2020/04/19 のログ
ダアト > 「んー……」

お嬢様というのもあながち間違いでもない。
その頃をお懐かしく思いながらも
今はもう遠い過去の事だと少し寂寥に浸る。

「ふむ」

つまり今晩さえ乗り切ればよいという綱渡り操業なのだろう。
あまり贅沢好きな性格には見えないが……まぁ王都に限らず
極端な貧乏人というのはあまり美味しい仕事にはたどり着けずに
発給で使われているもの。哀しいけれどこれって現実なのよね。

「サチ、じゃ……な。
 わし、はお嬢様、で事足りる、じゃろ。
 ……判ると思う、が、喋るのは……億劫での。
 基本聞き手、じゃ。
 サチの事でも、話せ。聞いて……おる、でな」

と自身についてはさらりと流す。
あまり自分の事を話すのは好きではない。
どうせ忘れられるのだから。
なら、覚えておける事を聞いておきたい。
なんて内心呟きながら。

サチ > 名前を聞いてみたが、実はやんどころない身分の方か、何か訳ありなのか。教えてはもらえなかった。
それぞれ事情はあるだろう、と納得して追及はせずに。ただ「そうですか」と頷いた。
彼女の想像に違わぬ社会の底辺だったが、今日はあながち最悪の日ではなくなりそうで。
とてもペンペン草の様な暮らしを強いられているとは思えない暢気な笑みを表情に戻して。
「お声を出すのが辛いですか?
私の話ー……と言っても……そうですねえ、何をお話しましょうか。
どうせならいい話をしたいですが……。
うーん。ああ、そうそう、食べられる雑草のお話をしましょう……」
名前は知らないが、こんな形でそこら辺に生えているあれはそこそこ食べられる、とか、猫じゃらしが意外とお茶にしたらおいしいだとか。そんな貧乏人必須の情報を喋り出した。
そうこうしている内に、もう、彼女の言った食堂には着いたが。
「タンポポのお蔭で昨今はお腹も膨れ――あ、到着しましたよ。こちらですどうぞ」
葉も花も根も食えて助かる植物タンポポ素敵、とタンポポ賛歌を謳っていた所で、目の前にある店の扉を開けて少女を先に店内へと。

ダアト > 元薬師であるというのもあるが元々野菜、特に山菜が好きな事もあり
そのあたりの食べられる雑草というのはあながち馬鹿にできない事も知っている。
実は地味にたんぽぽのサラダも好きなので馬鹿にした様子など無く
素直に小さくうなずいているうちに店へとたどり着いた。
こんな場所にあるにもかかわらず落ち着いた温かみのある店だ。
……あの店主はなかなかいいセンスのようだ。

「……」

ぐるりと店内を一瞥すると
制止する間もなく迷わず店内の一角、上客用の席に腰掛ける。
この辺りの店で椅子を引くなど期待するだけ無駄ではあるし……

「……少し、部屋を……貸せ。
 あと、そこな娘に、とりあえず……スープ、と後は……適当に」

服装を見て言いにくそうに別の席に案内しようと近づいてきた店主に
そっと服の裾の陰に金貨を視せて小声で告げる。
目を白黒しながらうなずく店主に満足げに微笑むと
初めて後ろを振り向いて

「……」

視線で席に座れと立っている娘に告げると店の奥へと入って行った。

サチ > 雑草の話を雑草がしている、と言うおかしな状況。
しかし案外話を聞いてくれている様なので、お好きな雑草とかありますか?と雑草は訊いた。
だが、店に着けば食欲をそそる様ないい匂いが中から溢れて来て扉を開けるなり胃を刺激したので、ぐううぅうと大きくまた腹を泣かせた。
入店すると迷わず一番いい席を選んでさっさと落ち着く様子に若干戸惑ったように立ち尽くし。
「あ、あぁ――はい、では……失礼して」
着古したワンピースにエプロン。古着を纏う貧乏人とローブ姿の不思議な少女。奇妙な取り合わせだと言うのに、店主をチップひとつで黙らせてしまった。
袖の下を渡したのは、金貨が見えていなくとも予想がつく。いささか気後れしながらも慌ててその隣に着席して。
やがて、湯気の立つスープがすぐに運ばれてくると、匂いだけで生きていけそうな気になりながら。
頂いても?と確認するような視線を向けた。

