2020/10/01 のログ
■ロロイ > 自分より確実に年下であろう少女に奉仕を受け、あまつさえ無理矢理に喉奥にまで…
人間サイズとはいえ、成人男性の男根を押し込み
そこから更に、少女を道具の様に使う喉奥射精。
最大に高まった快感と背徳感に、男はしばし動けず、注ぎ込み続け…ようやく少し萎えて、射精が止まる
「う、わ…滅茶苦茶出したのに…。んなの見せられたら、全然収まらないって…、……っ!?」
腰が抜けるほどの気持ちいい射精。
しかも、普通なら吐き出すところであろう大量の精を…少女は美味しそうに咀嚼し、飲み込む
更に、それを誇るように口内を曝け出されれば…呪いがなくともまた興奮は再燃し、びき、と男根が力を取り戻したものの
次いだ言葉に、更に男の様子が変わる
あれだけいけないと言った、3回の褒め言葉
それをあっさりと、少女は踏み越えていく
「ァ…、後悔、すんなよ…、タピオカァ……!」
褒め言葉を言った直後、一瞬苦しそうに男は蹲り…
そして、男が顔を上げれば、優しげな雰囲気が、霧散する
ちゃん付けだった少女への呼称が呼び捨てになり。
乱暴な手つきで、巻きスカートの中へと手を突っ込み、紐下着を乱雑に…引きちぎるように解き。
今度は、少女を押し倒すため、しゃがんでいた少女の肩を押し、覆いかぶさる。
彼の表情は正に、美味しそうな獲物を見つけた肉食獣そのもので。
更に、少女の眼下では…メキメキ、と音が聞こえそうなほど男根と陰嚢が膨れ上がり。
人間の雄、ではなく…獣の生殖本能そのもののように、亀頭から…精と見紛うばかりの先走りをだらだらと少女の身体に垂らしていく
どれだけ濃い精を、欲望が瞬時に充填されたのか、よくわかる変容だ
「望みのモン、だ…受け取れっ…!」
そして。
少女の細腰を片手で掴んだかと思えば…
濡れているかどうかも意識せず。
口腔奉仕の時より、更にエラが張り、血管が浮き出た幹を見せつけ。
少女の拳大ほどにもなった先端を、ぐりぐりと力強く押しつけ、雄の本懐を遂げようと。
■タピオカ > 【後日継続予定】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロロイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」にロイスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」にロイスさんが現れました。
■ロイス > 宴会の如く賑々しいギルドの酒場。
誰も彼もが気安く話しかけ、また気安く去っていくような。
そんな、気遣いの薄い空間。
その中で金髪の男もまた、彼らと同じ様に、適当に話しかけては、去っていく。
『よぉ、ロイス。最近どうだ?』
『やあ、リーブ。実は良い遺跡を見つけたんだ――』
みたいな話を、かれこれ幾度やっただろうか。
別に、話しの内容はさして重要ではない。
勿論、情報交換は重要だが――それ以上に、一目顔だけでも売っていく方がこの場合価値がある。
だから、男は相手が一人だろうが複数人だろうが関係なく――勿論、それなりの空気は読むが――とにかく、数をこなせとばかりに話しかける。
「やあ、君――」
そして、今も。
席に座る一人に、男は物怖じのない笑みを浮かべ、話しかける。
■ロイス > 夜の酒場は人の入れ替わりも激しい。
一通り全部回ったと思っても、少し見渡せば今日はまだ見ていない冒険者達が一グループ見つかる。
男は、その度に話しかけては離れ、また話しかけては離れていたが、それも一段落。
適当な席で、一人酒を飲んでいたが、
「さて、楽しいは楽しいが、そろそろ――あー」
予想通り、何人かが殴り合いやら口喧嘩やら始めている。
これはまた、店員たちが苦労しそうだと思いつつ、刃傷沙汰になったら取り押さえる心の用意をする。
男にとって、此処は便利な場所であると同時に、ホームでもある。
そんな所で、血が流れる所は見たくない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にユンファさんが現れました。
■ユンファ > 「これが今回のね。確認よろしく!」
日の高い時間の平民地区にある冒険者ギルドの一つ。
仕事を探し、または終えた冒険者でそれなりに込み合う中、カウンターで依頼の成果が詰まった袋をギルド員に手渡し確認を頼む。
袋の中の薬草の数を確認したギルド員にあまり多くはない報酬を受け取れば満面の笑みを浮かべそれを袖にとしまい込み。
