2020/04/18 のログ
■ピング >
「おっほ。こりゃあまた良い反応だ♥」
淫蕩な夢に耽り、オナニーをし始めるむっつりスケベな少女。
見られていないと思っているからか、夢の中身は大胆で、加えてのプライベートも甚だしいオナニー風景まで堪能できるのだから堪らない。
更には尻穴への刺激に対する反応の宜しい事。
下着を僅かにずらした指がそのままアナル皺を広げ、膣やクリを弄る指と共に新たな刺激を刻み込んでいく。
指1本でじっくりと解し、2本目がむりゅむりゅと皺を広げながら食い込んで。
深く押し込んだその指先は、折り曲げる事で処女膜の裏側を薄壁越しにこりこりと刺激した。
更には玩具も用意して―――――
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対して夢の中では。
指が直接に処女膜を弄り、擽る様な責めが行われていた。
それのみには留まらず、指を4本も左右から食い込ませてぐぱぁ♥と穴を広げてお互いの視界に相手の膜が映る状態。
これみよがしに息を吹き付け、生温かな風がその穴だらけの膜を撫ぜて擽る。
そうして散々、相手を辱め――或いは愛情たっぷりと言えなくも無い行為で責め立てると、手と口を離し相手を寝かしつけ。
その体に覆いかぶさるように身を寄せて、これからの本番に対する前準備の様にその唇へと吸い付き、労うような口付けを落とすのだった。
気分を更に高める様、膣を責めていた舌が唇を割り、その口腔をねっとりと舐め回し。
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そんな夢の光景に目をやると、おっと、と慌てたように立ち上がり。
―――相手の尻からはイボイボのアナルバイブが生えている状態だった。
今も、手を離しても円を描くようにウィンウィンと蠢いて、尻穴を順調に開発中で。
「――――ほりゃ、夢の中でキスをしてるならぁ…こっちはちんぽでちゅっちゅだぞ、ルエットちゃん♥」
ズボンを寛げ、無防備な相手の鼻先へと突きつけるのはぎちぎちに興奮し、勃起したペニス。
本の僅かに亀頭の括れを隠している包皮を、根元を掴み扱く事で剥くと、濃い雄の匂いのこびり付いた段差のえぐいカリ首が顔を出し。
尻穴への刺激もそうであるが、夢と現実のギャップが中々に凄い事に、なっていた。
■ルエット > 「ひっ……ぎ♥ いっ、あ、ああああっ、おまんこっ、おまんこがぁ……っ♥
こんなっ、めいっぱい、拡げられ、て、っあああああ♥ 恥ずかしい、恥ずかしいはずかしいっ♥♥」
いまだ未成熟なルエットの女性器。ピングの極太ペニスはもちろん、両手の指を左右から計8本なんて入るはずもない。
……が、なぜか入ってしまうのが夢の世界の物理法則。
股間から腹を裂かれてしまいそうな拡張感に嗚咽を漏らしながら、しかしルエットの悲鳴に苦痛の色はない。
ただただ恥ずかしいがゆえに、悶絶しながらも色艶の乗った声を撒き散らす。
夢の中のピング、その眼前には穢れをほとんど知らぬ薄桃色の膣粘膜がぐっぱりと花開いていた。
大小の孔数個が穿たれた無垢の証は限界まで伸び、その奥ではプニプニと震える子宮口すらも見て取れる。
もちろん、その羞恥極まる拡大映像は水晶玉を通して現実世界のピングが伺うことも容易だろう。
「はひっ♥ はひっ♥ はひっ♥ ピングさんっ♥ ピングおじさまっ♥ 私、わたしっ、もう、もう、ガマンできないですっ♥
恥ずかしさと、気持ちよさでっ、もう、頭が、ぐちゃぐちゃでっ、なんか、もうっ♥
おしりもっ……♥ おしりまで開いて、もっと恥ずかしいとこまで、見えるっ……見られちゃいますっ♥
それにっ、それにっ、ピングおじさまのっ、アレっ……チンポっ♥ 極太チンポっ♥ チンポちんぽチンポっ♥
チンポの匂いと、熱さがっ♥ あの時の感触が、鼻と、唇にこびりついてっ♥ もう、無理、ガマン無理ですぅぅっ♥」
強制的に女性器を割られてホルモンバランスが崩れてしまったのか。いよいよルエットの狂乱が極まっていく。
弄られてもいないアナルがひとりでに開き、括約筋が震え、雌のフェロモンを含んだ直腸臭がふわりと漂う。
ルエットの顔の周りには不可視のペニスが突きつけられているかのように、凄まじい雄臭と熱が感覚器に襲いかかる。
際限なく高まる興奮、交尾への欲求に、ルエットは唾液を垂れ流し、瞳孔すら散大させて淫語を連発する。
――――――――――
夢の中のルエットは預かり知らぬことだが、実はアナルも口もたっぷり陵辱されている。
ひとりでに震えるグロテスクな張り型が狭い尻孔にずっぽりと刺さり、未だ触れられざる直腸全体を絶えず開発し続けている。
そして乙女の鼻先には中年男性の極太ペニスが容赦なく押し当てられ、剥きたての包皮から放たれた雄フェロモンを嗅がされる。
昏睡の汀にいながら、リアルとヴァーチャルの両面より発情度を押し上げられ、ルエットは無意識のうちに悶絶し始める。