ダアト > 「……ふぅ」

暫く後、
艶のある黒いドレスに着替えて出てくる。
場にあっている服装というのは大事だ。
まぁ半分は趣味だが……
服装を見て売る物を変える店がこの街には多い。
そのためには必要と思い着替えたのだが……

「ふむ」

案外必要なかったかもしれないとも思う。
なんだかんだであの簡素な服も気楽ではあったことは確かではある。
などと志向を巡らしながら店内に視線を戻すと
文字通りマテをされた犬のような表情の娘を見とめた。
それを首を傾げて暫く眺めた後
ぱちんと扇子を閉じると口元に当て笑みを隠す。

「……食べぬ、のか?」

向かいの席に足を組みながら腰かけ
そのタイミングを見計らったように出てくるパンやサラダを一瞥した後
向かいに座る娘に食べるように促す。

サチ > 「……あらぁー……」
ドレスアップして出て来た彼女はホンイキでお嬢でしかなかったので。
何だかここは富裕地区だったけ?と錯覚が始まった。
一瞬目を丸くして見つめたが。
「とってもお似合いです。黒いドレスは髪によく映えますね……」
目を細めて口にして、それから自分の情けない服装と見比べて思わず苦笑した。
彼女と同じいい席で食事をするにはとても不似合いだったが。
それよりもメシ大事。
「いただきます!」
お預け食ってた身。許可が出れば、ぱっとスプーンを手にスープを口元に運び。
「っはぁぁあ~……」
至福の吐息を吐き出し、ぐす…と若干涙するほどにスープが沁みた。
「おいしい、おいしいです、とってもおいしいです……おいしすぎます」
うるうるしながら瞬く間になくなっていく黄金色のスープ。
続いてパンやサラダが並ぶと。
「あ、私これで充分です」
スープで少し胃が落ち着いてすでに満たされた表情を浮かべ、スープ、パン、サラダ、今夜はこれで充分と意思表示。この店は量が多いしほとんど絶食状態の貧乏人はいきなりは入れられないのもあるが……こんな風にしていただく場合は、いただき過ぎないという信条もある。遠慮なく全力でいただくと、厚かましさに次に繋げられなくなるというのもあるし、働き以上はいただけないという生真面目さも持っていたので。

ダアト > 「んむ」

色素が薄い分暗色系の服が似合う事が多い。
ごてごてとした服はあまり好きではないというのもあるが
やはり好きなものを期待という欲求はある。
それを褒められるというのは満更でもない。
とはいえそれを口にする相手も磨けばかなり光ると思うのだけれど。
王都の美形偏差値は少しくるっている気がする。

「くふ……」

比喩抜きにしっぽが見えるような気がする。
清貧というのは聞こえはいいが、
倒れるほどそれが必要となるというのも哀れを誘う。
が、長らく食べること自体をやめているので
涙を浮かべるほどに食事を楽しみ
頬張る姿に少しだけ羨ましいような思いもする。

「……」

いきなり食べると胃が受け付けないという事も理解できる。
が、どうにも少し遠慮している様子。
揶揄うくらいは駄賃にしておこうかと思ってもいたが
それをみて揶揄う気も無くなったよう。

