2019/03/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にヴェルムさんが現れました。
ヴェルム > 【改めて待機】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
ヴェルム > てすと [1d6→3=3]
ヴェルム > 「んー、じゃあこっちから。
いくよー」

タマモが適当に転がしたサイコロを拾い上げれば、ヴェルムからの先行で。
もうあとはどうにでもなれという感じなので、特に何も考えないまま、サイコロを振った。
[1d6→3=3]
ヴェルム > 「う、うーん…あまりいい数字じゃなかったな」

サイコロを転がしてみたところ、出目はなんとも微妙な3。
こればっかりは運なのでなんともしがたいが、初手でこれでは先が思いやられそうで。
腕組みをして軽く首を傾げ、微妙そうに眉をひそませてから、向かいの席に座る彼女に目を向けた。

タマモ > 「ふむ…何とも半端な数字が出たものじゃのぅ」

3の出たサイコロ、手を伸ばし、ひょいっと指で摘み上げる。
指先で軽く弄れば、ぴんっ、と軽く上に弾く。
それは、真っ直ぐにテーブルの上へと落下し、かつん、かつんと数度跳ねた。
[1d6→6=6]
タマモ > ころん…そして、停止。
そのサイコロに、視線を向ければ…出た目は6だった。

「ふむふむ…こちらは、幸先は良さそうじゃのぅ?」

ふふんっ、と自慢気に少女は胸を張る。

ヴェルム > 「ぐぬぬ……自信持ってやったほうがいいのか…」

彼女の転がしたサイコロの目は6。
問答無用で一回戦目はこちらの負けであった。
当然のことながら、ルールに乗っ取って服を脱いでいかねばなるまい。
もそもそと、まずは上着を脱いでいく…それでもまだ肌着だ、恥ずかしくはない。

「それじゃあ、二回目っと」

自信ありげな彼女に負けまいと、サイコロを手に取って再び投げた。
[1d6→4=4]
ヴェルム > 「うーぬ…またなんとも」

出てきた数字は4…先ほどよりはマシながら、微妙な目なのは一緒か。
それほど自信を持てるほどではないが、次こそはと彼女の動きを注視する。

タマモ > 「なるほどなるほど、徐々に上がっておるのぅ?
しかし、運と言うものは小さく波打つものなのじゃ。
さてはて、妾等はどのような波を生み出すものか…ほれ」

さぁ、二投目だ。
再びサイコロを指先で摘めば、先と同じように、ぴんっと弾く。
狙ったように、正確に、サイコロはテーブルの真ん中に落ち…
[1d6→1=1]
タマモ > 「大きな波は、こうした時、楽しませてくれようて。
ふふ…さて、普段ならば一枚でもあれじゃが、この衣類ではそうもいかんな?」

出た目は1、出先からの大きな波だ。
とは言え、少女はそう気にした様子を見せていない。
手を後ろに回し、エプロンの紐を解けば、それを脱いで椅子の背凭れに掛けた。

ヴェルム > 「ふぅ、やっぱ自信が大事かぁ」

こちらの勝ちとなると、ちょっと安堵した様子のヴェルム。
勝ち負けに関わらず余裕な表情を崩さないタマモと真逆で、表情がころころ変わっているか。

「服装はお互い平等っぽいね。
さて、次も頼むぞ~」

彼女の普段着ている和服では少々フェアではなかったところなので、これはこれでよかったと。
次もまた勝てるようにと、拾い上げたサイコロを手のひらの中で転がして願掛けするようにし、テーブルの上へと転がした。
[1d6→5=5]
ヴェルム > 「お、これはなかなか…」

3回目で出た数字は5。
初手から一つずつ数字が上がっているが、これは自信を持てる数字。
表情にも、自信と余裕が現れ始めてくるか。
しかしそこで彼女が6でも出してしまえば、かなりのダメージにはなるだろうが。

タマモ > 「波打つ妾とは違い、とんとんと動いて行くか。
………これは、6まで進み、1まで一気に沈む流れかのぅ?」

くすくすと笑い、そんな事を言いつつも、次の一投をとサイコロを摘む。
まぁ、今の流れを見ると、そうなるとも言える感じだが…
それはそれで面白いが、己の波がどうなるか、とも言えよう。
サイコロは指に弾かれ、またテーブルへと落ちて行く。
[1d6→5=5]
タマモ > 止まり、数字を確認すれば、男と同じ5の数字。
なるほど、お互いに引けを取らぬ状態維持か。