がく、びく、と全身を震わせつつ、頭は愛しい雄臭の発生源を求めて持ち上がり、その亀頭へとキスを繰り返す。
「………………ッ♥ ……おじさまっ♥ ………チンポ……♥ チンポ♥ チンポ♥ ちんぽぉ……♥」
可憐な唇から紡がれる下品な単語の連続。音量はもはやうわ言の域を超えている。
■ピング > 現実と夢の中、どちらかがより変態的な状態なのかは判断が微妙な所だろう。
現実に煽られてか、夢に煽られてか。
どちらが先か、それとも相乗効果となっているのか、相手の発情具合はどちらも相当なものとなっているのが見て取れる。
呻きながら無自覚にペニスへとキスを繰り返す相手の唇に雄の淫臭を擦り付けて。
年相応にかわいらしい唇をグロテスクな亀頭でなぞり、マーキングの様に擦り付ける行為の興奮具合は凄まじい。
片手は後頭部を支え、もう片方の手は胸元へ。
ブラをたくし上げてむき出しにした乳首を指で捏ねながら、前後の穴を自らの指と玩具で。
そして口はペニス、果ては淫夢に浸るというフルコース。
それらの享楽を余すことなく楽しんでいる相手を見下ろしながら夢を覗き込むと、さぁそろそろ本番のご様子だ。
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夢の中では顔中に口付けを落とし、押し付けた腰ではいきりたつペニスがぬちぬちと膣と尻穴の間を行き来していた。
亀頭が幾度も、にゅぐりと両穴に食い込んで。
その度に互いの粘液で滑り、完全な挿入にまでは至らない。
焦らしているのか、最後の準備なのか。
幾度かそうやって穴を広げ、亀頭がはまり込む刺激をぎりぎりまで味わわせ。
漸く、狙いを定めると陰唇を捲りあげながら亀頭がむちゅ、むちゅる、と肉を巻き込みながら膣口を掻き分けて行く。
その肥え太った体躯を存分に利用し、肉布団の様に覆い被さる事で相手の身動きはほぼ取れぬ状況。
汗ばんだ肌同士が密着し、重量感たっぷりの拘束状態で腰に徐々に体重が乗っていく。
みちぃ、と亀頭が膜に触れる感触が、お互いに伝わった。
無垢の証にひび割れの様に広がる孔が亀頭に押し込まれるに従い、ぴり、と広がっていくその感触。
膣を目いっぱいに広げる肉の感触は、相手の想像通りだろうか。それとも、想像や理解を超えるものとなるだろうか。
―――ともあれ、夢の中での破瓜は、一瞬だ。
最後の一押しは無慈悲に。
どすんっ、と体重を乗せ突き下ろしと共に腰がぶつかり、カリ首が処女膜をこそげ落としながら一気に子宮を押し潰す位置にまで嵌まり込み。
胎の奥にまで、ペニスが完全に突き刺さった。
■ルエット > 「お゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ ほっ♥ ぅあ………ああっ♥ ピングさんっ、ピングさぁんっ……♥
も、もう、わたし、むりっ、じらされるの、むりっ♥ チンポ、チンポっ♥ チンポ、チンポしてっ…♥」
眼前にペニスの重圧を感じながら、同時に雌孔にも極太の猛りを感じる。
まるで周囲の空気がすべてピングのペニスに変じ、己の肢体が包茎にくるまれてしまったような、そんな錯覚さえ感じる。
だが、そんな極限の興奮のなかで、2つの孔を浅く交互に小突かれるという屈辱的な焦らしに晒されてしまえば。
いよいよ夢の中のルエットは正気を保つ限界に達したようで、眼鏡の奥では大粒の涙を浮かべ、口角からも大量の涎を撒き散らす。
狂ったように首を振り、『チンポ』を懇願する。己の雌を雄で満たすその瞬間を待ちわびる。
「おねがい、じまずっ♥ おねがいじまずがらっ♥ ぜったいっ♥ ピングおじさまのチンポ、根本まで入りますからっ♥
だから、はやぐじでっ♥ はやぐチンポっ♥ チンポチンポチンポチンポチンポチンポぉぉぉっ♥」
もはや普段の才知も気の弱さも感じられない。夢の中の光景には、ひとりの無言の雄と、一匹の発情期の獣がいるのみ。
――もっとも今や夢と現の境界すら危うくなり、盛りの獣は雑貨屋の椅子の上にも顕現しているのだけれど。
そして、ルエットが夢にまで見た『その時』が訪れる。
肉の鞘と化した膣が今までにないほどの質量を受け入れ、押し広がる。『純潔』を封じていた蓋にヒビが入る。
暴力的なまでに熱く硬い槍はその封印を紙切れのごとく千切り、未踏の粘膜通路にまで貫き入って来る。
やがてすぐ、ぷっくり膨れた子宮口――行き止まりの壁に触れるが、それすらも意に介さないように。
さらに大質量が骨盤の中に打ち込まれ、拡がり、押し上げられ、擦られ、熱され、潤されていく。
――妄想の中で何十回、何百回とシミュレーションした、最高の破瓜体験。
そのとおりの感触が、過剰なまでのリアリティを伴って、鈍化した時間の中でルエットの脳髄に流れ込んでくる。
「……………………………………っぎ…♥」
もはや言葉を紡ぐことも、いや喘ぐことさえできない。肺が潰されたからだ。
