2020/12/05 のログ
ロイス > 「(うーん、典型的なすぐ死ぬタイプの慢心……)」

いや、実際の実力の程は解らないが、少なくとも見る限りそこまで強そうには見えない。
少なくとも男の見立てでは、ゴブリン一匹に苦戦する程度だろう。
だが、口で言っても解らないことも解るので、「まあ、そういう危ない依頼を受ける時は、俺に言うと良い。一二回ぐらいなら付き合うから」と言うに留める。

「確かに、分布さえ覚えれば、寧ろ動き回る犬より簡単だろうね。
"探しもの"は意外と依頼が多いから、頑張ればそっち専門で食べていけるかも」

森の中に高価なものを落としたとか、無くしものを捜すのを手伝ってほしいとか、行方不明の友人を助けてほしいとか。
そういう仕事は後をたたない――だから、探し屋という冒険者の専門ジャンルがあるぐらいだ。

「(将来有望――できるだけ、勧誘頑張らないとなあ)」

冒険者業界の為にも、と心の中で決心する。
チーズだけ食べるジーゴに「トマトも一緒に食べたほうが美味しいよ」とは言うが、強制はしない。
好き嫌いまで矯正しはじめたら、いよいよ保護者になってしまう。
それはそれでアリだが、彼にはご主人さまがいるのだから、そちらの仕事だろう。

「まあ、街の中で探しものしてるだけでも、それなりにお金稼げるだろうから――ほう?」

不安がる少年に、逃げ道を提示しながら、しかし彼が武具を持ってると言うと少し興味が惹かれる。
彼が言っているのが手甲、脚甲の類だというのは解るが……しかし、随分と渋いチョイスだ。
機動力を活かしながら、最低限の防御力をもたせるというコンセプトなのだろうが、素人なら盾や鎧を買う所だ。

「うん、それなら、後は戦闘用の短剣を別に買えば、武具は十分かな」

と言いつつ、ちらとポケットの時計を見る。
流石にそろそろ返した方が良いのかもしれないと思いつつ。
ただ、話がいいところでもあるので、さてどうするかと言った所。

ジーゴ > 「わかった。いっしょに行ってね」
自信満々に言ってはいるが、少年は実際には、ゴブリンを見たらその場で青ざめて即逃げ帰ってくるであろうレベルだ。逃げ隠れしたことはあれど、そもそも何かと戦った経験がなさ過ぎる。魔物を討伐できるようになるかはまだ未知数すぎる状態だ。

「鼻がいいからね」
狼のミレーだからか鼻が利く。犬を早く探すことができたのはそのためだ。匂いの付いた落とし物や薬草の類いであれば依頼をこなせる可能性はありそうか。


「ん…トマトきらい」
促されても渋い顔をした。トマトだけではなく、野菜全般が嫌いなうえ、カプレーゼのトマトとチーズの絶妙な味のバランスなんてものもまだ理解しない年頃だ。

「うん、おもくないやつっておねがいして、ごしゅじんさまがえらんでくれた」
走りやすいようにと考えてのチョイスだ。元々、正々堂々とした戦いなんて向かないタイプであることは本人も自覚している。

「こんど、短剣かうのいっしょにきて」
確かに短剣は持っていないから、買い足した方が良さそうだ。今日は遅いしまた今度……時間が遅い!?!?

「やばい、今なんじ?オレ、日付がかわる時間から仕事なんだけど」
相手が時計を気にするのを見て、わかりやすく青ざめた。
今日は、酒場の深夜の給仕が足りないらしくて、急遽ヘルプに入る仕事だ。

ロイス > 「うん。その気になれば、時間は作れるから。遠慮なく言ってね」

何時も仕事ばかりしてるとは言え、そこは自由業の冒険者。
仕事の内容そのものは、男が自由に決めることができる。
彼が望めば、何時でも同行は出来るはずで。

「成程、ミレーならではの探し方だな……嗅覚ってのは中々鍛えられないからね。大事にすると良い」

と言いつつ、彼が残したトマトを食べていく。
本当なら、野菜嫌いは直すべきだが、それは追々といった所で。

「頭のいいご主人さまだ。良く言う事を聞くといい。
武器は値段も質もピンキリだから、下手に自分で買うよりは……ん?」

急に慌てだす少年の言葉に促され、時間を見る。
短針は既に12に迫る場所にある。
長針は、6を少し過ぎた所で。

「日付がかわる時間からか……場所に依るけど、もしかしたら間に合わないかもしれないな。
……しょうがない。話に時間を忘れた、俺の責任でもあるしな」

そう言うと、財布から金貨を数枚、ジーゴに投げて。

「このお金で辻馬車を捕まえて乗ると良い。
お金はまあ、その内返してくれればいいからさ」

と、さして返して欲しくもなさそうに言って彼を見送る。
少なくとも、一人の冒険者志願者の相談に乗れた事で、男は十分満足しているのだった。

ジーゴ > 「やばいやばいやばい」
時間を聞いて即立ち上がった少年。
相手の言葉の最後の方には既に、数メートル出口の方に走り去る途中だけれども。
投げられた金貨はちゃんとキャッチ。