「どうやら、お互い様、と言った感じじゃな?
これだから、時の運とは面白いものなのじゃ」

相子は、そのまま次に行くが良いだろう。
そう男へと伝えれば、続く一投をとそちらへと視線を向けた。

ヴェルム > 「あはは、揺さぶってくるね。
でもなんだか楽しくなってきたし、そうそう乗らないよ」

ぶっちゃけ負けたとき何されるか思いっきり不安だけど。
勝負の方はまた別の話と。
そうして彼女の賽の動きを見つめて。

「おお、なかなか…いい勝負ってとこかな。
ホント、面白くなってきた」

彼女の出した目もまた5。
互いに同じ数字の場合はドローとなって、再びサイコロを手に拾い。
どこか楽しそうにしつつ、サイコロを振った。
[1d6→1=1]
ヴェルム > 「ありゃ~、6は越しちゃったみたいだ」

残念ながら出た目は最低値。
またドローにでもならぬ限りは勝ちはなく。
残念そうだが、それでも冗談を言えるくらいは楽しんでいるよう。

タマモ > 「そう、それで良い。
そうであってこそ、勝負の運とは楽しめるものなのじゃ」

不安は残るも、徐々にそれは薄れているようか。
代わりに浮かぶ、楽しき様子に、うんうんと頷いて。
ぴんっ、と一度弾き浮かせたサイコロ、ぴたり、と一度立てた指先の上に乗せる。
くるくると緩やかな回転を見せてから、回転したまま、指先からぽろりと落ちる。

かつん、こつん、右へ左へと小さく跳ね…
[1d6→1=1]
タマモ > 止まる数字に、その表情はより楽し気を強く帯びる。

「かかっ、これは楽しや楽しや。
より強き勝負の熱が、湧き上って来ると言うものじゃろう」

再び出る同じ数字に、すぅっと目が細められる。
純粋な運を頼る勝負の行方、これは本当に予想出来るものではない。
それこそが、少女にとって望むものの一つであろう。

ヴェルム > 「マジ?
こういうことってあるんだなぁ」

彼女の出した数字に、驚いた様子のヴェルム。
またしてもドローとなり、かろうじて一命を取り留めた状況となった。
その幸運というか、悪運にはさすがに表情に出る。
もちろん、楽しいという意味での驚きだ。

「まったく、こんなに盛り上がるなんて思ってなかったよ」

無論こんな幸運がそう何度も続くとは限らないが、二人とも揃ってこの状況を楽しんでる様子。
さて次はどんなことになるのかと、期待を膨らませつつ次のサイコロを振った。
[1d6→5=5]
ヴェルム > 「5か…いい数字だけど、逆転できるかな?」

出した数字は上々の5。
先ほどの流れがあった手前、この数字でもそう油断はできない。
だからこそ楽しむようにして彼女を見つめた。

タマモ > [1d5→4=4]
タマモ > 「うむ、しかし、ここでの勝負で続いたのは初見じゃ。
べーちゃんや、なかなかの強運じゃのぅ?」

ひょい、と親指と中指にサイコロを挟み込み。
スナップを利かせ、軽く上へと押し弾く。
少々速き回転を保持し、テーブルの上に落ち、独楽のようにくるくるとしばらく回転を続け…
[1d6→2=2]
タマモ > 「おぉ…揺れる揺れる、上か下か、そればかりじゃ。
さてさて、ここに到るも、久方振りか…」

一瞬何かが見えたが、そこは気にしないで貰いたい。
ともあれ、男が出した目の真逆を目にすれば、その手は上着のボタンをゆっくりと外して。
少しずつ覗く水色掛かった下着と、乳房の谷間。
ボタンがすべて外れれば、そのまま上着を脱ぎ、エプロンの上に掛ける。

少女の言葉通り、ここで見せる久し振りの姿。
周囲から向けられる視線からも、次第に熱が篭り始めて。

ヴェルム > 「よしよし、イイ感じだ。
この調子で…」

彼女の出目は振るわなかったようで、今度はこちらの勝ち。
ここまで来ると自信も満ち溢れてくるもので。
と、サイコロから彼女へ視線を移せば、ちょっと思考停止。
露わになった少女の下着姿の上半身を見て、そういえば脱衣ゲームだったと思い出したところ。

