2017/09/16 のログ
ユーリィ > 「威勢がいいねぇ、うん。でもその方が僕は好きかな。
 じゃないとすぐに寂しい思いをすることになるし、何より遊んでいて楽しいし?」

彼の様な魔術師は、本当に敵を圧倒するか慢心に飲まれるかの二択だ。
だが、何となく前者であるような気がするし、そうであればよいと思いすらする。
自身の実力を万が一にも疑わない――そんな強さは、憧れるし、俗っぽく言えばそそるのだ。
こう言う相手に身を委ねるなら、情欲を受けるほうが良いだろうか、などと思考を裏で回しながら。

「ん、君が女の子なら、組み伏せて犯していたところかもしれないね。
 でも、そうじゃないみたいだし――ふふ、気が合うね。僕も、どっちも好き」

似た者同士ということなのだろうか、意気投合するのも直ぐで。
告げられた誘いの言葉には、首を小さく縦に振り。

「ん、構わないよ。だから、沢山楽しませてくれると嬉しいかな♪」

機嫌よく誘いを受け入れると、僅かに艶を混ぜた笑みを返した。

ダスト > 「楽しいっての何より大事だよな」

相手の言葉に小さく頷き。
会話をしながら、思考の裏で少女のような少年と遊ぶなら、身を任すのと任されるの、そのどちらも悪くないと考え。

「ユーリィが望むなら襲われて犯しても気にしねぇぜ」

思った以上に同じような思考の相手の初対面とは思えないほどの親近感を抱き。
相手の承諾を得れば残っていた肉と蜂蜜酒を胃に流し込み。

「んじゃ早速動こうぜ。つってもこの時間だと宿はほとんど埋まってるよな。ユーリィがいいなら俺は人目なんて気にしねぇけど」

ユーリィ > 「ん、大事だよね。世の中は楽しいか楽しくないかしか無い訳だから。
 その点、君と居るのは楽しそうだから、お誘いも喜んでって感じだけど」

どちらがいいか、とは思うが、甲乙付け難いのだから困ってしまう。
それならばいっそ、出会う度に攻守逆転してみるのもありな気すらしてくる。
低めの背から、上目遣いをするかのように彼を見上げると。

「それもいいね。かっこいいダストも見たいし、女の子みたいにひぃひぃ悶えているのも見てみたい。
 ただ、中途半端だとお互いに不完全燃焼になりそうだから、役割はちゃんと決めたほうがよさそうだね」

目の前、肉と杯の中身を片す様子を微笑ましく眺めながら、言葉を紡ぐ。
悪酔いしなきゃいいけれど、などと思いつつ、次いだ言葉には笑みを濃くしながら。

「それじゃ、どうしようかなぁ……んー、やっぱり、ダストを襲う時は、ちゃんと僕が男の格好してるときにしたいかな。
 だから、今回は僕がダストの雌になろうかなって。どんな事したい?大体平気だよ?
 外でするのも気にしないし、激しくしても治癒力が高いから何とかなるし」

こほん、と咳ばらいを一つすると、そっとスカートの裾をつまみ、誘惑するように上げながら。

「ダストは、恋人みたいに甘いのと、奴隷を嬲るような凌辱と、どっちが好み?
 僕は、君の欲望を受け入れたいし、全部飲み込んだ上で、次は君を欲望で満たしたい」

だから、ね?と彼にだけ、しなやかな太ももを見せつけた。
肝心なそれより上は、あえて見せない計算ずくの角度で。

ダスト > 「ん、了解。じゃあ、次に会う機会があれば俺をユーリィの雌にしてくれるんだな」

相手の言葉に楽しみを用意された子供の要に口角を上げて。
一歩相手に近づきお互いの温度が感じられる距離まで詰めて。
こちらを誘惑するように見上げる相手の頤に片手を添え。

「んじゃ、その路地の裏でやろうぜ、正直移動するのも面倒なほど、今はユーリィでやりたいし」

そういえば相手の腰に片手を伸ばして人目に付きにくい路地の影に誘導し。
人目に付きにくいとは言え、意識してのぞき込まれれば見られることは間違いないだろう。
相手の背中を壁に押し付けるようにすればその体のラインを確かめるように手を滑らせ。

