2020/01/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」からミストさんが去りました。
ご案内:「平民地区 レストラン」にキルシュナさんが現れました。
■キルシュナ > 『いらっしゃいませ♪ 何名様でしょうかー?』
年明けの連休中のうららかな午後、ドアに取り付けられたカウベルをカランカランと鳴らして入店したのは、男性的なシルエットの無骨な革ジャケットの下に、水着としか思えぬ露出過多な黒装束を着込んだ長駆の猫。
だだでさえ痴女の如き格好なのに、ハイレグカットが際どく小股に食い込む黒水着は身体前面の大部分が隙間だらけの鋼糸編みで、Gカップのたわわな肉果実やら、程よく引き締まったヘソ周りやらをこれでもかと言わんばかりに露出していた。
太腿の半ばから先は黒タイツで覆っているものの、きゅっとくびれた腰からむっちりといやらしい肉付きを見せるヒップラインに至る曲線はむき出しで、後ろから見れば黒水着の食い込む褐色のお尻がぷりんっといやらしく実る様を視姦することが出来てしまう。
そんなお尻から生えた猫尾がまたくねくねと気まぐれに揺らめいて、いっそ誘っているのではないかというくらいに他者の視線を惹きつけていた。
「ウチ一人だけや。適当に店回って空いとる席座るし、案内はせんでもえぇよ」
そんな淫らな格好に面食らいつつも愛想の良い接客態度を崩さない店員の案内を軽薄な笑みと共に断った猫娘は、男性客のまとわり付くような視線をむしろ心地よさげに受け入れながら店内奥へと歩みを進める。
■キルシュナ > ランチタイムもそろそろ終わろうかという時間帯にも関わらず、店内は大勢の客で賑わいほぼ満席。家族連れや年配客よりも友人同士、もしくはカップルで訪れたと思しき年若い男女の姿が多い事にキルシュナの笑みがますます深まる。
この変態猫、遅めの昼食を取りにこの店に訪れた訳でない。
今日も今日とて卑猥な目的をたわわな胸中に秘め、この日のために用意した淫具を肩から下げた小型のバックパックに入れて来ているのだ。
「さてと、まずは可愛ぇえ子見つけんと話にならんよね。この店は客だけやのうて店員もレベル高い子揃えとるのがええんよね♪」
むっちりと肉付きつつもツンと上向いた張りのある尻から伸ばした黒尾をくねくねさせて店内を睥睨する変態猫の本日の悪戯は、空間魔術と魂魄呪術を融合させた無駄にハイレベルな物――――ではあるのだが、やろうとしているのは単なる痴漢行為である。
目を付けた相手の秘所やらアナルやらをバックパックに入れたオナホールにコピーして、まずはその形状やらショーツの中で蒸れた生々しい匂いを楽しみ、その後は卓越したクンニや手マンでとろっとろにさせてから、ふたなりちんぽでたっぷりと天然オナホを堪能させてもらおうという頭のおかしい企み。
当然、健全な店内でその様な行為に浸れば大勢の目を引く事になるだろう。今でさえ多くの人目と囁きを誘ってしまっているのだ。下手をすれば店から叩き出されてもおかしくはない。
しかし、その様な事には決してならないのだ。
何故なら今しもこちらに目を向ける客達に感染術式の認識改変が行われているのだから。そうして己に向かう視線を不自然に逸らしつつ、しかして高度な魔術で恥部を写し取られて遠隔淫行の肉悦に襲われる事になるだろう犠牲者にはむしろ視線が集中する様に誘導して、羞恥と背徳の悦びをたっぷりと味わってもらうつもりである。
ご案内:「平民地区 レストラン」にジギタリスさんが現れました。
■ジギタリス > 「何だか随分遠まわしな事しようとするね。」
店内奥にいたミレーの女性、其処から2つほどしか離れていない席に座っている女が話しかけてきた。
女の姿は彼女と良い勝負をしていて、真っ白な肌を殆ど露出する店内の照明でテラテラに光る
竜の皮下組織を使った服を纏っている。姿かたちは違うが体形も着ている服も似通ったツインテールの女。
自らの大きな乳房を柔らかくテーブルに乗せたまま両方で頬杖をつき、そんな女性を眺めていた。
傍らにはシードルが一杯置かれているだけ、日の有る内から酒を飲んでいるようだった。
■キルシュナ > 「――――むぉっ!?」
