2022/03/20 のログ
ジール > 「そだね、大事だね。寝るの。
 動けなくなるくらいなら、暑いくらいは我慢した方がマシ、なのかな。」

いずれ高給取りになってマジックアイテムで夏を凌げる様になれば良いなあ、なんて夢を見つつ。
その為にもまずは地道な下積みを、と堅実な冒険者ライフを思い描く。

「あ、やっぱり?そっか……まあ命はお金じゃ変えないし、ケチっても仕方ないけどね。
 ああうん、気を張るつもりは無いけどさ。まあ、女の子にカッコいいとこ見せたい、とは多少なりと思うわけで。」

あはは、と笑いながら手を離す。
冗談めかして言ってはみたものの、割と冗談でもないのだが。

「明日は……うん、大丈夫。明日受ける依頼探そうとしてたとこだから。
 それより俺とシアンの二人だけで大丈夫?もう一人くらい居た方が……でも分け前減っちゃうか。」

シアン・ファーガーソン > 「疲れたら……何もできないから。
うん……そう言う事…」

一番良いのは魔道具に頼らない事なのだがそれはそれで難しく。
もう少し魔術を扱えるようになろうと決めて。

「この仕事……10回分ぐらいかな……?
……良い所見ても…ボーナス、ないからね」

笑う青年を見てそんな事を告げ。
何処まで本気か判らないが下心丸出しの余所者よりは良いかと考え。

「そう……運が良かったね。
もう一人……報酬的に厳しいかも……」

青年のいう事は最もだが報酬的にはきついと告げて。

ジール > 「それは激しく同意。体調管理はしっかりしとかないとね。
 まっ、夏になったらその時考えればいっか。」

避暑の手段なんて探せば幾らでもあるだろう、と楽観的な言葉を口に。
最悪、どっか湖や川とかに浸かってれば良いや、くらいの精神だ。

「そ、そんなに……はぁ~、がんばろ。
 ははっ、まあそれは見たら気が変わるかもしれないじゃん?」

手厳しいことを言われつつも、子供じみた笑みは消えない。
異性と共に依頼をこなすこと自体が既にボーナスみたいなものだし、と。

「じゃあ俺とシアンの二人で、ってことで。
 これまでパーティ組んだこと無かったから、準備もちゃんとしてかないとなあ……」

それなら今日は早めに宿に戻っておこうか、と思案し始める。

シアン・ファーガーソン > 「冒険者は身体が資本……忘れちゃ駄目。
夏は……それがいい」

夏の依頼は結構面倒なものが多かったかもと思い出すと小さく肩が落ち。
夏の間だけ実家に帰ろうかと考えてしまう。

「何かあったら……期待するから。
……ナンパ目的なら…今からでも解散?」

子供じみた笑みを見ると呆気に取られるがナンパならと少しだけ目を補細くし。
変な気を起こさないようにと釘を刺して。

「今回は……よろしく。
自分の分……用意出来てれば……大丈夫」

変に気合入らないと再度告げておくのは忘れず。
早めにという提案に頷き、何処の宿なのかは判らないが途中まででも一緒に誘い、共にギルドを後にする事に。

ジール > 「そうだね、肝に銘じておかないと。」

夏の事を考えるとどうにも気が滅入りがちになる、ということを学んだ。
あんまり鬱々しくしていても周りから何事かと心配されてしまうだろうと半ば強引に思考を追い遣って。

「ナンパ目的なら最初からナンパしてるって。
 まあこれも何かの縁ってことで、一緒に依頼するなら少しは仲良くなっておきたいじゃん。」

今回の件の後も一緒に依頼に行く機会があるかもだし、と。
とにかく自分を売り込んでおくことに余念がない。だって駆け出しですから。
別にこれを機に男女の仲になろう、とかは考えていない。

「ああ、よろしく。
 シアンの方が冒険者として経験積んでそうだし、そしたら俺は俺の分しっかり準備しとく。」

変に、ではないけれど多少の気合は入る。初めてソロ以外の依頼をこなすのだから。
その後、共に途中まで行こうという誘いに乗って、他愛無く雑談などしながらギルドを後にしたのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシアン・ファーガーソンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にマツリカさんが現れました。
マツリカ > 休日の夜。学院での生活から一時的に解き放たれた少女は、自由時間を酒場の一角で過ごしていた。
とは言え、少女の立場は客ではなく、店に臨時で雇われたキャスト――いわゆる踊り子である。
一夜の内に数回、店主の合図でステージへと上がり、扇情的なダンスを見せつける役割だ。
つい先程も、故郷で習った巫女の舞踏をアレンジした物を舞い、一仕事終えた所である。

「――ふぅ。今夜は、あと二回くらいですかね……?」

仄かに汗ばんだ体をステージ袖に設けられた踊り子用の席で寛げる。
用意された果実水で喉を潤し、容赦なく注がれる視線には薄く微笑むことで答えた。
この席も、建前では少女の為に用意された席だが、実際の所は金を稼ぐ為の一つの策。
踊り子の近くに用意された席は、上客や貴賓のために用意された特等席なのだ。
或いは、所見でもある程度の金子を店主に握らせれば、通されることもあるだろう。
正面の席が埋まったならば、少女は特等席を訪れたお大尽様の専用の給仕として働く羽目になる。

何れにせよ、少女の目的は日用品を揃える為の小遣いだ。
店主や客の機嫌を損ねないように、今日もせっせと働くのみである。