2018/11/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 今日は仕事でミスをした。単純な数字の間違いで、その場で気づいてすぐに訂正したけれど、お客の人が几帳面な性格をしていて、しばらく小言を言われてしまった。
次からは同じ間違いをしないように気をつけたらいい。最後にはそう言われたから、反省して次にいかせばいいだけの話かもしれない。だけど、仕事も家事もひと段落したあとになっても、まだ悔いてしまっている。
一人で家にこもっているから悪い方にばかり考えてしまうのかもしれないと考えて散歩に出てみた。ただ目的もなく夜空の下を歩く事なんてなかったから、どう気晴らししていいかもわからない。
なんとなく賑やかなところまで歩いてきて、楽しそうにしている人たちを遠巻きに羨ましく思いながら眺める。そして、いつもみたいに溜息がおちた。

ミンティ > ぼーっとしていたせいで、酒場からぞろぞろと出てきて集団の中に飲まれそうになる。あわてて身を引き、大きな声で笑う彼らの姿を見送った。
酒場の中に入れば、もっと賑やかに違いない。騒がしい空間にいた方が気も紛れそう。そう考えて、財布の中身を確認。あまり贅沢はできないけれど飲み物を頼むくらいは問題なさそうだったから、そろそろと明るい酒場の中へ入っていって…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 夜更かしをした次の日の朝は当然のように寝坊した。今日はお店を開けない日だからよかったものの、代わりに買い物に出る予定だったから、あわてて支度をして家を出た。
この時間はいくつかのお店で安売りをしているから、それが狙い。けれど出遅れてしまったから、商店街に到着するころには目当ての店はどこも等しく賑やかだった。
おばさまたちの圧に翻弄されながら、買い物鞄に必要なものを入れてお金を払う。最初に調味料を扱うお店に駆け込み、次は乾物を扱うお店。そして三店目の八百屋に入るころには、すっかりへとへとだった。

「あ……」

いつも買うより安い値札がはられたリンゴに手を伸ばしたところ、横から伸びてきた手に最後の三つを丸々持っていかれてしまった。自分の鈍臭さに溜息をこぼして、気持ちを切り替えようと首を振る。
ささいな事ですぐに気落ちして溜息を吐いてしまうのは悪い癖だと思う。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレオンハルトさんが現れました。
レオンハルト > (小柄な少女の傍らに、ス…と入り込む長駆の人影。揺れる空気に混ざるのは日常的な入浴によって齎される清潔な、それでいて甘い所の無い男の香り。)

主人、そこのよく熟れた物を。

(店の主に告げるテノールヴォイスは、生きることに苦労することの無い者特有の余裕と品位が滲む物。突然の貴族の来店に恐縮しきりな店主が赤々と熟れたリンゴを慌てて磨く。整った顔立ちは彼に向けたままの長身が、彫り深い眉庇の影から少女に向けて蒼瞳だけをチラリと落として口を開いた。)

君は会う度いつも物憂げだね、レディ。

(「だ、旦那、こちらは一つで……?」と緊張気味に声を掛ける主に一度戻した瞳はすぐに少女の元へと戻って問いかける。)

一つでいいのかな?

ミンティ > 商人を名乗るなら、買い付けたいものがある時くらい強引になれてもいいかもしれない。実際は真逆で、横から入り込んでくる人の気配に場所を明け渡し、一歩下がってしまっていた。
また威勢のいいおばさまたちだろう。自分ももうすこし歳を重ねたら、こんな風に押しが強くなれるのかなと彼女たちの姿から学ぼうとして、ぱちくりとまばたきをした。
横から距離を詰めてきた人は、見るからに男性の輪郭をしていた。かなり背が高いその人の顔を確かめようとして、あっと、また声がもれた。

「……暗い顔は、生まれつきなんです」

前に会った時のように拗ねた態度ではない。痛いところを突かれたような気分で、ぼそっと小声で答えてから会釈。
見るからに裕福そうな彼でも、こんな混雑する時間に、平民地区のお店に買い物に来るのか。すこし意外に思っていると、こちらに問いをかけられて、またまばたきをした。

「え?あ……えと、…その…………じゃあ、二つ、お願いします」

また助けてもらったのだとわかって、もう一度頭を下げる。一応財布を取り出すけれど、払わせてくれるだろうか。高いところにある男性の顔を遠慮がちに窺って。

レオンハルト > ―――では二つ。

(店主に視線も戻さず告げる傲慢は貴族そのもの。大人しげな少女をじっと見下ろす蒼瞳は、おどおどとこちらに向けられた翠に双眸を細めた。彫りの深い精悍な美貌が作るのは、どこか意地の悪い笑み。差し出されたリンゴを大きな白手がひょいひょいと掴み取り、彼女の買い物籠へと投入した後、クルリと翻した手が)