「……食べる事、も……仕事の内。
 ……メインくらい、は食べておくと……良い」

穏やかに、そして静かに黙ったまま
ただただ食べている様をにこにこと眺めていて。

サチ > これから行く場所はそれなりに高価な買い物ができる高級な場所になるのだろう、とその様相を見て予想できた。
平民地区では満足な品もない。富裕地区に出かける事になるのだろう。
それにしても……この艶やかなドレスはどこに持っていたのか。小首傾げるが。
スープはおいしいし。目の前にいる人はきれいだし。まあ。いっか。とあっさり流し。
「? 召し上がらないん、ですか?」
食べる様子を見て笑っている相手を見て、不思議そうに尋ね。
そして、この先の料理は一度は遠慮をしたが、仕事の内と言われてしまっては断るのも吝かか。
「そうですか…? では、お言葉に甘えて有難く頂きます」
どこか神妙な顔で頷いた。今日、はち切れても私はここでごはんを食べようとそう決意を固め。
そうしてサラダやパンを、
「こっちもおいしい~。ふかふかのパンなんて久し振り過ぎて…飲める、これは飲めるパン……」
いつもおなじみの硬いパンとは物が違って。歯が要らないくらい柔らかく感じた。
いちいち感動しながら食べ進めている内に、ほどなくメインの肉料理もやってきて。
「あぁ……コレ……明日死ぬやつですかね、私……」
こんがりと焼けたジューシーなローストポークを見て死亡フラグとさえ思われた。
そして、案の定、むせび泣きながら食べた。
「旨味の濁流下りや~」
おかしなコメント共に、感動を表現して――今日は腹、はち切れた。
しかし、はち切れたとて、お仕事はちゃんとこなしますとも。おいしい食事を頂けばその後はお付きの者として店の前で待機して一夜限りの主人となった彼女の買い物を待ち、商品を大事に抱え。
行きたい場所には従順にお供する。食事の分はきっちりお仕事をさせていただいた。
何なりとお申しつけ下さいませお嬢様、と忠実な犬。忠犬サチとして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からダアトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からサチさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にアレフさんが現れました。
アレフ > ぎぎ、ぎぃぃぃ~、と重い音立ててギルドの扉が開かれた。
姿を現したのは、小柄な子供と言ってよい冒険者。
ぜーはー、ぜーはーと荒い呼吸を繰り返し、よたよた、よたよたとよたつきふらつきながら、少年はギルドの窓口へと向かう。

「い、依頼のほ、報告れすぅ~」

…もう、舌も回ってない。
初級も初級のスライム討伐依頼を受けたはいいけれど。
やはり、初心者パーティ向けの依頼をソロで受けたものだから。
ちょっと怪我をしたら自分で回復しないといけないし。
スライムの数が多かったらちょっと見送らないといけないし。

依頼達成まで、それはそれは手間と時間がかかったのだと、少年は尋ねられるままに窓口で報告を。

「つ、疲れ、まひた…。へとへとれすぅ~」

おなか、すいた…と。そのままペタンと窓口の前に座り込み…。

アレフ > こんなところにへたりこんでは、ギルドの皆さんが仕事できない。
少年はぺたんこのおなかをさすりつつ、自分を叱咤しながら立ち上がる。
とぼとぼと力なく歩いてゆくのは、ギルドの酒場。
テーブルのひとつにすがりつくようにして座ると、とにもかくにも、何か食べさせて、とウェイターさんに告げるのだった。

アレフ > やがて少年の前へと差し出されたのは、汁気たっぷりの肉がローストされたものが、これまたたっぷりと挟んであるサンドイッチ。

「ぅわあ………♡」

濡れたような黒目がちの瞳を見開いて、口の端からとろりと涎まで垂らし、少年はぢゅるりと生唾を飲み込んだ。

「い、いただきまーすっっ♡」

それはそれはもう美味しそうに。育ち盛りの食欲をいかんなく発揮して。
大盛サンドイッチをぺろりと平らげるのだった。

ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」からアレフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」にミストさんが現れました。
ミスト > 平民地区の一角にある武器屋。
時折に足を運んでは武器を探すのである意味常連となってしまった店。