「え、ええと、そいじゃあ次いってみよう」

視線が泳ぎ少々動揺、というよりどぎまぎしているみたいだが。
やはり彼女の露出する谷間もそうだが、鎖骨とか腰のラインを見て、熱っぽい視線を送ってしまうのは仕方がない。
ともかく、ゲームを続行することにしよう。
[1d6→4=4]
ヴェルム > 「んん、これはどっちに転ぶかわからないな」

ちらちらと視線が泳ぐのはさておき、出た目は良い方ではあるが微妙なところ。
さて彼女の幸運やいかに。

タマモ > 「そうじゃな、お主からして、良い感じと見えよう。
このまま、押し切ってみよ、べーちゃんや」

男の視線の向けられる先、それを見遣りながら、楽しそうに。
4の面を出すサイコロを指に挟み、くるり、と手の平に乗せる。
軽く円を描くように手を揺らし、手の平の上でサイコロを転がす。
そして、その勢いのまま、テーブルの上へと落とした。
[1d6→4=4]
タマモ > 「ほほぅ…まったくもって、妾にも見えぬ勝負の行方。
さて、果たしてお主の、皆の望む結果が得られるか?」

視線を下に、見える4の数字に変わらぬ笑み。
これは、運が良く傾いているのか、悪く傾いているのか。

ヴェルム > 「なかなか白熱するねぇ…ギャラリーも多くなってきたし。
まぁ見てるとこが違うかもしれないけど」

残念ながら今回は押し切れなかった模様。
またしても引き分けとなった勝負の行方は誰にも分らず。
しいて言えば酒場の客たちの視線も集まり出したということだ。
もっともタマモの身体を見ているだけのが多いようだが。

「望む結果ねぇ…じゃあ全部ひん剥いてやる~
なんて、悪い事言ってると負けそうだけど」

彼女に挑んだ男の目的はまずそれだろうが、ヴェルムとしてはどうなのか。
とりあえず今は勝負を楽しんでいるので、勝ったらどうするかなど、あとで決めればいいといったところだった。
さて、サイコロを拾い上げればテーブルに放り、からころと音を鳴らす。
[1d6→2=2]
ヴェルム > 「おっと…これは分が悪い」

最低ではないが良い数字ではない。
まず勝てそうではないが、運が重なればドローにも勝利にも持っていける数字ではある。
全ては互いの運次第だ。

タマモ > 視線の中で踊るサイコロ、止まれば、見えるのは2の数字。
その瞳は、男の方へと向けられる。

「さぁ、その言葉が真実となるか、偽りとなるか。
それは、もうすぐ分かるものじゃろう」

ひょいっ、と摘み上げ、流れるような動きで、ぴん、と弾く。
それはテーブルの上で1・2度跳ね、ころん、と転がって。
[1d6→3=3]
タマモ > こつん、と最後に音を立て、サイコロは止まる。
そこに見えた数字は、僅かな差で、己の勝ちを見せた。

「ほれほれ、妾がすべてを脱がされる前に、お主が脱がされてしまうか?
そうなる前に、どうにかせねばな?」

ぐい、と乳房を押し上げるようにして、腕を組む。
これで再び、同じ立ち位置となって。

ヴェルム > 「やられたかぁ、もう少しだったのに」

わずかな僅差で彼女の勝利となった。
残念ではあるがどこか楽し気なヴェルムは、肌着を脱いでいこう。
騎士らしく鍛え抜かれた肉体は、女ウケこそ良さそうではあるが、酒場にいる男たちからはブーイングがちらほらと。

「とはいえ、これでイーブンだ。
勝負はこれからだよ」

まだまだ自信を失っていない男は、胸を強調するような彼女の所作に視線を奪われながらも、勝負は捨てていない。
サイコロを拾い上げれば少し溜めてから、テーブルに放った。
[1d6→6=6]
ヴェルム > 「ようし…文句なしだ。
タマモの方が、先に脱がされちゃうかもね」