払いはここから。釣りはいらない、取っておきたまえ。

(ピンと弾いた小ぶりな貨幣。それが黄金の煌めきを散らす中、何気ない所作で伸ばされた男の腕は少女の買い物籠を掠め取ろうとする。無論、窃盗目的などではない。己の傍らを歩く娘に荷を持たせるなど、気障な青年貴族は良しとしないというだけの事。平民の荷を貴族が持つなどという光景は異常とも言えるが、青年にとって身分の差などはどうでもいい。性差の方が余程に重要なのだ。喘がせるなら男の声より少女の声音の方が愛らしいという理由において。)

ミンティ > まわりに大勢いる女性客とは違うけれど、彼もやはり堂々とした態度でいる。階級の差もあるからだろうか、なんて頭の中で考え事ばかりしていると、意地の悪い顔をされた。
そんな彼の表情に向けて、眉を寄せた困り顔で返す。笑みを見ていると、先日の別れ際を思い出してしまうから、熱くなりかけた頬を手のひらでさする。

「そんなに。……っ、あ、あの、そんなに重くは……ないですから」

店主に向けて放られた貨幣の色に、おどろくより先に呆気に取られた。たかがリンゴ二つ分。おつりの方がずっと高くなるはずなのに、惜しむ様子もない彼を見上げ、もったいないとか言いたくなってしまう。
自分の立場もちゃんと弁えてはいるから、あんまり生意気な事ばかり言わないように口を噤む。
そしてそのまま下を向いた。容姿も整った、見るからに裕福そうな男性に荷物を持たれて……まわりの視線がすこし痛い。気にしすぎかもしれないけれど。

レオンハルト > (見下ろす蒼瞳が柔らかそうな頬を撫でる仕草に目元を緩める。そこにほんのりと灯る桃色から、なんとなく彼女の想像した物に気付いたためだ。)

控えめな君の性格は確かに愛らしいが、それで男の甲斐を奪うというのは関心しないな。心配せずとも、私は無償の施しなどしない質だ。見返りは後でたっぷり奪わせてもらうつもりなのだから、今は黙って任せたまえ。

(貴族という身分が告げる、強制的な押し売り宣言。先日、平然と少女の唇を奪った軽薄なこの男が求める見返りなど、碌でもない物に決まっている。それらを十分に自覚した上での言葉は、少女が見せるであろう困惑や不安、それにもしかしたら一抹の羞恥等を愉しもうとする観察の視線を伴っての物。ともあれ、体よく彼女の荷を奪えたのなら、馬車の走る道の中央側に買い物籠を下げ、もう一方はひょいと肘を持ち上げ少女を見下ろす。ごく自然な挙措が願い出るエスコートは、青年貴族にとっては最早癖の様な物。彼女がこの腕を取る事を微塵も疑ってはいない。)

―――それで、行き先は先日の古物商で良いのかな? それとも、まずは誰も来ない静かな場所で、見返りの先払いをしてもらえるのかな?

(大きく薄い唇が作る笑みは、多分に揶揄いを含む物。)

ミンティ > 自分のように地味な女と彼とでは、なにもかもが真逆に感じられる。そんな相手から世話を焼かれる姿は、まわりの目にどううつっているのか。ますます頬が熱を持ち、そろそろ赤くなっているのが傍目にもわかりそうなもの。だから余計に顔をうつむかせていって。
あまりに堂々とした物言いで親切を押し売られてしまうと、口をぱくぱくさせた。自分が精一杯頭を捻って嫌味を言ったりしても、きっとかわされてしまうんだろう。そんな風に思えたから、今は素直に頷いた。

「リンゴ二つ分ですよ」

彼がなにを求めているかはわかる。それでも恩を受けたままでいるのは落ち着かない性格だから、大したものは返せないと小さい声で念を押す。
買い物を終えたら、大きな背中を追いかけた。彼が歩いたあとは道が開けていて、入店時のように揉みくちゃにされる事もない。広い道まで出て、差し出された腕をちらりと見る。

「買い物が終わったら、帰るつもり…でしたけど」

どこまで本気なのかわからない笑み。不埒を働こうと仄めかす相手を連れてまっすぐ家に変えるなんて、まるで期待しているみたいに思われそうで口ごもる。
ほかになにか時間稼ぎはできないかと考えて、あ、と三度、短い声がこぼれる。

「申し遅れました。……ミンティ、と申します。
 あの、あなたは……、……遊ぶのは、じょうずですか?」

まだ名乗ってもいなかった。不躾を恥じるように、ますます小さくなる声で今さらになって自らの名を伝えた。それから、すこし考えこんで顔をあげた。まだ頬は赤いまま、聞きづらそうに問いかけて。

レオンハルト > ――――あぁ、金貨一枚分だね?

(店主に釣りを押し付けたのは自分の勝手。更に言うなら、銀貨などジャラジャラさせても邪魔なだけという正しく貴族らしい理由によるものだったのだが、クツクツと笑みを漏らす青年貴族は実に意地の悪い笑顔で少女に切り返すのだ。どうでもいい事ばかり気にかけて、俯かせた顔を可愛らしく朱に染める少女を苛めるのは実に楽しい。そんな折り、何かに気付いたかの様子に細眉を持ち上げれば、続く名乗りにこちらも思わず間の抜けた顔を晒してしまった。)

そうか。私達は未だに互いの名すら知らなかったのだね。

(ふ…と緩んだ口元から溢れた、若干呆れ気味の笑みは、改めて彼女に真面目な顔を向けて名を告げる。)

私の名はレオンハルト。君には家名などで呼ばれたくは無いから、名だけを告げさせてもらうよ、ミンティ…………ん?