意識の外から唐突に向けられた声音に、思わず暗殺者としての即応反射が飛び出しそうになった。ここしばらくは危ない事からも足を洗って、遊び人としての無為で爛れた生活を送って来たキルシュナなので、凄腕の同業者に狙われるなんて事も無く、すっかり油断しきっていた。
それでもその身に染み付いた用心深さとミレーとしての鋭い五感はほとんどの隠形を見破ってしまう。だと言うのに、傍らのテーブル席に座す娘の気配に気付く事が出来なかったのだ。
しかし、尻尾の先まで毛羽立つ様な警戒心は彼女の姿を目にした途端
「――――んほぉ❤ こらまた美味しそうな淫魔ちゃん……いや、なんやろ、ちょいと匂いが違う気ぃもするなぁ……まぁええ。こない美味しそうな子に逆ナンされてもうたんなら同席も仕方ないな、うん。そんなわけでおじゃましますぅ♪」
軽薄な美貌と共にあっさりと緩んで、彼女の元へと足を運ばせた。
彼女は単に猫娘の行動目的を見抜いて―――それもまた警戒すべき能力と言えるだろうが、既にキルシュナの思考はそこにはない―――無駄に手順の多い奇異な悪戯に疑問を呈しただけなのだけど、態々高度な隠形を解き、変態猫といい勝負の出来そうな淫らな服装に包まれたいやらしい身体を見せつけての声掛けをナンパであると都合よく解釈して、自儘に彼女のプライベートスペースへと踏み込んでいく。
その上、普通であればテーブルを挟んだ対面側に腰を下ろす場面だろうに、肉欲に忠実な猫娘は彼女の隣、互いの二の腕やらむき出しの太腿やらが触れ合うほどの至近距離に身を寄せていく。
■ジギタリス > 「あららららららら…」
早速席を立って、自分の元へとやってくる彼女。スリーサイズ……といっても見た限りではあるが
似ていると思ったが立ち上がってみると背丈も殆ど変わらない事に気付いた。
太ももが触れ合うほど彼女が近づき、座ってくるならば女もそちらに近づき、太ももは完全に密着させ
尻肉まで触れ合っている。ミレーの女性とほぼ同じ大きさの乳房の側面をふに、と触れさせた。
違いとしては肌質だった。ミレーの彼女は張りのある弾力性を持っていた。
対して女は弾力は持つ者の肌質は大福のようにふんわりと、乳房自体はモッチリと重みのある柔らかさを持っていた。
寄ってくる相手に少し不服そうな視線を向けたが
「私が先に同席を誘おうと思ってたのに………………」
不服なのは其処だった。さながら深夜の娼館のような様相を呈していながら
店内の客は誰も彼女たちを見ない。まるで石ころのように意識の外に二人がいる。
「隠れてずっと過ごしてたけど、よりによって店の中で何かやらかそうとしてるのを感じたから。」
「伝播系の魔術だよね、呪術も使ってるし東西両方の術が使えるんだね…」
コクンと彼女の肩に頭を預けると上目遣いで十字の灰色の瞳が見つめる。
「大衆の場で見られないと興奮しないタチなのかな?じゃぁ私とだと満足できないかもしれないね」
すり寄ると大ぶりの乳房が彼女の乳房を押しつぶしている。
「あと私は淫魔ではない、ジギタリスっていうの。アナタは何て言うの?似たような人」
■キルシュナ > 「おほ❤ えぇねえぇねぇ♪ そない痴女みたいな格好しとるわけやし、相当な好きものやろ思っとったけど、思った以上の変態ちゃんなんかな?❤ んふっ、ええやんええやん、結果は変わらへんのやし❤」
どこまでも無防備に接近を許す彼女が、むしろ自ら身を寄せて擦り付けてくるその白肌。すべらかで瑞々しくも、人妻めいて淫蕩な柔らかさを持つ極上の淫肉。
その上、これほどの美女二人(もちろん美女の一人にキルシュナもカウントされている)の背徳の関係を想起せずにはいられない密着を前にしても、周囲の客達の視線が不自然なまでにこちらを無視しているのを鑑みれば、彼女もまたキルシュナ同様に認識改変の催眠、もしくは人払いの結界といった淫行に好都合な術式を用いているのだろう。
となればもう、その目的は変態猫と合致しているに決まっている。そんな自分勝手な決めつけが、彼女のうなじに美貌を近付け窄めた唇とすっと通った鼻筋を擦り寄せ擽りながらその香りを堪能し、横合いから抱きしめるかに回した双手は水着めいて柔肌にフィットする着衣の隙間からその内側へと入り込もうとさえする。