「ありがとうね!次の仕事を探してくるよ」
にこっとギルド員に笑いかければカウンターを離れ人ごみを掻き分け依頼が張り出される掲示板の前へ。
そこに並ぶ採取から配達、討伐といった依頼を見回すように眺め。
これは無理、これは場所が判らない、報酬は多いが無理とできそうにないものを除外し。
「んー……中々に良いのがないね」
地元ならば簡単と言える依頼は多いが他国者でまだ来てそんなに時間のたっていない自分には地の理もないので難しい仕事も多く。
地図でまだ判断できる場所での依頼をメインに探していく。
■ユンファ > 依頼選びに悩んでいれば手伝いを名乗り出てくれる冒険者はいるが丁重にお断り。
どう見ても手伝い以外の目的が見えるような表情をしていたというのもあるのだが、まず自分では実力不足と思える依頼を勧めてくることもあって。
そして今もそんな冒険者を見送れば新しく張り出された依頼に目を向けて。
「これなら行けそうね。でも…何処?」
幾つかの依頼の一つ、運搬の仕事で報酬は安めだが難易度は低そうなもの。
問題は行き先がさっぱり判らない場所なのが問題。
ギルド員に場所を聞くか、それとも他の依頼を探すかと悩んでしまって。
■ユンファ > 結局はその依頼は元に戻し、今日はもうやめておこうと考えて冒険者ギルドを後にする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からユンファさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・冒険者ギルド」にランディさんが現れました。
■ランディ > 「し、失礼、しまぁす…ひぇっ。」
ある日、平民地区の冒険者ギルド…おっかなびっくりドアを開けて入ってくる小柄な人影が居た。
背中まである、ところどころに茶色がメッシュのように混じった緑色の髪を束ね、小さな丸メガネをかけたいかにも気が弱そうな学者めいた、柔らかな風貌。
ピコピコと、人の耳があるべきところから生えた茶色い獣毛に包まれた獣めいた垂れ耳を揺らして…そそくさと受付へ。
「あ、あの……依頼と、その…冒険者の登録を…。」
そう、おっかなびっくり受付嬢に話しかける姿に、思わず噴き出した周りの冒険者。
『おいおい嬢ちゃん、流石に無理があるんじゃねぇか?』
なんて野次が飛んでくると…。
「あー、えっと…ごめんね。ぼく、女の子じゃないんだ。」
皮肉に気付かず、へにゃりとゆるく笑うと、毒気を抜かれたのかソレ以上は帰ってこなかった。
まあ、あながち間違いでもないけれど…と、否定の言葉を投げて…せっせとまずは、依頼票をもらって書き込む。
依頼は単純『遺跡調査の護衛と手伝い』だ。
■ランディ > 「えぇっと……遺跡調査の護衛として、パーティをくんで、ください…報酬は、20000ゴルトと、見つけたうち、学術的価値のない戦利品を、報酬としてお譲りします…っと。」
カリカリ、カリカリ…依頼票を預かり、ペンで必要事項を書き込んで行き…書き上がったのを確認して、受付のお姉さんにわたす。
依頼料と、仲介料として依頼料の1割…計22000ゴルトが入った革袋を渡しながら。
書類に目を通し、不備がないのと規定の依頼料が収められているのを確認すれば、問題ありませんと笑みを浮かべ。
預かられていく依頼票にほっと吐息を漏らし。
「えぇっと、後は…登録か。」
そして渡された登録用の用紙を手に、またテーブルに戻ってカリカリと書き進めていく。
時折、ピコピコとふわふわの獣毛に包まれた耳を動かしながら。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・冒険者ギルド」にシゲンさんが現れました。
■シゲン > ギルドの扉を開けば冒険者たちの視線を一身に集める
控えめに言ってこの瞬間が苦手である、次の瞬間には屈強な、或いは熟練した冒険者たちの値踏みの視線から開放され、
微苦笑交じりギルドの中へと歩を進めていく
優れた体躯があるわけでもなく、立派な防具や装備に身を包んでいるというわけでもないから、
他所の一行の値踏みに引っかかるようなこともなく、受付前まで来ると、
自分よりも更に小柄な人影が何やら耳を揺らしながら書類にペンを走らせているのが見えた
パッと見た所、冒険者のようには見えなかったから依頼人なのであろう、と思ったが
ミレー種への迫害の強いお国柄であるから珍しく思い、彼の背後に近づいていけば、
そっと彼の書いている書類を覗き込んだ
「こんにちわ…っと…どれどれ、何々?