うら若きルエットの身に余る超極太チンポを受けれいて、それでいて身体がいささかも破壊されていないのだ。
陰唇は裂けず、骨盤は脱臼せず、膣はその長さを3倍以上に延ばしてもなお千切れない。
子宮ごと、横隔膜ごと腹膜が押し上げられ、胸腔に押し入って来る。それはまさしく『侵略』。
はじめにこの極太チンポを目にした時から夢に見ていた、雌として雄に侵略されるその時を、ルエットは五体満足で体験したのだ。
……だがその代償は大きかった。十数秒のあいだ、ルエットは完全に硬直してしまった。
白目を剥き、舌を突き出し、背をのけぞらせ、呼吸すらも止まってしまう。
びくびく、ひくひく、と乱雑に収縮・弛緩する膣と子宮口の感触だけが、未だルエットが生きている証である。
――――――――――
ショック症状めいた反応は現実世界でも起きていた。
夢の中の彼女とまったく同じように、ルエットは椅子の上でえびぞりになったまま麻痺し、嗚咽すら漏らさない。
そして、大きく開いた脚の間、ただ弄られるがままだった女性器がひとりでに大きくぐっぱりと開く。
電流でも流されているのかと思うほどに膣壁が痙攣し、だくだくと本気汁が排出されて店の床に溢れる。
よほどに極太チンポの挿入が強烈だったのか。その感触は現実の肉体にもありありとフィードバックされているようだ。
それでも物理的に挿入を受けたわけではないので処女膜がギリギリ破れていないのが不幸中の幸いか。
■ピング > 夢の中でちんぽと連呼し、現実の世界では尻から尻尾のように玩具を生やしながらオナニーに耽る少女の姿。
酷く酷く、興奮を煽るその光景に喉を鳴らし、知らず口の端がつり上がる。
挿入されたのだと、夢を見ていなくとも判る程に、目の前の相手の体が痙攣し、跳ね上がり。
余りの刺激に呼吸すらも止めて硬直するその姿は、心配させるに足るものではあった、のだが。
夢に侵される様に、現実の今、この時でも。
膣がひとりでに広がりを見せるのだからその心が薄らいでしまう。
口に擦り付けていたペニスを引き離し、股の間に屈みこんでクロッチを指で捲るとその光景を見やり。
うねるアナルバイブを手で掴み、ぐちぐちと膣の裏側で蠢く玩具のうねりがその開いた孔から覗けるようだ。
夢の中ではその間にも極太ちんぽで掘削されている。
容赦のない腰使いで肉を打つ音を響かせながら、子宮を嬲る様に繰り返し繰り返し、ちんぽが杭打ちの様に打ち込まれ。
それを最後まで見ているのも一興だったが、此処は一つ、半端な所で止めてみるのも楽しそうだ。
尻穴から玩具を引きずり出し、水晶とその玩具は棚へと隠し。
相手の隣に椅子を準備し座り込むと手を伸ばしてリングのスイッチをオフにした。
「おおい、起きろ、ルエットちゃん。
そんなにオナニーに耽っちゃぁ、目に毒だぁぞ♥」
今のこの状況は、相手が夢を見ながらしてしまった事なのだと。
此方が致した悪戯の事などおくびにも出さずに、甘い声で叱る様な台詞を吐く。
夢の中で相手を犯し貫いた、極太のちんぽを丸出しにした格好で言えた台詞じゃあないのだが。
さて夢から覚めた相手の状況はどうだろう。
満足したのか、欲求不満か。はたまた、これもまた夢の続きだとでも勘違いしてしまうのか。
■ルエット > 「………………………ぉぉぉぉぉおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛♥♥♥♥♥
お゛ほ♥ お゛ほ♥ お゛ほ♥ お゛ほぉ♥ お゛んっ♥ お゛うっ♥ お゛うっ♥ お゛うっ♥ お゛ううううっ♥」
深々と肉槍を打ち込まれた後、まるで仮死状態にでも陥ったかのように麻痺していたルエット。
しかし、彼女を組み敷いた巨躯の雄が容赦なく尻を下げ、伸び切った膣孔からペニスを抜いていけば。
まるで心臓マッサージに成功したときのように少女の総身が大きくのたうち、次いで咆哮のごとき嬌声を上げ始める。
その後の反応はまさしく獣、いやもはや生き物とすら認識できないほどの『音』。
ピングの規格外のペニスを受け止め、夢の中のルエットは等身大・肉製の『オナホ』に変わり果てていたのだ。
一突きごとに内臓すべてが揺さぶられる。本来苦痛となる衝撃がすべて快感に変わり、内臓すべてが性感帯に変じていく。
――そう、ルエットは念願かなって全身が『おまんこ』になりつつあったのだ。
大腸が、小腸が、胃が、肺が、肝臓が、腎臓が、心臓が………そしてやがて、脳さえもが。
そして、雌としての悦びだけを受け入れる神経叢となった脳髄に、スパークのごとき刺激がばちばちと溜まっていって。
ヒトの形を保っていたときには決して体験し得ない『爆発的な』絶頂に向けて肥大化していく。
雌として最高潮の体験をピングの身体の下で迎える悦びに、本能のみとなったルエットの自我は最後の歓喜に打ち震える。
夢にまで見た、至高の瞬間――それが今……。
――――――――――!!!