出た数字は納得の6。
これ以上ないため、悪くてもドローになるだけだ。
上機嫌に彼女を微笑みながら見やる。

タマモ > 「端の数字となれば、良くも悪くも先は無い。
言い方を変えれば、再び同じとなる事もあるじゃろうな。
さてはて、次はどちらに転がるとなるかのぅ?」

先も、勝負ありと思うも、同じと言う事があった。
それならば、今この数字を出されていても、同じ事が言えよう。
もっとも、そう上手く行くかどうかは、それこそ運次第。
爪先で、サイコロの角先を弾き、かつん、と一つ大きく跳ねさせる。
そのまま、テーブル中央に落ち、くるくると僅かに回る、そして…
[1d6→6=6]
タマモ > 「………これはこれは、本当に…」

かつん、と止まり、その数字を見れば、少し意外そうな表情。
いい加減、差が見られると思うた結果は…四度の同数字。
ふむ、と大きく一つ頷いて、男を見遣る。

「まだまだ、結末は見られぬと言う事じゃのぅ。
ここまで長引くのは…さて、初めてと言えるのやもしれん」

ふぅ、と深い吐息を吐く。
思い出すような仕草をしながら、そう言葉を掛けた。
実際に、こう何度も振り直しを行うなんて初めての事だ。

ヴェルム > 「まったく、本当に口は災いの元だな。
でもこんなにワクワクする勝負は久しぶりだ」

またしてもドローとなった結果は、彼女としても驚きだったようだ。
試合はまた振り出しに戻り、サイコロもまた男の手の中へ。
ヴェルムが6を出したときはギャラリーが盛り上がり、タマモが6を出せば露骨なまでに落胆の声が聞こえたとか。

「さぁ、いこうか」

そう何度も良い手は来ない。
緊張と自信を入り混じらせながら、テーブルにサイコロを転がして…
[1d6→3=3]
ヴェルム > 「ふーむ…何とも言えないが、まだタマモに分があるな」

出た目は3…心もとないが彼女の賽がどう転ぶかはまだわからない。
意外にも落ち着いた面持ちで、彼女の動きをじっくり観察していく。

タマモ > 「かかっ、しかし、静かに勝負の行方を見る。
それを出来る、妾等でもあるまい?
ほれ、次はどちらとも取れる数字であろう…行こうか」

すっ、と指を滑らせるように、サイコロを摘んで。
一度、二度、と揺らせば、そのまま指を離す。
サイコロは、真下へと落ちて行き…
[1d6→1=1]
タマモ > かつん、そう跳ねる事がなく、その数字を見せる。
上から下へ、ある種で揺らぎのない、上下の波。

「いやはや、どの数が出ようとも、油断ならぬ流れであるな?
前にこうなったのは、いつ頃であったか…」

なにやら思い出しながら、一度席から腰を上げる。
その手が、幾重に連なるスカートのホックを外してゆく。
外し終われば、滑るような動きで、スカートは脱ぎ去られた。
上下共に下着姿となった少女、再び歓声の上がる周囲。
見せる立場となろう少女だが、逆に、それに答えるように軽く手を揺らす。

見せ付けるように、脚を組むようにして、座り直す。
心底楽しそうな笑みを浮かべ、男へと次を促すように、サイコロを視線で示す。

ヴェルム > 「ふぅ…ちょっとヒヤヒヤしたけど、運が味方したな」

今回の勝利は喜ぶというよりも、ほっとしたような様子。
何せズボンが掛かっていたのだ、男としては勇気がいるだろう。
それに対し彼女の方は、スカートを脱ぎ捨てても平然とし、それどころかギャラリーに軽くサービスするくらいの余裕。
ま、男でそれやったらアレだけど。

「余裕たっぷりで羨ましいとこだけど…
次で勝負が決まっちゃうかもしれないね…それじゃあ…」

勝負が決まるあたりになると、サイコロを投げる手にも力が入るもので。
下着姿な彼女に意識を向けてしまいつつも、サイコロを振って。
[1d6→1=1]
ヴェルム > 「あらら、力みすぎたかな」