「言っとくけど、俺は恋人相手でも、やるときは性奴隷扱いする下種だから、覚悟はしとけよ?」

そういえば相手が拒否しなければその唇にキスを落とし。
軽く舌を絡め。

「ほら、メスになるなら服は邪魔だろ、ユーリィの身体を俺に見せろよ。
脱いだら俺のものを咥えて奉仕して見せろ」

ユーリィ > 「勿論。ダストが望むなら、雌にしてあげる。たっぷり犯してあげちゃうから」

お互いの表情が理解できる。どちらも笑みを零さずにはいられないはずだ。
何せ互いに似た者同士、相手の思考も、嗜好も、手に取るように分かるのだから。
詰まる距離、重なる肌。顔をあげられるその動きにもときめいて。

「ん、分かった――あ、一応、見られるのはいいけど、バレるのは面倒だから」

解放するのは母親譲りの淫魔の魔力。甘い匂いと共に空気へと魔力を通し、宙に光の文字を刻む。
効果は単純。自身と彼の素性だけを曖昧にする認識阻害。覗き見た者達の記憶をあやふやにするもの。
自身と彼の行為は全て記憶されるし、容姿や声は覚えたままだが、自身や彼に結びつかなくなる結界だ。
路地一杯に甘い匂いを広げると、彼を見上げて続きを促す。
体のラインは成長途中の少女もかくやといったところで、胸元だけが平坦。
その感触に身震いしながら、彼の言葉に頷き、口付けを受け入れて舌を絡めた。
ちゅ、ちゅ、と懸命に啄む様は、教育の行き届いた雌奴隷のように。
夢中の一時を終えると、潤んで蕩けた視線を向けて、どこか夢心地のまま服の留め金に手をかけた。

「ん、ぅ……そう、だね。それじゃ、今から脱ぐね?」

ぱちり、と金具の外れる音が数回――その後に柔らかなドレスが落ちる。
その下は、桜色に染まったきめ細かい肌と、柔らかそうな白の女性用下着。
胸元は包むだけのフリルたっぷりなブラが覆い、下腹部にも揃いのショーツ。
その中で懸命に布を押し上げて屹立しているのは、小さめの肉棒だった。
次いで、ゆっくりと胸元に手を伸ばし、ブラを外す。あらわになるのは桜色の小さな蕾。
最後にショーツも下ろしてしまうと、まず露わになるのは無毛の股座。
そこには、興奮の先走りを垂らす小さな竿が、ひくりと跳ねて揺れていた。

「……ん、ダストを犯すときは、ちゃんと気功と魔術で大きくするから、ね?
 でも、犯される時は、その、女の子みたいになりたいから……小さい方が惨めで良いなって。
 ――それじゃ、今からご奉仕するから、沢山味わってほしいな……♪」

路地裏の石畳にしゃがみ込むと、彼の下腹部に顔を埋める。
そのままふくらみに頬ずりすると、ゆっくりと彼の逸物を露わにしよう。
そして、まずは横を食む様に甘く咥えて顔を滑らし、唾液を全体に塗す。
その後、先に口づけをしてから喉奥まで飲み込もう。鼻先を彼の下腹部へと埋めるようにしながら。

ダスト > 「良い身体してるな。雌としても雄としても、すげぇそそる」

お互いの唇が離れればいやらしく銀糸を引き。
下着まで完璧に女の物に身を包む相手にどこか興奮を隠せずにいて。
相手の柔らかい身体を見れば、好物を目にしたときのように軽く唇を舐めて。

「あぁ、ユーリィの性奴隷としての素質。俺に見せてくれよ」

相手の手によって取り出された逸物は体格にしてはやや大きめで。
相手の口内に包み込まれるとゾクリと身を震わせ。

「やっべ、すげぇ気持ちいいな。その辺の娼婦なんてめじゃねぇよ」

相手の咥内の感触もさることながら、少女のような少年が自分に奉仕するという状況もより興奮を促し。
相手によって興奮が高められている間に周囲に展開された阻害魔術に合わせるように結界を展開し。
相手の効果に合わせて二人が行う行為がまるで自分が行ったまたは行われたかのように錯覚して記憶させる効果を付随し。
それによって、二人の絡みを見ても、そのことを思い出せるものは皆無だろう。
今夜の楽しみは二人だけの秘密として共通されることになる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 露店通り」からユーリィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 露店通り」からダストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」にリュシーさんが現れました。
リュシー > や、だっ、やだってば……!
しつっ、こい、もぉ、さっきから、帰らないって言ってるでしょお!?