彼女がそんな狼藉を許すのであれば、変態猫は豊満極まる生乳を竜皮の下にて好き放題に揉み捏ね始める事となるだろう。
「にひひひひっ、ウチ、エロ術やったら東西南北関係なく、禁術やったとしても分け隔てなく習得して来たしな。そういう姉やんも色んな技覚えてそうやない?」
キルシュナの猫めいて縦割れの瞳孔も異形なれど、それ以上にはっきりと異彩を放つ十字形。恐らくは何らかの魔眼を備えているのだろう瞳に、しかし恐れも無く金瞳を絡みつかせる変態猫。
「んふっ、見られながら言うんも好きやけど、そんなん無くても姉やんのエロボディ相手やったら十分愉しむ自信はあるで❤ ウチの名前はキルシュナや。見ての通りのミレー族やで、淫魔やない姉やん♪」
■ジギタリス > 「大丈夫、心配ないよ。王国も帝国も皆痴女みたいなもんだから。だから周りを歩いてるのも男ばっかりなのかもね」
「痴女ってのは相対的に人口は少ない物だから。因みに私は変態ではない、好きだけど」
「っはん…♡」
話している間に、指先が自らの服の中に入り、餅のような重さとマシュマロに近い柔らかさを持つ。
どちらも白い物で、真っ白な肌を持つ女がそのものに見えるかもしれない。
それよりも揉まれた時に発される声だった。吐息に似ているがハッキリと耳に入る。
元より幼さが大分残る高い声をしていたが喘ぎは少女のような甘い声をしていた。
「私は……どうなんだろう、道行くついでに覚えてるから知らない術もあるかもしれないし」
「今回のは分かったけども」
ミレーの彼女が持つであろう豊富なステルス特性の経験則から、十字の瞳、耳にぬめるように入り込む声
気配を消せる等、精神、幻想に特化した能力を行使する存在だと総合的に結論が出るかもしれない。
抱き寄せられる身体はようやく動くと、装甲を縫って彼女の乳房を同じように揉み捏ね繰り回す。
自分の物と違い弾力に富む張りのある褐色肌をぬめりのある竜革に包まれた細い指先が埋まる。
やんわりと沈み込む女の物とは異なり揉むのにやや力が要る。
とはいえ、褐色の肌と白肌がねっとりとこすれ合う様は驚く程官能的な物であった。
そのままお互いは身体の殆どを密着させ柔らかく形を変える二色の淫肉になっている。
その中で女はそっと彼女の股間を包むように触れる。
「……今もしかして生えてる?」
■キルシュナ > 「ヤらしい格好して案外詩的なんやねぇ、ジギィは。変態やない言うんは残念や。ジギィみたいな綺麗な白肌をいろんなもんでどろっどろぐっちょんぐっちょんに穢すんもウチは大好きなんやけどなぁ❤」
歪んだ性癖を隠しもしない変態猫の手が、淫らなボディラインにぴったりとフィットする竜皮ともちもちの柔肌の隙間に潜り込み、蒸れた人肌に褐色の繊指を沈み込ませる。
もにゅぅん、むにゅっ、むにゅっ、むにぅうんっ❤
斜め下から豊満な乳肉を持ち上げ、そのまま円を描くように双手を動かしながら繰り返し柔肉を揉みしだく。少しだけ痛みを感じる、しかして喘ぎを我慢する事の難しい肉悦を生み出す乳揉みの手管は、同性ならではの―――否、レズセックスに慣れ親しんだ者ならではの技巧で淫熱を高めていく。
先端の蕾にはあえて触れず、柔らかな双丘のボリュームたっぷりの肉感を堪能する乳揉み。その淫行に引き出された彼女の喘ぎもまた猫娘の琴線に触れる物だったらしく、興奮に乱れ始めた呼気が彼女の白喉を熱く擽る。
「まぁ、ウチよりはまともな目的の術を習得してそうな気ぃはするかな。ウチ、エロ術覚えるんは熱意たっぷりに取り組めるんやけど、そうやない術覚えるんはどうにも面倒でなぁ……ん、ふぅっ❤」
切り返す言葉の締めくくりに甘やかな声音が漏れたのは、傍若無人な乳揉みに悶える彼女が反撃めいてこちらの双乳にもその手を向けて来たから。
ブラの矯正が無くとも小生意気に突き出すロケット型の爆乳は、褐色肌に沈む指先を強く押し返す弾力に富んだ物。本日は戦闘行為を想定しないエロ目的の外出故に装甲板の取り付けられていない軽装は、早くも勃起しつつある乳首をパフィーニップル特有の乳輪の膨らみ諸共見せつける。