中々に決着はつかないが、それもまた醍醐味。
出た数字はこちらの負けか、良くて引き分けとなるしかない数字。
これでお互いまたイーブンとなるかどうか。

タマモ > 「ほれほれ、妾の姿、見惚れる余裕があるものか?
これで勝負は決まらずとも、もはや、決着も近い…のぅ?」

時折、脚を組み直してみせ、見える数字にくすりと笑う。
まさに、一進一退の戦いを彷彿とさせる流れ。
運のみによる勝敗の行方、こうも乱れるのは珍しい事だ。

サイコロの上に手を翳し、すっと放せば、それは消えて。
次に、その手を少し上に持って行き、手の平を返せば、それは上に乗っていた。
反対の手で摘めば、そのまま、その手からテーブルの上へと落とす。
[1d6→6=6]
タマモ > 「こうした時に、大きな揺れは、何か勿体無く感じるもの…」

どうも、今日の出目は差が激しいように思える。
だがしかし、そうであろうと、結果と言うものは出るものだ。
さて、これで男も下着姿となろう。
男の、周囲の、その反応を見るのを、少女は楽しみ。

ヴェルム > 「あー、やられた…」

まぁ仕方がない、ここにきて実に分の悪い勝負となった。
ギャラリーからのブーイングが少々大きくなってきているが、ルールはルールだ。
一旦椅子から立ち上がれば、カチャカチャとベルトを外し、ズボンをするりと脱ぎ捨て、下着一枚の姿へ。
正直マジで恥ずかしいところだが、目の前の少女も同じ状況なのが唯一の救いか。

「はぁまったく…まぁとにかく、これでようやく決着がつくね。
それじゃあ…いくよ」

ギャラリーがうるさいし恥ずかしいので、さっさと決着をつけよう。
もちろんどうせここまで来たのなら勝って終わりたいところ。
さて、サイコロはその願いに応えてくれるか否か。
[1d6→3=3]
ヴェルム > 「うむぅ…最後がこれかぁ。
まだわからないけど…タマモ次第か」

これで決着がつくのか、勝てるか負けるか微妙な出目。
全ては彼女の運次第となった。

タマモ > 「むむむ…またも、勝敗の予想し辛いも。
さて、ここで何が出るものか…」

ひょい、と二本の指に摘まれ、それが何度も行き交って。
上かと思えば下、右と思えば左、まるで手品のよう。
最後に、ぱっと手を離せば、ころん、とサイコロは転がる。
[1d6→4=4]
タマモ > ころころとサイコロは転がり、それも止まるが見えた。
出た目は…本当に僅かな差、と言えるものだ。
しかし、それこそが、この楽しみを生み出すものだった。

「ふふ…後は無い、この感覚が楽しくて仕方無い。
のぅ、そうじゃろう?ベーちゃん」

すっと背凭れに背を預け、軽く息を整える。
上から下まで、己に向けられる周囲の視線。
こうした刻も、ほんの僅か残すのみとなろうか。

ヴェルム > 「あー…やられた…
これは僕の負けだね」

実に僅差だったが、負けは負けだ。
あと着衣は下着一枚あるが、いくらなんでも公共の場で全裸になるつもりはなく。
というか騎士としてアウトなやつなのでさすがに憚られた。
ともかく、がっくりと肩を落としては、敗北を認めて。

「まぁ、でもここまで競り合うとは思わなかったな。
面白かったよ、タマモ。
ところでその…負けた場合は具体的にどうなんの?」

負けてしまったがいい勝負ができたのは間違いなく。
割とすっきりした面持ちで、彼女に笑いかけることができたか。
と、負けた場合のことを思い出せば、果たしてどうなるのかと恐る恐る聞き出そうとして。

タマモ > そして、男の口から敗北が綴られた。
最後の最後で、それが止められたのはあれだが…まぁ、立場と言うものもあるか。

「ふふ…では、この勝負は妾の勝ちじゃな。
良く頑張った、自身の運を、今だけは誇っても良かろう。
ここまで勝敗に掛かったのは、一度たりともに無いのじゃからな」

さて、男から、敗北の時の詳細を問われた。
その言葉に、にまにまと意地悪そうな笑みが浮かべられる。

「この公衆の面前で、お主の乱れる姿を………と、言いたいが、妾もそこまで鬼ではない。
せめて、場所を変えるくらいの計らいはするものじゃ。
そこまで言えば、大雑把にでも先は見えようて。
………もちろん、約束を違えるお主では、なかろう?」

