2017/09/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアラミルさんが現れました。
アラミル > 歩いているうち、露店の並びにたどり着いた少女
こういった場所にはあまり来ないのか、周りを見渡しながら歩いていて

「…ふーん…」

などと、立ち止まらずに見回っているところで、大きな背中を見つける

「…………」

店主に何かを話しているらしい男の後ろに立ち、じぃ、と後ろから見つめるだろうか

イグナス > 特にマジックアイテムだとか、冒険心をくすぐられるものは良い。
機嫌よく露天を眺めていたなら、ば。

「お?――……?」

視線を感じた。後ろからだ。とはいえ危険な空気はなくて、はて、と素直に振り返るならば。
見知った姿。

「おー…よう。」

にやり、と口元を笑みに緩めて片手をあげた。

アラミル > 男が振り向けば、こく、と頷いて

「なに、してるの?」

ひょこ、と男の横から顔を出し、夜店の商品を覗くだろうか
見知った存在を見つけたからか、男と同じように表情は緩んでいて

「お、おー、らっしゃい?」

一方、男をどうしたものか、と接客していた店主は思わぬ少女の登場に目を丸くしていて

イグナス > 珍しいタイミングで見かけたものだが、彼女については、そんなものか。
疑問はすぐに引っ込めて。

「おう、あぁ、買い物――…んー、暇つぶしだなア。
 なんだ、お前が見えても、わかンねえと思うぞ。」

とはいえ、彼女の好きにはさせよう。
店主はやっぱり困惑してる様子だけど、気にもしない。
露天に並べられたあれやそれやに触れては下ろしてく。満足いくまで。

アラミル > 基本的に目的を持たない少女は、ふらふらとこのマグメールの街を歩いている
貧民地区から富裕地区まで歩いていないところはなくて


「暇つぶし。ふーん…。
うん、わかんない、けど。わかろうと、思って。」

幾つか、娼館などで使う、怪しげな効果を持つものや、そうでない、普通のお守りのようなものを手に取っていく
気にせずにいくつもいくつも
特に前者に惹かれているようで、ためつすがめつ眺めていて

イグナス > 「…ふうん。そうか。
 じゃあ、これはそうだな、簡単な護符だよ、最低級の呪いくらいなら防ぐ。
 それにこれは――。」

いくつかを手に取って紹介して見せる。
いかな夜の露天とはいえ、並ぶものは他愛のない――あるいは少々だけアングラな効果のものくらい。
媚薬とか。――ともあれ、そのうちのいくつかを紹介し終えて。

「まあこんなもんだ、……ちょっとはわかったか?」

にま、と笑んで彼女に問う。もしもわかったというならば、そろそろ店主も本格的に嫌がりそうだ。
店のもとを連れて、離れようと。

アラミル > 「……ん。あり、がと……
お金、ないから買えないけど、ね…」

男の大きな手に乗った護符などを見つめつつ
ふむふむ、と頷いて。いくつかの紹介が終われば、静かに微笑む

「ちょっと、わかった。人間に紛れ込むのに、必要…」

こく、とわかった、と頷き。店主の嫌な顔など気にせず…
男が離れようとするなら、そのままついていくだろうか

イグナス > 「なんだ、欲しいもんでもあったか?
 また言え、次は、あれくらいなら買ってやる。」

特に出費というほどでもないし、彼女とも知り合ってそれなりに期間はたったゆえに。
なるほど、理由としてはそれらしい。
彼女を連れながら、くく、と喉を鳴らして。ふいに、その道中で振り返り

「紛れ込むか。……はらでも減ってるか?」

じぃ、と見下ろして問う。
こう傍からみれば、小さな少女を見下ろす大きくてガラの悪い男。日t上に図が悪い。

アラミル > 「…ん、何か一つ持っていれば、人間ぽいかな、って
…いい、の?」

自分の考えで、人間らしいことを探しているようで
男がくく、と笑えば不思議そうに首を傾げて


「うん。……ぺこぺこ、かも。」

お腹に軽く触れて、答える。同時、くぅぅ…と可愛らしい音がなってしまって
傍から見れば、襲われる寸前のように見えるだろうが…わざわざ声をかけるような無謀なものはいないだろう