ナイフの刃などは通さぬ頑強な黒皮は、その癖柔らかな愛撫には直接肌に触れているかの如き感触を返す特別製。
「んっふ❤ 見ての通りまだ生えてへんけどぉ――――――んッ❤ ほれ、この通り❤ いつでも好きなだけ好きな形のもんを生やすことが出来るでぇ?❤」
呪文さえ紡がぬ無詠唱が下腹の淫紋に赤紫の輝きを浮かばせたかと思えば、次の瞬間ずりゅりゅんっと伸びいでる大蛇めいて野太い雄の剛直。
ともすれば恥丘を飾る黒色の翳りさえ覗きそうな程に小さな股布には当然収まり切らぬ巨根が、白昼のレストランに堂々と曝け出される。
褐色肌より少しだけ色濃い胴部は、戦士の前腕を思わせる肉束にミミズの如き血管を這わせ、淫水焼けでどす黒く染まる亀頭部は淫欲に張り詰めて熟したりんごの如きテカりを見せている。その先端中央部に刻み込まれた鈴口がぷくぅ…っと膨らませる透明雫が醸すのは、柑橘を思わせる若い娘の体臭とは異なる、雌の発情を煽ってならぬ雄フェロモン。
■ジギタリス > 「魔族だから既に穢れてるっていうね」
彼女の中で穢れて言った物もいるんだろうが、何せ自分は魔の者だったのですでにそういった行為は
嫌いではないのだった。それも相手によりけりだが
「んんっ…んーっ…♡」
少し頭を離すと熱い吐息を吐きながら彼女の肩にその頭を乗せる。褐色の乳房を揉みしだく手は止まらず
自分と違って張りのある乳房は少し握るようにする必要があり、撫でる程度では沈んでいかない。
それでも牝の柔らかさは持ち合わせ、手の疲れは無い。
「っきゅ…ふぅぅ…♡」
喉を擽られると、キュルキュルとした鳴禽のような高い声で喘いだ。
「私もまぁ……必要な物だけ覚えてるのは同じなんだけど…っわ」
言い切る前に彼女の股間から肉体のバランスからは考えられない巨大な男根が現れる。
驚きにその亀頭に顏を近づけると、細い唇を少しだけ触れさせればすぐに離れた。
「凄いね、でも何時でも見かけた人に使ってるんでしょ?…私に対しては女として来てよ。」
空いていた片手がトントンと彼女の下腹部を叩くと、ココで初めて静かに微笑みを見せる。
勿論、両性具有を相手にするのは嫌いではない。しかし、素が女性ならば女性同士として
絡み合いたいというのが女としての願望だった。
「来いよキルシュナ、チンポなんて捨ててかかってこい。」
少し顔を離すと、特段意味の無いドヤ顔を見せながら自分の腰を撫でた
最初の雰囲気から想像するよりもちょっと面白い女かもしれない。
■キルシュナ > 大勢の客が健全で他愛のない会話を楽しむ白昼のレストランの一角。テーブルとソファの背もたれを挟んださして広くもない空間を、二人きりのベッドの中か何かの如く、褐色肌と純白肌の美女が互いの豊乳を揉み合うレズ行為に沈溺する。
肩に乗せられた頭部の心地よい重みに笑みを浮かべた大口が、艶唇の合間からにゅるりと伸びた紅舌にて白色の首筋を舐め上げる。
「ほぉれ、そろそろ乳首摘んでまうよぉ?❤」
ただでさえ豊満な乳房がワンサイズバストアップする程の乳辱マッサージを終えた繊手が、白色の竜皮に浮き上がらせる手指をするすると肉丘の頂きに近づけて――――きゅむんっ❤ 繊細な指先にて硬く凝っているであろう乳首を摘んで電撃めいた甘痺れを走らせる。
そしてすぐに力を緩めた指先がすりすりと乳首の側面を撫で擦り、翻った人差し指がぴんぴんぴんっと尖った雌芯を転がし弾く。
そんな乳首攻めの最中に、実際にそのまま使うか否かは分からぬ物の、セルフフェラさえ容易かろう30cmクラスの長竿の先端に彼女からの口付けを受けたのならば
「―――おっ、ふ❤ って、そら殺生いうもんやで、ジギィちゃん。せっかくこない立派なもん生やした言うに、一発も出さへんまま終了言うんは生殺しもええとこやで」
ビクンッと長蛇を戦慄かせて悦びを示した後、続けて紡がれた言葉になんとも情けない表情で眉尻を下げた。とは言え、彼女の問いをふたなりペニスを用いた淫行をせがむ物だと思ったのはキルシュナの勝手な勘違いに過ぎぬわけだし、そして何より彼女程に美味しそうな獲物が相手であればどの様なプレイであろうとも愉しめるだろうという予感もある。
故に変態猫は、子供の如く唇を尖らせつつも大人しく生え伸ばした巨根を収縮させて、元通りの子宮の膨らみばかりを薄く浮かばせた下腹に戻して見せた。