ぐぅんっ。
世界が一瞬にして闇に包まれ、次いでとてつもなく大きな『手』がルエットの頭を掴み、引きずり下ろす。
そんな感覚。装置のスイッチが切られ、ルエットは夢の世界から強制的に退出させられる。
「……………はっ!?」
――見慣れない部屋。雑貨屋のようだ。そうだ、私はピングさんの雑貨屋に来て、そして……。
「………………………ッ!!!!」
……いつの間にか、自分自身の手が己の股間をまさぐるようにパンツに突っ込まれている。
そんな体勢に遅ればせながら気づくと、ルエットは椅子の上で身をすくませながら手を引っこ抜いた。
――繊細な手指には、べっとりと白濁した本気汁が纏わりついている。むせかえるような淫臭がただよう。
はっとして、隣りにいる店主ピングの方を見やる。彼はルエットを心配そうに、しかしどこか厭らしい目線で見つめている。
周囲や自分自身の身なりを確認すれば、ローブはぐちゃぐちゃに着崩れているが、ピングの着衣に乱れは見えない。
どうやらこの男性は夢の世界に没入していたルエットを見守りつつ、とくに手出しはしていないようである。
「………………………ピング、さんっ…。おこして、くださったの、です、ねっ………ありがと、です………っ」
未だ夢と現実の合間に意識があるのか、うつろな目のまま、自分の束の間の午睡を守ってくれた男に向けて礼を述べる。
そしてこのときはじめて、自分の息が恐ろしいまでに上がっていることに気づく。
心臓もこれまで体験したことのないほどに早鐘をうっている。
「…………わ、わたし、なに、してた、の、でしょうか…」
■ピング > 夢の中での腰使いは苛烈で、相手が初めての経験である事など一切考慮していない。
荒々しく、けれども確実に快楽を得るように。
正しくオナホの如き扱いで、自らの悦を得る為に最大限、その肉の穴を隅々まで味わう様に打ち付けていた。
身体が溶け合い、どろどろになるような昂揚感。
そして繋がる粘膜から伝わるのは、射精の予兆だろうと感じ取れる確かな脈打ち。
それが爆発する、まさにその直前に――――。
夢は、覚めたのだ。
「おぉ、起きたか。
いや、何。ちょいと激しすぎたもんでなぁ…お楽しみの所悪いとは思ったんだが。」
実際、相手がさぞ楽しんでいたことは知っているからこその、正真正銘の罰の悪さが入り混じる。
そのまま最後まで体験させても良かったのだが、それで終わりでもつまらないというのが本心ではあるのだが。
相手の体には凌辱の名残等は無く――というか、自らの発情と自慰の痕跡で隠れているのだが。
兎角、此方が散々と手を出していた事には、お礼を言われたことから気付かれてはいない様子だった。
唇にはまだしっかりと、雄の匂いと味が残っているのだろうがそれも夢の中の体験と混在してしまっている可能性は、高い。
尚も無防備で、雌の発情具合をこれでもかと見せつける格好のままの相手の体をちらと見下ろしてから、改めて口を開いた。
「いやぁ……そりゃあ凄かったぞ。
パンツに手を突っ込んでちんぽちんぽと連呼しながら気持ちよさそうにオナっててなぁ。
オイラの名前を呼びながらしてくれてるもんだから、わはぁ。
つい、我慢しきれず自分で弄ってたところだよぉ。」
半身を相手に向ければ、完全に露わとなった勃起ペニス。
相手を夢の中で女に。そしてオナホ扱いにしていた極太ちんぽだ。
血管を浮き上がらせ、びくびくと脈打ち。先端から溢れる我慢汁が竿を濡らし湯気すら立ちそうな程の威容を見せつける。
手で握り込み軽く扱けば、にじゅる、と粘着質な音が矢鱈と耳に良く響いた。
出会いが出会いの状況だけに、こうして見せつけるに恥じらい等微塵も無い。
元より、其処に自重を覚える程の性格でもないのだが。
お前の所為でこうなったのだと言外に告げる様、根元を握ったペニスを揺らして、その重たそうな肉の撓りを見せつけた。
■ルエット > 「激しすぎ、た………えっと……」
朦朧とする脳にむち打ち、思考を取り戻そうと言語野を稼働させる。すると徐々に、己の現状が呑み込めてくる。
いままで自分は、実に卑猥な――それでいて己の望み通りの夢を見て、その中であられもない情事に興じていたのだ。
その夢の果てに、最高のオーガズムを迎えようとしていた。そのわずか数瞬前に、夢は途切れたのだ。
そして、寝起きの自らの体勢。崩れたローブ。指にべっとりとついた雌汁。
どうやら夢の世界に浸っている間、現実の自分自身の身体もかなりの痴態を演じていたようである。
それはピングにもつぶさに見られていたわけで………。
「………あっ……あわ…………あわわわ……………私、わたし………あう、う……」
早鐘の止まらない心臓が、ぎゅ、と不可視の手で握りつぶされる感覚。
すでに過去にも恥ずべき痴態を見せた間柄ではあるが、寝ている間の話である、どんなみっともない姿を晒したかも分からない。
それが強い恐怖と羞恥になって、ルエットは椅子の上で打ち震え、言葉にならない声を漏らすしかない。
そんな彼女の目の前で、中年男性がくるりとこちらを振り向けば。
眼前に晒されるのは、『もはや見慣れた』30cm級の極太男性器。
「…………………………………ッ!!?」
どくんっ。
――己の中で堰き止められていた膨大な蟠りが、再び総身に流れ始めるのを感じる。
――湿りきったパンツの中で、ひとりでに陰唇が、膣口が開いていく。
――ぐにゅる、ぞるり。腹腔のなかで、膣や子宮、そして腸までもがひとりでに動いていくのを感じる。
――骨盤のなかに空洞が生まれる。眼前にある、愛しき極太ペニスの形の空洞。埋められるべき空洞………。
――ごぽり。その空洞に沿うように、大量の子宮頸部分泌液が溢れてこぼれる。
「―――あ、あ、あ、あ、あのっ!!! ピングさんっ、夢の道具、ありがとうございましたっ!!