よいせ、と再び少女は席を立ち上がる。
男へと言葉を掛けつつ、椅子に掛けた、脱いだ衣裳を手に取る。
名残惜しそうに、向けられる視線の中、少女はゆっくりとした動きで着衣を身に着けていった。

ヴェルム > 「あー…ははは、まぁ嫌な予感はしてたけど。
やっぱりキョーレツなこと考えてたんだねぇ…。
場所を変えてくれるのはすごくありがたいし助かる…
だけど…言うほど見たいかな、男の乱れる姿って…」

彼女としては下着までいきたかったらしいが、そこまでいくのはお互いのためにもよくない気がする。
かなり良い勝負になったおかげもあるだろうが、とりあえず受け入れてはもらえた。

そして語られる敗者への辱め…案の定よからぬプレイを考えていたらしいが、幸いにも救済措置をもたらしてくれた。
それだけ聞けば男としてはほっとするもので、まぁできれば人目につかないところがいいが、そこまで都合よくいくのか。
ともかく、約束した以上は果たさなければなるまい。
そもそもとして男の乱れる姿を見たがる大衆が、どれほどいるのかという素朴な疑問はあるが。

彼女に続いて椅子から立ち上がれば、脱ぎ捨てた着衣をもそもそと着込んでいく。
ギャラリーの視線は彼女に向けられていたのであんまり視線は感じなかったが、やっぱり服を着ると落ち着くもので。
さてここから、一体どこに連れていかれるか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からヴェルムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい平民地区の繁華街の真っただ中、
露店で買ったらしい飲み物を片手に道行く人を眺めている男が一人。
誰も彼もが随分と忙しそうに立ち回っていく様子を何処か他人事のように眺めていた。

「そろそろこの騒がしさも落ち着いてくるかと思ったら…そんなことはないな。
 真っ昼間からみんな元気なこった、仕事で来る分にはこの騒々しさが面倒ごとだがオフなら気楽なもんだな」

どこか上機嫌に漏らしながらもどこかで騒動が起きたのだろう、
聞こえてくる怒声の方に視線を向けてヤジを飛ばす始末。
仕事らしい仕事もなくたまには休みと位置付けての散歩の最中だけに、
普段用心棒をしてる時の飯のタネも気楽に楽しめる余裕がある。

カイン > 「ん。とりあえずまずは酒飲める場所を探しに行くか。」

何を飲むかなと居並ぶ酒場を一瞥してから雑踏に紛れていく。
軽い足取りを隠すことなく酒の勘定をしながら去っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルキオラさんが現れました。
ルキオラ > 昼過ぎ。
喫茶店のカウンター席で我が物顔で寝転がっている小人の姿。
小脇には小さめのサイズのカップに入ったお茶が置いてある。
ちょっとした交渉ごとの帰りに休憩としけこんだのだ。
この錬金術師の小人は平然と飲食店に入るので始めは驚かれるが、
普段くる客も店員もそのうち慣れてしまう。
小さい生き物が好きな女性客がキャーカワイイーなどと近寄ってくるので
そのときはルキオラも媚を売って撫でられてやったりしている。

「平和だなぁ……」

平和な一日ではあるが、研究諸々がうまくいってないことからの逃避でもある。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアッシェさんが現れました。
アッシェ > ガチャガチャ ゴトン。

そんな音が喫茶店の裏口から聞こえてきた。
喫茶店に品物を配達に来た 見た目はあくまでも人型の少女が何かの液体入り瓶を数本持って来たのだった。
細々とした喫茶店の支配人なのか店員なのか、と物事のやり取りをしてから、
品々を納品すると お使い終了とばかりに裏口からカウンター席へと移動をしてしまい―腰かけた。

ちらっと寝っ転がっている小人を視た。
これまで妖精とか精霊とか悪魔とか天使とか吸血鬼とか視てきたが、
小人はなかなか見なかった。どこまで視たのかはさておき、視線を一旦逸らすと、
店員に 今日のおすすめティーセット 茶とつまみセットなるものを頼み、暫く待機。