イグナス > そういう問題ではない気もするけど、まあ、よしとして。
いいのかと問う言葉には、もちろん、と。
またいつか、タイミングがあれば買ってやろう。

「ふむ、……ごはん。食べに行くか。」

かわいらしい彼女の仕草と音に、やっぱり、くつくつ、と楽しげに笑って。
…彼女がごはんで厭うわけもなかろう。手を出し、引き寄せて、そのまま再び歩いていこう――

アラミル > もちろん、と言われれば、少しだけ微笑んで
後にまた、適当な…少しだけ見眼がいいものを、買ってもらうのだろう

「…ん。行く…」

楽し気に笑う相手に、笑みを深めて。真似をしてくつくつ、と…全く似ていない笑い声をあげて
まるで子供と大人のような、サイズ差の手を握り、夜の闇に消えていく…

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアラミルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 露店通り」にユーリィさんが現れました。
ユーリィ > 串焼肉と炭酸混ざりの林檎の酒は、なんとも素敵な組み合わせだ。
近場の箱の上に腰かけて、かぷりと肉を齧りながら思うのは、そんな他愛無い事。
強めに振られた塩味が辛く、後を追う様に脂身の甘味が迫ってくる。
それらを全て、さっぱりした甘酸っぱい炭酸が流してくれるのが心地よい。
野性味溢れる味は、少女然とした少年を自然と上機嫌にさせた。

「にしても、人が多いよねぇ。スリからすれば獲物の宝庫なんじゃないの?」

他人事のように呟きながら、また一口肉を齧る。
華奢な容姿で豪快な肉串を食らう姿は、どこかミスマッチかもしれない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 露店通り」にダストさんが現れました。
ダスト > 空腹に任せてふらふらといろんな屋台の香りが漂う通りを歩き。
体格ゆえに人込みに飲み込まれるようになりながらもすり抜けるように進んでいき。
ふと、脚を止めて鼻を軽く鳴らせば人の流れを避けるように道の端で肉を頬張るまるで少女のような恰好をした少年を見つけ。
腹の虫がなるのを感じつつ、ふらりと人込みをさせて相手に近づいて。

「よう。旨そうな肉食ってんな、どこで売ってたんだ?」

木箱に座る相手を見ながら問いかけ、フードを降ろして顔を見せ。

ユーリィ > 通りを歩く人並みは、夜が更けてもなお多く。
不夜城とまではいかないものの、騒がしいことこの上ない。
煌びやかな魔法装飾の明かりに、飛び交う客引きの声。
表通りの普通の市場ではまず味わえない空気だ。

やがて肉を半分程食べ終えた所、近づいてくる気配を感じ取る。
視線をちらりと向ければ、やってくるのは一つの影で。

「ん?あぁ、そこの露店だよ。美味しいけどしょっぱいから、飲み物と一緒がお勧め」

問いには答えを述べつつ、林檎酒の入った木製のカップを揺らして。
フードを下す様子をまじまじと見ながら、視線が合えば微笑んでみよう。

ダスト > 「あそこか、サンキュ」

相手の指さす先を見れば如何にもおいしそうな肉が売られた屋台が目に入り。
顔を戻した際に相手と視線が合えば口元に笑みを浮かべて軽く礼を言えばタッと走り出して手早く商品の肉と蜂蜜酒を買い。
再び相手のもとに帰ってくるととこの木箱に並ぶように座り。
早速とばかりに肉にかぶりつけば屋台のものらしい強い塩味と肉の風味が口が広がり。