護衛の募集…20000ゴルド…これは随行する護衛者で頭割り、ですかね?」
マイペースで物怖じしない性格であるからか、ズケズケと彼に質問を投げかける
首にはぶら下げた最低ランクの冒険者票がキラリと光っていた
■ランディ > 「ひゃいんっ!?」
冒険者の登録票を書いている途中、さっきの受付嬢が、出した書類に少し追記してほしいと依頼票を再び持ってきて、少しばかり書き足していた時…唐突に後ろからかかった声にビクン!と耳が面白いように跳ねるのが見え、驚いたように振り向く。
優しげに下がった目尻を見開いて、目をまんまるにしながら男を見つめて数秒…問いかけられていた言葉を思い出した。
「あ、えぇと…そうそう。割り切れない人数が来たら、端数はこっちで追加する、から…大丈夫。」
例えば、3人集まったら、1000足して一人7000ゴルト、くらいにはなるように調整くらいの融通は効かせるつもりだと口にしてから…改めて見つめ直す格好は、こことは明らかに異文化から来たと思わせるような青年の出で立ちであった。
「えぇっと…はじめまして、だよね?」
ずけずけと話しかけられたので、知り合いだったどうしよう、と頭の中の記憶の引き出しを片っ端からひっくり返して、見覚えが無いか漁っているのか…視線が少しばかり、不審に右往左往して。
■シゲン > 耳が判りやすく跳ねるのに思わず距離をとってしまう
悪戯が見つかった子供のようだ、とぼんやりと思いつつも、ぱちくりと眼を瞬かせて彼の声を待つ
「7000…7000ゴルトかあ…それは、宿のツケを払っても大分、手元に残るなあ…
調査日数はどれくらいの予定です?……―――」
報酬のこと以外にも様々な質問をしては彼に返答してもらう
それはもう、一方的にあれや、これやと投げかけて、何なら張り出された依頼票を見てこいや、と言われんばかり
どうしてここまで必死かといえば、手元には100と数ゴルドしか残っておらず、
何ならここに来るまでに広場で林檎を買って齧ってきたから、財政状況は喫緊の課題であった
一方的にあれやこれやと尋ねていたが彼の言葉に、ん?と言葉を詰まらせると、
あぁ、そうだった、と思い出したように改めて頭を下げて
「あぁ~っと、はじめまして、僕は駆け出しだけれど冒険者のシゲン
冒険の経験はあまりないけれど…刀は一応、収めてはいるよ」
腰に下げた刀の柄をぽんぽんを叩いて見せればもう一度頭を下げてみせる
彼の視線が泳いでいるのに気がつけば、我が身を正すようにして
「立派な装備はつけてないけれど、何大丈夫だよ
危なくなれば貴方を担いで逃げることくらいは出来るだろうから」
ふんす、と力瘤なんかを作って見せて精一杯、雇ってくれアピールをしてみる
効果があるかどうかは…正直微妙な所かもしれない
■ランディ > ザワッ、と髪の毛が軽く粟立つような感覚が通り過ぎるまで、髪の毛の茶色の部分…ミレーの血が出た部分がさわさわと揺らめく。
「えぇっと…とりあえず、行き帰りを含めて一週間の予定だけど…。」
あれやこれやと、質問されると驚きながらも、つらつらと答えていくだろう。
