2018/02/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・細い路地」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 少年の歩く道、路地裏と言うにはやや明るく活気がある。
だが、大通りと言うには狭く人もまばら。
かといって、露店や何かがないわけでもないそんな中途半端な路地。
夜闇に灯る明かりの中で少年はあたりを見回しながら歩く。

「ふぅん、この街…歩くたびに色々見つけるもんだな…」

当然この通りに来たのは初めてで、少し好奇心が刺激されていた。

ブレイド > やや明るいとは言え、メインの通りからは少し外れているせいか
怪しげな雰囲気も漂っているのは何となくわかる。
道端に立つ女性や露天に並ぶ商品からもそれは伺える。
死角に目をやれば女性の白い肌すら見えるような。
秩序から完全に外れたわけではないが、表ではおおっぴらにはできないような薄暗さ。
暴力と犯罪が横行する裏路地とはまた別の秩序で成り立つ通り。
そういうところなのかもしれない。
そんな道を少年は鼻歌交じりに行く。

ブレイド > 「んー…」

時折露店を覗き、屋台から漂う匂いに惹かれ
暇つぶしがてらゆるゆると。
手に持ったパンのようなものに肉と野菜を包んだものをかじりつつ
少し怪しげな灯りの中、黒い影を揺らして。

ブレイド > 怪しげな店、そうでない店
怪しげなヒト、そうでないヒト
人通りが多いとはいえないが
道行く人々は様々。道を飾るものも様々
少し楽しい。

ブレイド > 屋台で買った食べ物も
もう包み紙を残すのみとなってしまった。
綺麗に畳んで荷物袋に放り込んでおく。
てれてれと練り歩くも、そろそろ道も終わりそう。
なかなかに楽しかったが…往復するほどでもないか。

ブレイド > ここより先は大通り。
だが、時間も時間だ人通りも…
ここよりは多いがまばらだろう。
そのまま歩き、少年は闇へと消えていく。
帰り着くころには同居人は家に帰っているだろうか?
ならばお土産でも買っていかねばと考えながら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区・細い路地」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフラストさんが現れました。
フラスト > 昼下がりの午後。
青空の下、澄んだ空気。公園に現れたのは、鍛え上げた上半身、割れた腹筋を惜しげもなく外気にさらす男。
「ふぅ……ちょっと冷えるかな?アップにこれを持ってきたのは正解だったかな?」
その手に持った細身のロープ。両手に持ち直すと、両足で左右交互にスキップするように足を上げ、縄跳びをしてみせる。
「ふっ……はっ……!」
細身のロープは目で視認しきれないほど高速で回し、そのたびに左右交互に地面につく足がまるで体重を感じさせないほど跳んでみせる。
腹まで上げる膝は素早く交互に繰り返され、みるみるうちに男の全身から日の光を反射するように汗が流れ落ちほとばしる。

フラスト > 地面にくっきりと男の汗の水たまりができるころ、男は縄跳びをやめる。
「あぁ~暑い……結構体力減ってるんじゃないかな?」
片足を曲げ、後ろ手で足首をつかみながらストレッチをする。
「さてと、ちと恥ずかしいけどやっちまいますかね?」
そのまま水平に両足を開きながら、膝を90度まで曲げ、大きく膝を広げ、四股の体制をとる。
まっすぐ背筋を伸ばし、両足を開きながら地面につけると、そのまま滑るようにまっすぐすり足を取っていって。
「よい……しょっと」
両手を頭に付け、そのまま上半身を円を描くように回しながら、すり足を続ける。
地面に円を描くような起動。地面から足をわずかに浮かしながら滑らす様に。膝を90度に曲げる体制を取り続けて。

フラスト > 「ふぅ……!」
一通りトレーニングを終わらせると、タオルを取り出し体を拭きながら、公園を後にする。
その場には男の汗が飛び散った水たまりの跡だけが残る

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフラストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/繁華街」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい平民地区の繁華街の真っただ中、
露店で買ったらしい飲み物を片手に道行く人を眺めている男が一人。
誰も彼もが随分と忙しそうに立ち回っていく様子を何処か他人事のように眺めていた。

「相変わらずこの辺は騒々しいもんだ、
 仕事で来る分にはこの騒々しさが厄ネタだがオフなら気楽なもんだな」

どこか上機嫌に漏らしながらもどこかで騒動が起きたのだろう、
聞こえてくる怒声の方に視線を向けてヤジを飛ばす始末。
仕事らしい仕事もなくたまには休みと位置付けての散歩の最中だけに、
普段用心棒をしてる時の飯のタネも気楽に楽しめる余裕がある。

カイン > 「俺が仕事してる時はおとなしい癖に、こういう時ばっかりは騒動が起きるんだな。
 同業者の連中には同情するというか…お、やってるやってる」

近くで始まった女の子にちょっかいをかけようとした男に対し、
用心棒らしき人影が仲裁に入った様子に笑いながら見物の構え。
最も男自身、自分で軽口叩くほど平和な事は稀なのだが。
直にちょっかいかけてた男がノされて影に引きずり込まれていく様子に、
残念と言わんばかりに肩を竦めながら見ると無しに道行く人や客引きを眺め始め。

「ま、口説ける相手には事欠かんと言えば事欠かんのだろうが…」

この辺で不用意に声をかけると後が怖いなと肩を竦める。

カイン > 「とりあえずどこか酒を飲みに行こうかね。そろそろ酒を飲む事くらいはリハビリせんとな」

甘い物を飲んでると辛さが恋しくなってくる。
手にした容器の中身を一気に喉の奥に流し込んでから、
手近な目についた酒場方へとふらりと足を向けていく。
暫しの間、そこで酒を楽しむ事にするのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/繁華街」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ノア > お洒落なテラスでランチを済ませ、ゆったりとショッピングを楽しんだり、それからアロママッサージなんかを受けたりと 一日好きなように過ごし.. さて、日も暮れてきた。昼間とはまた違った活気に満ちる、夜の街 ──

( どっかで一杯引っ掛けてから帰るかなー )

なんて、誘惑溢れる歓楽街を ふらふらり、緩い歩調で一人歩く。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジアさんが現れました。
ジア > 基本は武器鍛冶であるが、柄の装飾などの知識を元に鉄細工の仕事を請け負うこともあって。
店の倉庫に使う鍵の修理を終えた少年は、ふらふらと喧噪に釣られて歓楽街に脚を運んでいた。
結局店では鼻で笑われて酒は飲ませてはもらえないため、単に見て回ることしかできないのだったが。

「…あれ?ノアお姉さん?」

遠くに見える女性に見覚えを感じた少年は、ぱたぱたと靴の音を立てながらその背中を追いかけ。
荷物の金物同士がぶつかる音も立てて近くまで追いつけば、やや自信なさげな声を女性へと掛けるだろう。

ノア > 小腹も空いたし料理が美味しいあの大衆酒場にしようか、それともショーが観れるあの店にしようか。そんな事を考えていると、背後から近付く足音と、金属音… そして、女の名を呼ぶ懐かしい声。

「 ………ジア ! 久しぶり、元気 ? 」

振り向けば其処には、見知った姿。久しく会っていなかった少年との再会に、 ぱぁ と笑み浮かべ

「 てゆーか、こんな所で何してんの ? 社会勉強 ? 」

女は少年の正体を知らない。欲望ひしめく歓楽街と この可愛らしい少年とが、あまり結び付かなくて… ほんの少し、揶揄ってみたりして。