わたし、もう帰ります、帰らなくちゃ、ですっ、その、あの、さ、さ、さよならっ!!」
――これ以上、この状況で、このチンポを視界にいれていたら、わたしは壊れてしまう。
――ヒトとして、見せてはいけない姿、やってはいけないコトをやってしまう。
理性が悲鳴を上げ、ルエットは椅子をがたんと鳴らしながら立ち上がった。
真っ赤に染まった顔で深く素早くお辞儀をすると、おつかいの品々もカウンターの上に放置し、その場を去ろうとする。
だんっ、と床を蹴ってカウンターの仕切りから店舗の入り口まで駆けるように。
一歩踏み出すごとに、大量の本気汁が床にぼとりと溢れる。
■ピング > 何というか、非常に虐め甲斐のある反応を見せてくれる相手の態度。
此方の言葉に小さくなり、恥じ入るその姿は何というか、非常に雄の心を擽ってくれる。
ともあれ、このまま乱暴に致すよりは、こう意地悪をしたり、セクハラをしながら愉しみたいと思っていた、のだが。
「ほれ、この通りがっちがちになっちまってなぁ。
どうだい、此処は一つ前みたいに………っと?」
想定以上にあの夢の刺激は強かったらしい。
此方のペニスを視界に入れるなり硬直し、脱兎の如く立ち上がり逃げ出そうとする相手。
その背に向けて選んだ行動は――普段から悪戯に使用している能力だった。
視線に力を込めるとその意志に応える様、魔力が不可視の指を象って。
無防備に晒されている尻を狙い伸びたその力は、下着越しに尻穴をぐりゅぅ♥と穿り、刺激した。
「こらこら。そのまんま走って出て行っちゃあ流石に危ないだろうが…っとぉ。」
その刺激で相手が腰砕けにでもなれば一番だ。
そうでなくとも、足を止める隙にでもなれば良い。
叶うならばそのまま背後から相手の体を抱くようにして捕らえてしまおうと。
当然そうなった場合は、密着した腰のお陰で先ほど刺激した尻穴を布越しに亀頭が刺激をする筈で。
そのタックル染みた行動が避けられてしまったならば、相手の逃走はきっと、成功だ。
■ルエット > 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ!!
いつか、いつかまた来ますですからっ!! その時は絶対、絶対に、それ、を…………あうあう……ごめんなさいっ!!」
美しく、図太く、逞しく、芳しい……もはやルエットにとって崇拝すべき偶像にも値するものとなったピングのペニス。
それを屹立させたまま、慰めることもなく放置してこの場を後にすること。たまらない後ろめたさがあった。
しかし、今はまだ自分自身の身体と理性のほうがかわいかった。
まだ失うわけにはいかないそれらを守るべく、疲労した肉体にムチを打って逃げを選ぶ。
「――――――――んぎゅっ♥!?」
そんな彼女を背後から襲った唐突な刺突の感覚。まるで子供がふざけてやる『カンチョー』のような。
不可視の接触はローブを突き抜けて直接アナルに触れ、一瞬だが深く抉ってくる。
がくん、と足がもつれ、店舗の入り口付近でルエットは盛大に転ぶ……が。
偶然か故意か、ぐるりと1つ前転をうち、脚をもつれさせながらも少女は再び立ち上がる。
「……ううっ……あううう……ごめんなさいっ、ピングさん。また今度っ!!」
雑貨屋の扉を蹴破るように外に飛び出すと、その勢いのまま全力で街路を駆けていく。
キィキィと鳴る、開いたままの扉。そのドアノブには1枚の布切れが下がっていた。たっぷり雌の分泌液を含んだパンツである。
アナルに不可視の指を投射したせいで、前転のときにそれに引っかかり脱げてしまったのか。申し訳程度の置き土産である。
ルエットは店を脱出したあとも、パンツが脱げたことに気づいてからも、全力で走る。脱兎のごとく。
――逃げるように? そう、逃げるように。ピングという恐ろしくも素晴らしく逞しい『雄』の気配から。
しかし、それはすでにルエットの肉体の内外にべっとりと染み付いていて、引き離すことは叶わない。
再びオナホになりたがるようにグネグネと痙攣する、お腹のなかのあらゆる器官。
鼻孔の奥に刺さるようにへばりついて肺に流れ込んでくる、ペニスのおぞましい臭い。
先ほど不意打ちを受けたアナルにもぞわぞわとした違和感が深く染み付いていて、それが波のように腹腔に拡がっては骨盤をきしませる。
「………だめっ、だめっ、だめっ!! いまは、だめっ!!」
叫びながら、疾風のごとく街路を突っ走って。
やがて自宅にたどり着けば、リビングに居る両親たちにも挨拶をせず自室へと駆け込み、がちゃりと鍵を締めてしまった。
そして。
この日ルエットは自己新記録となる、連続13時間、絶頂回数200回超という苛烈な自慰行為に耽ったのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」からルエットさんが去りました。
■ピング > 果たして、相手の逃走は成功した。
あそこまで発情しておきながら、そして刺激を受けての反応を見せながら。
戦利品は、相手の夢の記録に、その際の雌の匂いの沁み込んだおパンツ一枚。
後には、あぁ性急過ぎたかと、がっくりとうなだれる店主の情けない姿が残るのみ。
罪悪感を感じている相手と、悪戯を最後の最後で失敗してしまったと悔しがる、己。
失敗したと思ってはいるものの、相手の体と意識には確りと今日の体験が深く刻まれている事には、気付いていない。
良い具合に擦れ違っているが、それが故に縁が深くなっていくこの奇妙さよ。
昂る熱を抑える為に、今日は相手の置き土産であるパンツをオカズとして。