(思わず鼓動が跳ねた。無論、意味深な彼女の言葉は、初な性質を裏切る意外さを孕んだ物ではないのだろう。恐らくは無自覚によって作られた、偶然の淫靡なのだと理解出来るが――――それでも気恥ずかしげな表情が零した問いかけは青年貴族の情欲を煽った。)

――――……ん、あぁ、そう……だね。見ての通り、私は遊び人だ。恐らくは君の知らない多くの遊びを知っているし、それらの愉しみ方も心得ているはずだ。

(故に、返した言葉はどこか負け惜しみめいた物。そんな青年貴族の内心など、少女はまるで理解していないのだろうが。)

ミンティ >  
「……むりです。そんなに」

娼婦を一晩買うのにいくらくらいの金額が支払われるのかは知らない。金貨一枚の支払いに対して、どんなサービスをするのかも。自分に値段をつけるなんてしたくはないけれど、話の流れ上、自然と計算しかけてしまった。そして自分がどんなにしたって、金貨一枚も楽しんでもらえる自信もなかった。
上げた顔をまた伏せて、赤く染まる頬を隠す。きっと本気じゃないだろう。子どもだと思ってからかっているんだ、なるべくそう考えるように胸に言い聞かせる。

「……はい。…助けていただいたのに、名乗りもしないで…失礼いたしました。
 えっと……では、レオンハルトさまと…お呼びしたら、いいでしょうか」

隣を歩く男性の雰囲気が変わった気がして、盗み見るように視線をあげる。見上げた彼が間の抜けた顔をしていたのが意外で、ぱちぱちとまばたきをした。
そしてつられたみたいに、小さく笑う。
自分には返す家名がないから、名前だけ伝えられたのは、かえってよかった。

「わたしは、遊ぶのが下手です。……本を読んだり、散歩をしたりするのは好きですが。
 気を晴らしたい時には、そういう一人の暇つぶしだと…、よけいな事ばかり考えてしまって。
 ……だから、あの、甘えてばかりも心苦しいのですが……
 よければ……遊び方を、教えていただけませんか………?」

どこまで不器用なのかと笑われるだろうか。すこし不安に思いながら、近頃の小さな悩みを語る。初対面のうちから不貞腐れてみせたり、この男性が相手だと、らしくない行動が増える気がした。
目を向けるだけだった腕に、そろそろと手を伸ばして指だけ掛けてみたのも、やっぱり自分らしくない気がする。

レオンハルト > (普段と変わらぬ軽薄な表情は保っていても、不意打ちの淫靡に心の内は掻き乱されたまま。そんな中、たどたどしい口調に紡がれる内容は、どうしても艶めいた物を想像させる。気を晴らしたい時に行う一人遊び。大人しく、気の弱そうな少女が、よくよく見れば整った愛らしい顔貌を淫らがましく歪ませて、秘めやかに奏でる微かな水音。白く、繊細な指先が楚々としたクレヴァスに沈み込み――――どうしようもなく脳裏を占拠するいかがわしい妄想。そこに彼女の言葉の締めくくりが重なるならば)

―――――は……?

(先程見せた間抜け顔以上に、はっきりとした驚愕が少女を見下ろす。細く見えてもしっかりと鍛え上げられた肉の筋を浮かす白首が、ごくり…と生唾を呑み込み喉仏を上下させる。そのまま数度瞬きをしてから、サッと俯かせた顔の眉間辺りを大きな手のひらで覆って懊悩の気配を醸す。落ち着いて考えればすぐにわかった。彼女が求めているのは自慰の知識などではなく、健全な、本当の意味での遊戯なのだろう。しかし、脳裏に刻み込まれた蠱惑的な光景は最早振り払うことが出来なくなっていて)

――――ん、む……わかった。ミンティ、君の望みに応えよう。安心したまえ、私は異性の一人遊びにもそれなりに通じている。私の知る限りの技巧を君に伝えよう。

(勇気を振り絞りました。そんな気配と共に、差し出した腕にそっと添えられる少女の手指を感じつつ、遊び慣れたレオンハルトの脳裏が、静かに愉しむ事の出来る近在の宿を検索する。押しに弱そうな少女が相手だ。宿の部屋へと連れ込むのは、恐らく造作も無い事だろう。)

では、ついて来たまえ。遊び方を説明するのに相応しい場所へ案内しよう。

(そう告げて、少々逸る気持ちを抑えつつ、青年貴族は少女の歩幅に留意した緩やかな速度で市場を後にする。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からレオンハルトさんが去りました。
ミンティ > 慣れない酒場に踏み込んでみたり、時にはお酒を口にしてみたり、そんな事も試したみたけれど、一人で行動しているのだから結果は大きく変わらない。手っ取り早いのは誰かを誘って一緒に遊ぶ事なのは間違いない。自分にとってはそれが一番難しいから困った話で。