別に聞かれて困る事を喋っているわけでもなければ、問いかけられる間に、落ち着いたのか…ゆるりとした微笑みめいた表情を取り戻して。
「うん、はじめまして。ぼくはランディ、一応学者の端くれだよ、うん。
刀…確か、東の国の特殊な剣だっけ?たしかこう…鉄を何重にも折りたたんでるとか、いないとか。」
あ、よかった…ちゃんと初対面であってたみたいだとわかれば、目に見えてほっとしたように吐息を漏らす。
身を正すような仕草をして刀を示す彼に安堵したように見えるかもしれないが、まあそこはそれ。
「ん、っと…もしかして、依頼…受けてくれるのかな?そうだと、嬉しいんだけども。」
なんだかアピールをされているのは伝わって、依頼内容を確認されていたし…もしかして、と気付くのに数秒、ピコン、と何か思いついたかのように耳が跳ねれば…恐る恐る、確認んのために問いかけようか。
■シゲン > 一週間…その間の食事などはどうなるのか、手弁当なのか、或いは依頼人たる彼が準備してくれるのか
重大な事を聞こうとした矢先に名乗っていない事を思い出し、でかかった言葉を一旦飲み込むのである
先ず、自分が名を名乗り彼の名前を聞けばその職業に驚き、えっ!?っと声を上げた
学者、というものがこの国においてどういうものか、今ひとつ判っていないのだが、
少なくとも彼が自分よりも遥かに賢いのだ、という事は判る
「いやあ…まさか先生だとは…何処かのお家に仕える奉公人か何かと思ったけれど…重ね重ねの失礼を
ん…ああ、そうそう。こちらでは珍しいんだっけ刀…僕も専門家ではないからよく知らないけれど」
一応、一般的な学問は一通り、教育されているはずなのだが長続きはしなかったから、
下手をすれば目の前の彼のほうが余程、詳しいかもしれない
酷くふわふわした説明をしつつ、テーブルを挟んだ椅子にどっかりと腰を下ろす
「しかし、先生のような学のある方でも冒険者組合に依頼にくるんですねえ
ええ、僕みたいな無学な者でお力に慣れるんだったら幾らでもー…報酬も良さそうですしね」
先生の耳が動くのを面白い、とか内心思いながら、首肯して返す
何やら恐る恐ると言った風な彼に対してへらへらと緩く笑みを浮かべていて
「そんなにビクつく事はありませんよ、先生。何も取って食おうってんじゃありませんから
冒険者なんてのは皆、慮外者ですけどね、報酬にゃあ皆、紳士ですから」
あはは、と笑って返すと『冒険者は慮外者』なんて言葉が周囲の冒険者の耳に届いたらしく、
ギロリとした視線がこちらへと集まったりするが気にしてないんだか、気がついてないんだか
■ランディ > 「いやまあ、端くれだけどね。」
学院の隅っこの研究室で細々で研究しているだけの知名度も何もない学者だ。
「そうだね、少なくとも武器としての構造は剣とは全然違うだろうし…ぼくも武器とかは門外漢だけどもね。」
ふふ、と穏やかに笑いながら、テーブルの向かいに座った彼を楽しそうに眺める。知識をひけらかすのを好むのは、学者だからだろうか。
「そりゃあ、フィールドワークも重要な研究事項だからね…遺跡の魔術的痕跡とか、あとは出土品からの年代の特定とか…現地じゃないとできないことはいろいろあるよ?