相手と同時刻――流石に時間と回数は及ばないが――自慰に耽り欲望をその下着へと吐き出したんだとか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にアレフさんが現れました。
■アレフ > ギルドの酒場、その一角。
眼の前のテーブルに、どう見ても酒ではないものに満たされたグラスを置いた少年が一人。
物珍しそうに周囲を見回しては、「うわぁ」「うわぁ」と感心したように。
壁の掲示板は、依頼が貼られてるんだろうか、とか。
あの人たちの冒険は成功したんだろうなあ、とか。
とにかく好奇心に満ち満ちた、という様子。
自分も何か依頼を受けなくちゃ、と思うものの。
さすがに一人で受けられる依頼の見当もつかないようで。
少年のおのぼりさん丸出し状態は、まだまだここでも継続中。
■アレフ > やっぱり、掲示板を見に行った方がいいのだろうか。
…ただ、上の方の依頼の張り紙は、物理的に届かなくて。少年には確認できないのだ。
椅子でも持って行って乗っかるという手もあるけれど。
…やっぱりなんか、ハズカシイ。
むー、なんて言いながら、少年はちらちらと掲示板を気にはして。
「…一人でも、依頼って受けられる…のかなあ」
と、ぽつりと零してみたりもする。
どうやら、長い一人旅ですっかり独り言が癖になってしまったよう…。
■アレフ > やがて少年は、意を決したように立ち上がり、とことこと掲示板へと歩み寄った。
そして、あーでもない、こーでもない、と思案した後…。
一枚の依頼をそれはそれは大事そうに選び取ると、ギルドの受付目指してまた、とことこ歩いて行ったのだった。
窓口に若干背が届かない、という誤算はまあ、あったのだけれど…。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」からアレフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にサチさんが現れました。
■サチ > 「っふ~……やれやれ、今日も終わりましたー……」
朝早くから碌に休憩も取らず一日働いて、今しがたそれも終わった。肉体労働者は疲れる……。ふいー、と大きく伸びをしながら、繁華街からは外れた比較的静かで人気も薄い通りを歩き、思わず呟いた。
勤務先から家までまだ、徒歩でいくらかある場所。足取りは疲労の為少々重い。
「さすがに疲れ、ますね……そう言えば今日もごはん、食べてな……――あ、れ……? ぁ―――?」
誰が聴いている訳でもないが何となく独り言ちながら、歩いている途中で、急に目の前が暗くなって、どさ…と重たい物が落ちるような音が響いたかと思うと膝から崩れて力が入らず、道端に投げ出されるように倒れてしまっていた。
「ぁー……ここの所……ごはん、ちゃんと食べれて、な……」
なかったのだった。金銭的に厳しいのもあって食費を切り詰めていて、それなのに仕事をぎゅうぎゅうに詰め込んでいてここ数日はきちんとした食事をほとんど摂れておらず、とうとう貧血を起こしてぶっ倒れてしまった現場。
目の前が、暗い―――
起き上がらなくてはならない、そうは思ったのだが……動けずに。
■サチ > やっぱり、食事はきちんと摂りたいもんやねぇ……。つくづく実感した。水分さえしっかり摂っていれば人間そうそう死ぬ事はない、という暴力的な理屈で今まで乗り切ったが――仕事から解放されて気を抜いた途端この有様。ここの所ずっと空腹状態だったのでいい加減麻痺していて、倒れるまでどれだけ身体を追い込んでいたか自覚できていなかった。
「阿呆やなあ……もぉ……」
情けない様な惨めな様などうしようもない気分になって自嘲しながら、道端で俯せで転がりながら路地の冷たさを感じ。
(もうちょっとしたら……起き上がれるやろか……。起きれんかったら……どうなるんやろ……)
ぼんやりと霞む双眸を閉じてしまったら、そのまま、開かなくなってしまうのだろうか――そんな事を薄っすらと考えつつ試しに目を閉じた。
完全に行き倒れの様相。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にダアトさんが現れました。
■ダアト > その少し手前の建物の扉がゆっくりと開く。
明かりひとつないその建物の中から小柄な影が溶け出すように路地へと歩を進めた。
足音一つなく、ゆっくりと歩き出す姿は貧民街の浮浪者そのものだが……
その手にはそれには不釣り合いな凝った意匠の長剣が握られていた。
扉の外でそれを大事そうに一度胸元に抱きしめた後、歩き出したそれは角を曲がった直後に再びぴたりと歩みを止めた。
ぼんやりと光るその瞳の先には……地面でうずくまる人影があった。
「……」
それをしばらく眺めていたソレは一つ小さくため息をついた。
基本食事すらしていないので何にも買う必要はないのだか
久しぶりに安宿を出て買い物でもしようと思ってみれば……
哀しいかな。王都三大名物のうち一つ、行き倒れに遭遇したというわけ。
それ自体は別に日常なので問題ない。しかし……
残念ながらもう思い出すのも面倒な程前から体の成長が止まっているので
ある程度の大きさのものを飛び越えるのはおっくうなのだ。
頭を跨げば良いだけだが、なんだか気が引ける。足首とかかまれたくないし。
二秒ほど小首を傾げた姿勢のまま固まってゆっくりと考えるとひとつうなずく。
そのままそばまでゆっくりと歩み寄ると
「……これ、死んで…おるなら
ちょっと起きて……横に……どけておく、れ」
つま先でわき腹をつんつんしながらのたまってみたり。
■サチ > 目を閉じた耳には、扉が開閉する音が聞こえてはいたが……目を開けて確認する気力がない。指先を動かすことさえ今は面倒な気がした。
