2017/11/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──おう、そいじゃあお達者でなー」

立ち並ぶ住宅の一軒から、のんきな声色の台詞を漏らしつつ出て来る金髪の男が一人。
パタムと扉を閉じると、フンス、と鼻を鳴らし。

「まああこんなこともあるわなしょうがぬぇ……──ってうおッ!?」

眉下げた笑みを浮かべて独りごちながら通りの道の方へ向き直った途端、
ちょうどそばを通りかかった、色々な意味で迫力のある肉体の女性がいきなり視界に飛び込んできたものだから思わず変な声を上げてしまった。
そしてまじまじとその姿を無遠慮に眺めた後、はたと思い出したように視線を顔に戻し。

「………。──ハッ。や、やあやあコンバンハッ」

と、ちょっと取り繕うようにへらりと笑みを浮かべて挨拶してみた。
いきなりガン見してヒかれたかな? とか殊勝にも考えつつ。

エウロペ > 通りを歩いているとすぐそばで扉が開き、男が一人出てくる。
彼の独り言の意味を考えたり詮索することもなく
ただ通り過ぎるだけになるかと思いきや、変な声を出されてしまいちょっと驚いて

「あら…こんばんは」

身体を眺められたような気がするが、その理由はわかるし慣れてもいるから特に不愉快そうな反応は見せず
寧ろにっこりと微笑みを浮かべて優しげに挨拶を返してくる。

「ご近所さんかしら?」

出てきた家の住人だろうかと考え問いかけてみる。
足を止めて揺れるエウロペの身体はゆったりとしたローブ越しでもそのボリュームを隠すことはできず、胸や尻が大きく揺れる様がよくわかる

エレイ > 「──ああいや、俺はたまたま偶然そこのお家にちょいとお邪魔していただけであって
ご近所とは無関係。そういうそっちは、ココらへんの人かな?」

女性から特段引かれるでもなく、微笑みとともに返答が寄越されたのでそれに乗って会話を続ける。
しかし凄ぇーなぁ、とか思いつつ、足を止めたことでゆさりと揺れる豊乳に視線を注ぎ。

「……ってゆーか、お一人? それなら、せっかくだから俺にお家まで送らせてもらってもよろしいか?
足を止めさせちゃったお詫びと、こうして出くわしたのも何かの縁、ちゅーことで……」

それから、彼女が特に誰も連れていないのに気づけば、にへ、と下心丸出しの笑みを浮かべながらそんな提案を。
もっとも、断られれば大人しく引き下がるつもりで。
側まで近づきながら、どうかな? と笑みのまま首かしげ。

エウロペ > 「私はすぐそこが家だけど、久しぶりに戻ってきたから…最近のご近所さんがわからなくて」

微笑みつつ目と鼻の先にある特別変わった様子も無い極普通の家を指差し
エレイへと視線を戻す。動くたびに身体の一部が柔らかそうに揺れる。

「ふふ、すぐそこだけどお願いしようかな…良いご縁に期待してね」

家まで送ると言う相手の言葉にあっさりとOKを出し、優しげな顔を近づけてはにかんで見せる。
下心のある相手に対しあまりにも無防備で無警戒だが、それが彼女の良さでもある。

エレイ > 「ほうそうなのか……──ってマジで目と鼻の先だったと驚き顔になったんだが!?」

彼女の話に相槌を打ちながら指差した方を視線で追えば、まさにすぐそこの家を目の当たりにして露骨にビックリしてみせ。

「……ほむ。それでもOKしてくれる、ということは……この後の展開もだいたいわかってる、と判断するがよろしいな?
あ、せっかくだから荷物持ちますぜ」

驚き顔のまま彼女の方に向き直れば、はにかむ優しげな顔が見えて。
ふ、と眉下げて笑いながらそういうと、隣から彼女のふくよかな腰回りに腕を回して抱き寄せてゆき。
買い物帰りの彼女の手元から荷物を預かろうとしながら、そのまま彼女の家に向かって歩き出し。

エウロペ > 「うふふ、まぁそれは物好きなお兄さん次第かしら。寧ろあっさり過ぎて怪しかったりしない?」

露骨に大きな反応を見せるエレイに楽しそうな笑みを浮かべ
相手が下心を隠さなくなっても嫌な表情をせず
ただ自分に欲情してくれることに喜びを感じていて
エウロペの腰に腕を回せば抱き心地の良い柔らかな肉がたっぷり付いていることが改めてわかるだろう
エレイが荷物を預かってくれれば、エウロペは「ありがとう」と口にして共に家の扉を開いて彼を招き入れる

エレイ > 「──ワハハ、その意見も『確かにな』と認めてはいるが……俺はこういう場合は慎重になるよりまずは飛び込んでみる派なのでなッ」

ケタケタと笑ってそんな言葉を返しつつ。
腕に伝わる柔らかな肉感に表情を緩めながら、荷物持ちをしつつ招かれるまま彼女の家へと──。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエウロペさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・裏通り」にハーティリアさんが現れました。
ハーティリア > 比較的平和な平民地区でも、脛に傷持つものがよく通る裏通り……そんな場所に男が居て、ぷかりと……煙草を小さく吹かしている。ふぅ、と見た目の歳の割には艶やかな唇から吐き出された紫煙を、緩く目で追いかけながら……暇つぶしに敷き布を広げて並べているのは、男が作った練金による薬品だ。

「……別に金には困ってねぇが、売れないのはそれはそれで割と腹立たしいな。」

ぽつ、と呟く愚痴めいた男の言葉。薬の入ったフラスコには、薬の名前と値段を簡潔に書いた紙がペタリと、貼られている。
暇つぶしの薬売りより、男でも捜しに行けばよかったか、なんて……変な後悔なぞ抱きながら。

ハーティリア > まあ、さもありなん。ガラスのフラスコにコルクで密封された中に、丸薬から水薬まであれこれと入ったのが並べられていて、栄養剤や解毒薬が500ゴルト程度で並べられている隅に良く見れば。 不老長寿の薬70万ゴルト 蘇生薬100万ゴルト なぞ頭のおかしいとしか思われないそれが並んでいては、インチキ臭い事この上ない。
現に先ほどここを通った男には、ハッと鼻で笑われる始末。

「……退屈だぁねぇ。」

ぼんやりと、そんなことを呟きながら、短くなった煙草をぐりりと、地面で擦り消して。

ハーティリア > 「……もしかして、これをしまったら売れねぇだろうか。」

ふっと呟いてみるのは、高額にも程がある薬品を置いたスペース。まあ、今更だが見るからに怪しい品しかないのは否定しない。
不老長寿の薬……とは名ばかりの2年分程体が若返る薬に、死後24時間以内なら、という限定で使える蘇生薬。……高いのは、ひとえに材料のせいだ。……そっと、鞄の中にそれを隠すと、他は割合良心的な値段の薬ばかりとなる。
まあ、それでも一般人の数日分の生活費になるようなものばかりなのだが。