一人でいけたら良いんだけどね…一応護身はある程度身につけているけど、戦うのが得意なわけではないから、うん。」
知識を語る度に、上機嫌に耳をピコピコゆらす、尖ったような長細い印象のある獣耳は、毛さえなければエルフの耳にも見えなくもない。
「ふふ、先生って呼ばれるとくすぐったいね。…そうかな?学院にも冒険者やってる子が居て、そういう子の話は興味深いよ。
文字を追っているだけじゃわからない知識や魔物の生態っていうのはいくらでもあるんだと思わせてくれるからね。
だから…ぼくもこう、やってみようかな、と。…えっと、特技?…魔術とかって書いておけばいいのかな、これ…。」
そうして、ピラリと…書きかけの登録書類を見せながら…カリカリと、続きを書き始める。
■シゲン > 「いやあ、でも僕なんかは3日で逃げ出した口なんで、もっぱらこっちでしたよ」
刀を振る素振りなんぞをして見せて、学業よりも剣術に明け暮れていたと笑って告げる
自分からすれば知名度なんかはさておき、長く学び、知識の探求を続けている、という事は十分に尊敬に値する
「はぁ…僕なんかは学者さんと聞くと、こう言っちゃなんですが、机に齧りついてるような印象でしたよ
あーでもない、こうでもないって文字や数字を捏ね繰り回してるばっかりで…
そのくせ、妙に偉そうだったり威張ってたり…あんまり、良い印象は有りませんなあ…」
若干、恨み節っぽいのは幼少の頃のイメージが悪かったかもしれない
過去の自分の学問の師たちを思い返しながら、勝手な印象を口にしていたが、
ハッとしたように目の前の彼に視線を向け直して
「あっ、先生はどうもそういう連中とは違う感じですけど…少なくとも偉ぶる様子はないですし…
学院…へぇ、何でも出来る連中は何でも出来るもんですねえ…
あっ、そこんトコ…多少盛って申告しても大丈夫ですよ…実際に腕前見せろなんて言われないですから」
書きかけの書類を見れば良いのか悪いのか、そんなアドバイスを送り
再び彼がペンを動かしだせば口を開く
「しかし、先生はご苦労もなさったんじゃないですか?
こう言っちゃなんですが、この国は亜人というか、ミレーには厳しいでしょう?
それなのに先生は志を持って学問続けてんだからやっぱり、立派ですよ」
いつの間に腰にあった刀をベルトの留め具から外し抱くようにして座っていて
感心したように彼の頭の上で時折、ピコピコ動く耳を眺めている
■ランディ > 「ふふ、でもきみはその分刀を握って来たんだろう?いいじゃないか、それで。」
体を動かす、頭を動かす…そんな差はあれど、継続は力だ。
そこは卑下するところではないし、自分の力だと誇示するのは悪いことではない。
「ん?…まあ、そういう人も多いね。数学とか薬学とか…机の上で完結する学問も多いから…。
ぼくはたまたま、外に学ぶものがあるだけだよ。」
にこにこと、笑みを浮かべながら彼の言葉に耳を傾ける、そして彼が語る学者のイメージは、決して勘違いではない。
ただ、外に出向いて学びを得る学者も居る、というだけの話だ。
「偉ぶって研究が進むなら、幾らでも偉ぶるんだけどねぇ…『学があるんだぞー、えっへん』……とか?」
ふんす、と小柄な体躯で精一杯胸をはって偉ぶるふりなぞしてみせると、存外にふっくらとした胸板がシャツを押し上げて強調などするが、それ以前に似合わなさが際立つ。
「昔の魔術師のダンジョンとかに先に足を踏み入れるには、冒険者稼業が手っ取り早いからねぇ。
貴重な魔術書や、研究資料なんか…魔術師としては独り占めしたくなるものだし……え、盛って、と言われても…ん~。」
アドバイスされると、どうやって、と言わんばかりに疑問符を浮かべるが…とりあえず「知識・魔術・精霊術」とだけ書き込んでおく。
「ん、あぁ…そうだね、最初はぼくも学費足りなくて…教授に泣きついたりしたなぁ…。」
本人が気づいていないだけで、学費を嵩増し請求されていたり、泣きついた時に体で支払ったりしているが…そもそも、森から出てきて学院ぐらしの世間知らずは、それがおかしいことだとは気付いていないのだ。
話す間も、能天気に耳はピコピコと機嫌を示すように景気よく跳ねている。