とにかくこのまま身体が調子を取り戻してくれるのを待つ姿勢。戻らなかったら――その先の事はどうせ考えられないので無視しよう。
「……………ぅ……」
しかし、どうにも暢気に倒れてもいられないらしい。すぐ傍で、足を止めた誰かが通行妨害になっているこちらをつついてくる。少々鬱陶しそうに呻いたが。
どうにも、邪魔だからどけ、と意思表示されているらしい事をどうにか認識して。
「……すみま、せん……もうちょっとしたら……起きますから……」
まだ身を起こすまでには回復していない。朝起こしに来た母親に返答する子供の様な返事をして謝罪した。
■ダアト > 改めて行倒れの君を眺める。
どうにも力尽きてひっくり返っている様子のそれは
なかなか可愛げのある顔形をしている。
どうせなら下心丸出しの男の前にでも倒れてくれればとも一瞬思う。
少なくとも多少運ばれても起きなさそうな返答をしているし。
本人の怠惰か限界かのどちらかは……あ、判断するのも面倒だ眠い。
……こうなっては仕方がない。
「行き倒れ……
財布……貰っておこう……かの
死人には……必要ない、じゃ、ろ」
真横に膝をそろえてしゃがみ込むと
無遠慮にお腹辺りに手を伸ばしてまさぐり始める。
■サチ > まだ死ななない……つもりではあるが、自信がなくなってきた。
あれ?私死ぬ?ここで死ぬやつ…?とこの脳天気もいい加減最悪の可能性を感じ始め、道端の粗大ごみと同じ様に成り下がっている現実に直面して、頑張れ、頑張れ私……とどうにか気力で繋ぎ止めていれば……。
その人は財布を漁っていた。
ウフフ……と乾いた唇から渇いた笑いを漏らし。
「……一銭も……有りませんけど……」
見事にぺったんこなお財布というか、それ自体価値もなさそうな小さな布袋が懐に入っていた。
■ダアト > やだこの子触り心地が良い。
ふにふにとわき腹を両手でもみつつ
満更でもない表情を僅かに浮かべる。
ちょっと肌荒れしているようだが
それはたぶん食生活のせいだろう。
近くで見ると明らかに普段食べてない顔をしている。
「……」
実際にスるつもりはなかったのだが
一向に起きない行き倒れの様子と
すっからかんの財布に一部事情を察する。
その後少し憐れみを持った視線を向けて
「……娼館、にでも
……売る?」
鬼畜そのものの発言をしながらそれでもお腹をもみもみするのはやめない。
なぜか?気持ちがよいのだから仕方がない。
■サチ > 「……っふ、っく、やはははは……ッ……」
お腹を探られていれば擽ったい。笑い声が出るくらいには調子が戻って来たらしい。やはりただの貧血だった様で時が解決してくれた。
はあぁ……と息を吐きつつ、ずっとお腹を揉む彼女の手首をつかんで制止しつつ。
「………阿保な事言わんとって下さい……」
財布にお金が入っていればそもそもここで行き倒れてなかったかも知れない。
憐憫の表情を眼をようやく開けて見ればよろり、と上半身を起こして座り込む姿勢となり。はあぁ…と、またもや大きくため息を吐き出した。
「……はい、はい……退きましたよ……これで通れますね……?」
道は開けた。通行妨害は終了だ。進路は君の前にある。好きな所へ行けますよ、とぐーきゅるとお腹を鳴らしながら掌で指し示した。
■ダアト > 「店、選べ、ば
……三食、は食べれる……ぞ?」
Win-Winだと思うけれどもと内心思いつつ
まぁそういったものに行かない辺り事情でもあるのだろう。
少し顔色が戻ってきたようだけれど、この世の終わりみたいな顔は変わらない。
わき腹をもんでいた手を掴む手は思っていたよりは力強いけれど。
「……ふむ」
元々買い物にでも行く予定だったのだ。
多少は変わっても大した違いではないだろう。
にんまりと薄く口元が弧を描く。
面白い事を思いついたといわんばかりの喜色を瞳に宿したそれは
座り込んだままの行き倒れかっこかりの瞳をじっと見つめた。
「……迷惑料、をもらおう……かの」
■サチ > 「……結構です……。まだ、どうにかなりますもの。
私、まだイケル」
今しがた行き倒れていた癖に頑として首を縦にせずに拒否して、大分気を取り直して来て、まだ少し眩暈はするがどうにか帰る事くらいはできそうだと判断した。
「もう払いました……お腹触らせてあげました……」
迷惑料を請求されて。邪魔をした程度の迷惑料ならそれでチャラです、とキパリ。
とんだ当たり屋に出くわしてしまった…と肩を竦めてよろり、と立ち上がり。
ぐる、と鳴るお腹を押さえて溜息をつき。
「あなたも……こんな夜中にで歩いたら危ない事もありますよ? お出かけはまた明日にして、お帰りになった方がいいです」
一応少女の心配もしてそう注意してこの場を収めておこうか。
■ダアト > 「なに、……悪い事、は、言わぬ。
夕食付、の荷物持ち、じゃ。
序に……店まで案内、してもらおうか、の」
そのまま告げたのはこの辺りでは少し高いお店になるが
質もそこそこで量をたくさん食べられる食堂の名前。
王都では流通がある卵とひき肉を固めてソースで煮た料理がおいしいと
先日別の店の主に熱弁されたのを覚えていた。
……基本引き籠りなので店の名前は知っていても場所までは知らなかったりする。
「お腹、を触ったのは……
わしが、勝手にやったこと、じゃから……な」
お題にはならないと暴論をぶちかましつつ胸を張る。
勝手に貰ったものはお題にはならないのだ。
はい、世間ではそれを犯罪と言います。
とはいえ元々おきるかなー程度に思った手段に過ぎない。
実際のところ副産物に過ぎないとは思っている。触り心地よかったけど。
「……主、その財布……で
よもや……明日も無事に居られる、とは思う、まい?
