2019/01/08 のログ
グラスシエル > いつしか、少年は寝てしまう。風邪をひくのが先か、くしゃみで起きるのが先か、黒猫は知ったことではないかのように、一緒に眠って
ご案内:「平民地区の外れの公園」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい平民地区の繁華街の真っただ中、
露店で買ったらしい飲み物を片手に道行く人を眺めている男が一人、
誰も彼もが随分と忙しそうに立ち回っていく様子の合間を縫って歩いていく。

「いつ来ても騒々しいよなあ、この辺り。
 ま、だからこそ飯の種に事かかないわけだが…っと!」

言葉の合間にスリを働こうとしてして商店の間を行き来する子供の頭に一発げんこつくれてやりながら、
一旦壁際に寄って周りを見回して様子をうかがう。今は雑踏だけが支配している状況だが、
いつ何が起きるかわかったものじゃない。

カイン > 暫くの間その近辺で起きる騒動を片付けまわった後、
ふと夕刻の日差しに気がつけば手を払って荷物を背中に背負い。

「よし、そろそろ刻限だな。…いつもこういう程度の面倒ならいいんだが」

普段根城にしている貧民地区と比べると随分と穏当な事件が多かったと、
しみじみ振り返って漏らしながら雑踏の中へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/繁華街」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクーラグさんが現れました。
クーラグ > 夜が更けてきた平民地区の酒場。新年の賑わいもすっかり収まり、客の少ない酒場は
再び閑古鳥と呼べる静けさに戻っていた。大きな団体も帰っていくと店の隅に置かれたテーブル席
其処の壁にもたれかかって静かなか細い寝息を立てて眠っている女がいる。

女の前にはすっかり消えた煙草と呑みかけのシードルが置かれていた。酒が含んでいる為か
僅かに頬を桃色に染めて、滑らかな喉元を少し延ばしながらどこか幼さの残る美しい顏の
女は、大ぶりの乳房を少し上下させながら眠っている。

しかし酒場の外、酔っ払いを兵士たちが運んでいく時の喧騒が店にまで届くと
少し肩を上げ、ゆっくりと目を開く。

どれぐらいかは知らないが酒を飲んでいる間に眠ってしまったようだった。
酒場の女性店員が大丈夫かと顔を覗き込んできたが、寝起きの目を擦りながら
大丈夫だと手ぶりで示せば、再びシードルを飲み始めた。

クーラグ > 「………んっ」
少しシードルを含むと、自分の肩を抱きながら少し身体を伸ばしながら欠伸をする。
店長夫婦と数人の娘でやってるらしい小さい酒場、料理が少ないが出てくる酒が良い物で
食事処よりも本当に飲みに重きを置いている店のようだった。

大抵は少し飲む程度の長居するタイプの店ではないようだったが、女は18時ごろから
今の時間に至るまでずっとシードルだけを黙って飲み続けていた。
一杯で粘っているという訳ではないが、一人でこれだけ長くいる客は珍しいのか
たまに店員は女の方を見ていた。

当の女は背に向けた壁に後頭部を付けると、店員のたまの視線も気にする事無く
外の通りの少なくなった人の流れをずっと眺めていた

クーラグ > そのまま気の済むまで静かに店の外を眺めながら、シードルの空いたグラスが増えていった
ご案内:「」からクーラグさんが去りました。