2020/09/11 のログ
■エレイ > 男は別に寝床にそうこだわる方ではない。
貧民地区あたりの安宿でもいいし、なんなら野宿でも問題ない。
選ばなければ、宿を確保する事自体はそう難しくないことである。
しかし──
「それじゃあ面白くないしなあ……」
……などという些末な理由で、男は宿を決めかねていた。
どうせなら親切な誰かが困っている自分を見かねて寝床を提供してくれたりとか
そういう展開がいいなあ、なんて実に勝手なことを考えつつ。
そんな人はいないかと、悩みポーズのまま適当に周囲に視線を巡らせてみたりして。
■エレイ > 「──さすがにそう都合良くは行かぬぇーか……」
それからいくらか時間が経ったが、男に声を掛けるものは現れず。
苦笑しつつゆっくりと立ち上がれば、ゆるりとその場を後にして──。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「酒場/平民地区」にネメシスさんが現れました。
■ネメシス > 騎士団での業務を終え、時間が出来たネメシス。
目立たない格好に着替えると、平民地区の酒場へとやってくる。
カウンター席に腰掛け、スパークリングワインの類を嗜んだり。
こういう場所では腕利きの冒険者や、綺麗な女性が姿を現したりと予想外に面白いことがあったりする。
今日はどんなことがあるだろうかと、上機嫌に鼻歌を歌って居たり。