「……あ、お忙しいのでしたら、無理に…では、ないですけど」

またからかってくるだろうと身構えていたら、予想外の反応をされた。そんなにおかしな事を言っただろうかと小首をかしげる。
自分の言動がまさか、まったく別の印象で捉えられたなんて気づけない。そんな男心を察せられるくらいなら、もうすこしは器用に生きられているはず。

「いいんですか?……すみません、ありがとうございます。
 あ、でも……あの、あまりお金のかからない事で、お願いします……」

快い返事をもらえて安心した。そのすぐあとに、裕福な彼の遊びは、自分が普段楽しめるものかと不安になった。またぼそぼそと注文をつけながら、彼の腕に絡める指を、もうすこしだけしっかり掴まるようにした。
並んで歩き目的地につくまで、やっぱりまわりの視線は気になって…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/いかがわしい酒場」にアムネシアさんが現れました。
アムネシア > 夕暮れの時間はとうに過ぎ、良い子は寝る時間。
繁華街に店を構えるその酒場は喧騒に包まれていた。
雇われ楽師がムーディな音楽を弦楽器で奏でる店内のテーブル席はすでに満席。
そのすべてのテーブルでは年若い女が酒を注ぎ、身体を弄られ談笑している。
中には下着を剥ぎ取られ、男のモノを口で奉仕させられている少女の姿もあった。
そして、客の幾人かが見つめるステージでは黒猫耳の少女が立てられたポールに掴まり卑猥に身体をくねらせている。
身体のラインがはっきりと見えるレオタード姿を見せ付けるようポールを中心に回り、足を絡ませ股間を擦り付ける。
形のいい胸の谷間にポールを挟み込み、奉仕を連想させるような上下動を繰り返し、赤い舌を伸ばして唾液を擦り付ける。
誘うような笑顔は営業用であろうが、頬は火照り鼻息は荒く、薄手のレオタード越しに見える胸の先端を尖らせている姿は、少女が性的な興奮状態にあることを客へと伝えていた。
下卑た客の野次や口笛を受けながら、少女はポールへと身体を擦り付け踊り続ける。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/いかがわしい酒場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「……ふへぇ」

仕事帰り、ちょっと一杯。
そんな軽い気持ちで入った店は、なんとも異様な興奮に包まれており。
男は、その熱気に逆に軽く引いてしまう。

「……店の選択を間違えたかな」

なんてぼやいても後の祭り。ボーイに見つかって、席に案内されてしまえば、何も頼まずに帰るなんて出来ない雰囲気。
とりあえず黒麦酒を頼み、ステージを見れば。

「……へぇ」

そこで男は息を飲む。ステージ上で見事な舞を披露する少女。
男は、その淫靡さではなく、踊りの見事さに感心した。
男を昂ぶらせるような仕草。しかして、技巧も卓越している。
生半可な経験の踊り子では、あぁはいくまいな。
そう思いつつ、届いた酒を口に含み、ステージ上へと視線を向け続ける。
そう。男はそのダンスに惹きつけられていた。

アムネシア > ステージの上、男達の厭らしい視線を全身に浴びながら少女は踊る。
ポールへと蛇のように身体を絡みつかせ、胸の膨らみを卑猥に歪ませ、レオタードのお尻から伸びた尻尾を揺らすよう腰を振る。
新たな客が店内へと案内されるとそちらへと視線を向け笑みを浮かべ、ポールを股間に挟み込み上下に身体を擦り付ける。
そして、音楽の高まりと共に動きを激しくしていき……。

「んっくぅぅんっ♡」

甘い嬌声と共に全身を硬直させ、衆人環視の元で女の悦びを極める。
くったりとその場にへたり込み、絶頂の余韻に浸りながら自らの蜜でべっとりと汚れたポールに舌を這わせ丁寧に舐め取る。
呼吸を整え終わる頃、次の出し物を担当する少女に手を引かれ立ち上がり、情熱的に舌を絡ませる口付けを披露した後にステージを譲る。

「お客さん、初めてよね?」

そして、股間をべっとりと濡らしたまま、先程来店した客の前の前に立ち、カウンターへと両肘を突いて上半身を倒し笑顔を向ける。
ステージの上では少女が一枚ずつ衣服を脱ぎだしていた。

セイン=ディバン > 「……っ」

ちら、と。ステージ上の少女が。自分を見て微笑んだような気がして。
男は息を飲むが、すぐに頭を振る。
んな訳あるか。勘違いしすぎた。そう自分に言い聞かせる男であったが。
その少女がステージ上で達したのを目にすれば、さすがに赤面。
こういったショーは、何度見ても見慣れない部分もある。