しかし今日は毎回恒例の代わりの武器を探しに来たのではなく眺めに来ただけ。
しかも安物ではなくそこそこの値の張る品を眺めている。

「やっぱりこういうのが理想だよね…」

今手にするそれなりな長さの長剣を手にして軽く振るったりとし。
次には背中に背負う刃がのこぎりのような異色の大剣もどきを一目見てため息。

「お金が溜まったらこう言うの買おうっと…」

名残惜し気に長剣を元の場所に戻しては値段に溜息を吐く。
とても手が出ない値段に何時かここまで貯めたいと考えては他の武器を眺めていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」からミストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」にピングさんが現れました。
ピング > 相も変わらず閑散とした雑貨屋。
店主たる己はカウンターに座し、本を広げてだらだらと店番中。
一つ特異な所と言えば、本日はお勧め商品なる物がカウンターの上に広げられている点だろう。

”アナルセット”等と、そのものズバリな看板を掲げ、広げられたるは各種道具。
試したい場合はお気軽にお声かけ下さい、という注釈までついていたがそれに反応する客がいるかは微妙な所。

・浣腸はちょっと難易度が高いという方に…特製ゼリー玉(腸内で排泄物を分解、無色透明のローションに)
・ワンランクアップで排泄の快楽を…普通の浣腸器
・初心者用バイブ…つぶつぶ細めのアナルバイブ
・動かせます、動きます…太目のアナルプラグ付き尻尾
・感じるポイントを是非探してみてください…マドラ―、耳かき、歯ブラシ形状玩具各種

等が一纏めにされている。
それがカウンターの上へと、会計時に邪魔になる範囲で広げられているのだからもう酷い。

ピング > やがて客が訪れた物の、熱烈なアナル道具推しに引かれたのは言うまでもない。
今日も今日とて相変わらずな、雑貨屋の一幕であった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」からピングさんが去りました。
ご案内:「「聖バルバロ騎士団 拠点前」」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > 聖バルバロ騎士団の拠点は王国内各地で設けられている。
街の中でも外でもそれは変わりがない。

街の中でも外でも、最低限立て籠れるような広い建物を中心に部隊が展開されているのが特徴である。

今はそんな建物の前で退屈そうにお茶を楽しんでいるネメシス。

果たして、今日はどのような人物が現れるだろうか?

団員達に連れてこられた哀れな犠牲者。
ネメシスの知り合い。
はては、騎士団に恨みを持つもの。
または義憤に駆られた正義の味方。

はてさて…。

ご案内:「「聖バルバロ騎士団 拠点前」」にアリエッタさんが現れました。
アリエッタ > 「あ、あの、離してください、怪しい物じゃないです!」

女性隊員2人に両手を掴まれて連行されてくる。
訳がわからず振り払おうとするが非力で逃れることもできず。

「男に視認できないから怪しいって淫紋の効果で男に視認できないって何度も説明してるじゃないですか!」

男には見えず女性にしか見えない女、という点が怪しまれて連行され、とりあえず見える人物の前に連れていかないとどうしようもないと判断されて女性であるメネシスの前に連れてこられた。

「だから私はただの娼婦なんです!」

訴えている間にもメネシスの前に連れてこられ、団員たちはその判断を仰ごうと。

ネメシス > お茶を楽しんでいると、俄かに表が騒がしくなる。

女性団員二人に左右から掴まれ、連れてこられた自称女娼婦。

不思議なことに、この場に多数いる男の団員達は目の前で漏れ聞こえる声は聞こえど、
団員二人が空気でも運んでいるかのように見えているらしい。

「不思議な人を連れてきたものね。」

副団長のネメシスは突然の訪問者の登場に興味を惹かれた。

空になったカップを団員の一人に預け、団員数名と共に別室へ。
取り調べを目的とした部屋は窓も小さく、部屋の中央に拘束が付着した柱、
他に木馬や、何故かベッドまでが設けられていた。

「今は怪しい人は全員取り締まらないといけない重要な時期なの。
何か身元を保証できるものとかある?
無いならこのまま身体検査になってしまうけど。」

ネメシスは何故か団員の手により、鎧を外されていく。
薄手の服だけになれば、不審な女の顎に手を伸ばし、顔を覗き込んでいた。
顔には笑みを湛え、弄んでいることは明らかで。