「妖精…いや、小人やろ。」

はんなりとしてどこか艶っぽく呟き、少し離れたカウンター席より首を傾げて見下ろす少女。

ルキオラ > 「やあこんにちははじめまして。
 あたくし錬金術師ルキエルが下僕の錬金術の小人、ルキオラです。
 どうぞよろしく~」

つぶやきとともに視線をくれられたのに応じて、だらけていた身体を起こして芝居がかって一礼する。
ニコニコと営業用スマイルを浮かべた。

「美しいお嬢さんはホムンクルスや小人は見るのははじめてで?」

アッシェ > だらけきっていた小人が しゃなりと礼儀正しく振舞ってきた。
中々のスイッチの切り替えだと少女は内心そう思う。
なんとなく眺めていたが やはり ナニモカモ小さいもんやなと思う。

どこを見て ナニモカモ になったのかは割愛するとして。

「錬金術師。あれか一は全にして全は一…ホムンクルスは材料の一部が精液やってホンマ?
 ホムンクルスとか小人は、娘がやっているのあんから、初めてでもないけど。

 うちは…アッシェ・シュトルム・トゥルネソル。トゥルネソル商会のもんです。」

座ったままなので、軽く会釈程度に。
横からすっと注文していた 茶とおつまみセットが置かれた。

少女の見た目で娘がいるのを言っておこう。娘が錬金術紛いな事をしているとも。
お嬢さんっていうかもう人妻なんだけど 人妻部分は言わないでおこう、
っていうか娘がいるのがばれただろうから、目敏ければ気づくだろうと敢て放置。

ルキオラ > 「食事処で詳しく語りたい話でもないですがだいたいそれであってますよ。
 はあ。トゥルネソル。はあ、娘さんが……」

愛想よくうなずいていたが流石に具体性の高いヒントに、
啜っていたお茶にむせてしまう。

「ええ~。ひょっとして竜胆お嬢様のお母様でいらっしゃる~。
 そそそそれはそれは~。いつもお世話になっております。
 わたくしのことは犬とお呼びください」

とたんにエヘヘ……と笑いながら揉み手を始めた。
おそらく対面するのは初めてだが、竜胆お嬢様があんな感じなので
見た目年若く美しい女性でもろくなもんじゃないだろうなと言う先入観がある。

アッシェ > 「精液がお食事のお人もいるでしょう、体液がお好きのもいるように。
 うちは酒と普通の食事が好みやね。ええ、トゥルネソル家の王都マグメール店の店長の正妻がうち。
 娘は…あら、ご存知? 竜胆は次女ね。他に長女、竜雪 三女、ラファル。
 犬…小人で犬は犬に失礼やろ? そうさね、狗(ルキオラ)と呼べばいいん?」

竜胆は一体何をした。娘の交友を咎めた事はないが、この妙な小人がお茶に咽せ、犬と呼べと言ってくるに辺り、
大方 このルキオラさんを懲らしめたのか、お仕置きをしたのか。
禄でも無い事を仕出かして仕返しをされたのだろうなと少女の形をした何かはそう思う。

含み言葉で 「犬」ではなく「狗」としたが大きな意味はない。
お茶を覚まさずに 少し香りを楽しんでから 少し啜って味を嗜む。

「どうお世話になっているのかは 聞かないでおくわ、そうした方がええやろぉ?」

囁くような甘美な蕩ける声を小人に語り掛けるように紡ぐ。
視線もどことなく艶っぽくて、人妻的なモノも含んできた、気がする。

ルキオラ > 「まあそれはそうですけどねって今さりげにあたしのこと当てこすりませんでした?
 あっはいそうです……ワンコ様に失礼でした……」

ハハハと苦笑い。虫だの鼠だの呼ばれなかったのは幸いかもしれない。
どことなく含みのある視線に、思わずカップの裏に隠れるようにススと動いてしまう。
それにあまり大した意味はない。どのみち手を伸ばせば捕まえられそうな位置にいる。
どちらかというと、視線を合わせ続けていると変な気分になりそうだったのが怖かったのだ。

「いやぁそんな、奥様が考えるようなほどのことはまったくなにも……」

チラチラとカップの影から捕食者に怯える小動物さながらに顔を覗かせて答える。
せいぜいが唾液を飲ませてもらったりだとか凄まれてビビっておしっこ漏らしたぐらいだとは言わない。