「うっっま!やばいなこれ」

想像以上のうまさに空腹も手伝い、ガツガツと半分ほどを一気に貪り。

「良い店教えてくれてありがと。あ、俺はダスト、旅の魔法使いってとこだな」

蜂蜜酒の入った木製のジョッキをわきに置いて手を差し出し。

ユーリィ > 「いえいえ、売り切れる前に買っちゃうといいよ?」

夜遅くでも火は煌々と焚かれており、肉の油が焦げる良い香りが周囲に漂っている。
これならば当分は持つような気もするが、ふらりと貴族が立ち寄れば一瞬でなくなりそうな量だ。
素早く駆けていった彼は、どうやら無事に肉と飲み物にありつけた様子
隣に座る所作にも、特に何かを言うわけでもなく、自分の肉をもそもそとかじりながら、視線は常に彼を見ていた。

「ん、良かったねぇ――腹ペコだったの?随分と食べるのが早いけど」

見ていて気持ち良い食べっぷりとはこのことか。
つられて食べてしまえば、元々半分ほどだった肉は四半を過ぎて、串の根元に一塊を残すのみ。
次いで徐に始まる自己紹介。同時に差し出される手を見ると、そそくさと手甲を外して。

「いえいえ。僕はユーリィ。一応、騎士かな。よろしく」

彼の手をそっと握る。武術を嗜む物にしては柔らかな感触が、彼の手へと伝わることだろう。

ダスト > 「あぁ、ちっと野暮用で晩飯食ってなかったからな」

差し出した手が相手の掌に包まれるとそこから伝わる騎士とは思えない柔らかさに少し驚くものの
同時に相手の実力の底も経験から感じ取り。

「へぇ、騎士とかかっこいいじゃねぇか。可愛い見た目してっけど結構腕に自信あるんじゃね?」

自分から外れない相手の視線に合わせるように視線を合わせれば、どこか誘うように意味ありげな笑みを浮かべ。

「俺なんて魔術師にみえねぇってなかなか信用してもらえねぇしよ」

ユーリィ > 「そうだったんだ。だとすると、さぞおいしかっただろうねぇ、お肉。
 空腹もそうだけど、夜は疲れているから塩気が欲しくなるってものだし」

くすくすと笑う姿は少女そのものだが、実際のところは少年である。
淫魔の血を引いているせいなのか、筋肉を幾らつけても肢体は華奢で肉は柔らかく、精悍とは程遠いのだ。
お陰で大半の相手がか弱い少女と侮って、油断してくれるのだが。

「一応それなりに、かなぁ。ただ、騎士だけど守るよりは襲う側だからなぁ」

悪戯っぽく匂わせるのは、この国に漂う淫気と同じような気配。
ふわりと香る甘い匂いは、少女然とした自身の放つ匂いに他ならない。
彼に笑みには釣られながら、ふにふに、と柔らかな手で彼の手のひらを包み込み。

「ん、そうなの?でも、魔術師はそう見られないほうがいいんじゃない?
 戦場じゃ打たれ弱い上に厄介だから、見つかったら真っ先に狙われるし」

目の前の彼が、自分の事を少年と取るか少女と取るか、それすら楽しみにしながら、ちろりと舌を見せるようにして最後の一切れを口に運んだ。

ダスト > 「は!少々の人数で攻撃を受けたとこで負けるかよ。来たら逆に消し炭にしてやるぜ」

自分、というより魔術師の身を案じるような言葉を一蹴するように自身に満ちた言葉を紡ぎ。
肉の臭いに負けないくらい、相手のから漂う雌の香りが自身の鼻孔をくすぐり。
香りすら少女の物をまとう相手ではあるが、本能的に相手が少年であろうことは疑うことはなかった。
とはいえ、相手が少女であろうと少年であろうと、自分にとっては些細な問題でしかなかったが。

「騎士なのに襲う側なんて最高じゃねぇか、俺は襲われんのも襲うのもどっちも好きだしよ」

はたから見れば中の良い友人同士に見えるだろうが、おそらく交わす視線は友情よりももう一つ上の誘いをかけるようなもので。

「せっかくあったんだし、暇ならどっか遊びに行かねぇか?」