アリエッタ > 「うわあ…こう言うのも嫌いじゃないですけど」

連行された取調室には明らかに性行為用の道具が散見され、ちょっとだけ興味を引かれつつも囲まれた状態では何もできず。

「怪しい者じゃないです、アルカンシャルツ家のアリエッタです、家の者に私の名前を出せば分かってくれるはずです」

顎に手を伸ばされても女性、それも美人が相手だからか恐怖心などは芽生えずむしろ嬉しそう。

「綺麗な人に触られるのは嬉しいですけど、身元を証明できる物となると……ちょっと、一応娼婦として体一つで放り出されている身ですので、あ、そうだ!」

懐から金貨が十数枚取りだす。

「この程度なら持ち歩いています、平民ならまず持ち歩かない金額です」

これで貴族だと信じてくれる。
そう思いにこりと微笑んだ。

ネメシス > 「あらあら、物おじしないのね。」

鎧を外してもらっている間、女性の独り言を聞きつけ感心している。
最近は騎士団の前に連れてこられても動じない人が増えた気がする。

「へ~、随分と有名なお家の人じゃない。」

城に出入りするようになり、ある程度家名を覚えるようになったネメシス。
そもそも埃一つない肌から余裕のある家の出だとは推測が出来ていて。
嬉しそうな表情に、首を傾げていた。

「そうねえ…。
別にそこまでしなくても大丈夫なんだけど。」

懐から見せられた金貨は指一つ触れることなく、そのまま本人にお返しする。
最近は懐具合が良いのか、強引な略奪行為に走ることも少なくなってきていた。

「アルカンシャルツ家の人って言えばふたなりの子供を選んで産むって聞いたのだけど、本当なのかしら?」

ネメシスの表情が温和になり、団員達はアリエッタへの拘束を緩める。
手を払おうと思えば簡単に払える程度の力加減。

アリエッタ > 信用されたのか拘束が緩んで安心する。
適当な屁理屈で信用されずこのままなにされるか分からないというのが本音だったので安堵の表情を浮かべ。

「あ、ありがとうございます」

返却された金貨を懐に入れ、拘束が緩まれば手を離し。
軽く伸びをして。

「ん~もうびっくりしちゃいました~あ、私の家は先祖代々極度の男嫌いなだけです、だからアルカンシャルツ家では家を出て娼婦として生きてふたなりの方と子を成すまで帰ってきちゃダメってしきたり何ですよ」

緩んだ空気を感じてか身の上を語り、にこりと微笑んで。

「よかったらお姉さんもいかがですか?女性とふたなりなら大歓迎です、娼婦ですからお金……と言いたいですけどぶっちゃけタダでもいいですよ」

お金を取るのは周りとの娼婦とのいざこざを避ける為であって金の為に娼婦をしていない。
人目に付かない場所ならタダでも構わなかった。

ネメシス > 伸びをしているアリエッタとネメシスを交互に見ている団員達。
彼女らは一様にこれからどういう展開になるのか理解しているようであった。

「先祖代々の男嫌いって、凄い家なのね。
子供の頃に男の子と話したりはしなかったのかしら?」

噂では聞いていたが、本当だったのかと驚いた表情を見せる。
アリエッタは小柄ながら、出る所は出ており、ネメシスの欲情を誘う体つきであった。

「え、別に良いわよ。 ちゃんと既定の料金をお支払いするし、後で宿にも送り届けるわ。
その代わり、今日でふたり以上産んで貰おうかしら。
生まれた子の片方はうちで育てるから。」

団員達の手を借り、今度は召し物を脱がしてもらっている。
桃色の下着まで脱ぎ去れば、色白の肌にそれなりに育った胸、そして腕ほどの巨大な剛直が露になる。

「大きいでしょう? おまけに人によってはその場で孕んで産んだりとかしちゃうんだけど。
貴女はそうなっても大丈夫?」