アッシェ > 「きのせいやろ。狗は細かい事気にしたらあきまへん。」

羽虫が埃を散らすな 的な事を言ったらそれは傲慢な貴族か何かだ。
小人はあくまでも小人である。小人からの呼び名指定が犬…狗だったので、今後とも狗予定だ。
一寸艶っぽい視線を向けたがあくまでも視線だけで魅了とか催淫とかの含みは一切ない。
少女の成りをした何かはあくまでも竜です、竜が人に化けているだけです。
手を伸ばせば捕獲は容易だが 捕獲はしないつもりだ いや、別に小さいものを無理やり愛でる趣味はないし。

「竜胆は短気やから 燃やされないで良かったやね。
 何をしたかは聞かんでおくけど、小人さんの錬金術の代償はなぁに?」

錬金術をするにあたっては確か範囲を超えると碌でもない事が起きるはずである。
魔法もそうだが魔力を起動し発動させるために材料ないしエネルギーが必要な筈。
ふとさりげなく この小人さんの代償は何なのかと質問を向けてみよう。

そうちらちらされると 捕食動物的に捕獲したくなります…(キラリ)

ルキオラ > 「えっこわい。生きててよかった。
 錬金術っていうのはあくまで世の理を解き明かす学問で
 それ自体に反動とか代償とかはないんですけど……
 あたしに関しては特別製なんで息してるだけでプラーナ(生命力)が散ってっちゃうんですよね。」

別に催淫効果とかはなくてもどことなく危険な魅力を持つアッシェとは目を合わせなたくはなかった。
ルキオラは自分の理性にあんまり自信がない。美人や美少女や美少年に弱いのだ。
というかなんか普通に食われそうな眼光を感じた。
竜ってみんな食欲旺盛なんですか?

「というわけでまあ……生命力のある、ひとの体液とかを飲まないと
 あんまり長生きできないんですよね。これは言いふらさんといてくださいよ」

ごにょごにょとちょっと言いづらそうに答える。恥ずかしいらしい。
とはいえ隠しても竜胆お嬢様に訊かれたらバレるので、隠さない。

アッシェ > 「錬金術は色々と危ないから お母さんは駄目よって
 竜胆に言われたうちって一体。特別製の狗。色々と美味しそう」

じゅるり じゅるるる

おっとイケナイイケナイ。涎が出るところだった。
大喰いの三女とは違い この身は小食である、その辺のものを食べてもお腹は壊さないが分別はあるつもり。
理性が本能を抑えている まだ物理的に食べません、まだ一応。

「ふーん、そか。生命力が有り余っている竜とか人の轍超えた存在とかやったら、
 狗、爆散するとちゃうか?…でも竜胆と逢っているんやろから、爆散してないんやね。
 これ、うちやったら どうなるんやろ… 色々と気になるけど そろそろ帰らんとあかん。」

恥ずかしいのか。性癖なのか。竜胆は体液なりを提供したのか。
これ、自分やったらどうなるんやろかと呟いたが そろそろ帰らないと叱られそうだ。誰に? 旦那に。

冷めてしまった茶を一気に飲み つまみを適当につまんでいき。

ルキオラ > 「まあ、危険な使い方すればなんだって危険ですよ。学問とは道具であり絵道具とは武器なんですから。
 実際危険な実験でくだばった知り合いの錬金術師いますしね~。
 ところでさっきからあたしを見る視線が本気の野生味に溢れすぎてません?
 そんなに食べたいんです……?」

多分、本当に食わせろと言われたら逆らえない気がする。
奥様の理性に救われた感じである。今日のところは。

「まあまあ……酔っ払うぐらいでなんとかなってますよ今は。だからだいじょうぶなんじゃないです?
 機会があったらそのときはよろしくおねがいします。
 色々抜きでも竜の体液のサンプルはふつうにほしいんで。それじゃまた。」

 お茶を飲み干すとひょいとカウンターを飛び降り……店の勝手口をすり抜けて去っていってしまった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルキオラさんが去りました。
アッシェ > 「野性味は三女や。うちはあくまでも…食べたいやねぇ。」

いかん。色々と枷が外れてきているらしい。
理性が本能に負ける前にこの場を辞すなりどうにかしなければ。

「ほなまた。 うちも帰らなあかんっ!」

茶とセットの代金をカウンターに置いて、
すたこらと勝手口から去っていった小人とは違い、正式な出入り口から去っていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアッシェさんが去りました。