危険、危険か。……そうじゃの。
今日……死ぬと明日……死ぬと、変わる、まいよ」
ぐぅ、と鳴る腹の悲鳴を揶揄するように小さく笑う。
王都三大名物その1暴漢はもはやどこにでもいるので気にしても仕方がない。
いざとなればこの娘だけ逃がせばいい。
並の相手ならば時間くらいならば稼げるだろうから。
「返事、は聞かぬ。
案内、するがよ、い」
傍若無人とはこのことである。
■サチ > 「……?はい?
それはー……つまり、私を雇うって事ですか…?」
急に降ってわいた話に一瞬きょとん、と目をまたたいた。方々で色々な仕事をしている為に地理にも明るいし。彼女の言う店は心当たりがある。
荷物持ちに一時雇いするという話か、と判断すると先ほど財布を持って行こうとした相手の言とは思えず、さすがに暢気な女も怪訝な表情を浮かべた。
「………ただの痴漢じゃないですかそれ……」
胸を張っている。セクハラ親父と言っている事はなんら変わらない。脱力気味に唸って。
まあ、お腹だし、女の子だし…いっか…と水に流そう。
「フフフ、そこはね。大丈夫なんですよ。
明日は――お給料日なんです! 後、賄い付きのお店での仕事が入ってますから、今日を乗り切ればなんとかなるんですー!」
それまで頑張れば、と無茶し過ぎた結果、ぶっ倒れましたが。けれど、まあ――、明日まで乗り切れば、が今乗り切れば、に変わるのなら荷物持ちの仕事、請けてもいいと判断する前に――雇い主の中で契約が成立していた。
「………はい、はい……それでは参りますよー。こちらです、お嬢様」
少々微苦笑して肩を竦めて。それから手をエプロンで拭ってから差し出し、そっと小さな手を取ってご案内しようか。食堂だけが目的ではないと考え。
「今夜はどちらへ向かわれますか?」
■ダアト > 「光栄、じゃろ?」
揶揄う様な笑みを口の端に浮かべて瞳を見つめる。
何やら表情がころころと変わって見ていて飽きない娘だと思う。
王都にいるには少し無防備すぎて今すぐ避難を勧めたい感があるにはあるが
……まぁ案外そういう性癖の持ち主かもしれないし。
「……給料日、とは」
その日の最後に貰うものではないだろうか。
つまりこの体調でまだ一日乗り切る必要があるのでは……
と思うが突っ込んだら負けな気がするので少し気になりつつも我慢する。
やたら自信ありげなので恐らく朝に貰えるのだろうそうなのだろう。
「本屋、じゃの。
あとは……宝石店、か」
王立魔道図書館の禁書庫にでも潜り込めれば一番なのだが
あそこに入るには正規でも非正規でも
いろいろと”手続き”が必要でめんどくさい。
「んむ、……励む、が、良いぞ。」
とりあえずはこの娘をお腹いっぱい食べさせるところから始めよう。
■サチ > 「……ハア、まあ……」
今一つ素直に頷く感じでもなくて、どっから来るんじゃろこの自信……と笑みを浮かべて口にする少女を見返して曖昧な返答を零した。
「日雇い精算じゃなくって、私の場合まとめていただいているんですよ」
賄いもあるので、明日出勤して昼まで働き、食事を頂きその後仕事終わりにお給料を頂く。
そこまで乗り切れると踏んでいた、少し無茶し過ぎて今倒れてたが、起き上がった。問題ない。
「……本当にお嬢様なんですねえ……
そんな感じしなくもないですが……こちらにお泊りで…?」
本に宝石。高価な買い物である事は間違いない。彼女が今出て来たのが平民地区の安宿と言う事実と噛み合わす若干首を傾げ。宿の出入り口と彼女の顔を交互に見た。
「はい、では僭越ながら。
――ああ、そうです。お嬢様、お名前は何と? 私はサチ、とお呼び下さい」
俄か侍女となり、食堂へ向かう道すがら雇用主に尋ねた。
目的の店まではそう遠くない。自己紹介をしている内に着くだろう。