「……ん?
 うわぁ! びっくりしたぁ!」

一杯飲んだら帰ろう。そう思いながら周囲を見ていた男だが。
声かけられ、振り向けばそこには少女がいて。

「お、おいおい。キミみたいな、人気がありそうな踊り子さんが。
 その一見の客ににこやかに声かけていいのかよ」

苦笑いし、狼狽したのをごまかそうとする男。
実際、他の客に恨まれるなんてゴメンだぞ、と。さらに苦笑する。

アムネシア > 「ん?」

驚きの表情を見せる客へと小首を傾げ不思議そうに微笑みを浮かべる。
カウンターに肘を突いている為に下から見上げるような視線で、柔らかな膨らみは潰れてひしゃげている。

「一見さんだから積極的に声を掛けてるのよ。
 将来の常連さんかも知れないし。」

何やら周囲を気にする男の様子を可笑しそうに眺めながら猫耳をぴこぴこと動かす。

「まあ、どうせ皆相手することになるし……。
 っと、そうそう。二人の出会いを祝って一杯貰ってもいい?」

ちらりと周囲を見回すと男達が下品な視線を向けている。
後いくつか出し物が終わればまな板ショーだ。
彼らを全員受け入れることとなる。
嫌なことを振り払うよう小さくため息を吐いた後、目の前の客を上目遣いに見上げながらおねだりをする。
こういう店では勿論、払いはすべて客の役目だ。

セイン=ディバン > 「……おぉう」

目の前で潰れる双丘。そんなものを見せ付けられれば、男の鼻の下は伸び。

「……なるほど。納得」

そういう営業方法もあるか、と思いつつ。揺れる猫耳を見る。
可愛らしいな、と思う反面。相手の喋り方に、男は目を細める。
どうにも違和感。しかも興味深い感覚。

「そうなのか? ……ふむ。
 あぁ、それは当然。あんな素敵な踊りを見せてもらえたんだ。
 奢らせてもらうさ」

相手の言葉にわずかに表情をしかめるものの、相手からねだられれば、男は笑い。
相手に一杯つけてくれ、と店員に注文する。
そこで男は黒麦酒を一気に飲み干し。

「……たとえばなんだけどさ。
 キミが全員を相手にするよりも、高額のメリットを店に払ったりしたらさ。
 キミを一晩独り占めにしたりできないか?」

ニヤリ、と笑う男。その意図はまだ隠したままだが。
相手からすれば、いきなりな提案だろう。

アムネシア > 「ありがと、いただきます♡」

店員が用意した明るい色をしたカクテルを一口煽り、満面の笑顔を浮かべる。
朝、子供たちにおはようのキスをすることを考えればアルコールはご法度だが、こういう時ばかりは呪われた身体でよかったと思う。

「んー……。」

客の提案に少し思案顔。
普段なら問題ないが、今日はプログラムが入っている。
ちらりとマスターに視線を向けると小さく頷く。

「まあ、朝までに解放してくれるならいいけど……今日はちょっと高くなるけど大丈夫?
 多分、娼館行ったほうが安くつくと思うんだけど。」

ちょっぴり心配げな表情はどこか母親のような印象を与える。
周囲に視線を向ければ獣欲にギラつく男達の視線。
彼らを納得させなければならないのだから、結構な額が必要になるだろう。

セイン=ディバン > 「どうぞ。召し上がれ」

ふ、と微笑みつつ言う男。
お酒を飲む姿を見てニヤニヤと笑うが、何も言わず。

「いや、ムリならいいんだけどさ」

相手の考え込むような様子に、男は一旦引くような姿をみせるが。
続いての言葉に、男は喉を鳴らす。

「そりゃあもちろん。女性を夜を越えて束縛する趣味はねぇよ。
 ……金は問題じゃなくてさ」

くつくつという笑いが、だんだんと大きくなる。
そのまま、軽く相手の頬に触れようと手を伸ばし。

「……なんか。アンタがさ。
 あんま、輪姦みたいなの。好きじゃなさそうに見えたから」

ひゅっ、と。真剣な表情になる男。
そのままマスターを手招きで呼ぶと。

「すまない。今この時からこの女性と二人きりで楽しみたい。
 ……店への迷惑料、それに、この場の客全員を納得させるにはいくら必要だ?」

そして、率直に言う。その言葉に、男の近くの客数人が反応し。
微かに、店の中に怒気が満ちる。

アムネシア > 「おや、まあ。」

客の意外な言葉に目を見開く。
確かに好きではない、そもそも金で身体を売るなどと言う行為は人としての尊厳を切り売りしているようなものだ。
だが、このような店で踊る理由は金だけではなく、自らの名前を貶める意味もある。
そういう誓約だから……。
どうやらこの客は自分を助ける為に大金を使おうとしているらしい……。
眉を寄せ困惑の表情を作っていると、マスターが客に金額を示す。
それは一晩の代金にこの場にいる客全員の払いも含まれており、娼婦を何人か囲えるほどの金額。
払えればよし、払えなくてもこちらに不都合はないと言った表情で客を眺める。