「だいじょうぶ!ちかい!まにあう!またね!」
なげ戻された金貨はきっちりと受けとった枚数分。
走りながら投げたその金貨がちゃんと持ち主の手に収まるかは分からないが。

慌ただしい少年が去った後には、飲み終わったエールのグラスのみが残されて。飲み物代を払うのは忘れてしまっていたようだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジーゴさんが去りました。
ロイス > 「おっと。ナイスピッチ」

途中、くすねようとした冒険者の頭を肘で抑えつつ、見事にキャッチして。
そして、伝票を持って、会計に向かうのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルナールさんが現れました。
ルナール > 平民地区の早朝。既に日が昇り始めた頃から人々は活発に動き出し、街の至る所の煙突から濛々と煙が上り立つ。
時刻は早朝、当然ながらそれは夜の住人――…この場合は夜に働いている人達を示すのだが。
ほぼ大抵の夜の住人達は既に仕事を終えて帰路へとついているような時間帯。
今は表側の住人が街の通りを極平穏に歩んでいるそんな日常の時間だ。

「流石に、路地裏と違ってこっちは…ね。 んっ、視線が…凄いかも……」

自分の中に露出性癖が存在する事は自覚している。
しかし、貧民街側や夜に今回のような事をしており。
流石に老若男女問わず、街を巡回している兵士にはニヤニヤとねっとりとした下卑た視線を送られながら。
早朝の時間、朝の誰しもがごく当たり前の日常を開始したこの時間。
逆バニーと呼ばれて、最近流行になりだした卑猥な娼館の衣装を着て歩き出すのだ。
当然の様に頭には白い兎耳と、腕と足だけが黒い薄手の布地で隠れた姿。

「見られてる…っ♥ 断れば良かったかな…ちょっと…見られ、すぎ…かもっ。」

ゾクゾクっと首筋が粟立つかのような感覚が駆け巡る。
乳輪や乳首、それに前部分には申し訳程度に隠された黒いハートマーク型の前張りがされており。
アナルに関しては白い兎の尻尾がその窄まりにはめ込まれており、背後からの視線はそちらに集中していた。
じゅくっ、と子宮が少しだけ降りてきてしまい。膣穴の奥から愛液の蜜が分泌されてしまい、じわりと割れ目を隠す前張りに卑猥な染みが出来てしまう。

「娼館、夜の獣 大好評開店中ですっ♥! 本日から三日間、指名料金半額となっておりまーすっ♥!!」

片手には特殊性癖系統の娼館の宣伝看板を手にしているせいもあり。
この女が? そんな事をするの? と無遠慮な視線が掛け声と共に一斉に注がれる。
媚びた甘い声を出しながら、自然とぷっくりと乳輪と乳首が前張りに隠されていてもくっきりとパフィーニップル気味に形をはっきりとさせて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルナールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセラフィさんが現れました。
セラフィ > 日の高い時間帯の平民地区の大通り。
商店や露店が並び人が行き交うその場で珍しそうに店を眺めては歩く。
眺めるだけで購入はしないが店主は嫌な顔をせず、「次は買ってくれよ」と声に送られて次の店に。

「これ可愛い。でも…高いかな。え?欲しいけど今はお金ないから買えないの」

次の店は小物をメインで扱う露店。
目につく品々は欲しいと思えるものが多数ある。
それらに目を惹かれては手に取って眺め、店主の勧める声には素直に買えないと笑って返し。
そのあっさりとした笑顔に店主も仕方がないと諦めた顔で好きに見て行けと投げ気味だが嫌な顔はしていなく。
あれもいい、これもいいと楽し気に商品を眺めて。

セラフィ > 「それじゃん、おじさん。次は多分買うから」

この露店は本当に欲しいと思うものが沢山ある。
それだけに離れる時は名残惜しいのを耐えて離れて。
次の店に向かうもそこは自分には縁のない武具を扱う店だったので素通りし。
他に面白いもの、興味深いものが置いてある店がないかと、人に時折にぶつかりながら歩いて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセラフィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセラフィさんが現れました。
セラフィ > 日もすっかりと暮れた時間帯の平民地区の酒場通り。
通りには大小の酒場が並び、これから飲みに行く、もしくは酔った人々が歩く中。
そんな通りに似つかわしくない格好で歩く見た目少女。

「良い匂い…こっちもだけど、あっちも。本当にいい匂い」

街を散策して歩き回り偶然に辿り着いたこの場。
直ぐに通り過ぎるつもりであったが酒場から香る匂いにすっかりと足を止め、入るつもりはないのに右に左にと引き寄せられては歩き。
時折に人にぶつかりはするが相手に止められる前に進んで逃げ切り、そんなことを繰り返しては右に左に揺れて歩いて。

セラフィ > そうしてふらふらと人ごみの中へと消えていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセラフィさんが去りました。