責任者たる刑吏のほうに目線を向けて。
刑吏は奉仕希望者であればどんな奉仕でもさせられると、明らかに嫌そうな顔で説明した。
その場合この触手の粘液と白濁液に塗れた男を拘束台から外すのは彼らの仕事だからだ。

グラスフィーエ > あまり色よい返事もらえなかったのはこんなのに触りたくないからだと
勝手に解釈(ほぼ正解に近いが)したか、いやいやと手振って

「だーいじょうぶッス。美人のお姉さんたちの手は煩わせねーッスから。
にひひひひ・・・ちょうど4人いるし都合いーッス。んでは失礼して・・・」

 そういって少し離れると、罪人たちの方に右手かざして

「あんたらみたいなクソザコキノコ野郎達が、ニンゲン面すんじゃねーっスよ。
こんな感じのがお似合いッス・・・」

 顔下半分は大きく開けた笑い口のまま少し目細め、不意に閃光放って。
それが収まると罪人たちの顔こそそのままだが、体が右から人間大の牛・犬・猫・鶏のそれへと変化していて。
受けている責め苦はそのまま感じているのか、よがる声や仕草は変わらないが見た目がそんな風になったため、
凄惨さは大分薄れたようで。

ミシェル > 「…………うわぁ…」

その魔術の結果にミシェル達は…ドン引いていた。
全裸中年男性が触手に犯されるところもそれはそれは目を背けたくなる光景であったが、
家畜の身体に中年男性の顔が付いた気色の悪い怪物が触手に犯されている様は正気度合いを大分削る光景だ。
それにしても、明らかに人間の身体でなくなったのにも関わらず凌辱し続ける触手は仕事熱心である。

「うーん、アレだけ変えちゃうのいいんだっけ?」

ミシェルは刑吏と目を見合わせる。
刑罰として市民から行われることが想定されていたのは侮辱だとか凌辱だとかで、
はたしてあそこまで身体を改変することは想定されていただろうか?

「というかキノコ野郎って言う割にキノコにはしないんだね」

そういう問題でも無いのだろうが。

グラスフィーエ > 「ギーッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
急に上がった奇声は、自分でやらかした形態変化が思いの外笑いのツボにはまったらしい女が
石畳の上に転がり回りながら腹を抱えて笑っている声で。
 制止されなければたっぷり5分は笑い続けた女は「ひーっひーっ」と未だに変な声上げながら

「いっやー堪能したッス。あ、その変化一日で解けるんでこの後縛り首でも打ち首でも
大丈夫っスよ、後『キノコ野郎』は勢いで言っただけで別に嫌いじゃないッス。
そうそうアッシ、スラムとかで情報屋やってるグラスフィーエッス。
『噂屋』って言ってもらった方が分かりやすいかもしれないッスけどね、んじゃバイナラッスー・・・」

 散々やらかしておいてから急に自分の売り込みとかして去ろうとする女。
 時々惨状思い出してか不気味な忍び笑いしながらではあるが。

ミシェル > 「割と美人が台無しだなぁ…」

ファッションセンスといい、笑いのセンスといい。
別に静止する義理もないので、この恐怖の光景の何がおかしいのかと考えつつミシェルはその様を眺めていた。

「あぁ、そうなんだね、ありがとう。
まぁ…打ち首縛り首にする予定は無いかな…」

ある意味死より辛い罰を受けてはいるが。
むしろ、ひと思いに楽にしてもらいたいかもしれないが。
だが裁判所で出た判決は死罪ではない。
彼らはこれからも、ここで凌辱され続けることだろう。

「情報屋のグラスフィーエね、覚えておくよ。
僕はエタンダル男爵家のミシェル、宮廷魔術師だ」

情報屋としてどうなのかはともかく、魔術師としてはかなりの力量だ。
ミシェルは自分も自己紹介を返し、彼女を見送った。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスフィーエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミシェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトーラスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都に幾つか存在する冒険者ギルドの支部の一つ。
とは言うものの、その実態は冒険者が客として集まる酒場兼宿屋であり、
申し訳ない程度に店内の掲示板に日銭を稼ぐための依頼文が貼られているに過ぎない。
それでも、1階の酒場では冒険者を始めとした荒くれ者や、彼らを相手に春を鬻ぐ娼婦、
その他にも飲食の為に訪れた一般客達にて相応の賑わいを見せていた。

その賑わいの中心、客達がそれぞれの卓にて同席の身内や仲間と思い思いの
時間や食事を愉しんでいる中で、独り、周囲の卓の客にちょっかいを掛ける中年男の影が一つ。
本来であれば、嫌われそうな行為であるが、誰も文句を言わず、また、店主も黙認する理由は至極単純で。

「いやぁ、運が良かった。ゴブリンの懐を漁ったら、まさかの宝石を見付けてよぉ。お陰で俺の懐が潤ったぜ。
 お、グラスが空じゃないか? マスター、俺の奢りで同じのもう一杯。ほら、乾~杯~♪」

等と、傍迷惑ながらも、明快にて、周囲の客達に見境なくも奢りを振る舞う故。
奢られた方は多少困惑するも、ただで酒が飲めるとあって強く文句を口にする事もできず、
店主も彼のお陰で儲かる上に支払い許容額も抑えている為に、この行為を見て見ぬ振りをする始末。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカミュさんが現れました。
カミュ > 冒険者ギルドで生産をして暖かくなった懐。
偶には豪華に食事でも食べようかと平民地区の夜市へとやってくる。
香ばしい匂いや、甘い匂い、様々な食欲を誘う香りに惹かれるようにやってくると、先ずはがっつり食べようと、ちょっと重めの肉串や小麦を溶かした生地を薄く焼いて中にたれに付けた肉や野菜を巻いたのやら果実水を買って、何処で食べようかと少し落ち着ける場所を探してきょろきょろ。

カミュ > とりあえず見つけたのは片隅に設置された長椅子。
両手に食事と飲み物を抱えそちらに進み、腰を下ろして一息。 椅子の空いているスペースに食べ物を置いてまずは果実水を一口。
さっぱりとした酸味で口を湿らせてから、肉串を取り出し一つを歯で挟み引き抜きもぐもぐ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカミュさんが去りました。