「いやぁ、どうしても抱きたいっていうんだったら、後で混ぜってくれればいいからさ?」

無茶をする子供を止める母親のようにはらはらと客とマスターを交互に眺める。

セイン=ディバン > 「ふへっ。当たりかな?」

相手の表情の変化に、くすり、と笑う男。
男としては、まだまだ相手の奥底を探るつもりはないのだが。
そも、男自身輪姦やらは嫌いなのである。

「……ん」

マスターから提示された金額を見て、男はむ、と眉をひそめる。
周りの客たちは男のその反応を見て、げらげらと笑い始めた。
おおよそ、男のような中年男には払えないだろうという意味の侮蔑の笑みだ。
それが男の怒りに火をつけた。
男が指を鳴らせば、空中から袋が4袋、どさどさと床に落ち。
瞬間、中身が漏れる。大量の金貨だ。マスターの提示額より多いのは明らかだ。

「……これで文句ねぇな? 三下ども」

ぎろり、と周りの客を睨む男。ついでに、懐からリボルバーをちらつかせ。
こんな格好でも冒険者なのだ、とアピールすれば。

「これでアンタを独り占めできるんだよな?
 だったら、部屋に行かないか?」

逆に、少女に対しては満面の笑み。助けられたという思い。
そして、これからの色事への期待も込められている。

アムネシア > 突然現れた金貨の袋にマスターと少女、そして、馬鹿笑いする客達の目が一様に点になる。
額も額だ、それに宙から現れたそれに偽物を疑い、マスターが丁寧に確認する。

「……バカだねぇ、売り言葉に買い言葉でこんなに出すなんて……。」

マスターが確認している横で呆れたように腕を組み、眉根を下げて客を眺める。
とても無料で輪姦せる女に出すような金額じゃない。

「まあ、こうなっちゃ仕方がない。
 金額分はまあ無茶だけど、出来るかぎりのサービスはさせて貰うよ。」

くすっと笑みを零すと確認を終えたマスターから一番いい部屋の鍵を受け取る。
そして、奥の部屋へと客を先導していく。
客達はただ呆然とその揺れる尻尾と濡れた内股を眺めるしかなかった。

セイン=ディバン > 「男なんてバカな生き物さ。だろ?」

相手の言葉に、男はケタケタと笑う。
こうなったらこの男はこのやり方を変えない。変えるつもりがない。
自分の主義を通すためなら、損などどうでもいいというタイプなのだ。

「いやぁ、気にしないでくれよ。
 オレが好きでやったことだし。ま、お互い楽しめればいいだろ?」

クスクスと笑う男。少女に付き従い部屋に向かう中、後ろをちらと見て。
他の客にヘラッ、と笑ってみせ、中指を立てて挑発。
客たちも怒りを露にしようとするが、マスターが酒を届ければ、黙り込む。

そのまま部屋へとつけば、ベッドへとダイブし、ぼふ~ん、と跳ねてみたり。

「やっぱいい部屋のベッドは違うなぁ。
 ……あぁそうだ。自己紹介がまだだったな。
 冒険者のセイン=ディバン。よろしくね」

アムネシア > 部屋へと入った瞬間、子ベッドに飛び込む姿を見て思わず笑みが溢れる。
まるで子供だ。

「私はアムネシア、見ての通りの淫売よ。」

自らを貶める言葉を笑顔で告げながらベッドへと歩み寄るとその上へと扇情的ににじり登り、男の膝の間へと身体を潜り込ませる。

「時間がもったいないし、早速する?」

男の股の間から上目遣いで見上げ、その股間をさわりと撫でる。

セイン=ディバン > 「……アムネシア、ね。……淫売は、輪姦直前にあんな表情しないだろ?」

相手の名乗り、そして言葉に男は真剣な表情で言う。
そのまま近づかれれば、くすり、と微笑み。

「あぁ、いいね。じゃあお願いしようかな」

撫でられれば体が震えてしまうが。相手にも伝わるか。
布地の奥の男のペニス。その存在感が。
そのまま、男は相手の髪を撫で。

「……アムネシアさん、実際の所何歳?
 酒飲んでたし……喋り方、大人っぽい所がある。
 見た目どおりの子供じゃないっしょ」

相手の髪から、頬、首へと触れつつ探る男。
もちろん、相手が隠すなら追求はしないつもりだ。

アムネシア > 「短小の相手するのが嫌いなのよ。」

あくまで自分は淫売。
男の股間を撫で回しその大きさを確かめながらいたずらっぽい表情で笑う。

「わお♡すごい立派ね♪」

ズボンの前を寛げ、中に収まっていた肉棒を引っ張り出すとその立派なサイズに嬉しそうな声を上げる。
熱いそれへと鼻先を擦り付けた後に赤い舌を目一杯伸ばし幹を根元から先端へと向かって舐めあげる。
そして、後れ毛を掻き上げながらん先端に口付けし、しかし、焦らすようエラの裏側を舌先で擽る。