(せいいっぱいの大声でわめきながら、己の腕を掴む男の手を、
渾身の力でもって振りほどこうとした―――のだが。
手繰り寄せるように逆に引っ張られ、大きくバランスを崩したところで、
肩をがっちり掴まれてしまった。
ただでさえ己よりもずっと大柄な大人の男であるし、非常に不利だ。

更に言えば、場所が悪かった。
平民地区、ではあるものの、賑わう街の広場からは少し距離があり、
安酒を飲ませる酒場やら宿やらが軒を並べる細い路地で、
通りかかるのは酔っ払いか客引きか、といったところ。
もう少し治安の良い地域であれば、例えばこんな手も使えるのだけれど―――)

ち、かああん、この人、痴漢ですううぅ!
だれか、助けてえええっ!!

(思い切り身を捩りながら、金切り声をあげてやったのだけれども。
周りに居る酔っ払いどもからは、そりゃあ大変だなお嬢ちゃん、にやにや、
みたいな、ロクでもない反応しか返ってこない。
そうこうする間にも、少し離れたところへ停めてある馬車のほうへ、
ずるずると引き摺られそうになっており―――はっきり言って、
大変なピンチ、というやつだった。)

リュシー > (助けが得られない、となれば、あの手しかないのだろうか。

まがりなりにももとは男であったのだから、これだけは、この手だけは、
使いたくない、使ってはいけないと思っていたのだが―――

背に腹は代えられない、という言葉が、頭の片隅で閃く。

大きく身を捻って、左足でぐっと地面を踏み締め。
スカートの裾が多少捲れても構わない、とばかり、右の膝を曲げて―――)

―――――――っ、っ!!

(思い切り振りあげた右足で、背後から己を捕える男の股間を狙って一撃を食らわせる。
聞くに堪えない苦悶の声と同時、ふっと肩にかかった力が緩んだので、
半ばつんのめりながらもその手を逃れて走り出そうとした。

―――――が、ぼすっ、と。
ちょうど正面に立ちふさがっていた、壁のような大男に頭から突っこんでしまう。
悲鳴をあげる暇もなく弾き飛ばされ、ぺちゃりとその場へ尻もちをついて)

い、たたたた、ぁ……っ…………

(頭だとか首だとかお尻だとか、色んなところが痛い。
ついでに、お腹の芯から、ずきん、と疼痛が生じて、背筋に冷たい汗が伝った)

リュシー > (がっし、と背後から両肩にかかった重みには、深い恨みの気配があった。
マズイ、と思ったけれど、時、既に遅し。

あっという間に荷物のように担ぎあげられ、馬車へと運ばれてしまう。
悲鳴やら罵声やら、呼吸の続く限りバラまいてやったが、誰の耳に残っただろう。
がたごとと走り出した馬車の良く先は、勿論―――――。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」からリュシーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」にシュカさんが現れました。
シュカ > かり。
木の実に薄い飴でコーティングされたそれをかみ砕くと、咥内に拡がる甘酸っぱい果汁。
周りの飴の甘さと実によく合っている。
貧民地区で買ってきたその菓子は、透明の袋に入って可愛らしいリボンまでついており、見た目はちょっとした贈答品。
店主曰く、娼館のおねーちゃんたちに人気、だという。
何時ぞや食べたそれがある種病みつきとなっていたから、散策のお伴にその菓子を携えていた。

