2021/10/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアークさんが現れました。
アーク > お腹ペコペコ。
冒険者酒場で毎日食べるには飽きてしまう。
今日はお昼時一度ギルドのお店をクローズにして、
平民地区の広場へ。
様々な香ばしい匂いが食欲をそそる。
何処に行こうか悩みつつお店の前をくるくる回り始める。

アーク > 香辛料を少しふった肉串、香ばしい香り。
煮込んだシチューの優しい匂い。
ふわふわパンの香ばしい香りに
ひらべったいパンの匂い。

トコトコ進んで先ずは平べったいパンを入手。
次に肉串、さらにサラダを売っている店に。
だが、もう一味欲しい。
何が良いか…。

アーク > 果物もいいかもしれないが少し違う気がする。
太いソーセージ辺りでパリッとした触感を楽しむのも有だろう。
想像するだけで涎が零れてくる。
焼いたソーセージを屋台で手に入れてようやくの準備完了。
平べったいパンの上に肉串から肉を外し、載せてからその上にサラダ。
そして最後にソーセージを乗せ、くるんと巻けばオリジナルパン。
トコトコと進んでベンチに腰を下ろしてから、小さな口を大きく開けて一口。
ソーセージの皮が破れパリッとした触感、サラダ、口の中に広がる肉汁。
むぐむぐと口を動かし咀嚼していく。

アーク > 食べ終えれば少年は再び仕事のためにギルドへと向かっていくのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 酒場」にロイスさんが現れました。
ロイス > 仕事終わりに、酒場に寄った。
何時もは、冒険者ギルドに付属する酒場で一杯やるのが定例だったが、今日はそういうのとは関係のない、普通の酒場。
冒険者もいないではないが、それより圧倒的多数なのはやはり、普通の人たちで。

「(俺も着替えてくればよかったかな)」

マントですっぽり身体を覆っている上に、その中も革鎧の為、ちょっと目立っている気がするが。
まあ、衝動的に思い立った事なので、これは仕方ない。
目立つと言っても、ちょっと珍しいという程度であり、おそらく悪目立ちという程ではないはずだ。
と、そうしていると、店員がやってきて飲み物は何にするか聞いてくる。

「それじゃまずは、エールを一杯もらおうかな」

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 酒場」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカシアさんが現れました。
カシア > 平民区に建てられた小さな教会。
日が沈み始めた教会前では炊き出しが行われている。

厨房で作られたスープが大なべに入って運ばれ、パンと共にテーブルの上に摘まれている。
シスターたちは並ぶ人たちへそれらを渡して言葉を掛けている。

「はい、どうぞ。 いえ……お気になさらないでください。主の導きがあらんことを」

そんな中に見習の神官少女の姿もあった。
人手が空いてきて集まった人々の様子を見て欲しいと言われれば笑顔で先輩に了承の返事をして。
集まった人々の間を巡りながら、様子を伺って。

カシア > 問題もなく炊き出しも終わり、教会回りから人が掃けて通りに静けさが戻って―――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキニスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカシアさんが現れました。
キニス > 「はは、主の導きね…そんなのがありゃ、こんなに人は集まらねぇっつーの」

ケタケタと笑いながら、帽子を整えて彼女に話しかける。
普段は冒険者として、山賊やモンスターなどを狩る依頼をこなしている彼。
彼が何故こんな場所にいるのかというと…

「ボランティアで来てやったが、毎回こんなことやってんのか?飽きないねぇ」

金には困っておらず、気まぐれでボランティアに参加していたのだ。
理由は気分転換だが、シスターたちを見て、目の保養をしようという邪な感情もあるだろうか。

カシア > 「な……っ! そ、そんなことはありませんよ……っ」

頭の上から聞こえる笑い声の主にムッとして、立ち止まり視線をそちらへ向ける。
自分より高い身長の男性に少しだけ怯みながらも反論して相手の顔を見上げる。

「ボランティア……貴方も冒険者の方ですよね? お手伝いありがとうございます。
炊き出しで飢えをしのげる人もいますし、少しでも多くの人に信仰について知って欲しいですから」

恰好から冒険者だと認めて、ボランティアで依頼した人だと分かれば頭を下げてお礼を言う。
毎回炊き出しをしているのかと言われれば、もちろんと大きく頷く。
このご時世、食べるに困る人も多くおり、そんな人たちを救うのも信仰だと考えているようで。

「あっ……カシアです。貴方は……えっと」

最初の言葉にムッとしたとはいえ、冒険者などで進行が軽視されがちなのはよく知っている。
気を取り直して名前を名乗り、小首を傾げ貴方を見つめて。

キニス > 「はは、そう怒るなよ」

冗談めかしにへらへらと笑って、彼女に手を向けて制止する。

「礼には及ばねぇよ。俺がやりたくてやっただけだしな。飢えとか信仰とかはさほど興味ねぇけど」

頭を上げてくれ、と付け加えながら。
実際、彼は民の飢餓や信仰などにはさしては興味はない。
自分のことで精一杯なのだ。それは彼だけではなく、炊き出しに来ている殆どの人間がそうだろう。