「んー、女に年齢は聞くものじゃないわよ?」

お仕置きとばかりに幹を横から甘噛みし、片手で袋をころころと転がしながら大きく口を開き先端を暖かな咥内へと含む。

セイン=ディバン > 「わぁ、凄い発言」

ずばっ、と言ってくる相手に男は笑う。
なるほど、そういう切り返しをされれば、追求しづらい。

「ど~も。自慢の物ではあるけどね。
 女の子には痛いっていわれることもあるから、良し悪しだよな」

性器を取り出され、言われれば。男はふむ、と困ったような表情になる。
サイズには自身があるが、それも状況次第なので。
だが、すぐさま男は息が上がる。相手のテクニックは見事なもので。
すぐに息子は硬くなり、先端から透明な先走りを溢れさせる。

「ん。それはそうなんだけどさ……。
 くぉぉ……。なんか、普通じゃない感じしたし……」

緩急つくフェラに呻きながらも、男は再度、少しだけ踏み込む。
人間、誰だって詮索されたくない部分はあるのだから。
だが、男としては。なぜか相手の素性などが気になってしまっている。

アムネシア > 「ん、ん……んぐ……。」

男の質問には答える気がない、そう告げるよう肉棒を中程までぬるりと飲み込む。
そして、上目遣いに男の反応を確認しながら頭を上下に振り窄めた唇で幹を扱きながら先端に舌を絡ませる。
淫売……その言葉を裏付けるよう、今日会ったばかりの男の肉棒をしゃぶりながら物欲しげに腰を揺すり、内股を滴る淫蜜はシーツへと染みを広げていく。

セイン=ディバン > 「……」

相手が返答せず、奉仕に集中し出せば。男は息を吐くのみ。
これ以上は尋ねないでおこうか、と思い相手を見れば、視線がぶつかり。
その上目遣いに思わず赤面し、ぷい、と顔を背けるのだが。

「く、ぅ、ふっ……」

大胆なフェラ。そして、視界の端。腰を揺らす姿に興奮してしまい。
男は、相手の頭をぽふぽふ、と軽く叩き。

「あ~……アムネシアさん。もう、オレやばいから。
 ……こっちに、尻向けてよ」

正直限界です、という告白に等しい言葉。
相手にはさぞ情けなく見えるだろうか。

アムネシア > 頭を叩かれギブアップ宣言を受けるとゆっくりと頭を上げて肉棒を吐き出す。

「何、若いのにもうギブアップ?
 一回で終わるってわけでもないでしょ?」

よだれに濡れた顔で可笑しそうに笑いながら肉棒の先端を指先でぴんと弾き、のそりと体勢を変えるとつるんとした布地に包まれた尻尾の生えたお尻を向ける。
足を開き両肘両膝を突いたその姿勢は獣というより蛙のような印象を与える。
余裕ぶって見せながらも次から次へと垂れていく淫蜜が少女の孔が雄を欲しがっていることを如実に伝える。

「準備はいいから……好きなだけ突っ込んでいいわよ。」

レオタードの股布をずらすと子供のようにぴたりと閉じ合わさった肉厚の割れ目が曝け出され、ちらりと背後を伺う少女の顔がわずかに羞恥の色に染まる。

セイン=ディバン > 「そうだけどさ。一発目はさぁ。
 中に出したいじゃん……」

この辺、男という生き物は変にこだわりがあったりする。
最初は口に、っていうタイプもいれば。まずは胸で、だのとか。
相手にからかわれながらも、相手の姿勢を見れば。すぐにその気になり。

「そう言われたら……遠慮なく」

相手の誘いに乗り、両手で相手の尻肉をつかむ。
そのまま、ぴたり、と性器同士を触れさせたかと思えば。
ずんっ、と腰を突き上げ、相手を犯していく。

「ふっ……っくぅぅぅ……。
 とろっとろ……」

貫いた感触。熱く、湿っていて、蕩けるよう。
男は、相手の腰へと手をスライドさせれば、最初から一気に腰を激しくたたきつける。
その甘い肉の感触を、ペニス全体で味わうかのように。

アムネシア > 「何?私を孕ませたいの?」

中に出したいと言う男をからかうよう笑みの形の視線を向け、押し付けられる肉棒の熱さに身を震わせる。
これだけのサイズは久しぶりだ……。

「んはぁぁんっ♡」

一気に貫かれると背中を反り返らせ店にまで届く大きな嬌声を上げる。
ぶちぶちと処女膜が破れる感触が少女と肉棒に伝わるものの血が流れる様子はない。
ただ、中に溜まっていた淫蜜が噴き出すように溢れ、狭い処女孔が肉棒をきゅうきゅうとキツく締め付ける。
肉棒に違和感を与えるのはお尻に突き刺さったままのアナルパールのせい。
肉棒が抜き差しされる度に圧迫されるそれからは女を狂わせるクスリが染み出し、余裕ぶっていた少女の表情をだらしなく蕩けさせる。

セイン=ディバン > 「……いや、そういう、意味じゃないというか」

あるいは、そういう意味もあるのかもしれないが。
男自身、その辺りの感情については自分でも分からず。

「ん……これ、って……」

確かな感触。甘くもキツい締め付け以外にも。
何かを破るような。しかし、血は流れておらず。
男は、相手と繋がったまま、器用に腰を、足を動かし。
いつの間にやら、後背位の姿勢をとり。