「なしてそない得意げやねん! 全くわけわからん子やな、ジギィちゃんは」
思わずぬくぬくの乳懐炉から引き抜いた手で、表情に乏しい彼女の頬をむにゅりと摘んで柔らかな頬肉をむにぃっと引き伸ばす。
とは言え、そういう事であるならば、斯様に狭苦しい場所で絡み合うより、やはり清潔なシーツの上で心ゆくまで互いの雌肌を擦り合わせて愛し合いたい物である。
ちらりとテーブルを見下ろせば、ドリンクどころか水の入れられたグラスの一つも見当たらない。キルシュナの方も未だに注文を受けていない身の上なので、このまま店を出たとて問題はあるまい。
「まぁ、ええ。せやったらこんな場所やのうて、二人きりたっぷり愛し合える場所に移動しよ。まぁ、ジギィがこの狭っ苦しい場所で、窮屈でもどかしいプレイを愉しみたいいうんならそれでもええけどね」
密着のゼロ距離から僅かに身を離し、興奮に火照った体温を一時的に奪った猫娘の提案。彼女がそれに乗るのであれば、二人の姿は近場の連れ込み宿へと移動する事となるだろう。
■ジギタリス > 「っはぁん…♡」
会話の途中でも止まらない手。指先がそろそろで女の乳首に走ると、柔らかい肉に包まれる
背中がキュっと反り、横の乳肉を彼女の乳房に押し当てる。
「やらないとは言ってないじゃないかー、今回はしないだけで…女の快感でかかってくるg…」
「ぉわぁーーーーこのジギィちゃんに何をするだァー」
止まらない得意げの表情を引き延ばされる。頬も同じく柔らかい、彼女の想像以上に伸びる。
それでも身体は離れる事無く、抱きしめ身体を密着させ寄り添う。
「訳が分からない?……私が?…キルシュナそれはブーメランなのでは?」
彼女の脇に腕を滑り込ませて、バッグパックからオナホールを取り出すとチラチラと彼女の眼前に振って見せ
まだ残っていたシードルを飲み干すと、意識干渉の能力を解いた。
2人への注目度は本来の物に戻る。
「良いなら、私は付いていくよ。ココだと随分人の目が引くからね」
能力の干渉が無くなった店内の空間で二人は物凄い目立つ。
■キルシュナ > 「……………………」
変化に乏しい美貌と、断定的で中性的な口調。
それらから想像していた人形めいて感情の薄い性格が、先程の言動を堺に完全に崩れ去っていた。どうやら彼女は怜悧な美貌とは裏腹に存外に愉快な性格の持ち主だったらしい。
思わず口を噤んだ猫娘の顔になんとも言い難い表情が浮かぶ物の、稚気を残したその性格はこれはこれで悪くない。むしろちょっと可愛い。己の事を『ジギィちゃん』などと呼ぶ人称もまた愛らしく、思わずぎゅっと抱きしめたくなってくる。
それで有りながら少し距離をおいて改めて向けた金瞳に映る姿は、先程と変わらぬ豊満でいやらしい、雄の劣情を一身に集めるために作られたかの様な体躯というギャップがまたいい味を出している。
「――――……何気に冷静で勘所を付いたツッコミやな。まぁ、ウチは己の淫欲に忠実なだけで特になんも考えてへんだけなんやけどな」
彼女に奪われたバックパックを取り戻そうとするでもなく、ピンク色のぷにぷに触感も卑猥なオナホ以外にも多種多様な淫具の詰め込まれた中身をむしろ堂々と彼女に晒すのは、相手が相手ならそれだけでもう裸コートの如きセクハラ行為と言えるだろう。
そして彼女のいやらしい身体に注目するあまり意識から外されていたシードルを目にすれば、バツの悪そうな表情が腰に括り付けた巾着から数枚の銀貨を取り出しテーブルに置いた。危うく無銭飲食してしまう所だった事への謝罪代わりのチップを含んだ払いである。
それと同時に空間の気配とでも言うような物が変質し、本来であれば当然の様に存在していただろう周囲からの注視がむき出しの肌を炙り始めれば
「おっけ♪ せやったらこっちや。近くにウチがよぉ使っとるエロ宿があるし、今日はそこで愛しあお❤」
なんて軽薄な言葉を紡ぎつつ立ち上がって褐色の細腕を彼女に差し出そうか。
■ジギタリス > 「分かっていないなキルシュナ君。私だって私の好きな淫欲に忠実だよ。」
「でないとお互いこんな恰好はしないからねぇ、言動が浮世離れしているのはお互い様じゃないかぁ」