「キニスだ。どうも、カシアさん」

服を整えて、彼女に手を差し出す。
最初の無礼はあったものの、今後は依頼で一緒になるかもしれない。
最低限の礼節は持って接しようとする。

カシア > 「それでも、手伝っていただけるだけで嬉しいですから……っ
と言っても実は私も冒険者でお手伝いなのですけど」

手で制されれば頭を上げて相手を見る。
信仰に興味がなく、他の目的の為であろうと手伝ってもらい助かっているのは確かで、
彼らがいなければ炊き出しだって満足に行うことは難しいのだ。
そんな思いを込めて顔を綻ばせ、実は自分も手伝いに来た神官だと告げる。

「はいっ、よろしくお願いしますね、キニスさん。わっ……ゴツゴツです、鍛えていらっしゃるんですね。
キニスさんは、えっと手が空いているのでしょうか……?
もしそうでしたら一緒に見回りしませんか?」

丁寧に手を差し出されれば、慌てて自分の小さな手を差し出して握手をする。
剣を振るうからか、男性の手だからか、自分とは違う硬さにびっくりしたような声を上げて。
礼節を持っている方のようで安心し、見回りに誘ってみる。
女一人では揉め事も多く、下に見られることもあるためで、と慌てて付け加えながら。

キニス > 「何だよ。お前も同じ穴の貉かよ
 まぁ、確かに…あんまシスターって恰好じゃねぇしな…」

彼女の恰好をじっと見て、納得する。
足の露出が多いその恰好に目の保養といわんばかりに全身を舐めるように見回す。
その視線は彼女にとっては若干気持ち悪く感じるだろうか。

「おぉ、お世辞が上手いな。ガチガチに鍛えた男の手だよ。惚れたか?
 おう。構わねぇよ。俺もこの後は帰るだけだったし、時間はいくらでもあるからな…それに、美人からの誘いを断る理由もねぇし」

またも冗談めかしに彼女の手をぎゅっと握る。
美人からのデートの誘いを断る理由もなく、握手の手を変えて、彼女の手を握る。
そんなこと彼女からは許可されていないが、それはそれで怒られりゃ直せばいいと楽観的になりつつ、歩き始める。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカシアさんが現れました。
カシア > 「ふふ……でも正ノーシス主教にも所属しているんですよっ。
あ、あの……えっと……」

言い方が面白かったのか、口元に片手を添えて吐息を吐くような笑い声をあげる。
視線を向けられれば居心地悪そうにスリットの入った神官服を手で押さえる。

「えっ!? い、いえ、そういうつもりじゃ……きゃっ!
あ、あの、嬉しいのですけど……えっと、わわっ」

その手の冗談に慣れておらず、慌てふためき頬を紅潮させ、そんなことはないともう片方の手をぶんぶん振って。
握手の手を流れる様に組み替えられ、歩き出されれ引っ張られるように早歩きで追いすがって。
放してほしいというタイミングを逃して貴方の横であたふたと口を何度も開いては閉じて。

キニス > 「そうなのか…一応生粋のシスターさんなわけね…
 もしかして、足技が得意なシスターかい?」

彼女が神官服を手で押さえていても、その視線は変わらず
いろんな意味で足が使いやすい服装なのだろうかと考えつつ、割とセクハラに近い発言を投げかけて。

「はは、そういうつもりじゃなくても、男にとっちゃデートの誘いなんだよ
 嬉しいけど、何だ?顔が赤いぞお嬢ちゃん」

ニヤリと笑って彼女を横目で見る。
自分のペースに持っていって、彼女の手を引く。
その後は彼女の歩くペースに合わせて、教会を見回る。

カシア > 「い、いえっ、これはこうした方が冒険で外を歩くのに便利だって聞いたので……!
戦いはあまり得意ではないんです。回復魔法と少しだけ攻撃の魔法が使えるだけで。
キニスさんは前衛の方みたいですけど、魔法も使えるのですか?」

変わらず足に向けられる視線に足を擦り合わせ、ローブの裾を片手で寄せてスリットを隠そうとする。
格闘に長けているわけでなく生粋の魔法職だと相手に伝え、少しでも気を反らしてくれるようにと顔を見上げて話しかける。

「そっそういうものでしょうか……? い、いえ、慣れていないので……ッ
え、えっと、教会大きいですよねっ 私の故郷はこんなに立派な所では無かったので。
キニスさんは王都出身ですか?」

手を繋いでいることに頬を赤くしながら、都会ではこれくらい普通なのかなと考え自分を納得させる。
さり気なく歩幅を合わせてくれる優しさに気付いて嬉しくなりながら並んで歩く。
沈黙していれば恥ずかしくなってしまい、少しだけ歩幅が早くなり。
気を紛らわせようと半身を前に出して相手の顔を覗き込みながら、出身地など質問してみて