何やら騒がしい通りではあったが、誰かを呼び止めてその騒動の顛末を聞くわけでもなく、
代わりに、飴菓子の袋を漁り、毒々しい緑色の1粒を摘まむ。

「貧民地区で売るだけじゃなくて、この辺でも売ればいいのにねえ」

指先にもう一つ摘まんだその飴菓子をぽいと口に入れ。
かり、と音を立てて噛み、溢れる果汁の酸っぱさに、思わず顔を歪め。

「…当たり外れ感のあるこれが病みつき…ギャンブラー心を擽るな」

甘い果汁もあれば、驚くほど酸っぱいものもあるわけで、ひー、と顰めた顔のまま、一息つく。
酸っぱさが残る咥内に、もう一粒放り込んで、視線が馳せたのは、ちょうど武具屋と思しき店の前。
ほう、と足を止め、中から聞こえる鎚の音に耳を傾けながら、店先に並ぶ武具を眺め。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」からシュカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシュカさんが現れました。
シュカ > 玉鋼を打つ音は、独特の響きがある。
故郷ではよく耳にする音であったが、この国に来て久しい音であり、つい興味をそそられ、足を止めた。
中が覗けるか、と店先で右往左往している姿は、片手に菓子、赤毛と相まって、不審者感が否めないが。
扉を開けて、中へと入ればいいが、冷やかし半分でそれも気が引けた。

「しかし…なかなか良さそうな店なんだよな」

店先に並ぶ武具は、ここ最近見て歩いた店の中では丁寧に鍛えられた品が並んでいて、
そのうちの一つ、刀と呼ぶには少しばかり形状が異なるが、片刃で細身のモノが目を引いた。
もう少し形を変えれば、刀として使えそうなそれを眺めながら、耳に届く心地よい鎚の音。
先ほどまで、ひっきりなしに口に放っていた飴菓子も、今はすっかり忘れたように掌に納まっているだけ。
それだけ、武具に興味を惹かれていて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (―――――馬車は急に停まれないものだが、中身が大暴れをした場合、
その限りでもない、らしい。
さほど遠くないところで、その「大暴れ」をして馬車を止めた乱暴者は、
ばたん、と扉を開けた勢いのまま、優雅さの欠片もない全力疾走で、
通りを走り抜けようとしていた。

彼が店に入ってしまっていたなら、もちろん、見つけられなかっただろう。
けれど、―――少なくとも己にとって幸運なことに、彼は店先に佇んでいた。
だから、見覚えのある立ち姿が目についた―――と同時、無理矢理の方向転換。
背負った荷物ごと、かなりの勢いでもって、彼の横っ腹あたりへ飛びついてしまおうと)

か、くして、隠して隠して、ッ……!
捕まっちゃうっ、早く早く!

(そのうえ、この無茶ぶりである。
はっきり言って、彼が受け入れる義理などまるで、ない。)

シュカ > 正しく阿吽の呼吸で鎚の音が響いてから、静寂、そして再び音が響く。
何を打っているのかを知ることはできないが、その規則正しく繰り返えされる様子は、鍛冶屋の腕を示すようでもあった。

「これは…運命の出会いってやつ?そろそろ新しい嫁さん貰えって話?」

帯刀している刀の柄頭に手を預け、古女房ですしー、と冗談めかしながらも、
いよいよもって、寂しい懐具合なれど、武具屋に足を踏み入れようかと悩んでしまう。
その合間も、相変わらず澄んだ音が響いている。

「…大概こういうとこのオッサンて、頑固一徹だけど、お前を認めた、これは持って行け、みたいな感じが。
……………期待しよう、それ」

何となくありがちで、でも実際にはほぼありえないシチュエーションを口にしてから、
手土産もあるし、と不躾にも食べかけの飴菓子が入った袋を見下ろした。

…―――ちょうどその時。
少し遠くから何か、否、誰かの罵声だか怒声だかが響いて、喧騒包む平民地区でも聞かないような、
一連の喧騒に、あ?と漸くそちらへ意識と視線を向けたのと、いきなり横っ腹に軽く何かがぶつかる衝撃は同時。

「へ?」

何事か、と身体がブレないよう体勢を整え、呆気にとられながらも、いまだ事情が分かっていない顔つきなのは、
下を見下ろせば、妙にでっかい荷物が目についたからで。

「え?お?リュシー?お前、何やって…って」

漸くそこで気付いたその姿。
おお、と感動の再会を喜ぶ前に、騒がしい声と足音が近づいてくる。
それで多少は察したのか、するりと相手の身体に腕を回すと、そのままハグ。
体格差も手伝えば、おそらく相手の身体を抱き込むことは可能だし、
この時間帯の通りとなれば、通りでこうして抱き合う姿がないわけでもない。
となれば、上手く追手から相手の姿を隠すことはできるかもしれない。