またちょっとドヤ顔を見せながら、視線を向ける他の客たちに美人らしい笑顔を向けた。
2人の恰好には気にもせず金銭を祓う彼女の腕を抱き、身体をすり寄せる。
恐ろしく官能的な光景になっている。
そして宿への誘いにはまた何故かかみしめるように得意げな顔で頷き
「そうしようそうしよう…」
甘えるようにすり寄りながら彼女についてゆく事にする。
■キルシュナ > 【後ほど継続予定です】
ご案内:「平民地区 レストラン」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「平民地区 レストラン」からジギタリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──~♪」
雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅街の路地を、
下手くそな口笛を奏でながら、一部に赤いラインが入っている意外はほぼ全てが銀色の番傘という
奇妙な物体を担いでのんびり歩く、金髪の男が一人。
傘を差している代わり、普段羽織っているジャケットの姿はなく。
昼食を終えた後、暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と歩いてきたが、特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、
気がつけばこの場所まで辿り着いていた。
先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが──
「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」
なんて、眉下げて笑いながら独りごち。
適当に視線を彷徨わせて住宅街の景色を眺めがてら、なにか面白いモノでも出現しないか、などと
雑な期待をしながら、ぱしゃ、ぱしゃとマイペースに歩を進め続け。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「……──む。気づけば止んできていた感」
ふと気がつけば雨音は聞こえず、小雨程度になってきていて。
空の様子を伺ってみれば、雲の隙間から陽光も漏れてきている。
これならもう傘もいらないかと判断すれば、左耳のピアスを指で打ち鳴らす。
さすれば傘はキュルキュルと音を立て、水を弾きながらジャケットへと姿を変え、
そのまま羽織った状態になる。
空いた両手をポケットに突っ込み、男はそのまま歩みを進め続け……そのまま、何処かへと──
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスバルさんが現れました。
■スバル > マグメールの平民地区を、少年は一人歩いていた。
今日は特にやることもなく、訓練なども終わっているし、気晴らしの散歩と言った処である。
気晴らしと言えばやはり……図書館が良いだろうか。図書館にはたくさん本があり、其れは時間を過ごすにはいい場所である。
だって静かだし。
少年は、何時ものように、平民地区をとことこと歩く事にする。
通いなれている、夜遅くまで営業している図書館に向かうのだ。
本が読める楽しみに、髪の毛の下の目は喜びに細まって、一層凶悪な視線となり。
口元は嬉しそうに吊り上がるのである。
髪の毛を上げていたらきっと、悪だくみしている顔にしか見えないだろう。
■スバル > 「何を、読もうかなぁ……。」
料理の本とかが良いかもしれない、家の料理はいつも自分が賄っているので、母や姉に喜んでもらいたいのである。
レパートリーはあればあるほどいいと思うし。
そうでなくても、何か面白い本が有るかもしれない、物語とかもいいなあ、と思うのだ。
あれも良いな、これも良いな、少しばかり上の空になりながら少年は進むのだ。
平民地区の道は、まだまだ人が多いので、安心して歩ける、隅っこを。
少年は角を曲がり、道を進むのだった。
もう一つ、角を曲がれば見えてくる、少しばかり足が速くなるのは、楽しみだから。