キニス > 「はは、まぁ、大事だな。足を取られちまったら、特に戦闘では終わりだもんな
 へぇ~、なら怪我をしたときの治療は任せる

 俺は冒険者歴が長いからな。魔法は…そうだな
 …炎と、アンタと同じ回復が使えるって感じか?」

もう見ないよと笑いながら、彼女の顔に視線を移す。
過去に足技を使う女にボコボコにされたことを思い出して、話題に乗っかる。
腰に剣を差しているから前衛であると見破られたのかと思いつつも、魔法に関しても余念はないと、少し自慢気味に胸を張る。

「…もしかして、こういうの初めてだったか?
 俺は…そうだな。王都出身だから、こういうデカい教会とか、建物は見慣れてるな」

彼女の恥ずかしさや頬の赤さに気付いて、首を傾げそのように問いかける。
早くなる彼女の歩幅に合わせて、質問内容に一瞬だけ迷いつつも、王都と回答した。

カシア > 「はいっ、いざという時に動けないと困ってしまいますから。
……って防具屋さんからの受け売りなんですけど、キニスさんが仰るなら間違ってなさそうですね。
わあ、すごいですね! 剣も振れて魔法も使えるなんて!
……え、えっとそれって一緒に冒険に行くってこと……ですよね?」

視線が外れればホッとしたように息を吐いて、スリットを押さえていた手を放す。
どこか誇らしげな語り口調に素直にすごいと思い、目を開いて感嘆の声を上げる。
話の中で紛れ込んでいた言葉を頭で反芻して、駆け出しの自分と一緒に冒険に行ってくれるのかと恐る恐る聞き返して。

「え、えと、はい……。わあ、王都の……っ
人も多いですし、建物も高くてすごいですよねっ
私、初めて来たときは圧倒されちゃいました。
……よかった、今日はあまり揉め事もないみたいです」

家族同然の孤児院の仲間を除けば異性と手を繋ぐなど初めてで、意識すれば改めて恥ずかしくなってしまう。
足早となった歩調に合わせられれば、子供っぽい動きをしてしまった事に頬が熱くなる。

気を紛らわせるようにより話を続けて、一通り広場を見回れば問題もなくホッとしたように息を吐く。
空腹な人たちが集まれば喧嘩なども起こりやすいから、と付け加えて。

キニス > 「うんうん、まぁ、一流の魔女なんかは長いスカート履いてる奴が多かったが…あいつら、浮遊魔法やら使い魔使って移動するからな…
はは、長く修行してれば誰でもできるよ。カシアでも余裕余裕。

…んあ?それ以外何があるんだ??」

感嘆の声を上げる彼女を「かわいいな」と思いつつ、笑って答える。
別に駆け出しだろうがベテランだろうが、困らないなどと言った風に返す。
むしろ簡単な依頼ならばオッサンよりかわいい女の子の黄色い声援を送られながら戦う方がやる気が出るというものだ。

「そういうアンタはどこ出身なんだ?田舎からやって来たとか?
 あー…炊き出しのお陰なのかね。まぁ、ここら辺はいい人ばっかりだから何も起こらんだろうさ」

赤くなったり、恥ずかしがったり、熱くなったり大変だなと思いつつ
初心な女の子を相手にするのは楽しくて、手を少し強く握る。もちろん、痛くない程度に。

彼女に合わせて、広場を見渡せば、貧民地区はもっとひどいなど、と付け加える。

カシア > 「あはは……すごいですよね。私じゃとてもできないです。
んー、そうでしょうか……? 自分が剣を振っている所は想像できないですけど……
体を鍛えるのは大事ですし頑張ってみます。

わっ……え、えと、よろしくお願いしますっ!」

自分が剣を振っている姿が想像できず、苦笑して頬を指先で掻く。
さも当然と言うように言われれば、嬉しそうな笑顔を浮かべてぺこりと頭を一度下げる。
せめて回復魔法くらいは頑張ろうと胸元で手をぎゅっと握り込んで。

「あ、はいっ。 えと、王都の郊外にある村の出身なんです。
ですね、皆さんいい人たちで親切にしてもらっています……ん、ですね……」

手に力が籠められれば、どうすればいいのか分からず視線を彷徨わせて。
俯きながら返事をするように少しだけ握り返してみて。

貧民区に足を踏み入れたことはないけれど、治安の悪さは聞いていて心を痛めて眉を下げ悲しそうな表情をする。

「あっ、炊き出し終わったみたいですね。
キースさん、今日はありがとうございました。
えっと……」

見回りをしていれば炊き出しも終わり、片付けが始まり人も掃けていく。
片付けは教会のシスターたちがやるようで、ボランティアたちは帰り支度を始めている。
少女も付き合ってくれた貴方にお礼を言い、宿に帰るために繋がった手を放して欲しいなと視線を送る。