「ふっ、ふっ、ふぅっ……。
 アムネシアさん、処女、だったのか?」

そんな訳はあるまい、と思うのだが。一応の確認。
先ほどの感触は、間違いなく処女膜のそれだった。
相手の体を押さえつけるようにしながら、男は尋ねつつ。
前後ではなく、やや斜め上方から、打ち下ろすように、腰を。
そして、巨根を相手の中で暴れさせていく。
ガチガチに勃起したペニスは、狭い相手の中で跳ね。
そのきつい締め付けに喜ぶかのようですらあった。

アムネシア > 「あっ!あっ!あっ!」

処女にはキツすぎる巨根を咥えこんだ孔がみちみちと拡がる。
しかし、上がる嬌声はまさにメス犬と言った甘いモノ。
男の味を知っている心と穢れを知らぬ乙女の身体。
そのギャップに翻弄されながら染み出すクスリに直腸を満たされ、よだれを垂らして喘ぎ善がり悶える。

「あっ♡あっ♡処女は……んん、こんなに……あんっ♡乱れない……でしょ?」

上から打ち付けられるよう肉棒を叩き込まれると身体を逃がすことも出来ずに小さな孔ですべてを受け止め快楽に狂う。
身体が揺れる度に形のいい膨らみがシーツで擦れ甘い快楽を生み出し、気づけばシーツを舐めるよう舌を垂らし恍惚の表情を浮かべていた。

セイン=ディバン > 「お、おぉっ……こりゃあ……!」

上物、などという雑な言葉ではまったく足りない。
締め付けこそ、まさしく処女かと思うほどのもの。
しかし、愛液の分泌量や、蕩け方は男を知っている女性のそれで。
まさしく、そのギャップに男はすっかり虜になってしまっていた。

「そりゃあ、そうなん、だけど……」

だったら、さっきの感触は何なのか、とまでは問えない。
男としては追求したいのだが。失礼にあたる気がしたし……。
それに、もはや男も限界なのだ。欲望が頭の中をぐるぐると巡り。
男の腰は更に激しく動いていく。ストロークは長くなり。
部屋中に、腰をたたきつける、肉のぶつかる音を奏でていく。
その内に、男のペニスはびくびくと跳ね始め。男は、相手の背中を、長い舌でべろり、と舐め上げ。

「アムネシアさん、このまま……。
 このまま、中に出すから、一番奥で、受け止めろ……!」

切れ切れの息で、自分勝手に宣言すれば。男はスパートをかける。
それまでは、ばんっ、ばちゅっ、と。一応一定のリズムで鳴っていた音は。
もはやリズムもなにもなく。ただ、部屋には不規則に、肉のぶつかる音。愛液が掻き出される音。溢れた蜜が滴り落ちる音が響いていく。
男の宣言どおり。もはや股間は限界まで膨張し、笠もぶくりっ、と膨らんでいる。
いつ射精をしてもおかしくはない状況だ。

アムネシア > 「あんっ♡あひっ♡
 すご……いぃ♡セイン君のおちんちん……いいトコ当たってぇ……♡」

長大な肉棒を使って長いストロークで擦られると堪らないと言った切なげな嬌声が溢れる。
嬉しそうに締め付ける蜜穴は女としての悦びと、誰の下でもこうして悦んでしまう浅ましさを同時に生み出し、黒の聖母と呼ばれた英雄の心を被虐の悦びで埋め尽くしていく。

「私ももうイク……イクからぁ……♡
 奥に……いっぱい出してぇ……♡」

中でイキたい……男を知らない身体が男を知る心とクスリと肉棒により急速に開発されていく感覚に打ち震えながら、涙とよだれで濡れた顔を上げ最奥でのトドメを哀願する。

セイン=ディバン > 「あ、あぁっ……オレも……。
 アムネシアさんの中……たまらねぇ……!」

幹全体で感じる、相手の体の中の熱さ、締め付け。
そして、見た目幼い少女を犯しているという背徳感と、それに対して違和感を与えてくる相手の胎の心地よさ。
それらが、男の頭を煮立たせていく。

「くぅぅぅぅうっ……! あぁ、わかった……!
 たっぷり、飲みやがれ……!
 っっぐぅっ、~~~~~~っっっ!」

トドメの一言。相手からのおねだりに、ついにその時が訪れた。
男は、相手に体を預けると、その豊満なバストを両手で掴み。
まるで、逃がさないというかのように相手の体をしっかりと拘束した上で、一際強い挿入を行う。
ずどむっ! と。奥までを貫いた瞬間。大量の白濁が、勢いよく噴出す。
ぎゅむぅっ、と。相手の上半身を腕で、下半身を、腰そのもので固定し、遠慮なく子宮へと精を注ぎ込む。
あまりの快感に、男自身、ぶるぶると震えながら、恐ろしい量の精液を注ぐものの。
ペニスは一向に萎えないし、精液の量も衰えない。
快感のため、開いた口からは涎がたれ、相手の背中へとぼたぼたと落ちた。