2018/09/29 のログ
リル > 「ふふ。厳しさは男親の役目だよね。本当に、いいお父さんだなあ……」

普段の扱いは難儀しそうだけれど、あのレベルになれば……
この若さでも、立派に後衛術士ができるブーストではないだろうか。

「そうだねえ。ちょーっと「あのお姉さん大丈夫かな?」って思わないと……きっと会えなかったよね
うんうん。あ、でも行く時は僕も一緒にね?よっぱらいだっているし
そう、だよねえ。誰にでもあるよねえ」

貴族のお嬢さんが冒険者ギルドにくるのは、飛び込みの依頼や、家に知られたくない依頼。
居ないわけではないが、ちょっとめずらしいので、からかいに来る輩もいるかもしれない。
なお、この少年が苦手なのは料理のたぐいだ。ぶちこんで煮る。焼く。である。

「そうだよね……。 …………そりゃ、僕も背伸びして、段飛ばしして、転げ落ちたから」

(柔らかい、とても柔らかい苦笑い。こういうことを話せるからか。
いま、穏やかに背を叩けるのは。穏やかに、いられるのは)

「うん。 たくさん魔法、おしえてね? ふふ。もうちょっとは強くなれるかな」

貴族の令嬢がこうまで積極的に。こんなに大人しい子が。
それは驚くけれど、少年としての「興奮として」のドキドキよりも
温かさにかわってきて。ああ。いいなあ、こういうの。
ずっと――
なんて思っていた時に聞こえる野太い咳払い

「もー!おじさん!お客さんにそれはないよ!(はい!と研ぎの代金を叩きつけて」

ルル > 「うん……自慢の父様……」

大好きな父親を褒められると花が咲いたような微笑を浮かべ。
学院で習うような魔法はほとんどマスターしているので足りないのは経験だけ。
そんなことは流石に見ては分からなうはずで。

「そう思った……?嬉しいか…恥ずかしいか……悩む…よ。
それなら……今度…連れて行って……いいよ…ね?
私も……運動……苦手だよ…」

きっとギルドに足を運べば、お上りさんのように色々と見て聞いて回る事は想像でき。
そんな貴族のお嬢さんはいれば声をかける者もいるはず。
その対策という訳ではないが、どうせ行くなら案内してほしいという気持ちも込めて。

「同じ……こと…やったんだね……」

それならわかるよね、そう納得すると苦笑いを浮かべる少年をジっとみて微笑み。
恥ずかしい話なのになぜか楽しく話せて、気持ちも穏やかで。

「うん……リルが…使いたいの…判るなら……教える…ね。強く…なれる…よ」

凄く心地の良い気持ちになれる少年との抱擁。
今の行いも積極的とは思わずに何故か少年ならいいと考えて。
そんな時間も店主の存在を思い出せば恥ずかしくて続けられず。
赤い顔で代金を支払えば、おまけで貰ったベルトに短杖を取り付け腰の後ろに吊るして。

「……それじゃ…いこ?」

買い物を終え、少年が代金を支払うのを見れば手を伸ばして繋ぎ行きつけの喫茶店へと誘い。
そこで教えたり、色々と話しても支障のない事を話してお互いを知り合っていくはずで…。

リル >
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」からルルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武具店」からリルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 昼の公園に、男が一人、何処からか持ってきた椅子に座ってのんびりしている。何時もは使わない、ブロードソードを二本、手元で弄りながら。

その近くには木箱に立てかけられた看板がある。内容は

『出張アケローン闘技場 金貨1枚賭けて勝てば3倍払い。
こちらに一撃与えれば勝利。そちらは参ったと言うまで続けて結構。
※傷つけない刃を使っています。怪我の心配はなさらずに』

「うーん、お客さん、来ないなあ。新しい武器の性能チェックしたいんだけどねえ」

ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 公園」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > そもそも、何故こんな事をしているかというと、闘技場での戦闘スタイルに、ある種の限界を感じていたからだ。エストックにしろ、バスタードソードにしろ、基本は両手持ちの武器だ。

それは見栄えは良いが、結果としてクレスの持ち味である俊敏さや器用さを減じる事にも繋がっていたし、何より媚薬注入器は二刀流だ。どちらも二刀流にした方が、鍛錬の効率も良い。

そう考えて、新しく魔術師に人を傷つけない魔剣を作らせた。
しかし、流石にぶっつけ本番は駄目だろうと思い、こうして練習相手兼客を募ってる訳だが。

「来ない」

人が来ないのでは、何の意味もない。
はぁ、と溜息をつきつつ、辛抱強く待つ

クレス・ローベルク > 「そういえば、挑戦者が来ない時、闘技場で歌を歌った事もあったな……」

しかし、伴奏のためのギターがない。
仕方がないので、吟遊詩人が歌う歌を適当に歌うことにする。

「おお マグメール この穏やかな街よ」

自分の経験から言うと決してそんな事は無いのだが、しかし吟遊詩人の歌は大げさなものだ。アップテンポなリズムで、のびのびと歌い上げる。

クレス・ローベルク > 結構な声で歌ってはみたが、結局誰も来ない。
寧ろ、何か遠巻きに見守られている感じもする。

「……まあ、良く考えたら公園でいきなり歌うってただの奇行だよね」

無論、吟遊詩人がお捻りを貰うためにそうしている事もあるが、今回はそうではない。
周りから見れば異様に見えただろう。

「でもなあ。他に客寄せの方法、ないからなあ」

クレス・ローベルク > 「さてさて、どうするかな……」

大分長くとどまっているが、やはり来る気配はない。
やはり、こちらではこういう露天の需要はないのかもしれない。
とはいえ、此処まで来たら気が済むまで待ってみることにした。

「いっそ、次は腕相撲とかでやってみるかなあ」

クレス・ローベルク > 「しょうがない、帰ろうか」

そう言って、公園を後にした。

ご案内:「王都マグメール 公園」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にステラさんが現れました。
ステラ >  
(街中を歩く。
 珍しく何事もなく仕事を終え、人気のない夜の通りをてくてくと。
 最近は多めにダンジョンへもぐっているものの、目当てのものは見つからない。
 ふぅ、と思わずため息。)

――最近、会ってないな……。

(頭に浮かぶのは恋人の姿。
 別に仕事が忙しいとか都合が合わないというわけではなく、何となく誘うのが恥ずかしいのだ。
 首元のチョーカーに触れ、にへら、と思わず頬が緩む。)