2017/05/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエナーシアさんが現れました。
エナーシア > 体に合った下着に替えるだけでこうも違うとは、驚いた。
どちらかといえば今まで無頓着すぎただけか。
何はともあれ入念に選んでもらった甲斐があったな。
後は防具をどうにかしたいが、服とは値段が違うからなあ。
とりあえず折角こうして出てきた訳だし、何軒か回って見積もりでもしてもらうか。
途中で良い物が見つかるかもしれないしな。
それにしても懸念が一つずつ解消されていくと心も軽くなるようだ。
今の私は大分機嫌がいい。
用事を済ませる前に適当に散策でもするか。

エナーシア > いくつか回ってみたが、やはり軽装で耐火性を上げようとするとそれなりの値段になってしまうようだ。
ドラゴンの鱗でも持ってきたら安く仕上げてやると言われたが……。
そんな気軽に拾える物じゃないだろう。
ドラゴンの鱗とまで行かなくても耐熱付与の魔法がかかった装備はそれなりにあるようで、当面の目標はそれらの購入とするかな。
今までのペースだといつになるか分からないし、なるべく実入りの良い仕事を受けないとなあ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエナーシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカインさんが現れました。
カイン > 平民区にある酒場の一つ。表通りに面し平日の夕刻から様々な人々が騒ぐ猥雑な活気の中、
カウンターに並べられた幾つかの紙を見ながら思案顔の男がグラスを片手に座り込んでいた。
一目でさほど高くは無いと判る酒を煽りながら、幾つかの紙を見終わった後にグラスをカウンターに置く。

「ロクな依頼がないな。護衛や魔物の討伐はまだしも、ペット探しに浮気調査…って傭兵に頼むことか?」

紙束を自分に手渡したマスターを少し恨めし気に流し見ながら、改めて見逃しがないか紙面に視線を落とす。
冒険者や傭兵向けの依頼の斡旋を行っている酒場だからこそのサービスではあるがその内容にピンとくるものが全くない。

カイン > 「綺麗処の護衛とかだったら、やる気も出るってもんだがねえ。
 依頼主に誰か美人さんとかいなかったのかい?」

少々下卑た笑い含みに店主に問いかけるも帰ってくるのは一言だけの否定。
鼻を鳴らしながら明かに受けるか考えるだけ無駄な依頼を別に仕訳て突っ返し、
カウンターに置いたグラスを手に持ち軽く揺らす。グラスの中で転がるアイスの音に軽く肩を竦めながら、グイと強めに酒を煽り。


「一つ大きな儲け口か、とんでもない強敵と戦えるような依頼でも転がってこないかねえ。
 綺麗な女性とお近づきになれる依頼でも構わんけど」

欲望の赴くまま言葉を紡ぎながら、それでも仕事口を探すつもりはあるのか目の前に依頼書を並べ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にハルツさんが現れました。
ハルツ > 扉を控えめに開かれる。中の様子に一瞬怯むよう立ち止まるが、カウンターならば、テーブル席ほど派手な騒ぎはなかろうと踏み出す一歩。
重そうな鞄で重心が若干怪しいものの、大荷物は慣れたものか、ふらつく様子はない。硬いブーツの踵が床を蹴り鳴らすも、全ては酒場の喧騒に掻き消されよう。

「……あの。マスター、……これ。依頼書、持って、きました。
 よろしく、お願いします。――報酬は、あまり、出せませんけれど」

目深に被った帽子。目元を隠す帽子の鍔の広さ。顔、までは下から覗かぬ限りは見えない恰好の女。
カウンターの前に立って、差し出すのは、今まさに広げられている依頼書。
そこには、とある山岳地帯への、野草取りの依頼。
――何処にでも転がっている、有能な傭兵に頼む程の事ではない雑用の類の依頼だ。
それをマスターに差し出して後に、まさに仕事選び中の男に気付く。軽く、会釈。
何と挨拶していいかもわからず、思案する間、約3秒。

「……おつかれさま、です」

カイン > 「酒代くらいは稼げりゃとりあえずは良いけどなあ――うん?」

グラスを揺らして軽快な音を響かせてから酒を煽り、マスターに代わりを注文する。
グラスを伸ばした手を引きもどしたところで横合いから差し出された依頼書が目に入り、
しげしげと眺めてから今度は依頼書を差し出した当人である女の方へと視線を向けた。
見覚えはない女性である。恐らくそれは間違いないが、この場所には似つかわしく無いように見える女性。
挨拶を投げられれば、再び差し出されたグラスを掲げながらこちらも応じ。

「ああ、こんばんは。お疲れさん、これはお前さんの?
 護衛じゃなくて取って来いって事かね」

一口グラスの中身を飲みながら、マスターから依頼書を受け取って中身を軽く流し見ながら問いかけ。

ハルツ > 「……――あ、はい。私の、依頼です。
 護衛、していただけるならそれが一番、有難いですが、
 人を護るよりは、おつかいの方が、……その、費用、かからないかと」

挨拶に、それ以上の返事が来た事に驚いて、一瞬怯む。
警戒心が強い、硬い声色は、あきらかに知人へ向けたものではなく。

お財布事情は決して豊かとはいえない庶民の暮らし。
ケチれるところはケチりたい本音を、遠回しに口に出した。

大よそ、足元から腰までしか見えない現状で会話も失礼かと、
話し相手の姿を視界に収めるべく、帽子の鍔を上にぐいと上げて。
此方から見える、ということは、相手からも、此方の表情が確認出来るはず。

――緊張の為、眉間に小さく皺が寄ってしまっているが。

カイン > 「確かに費用は掛からないが、何を取ってきていいか解らないなんてこともよくあるからな。
 なかなか難しい話だ、この手の依頼を出すときは注意しなきゃならねえな」

軽い調子で声を返しながらも、依頼文を読んで言い返す。
なるほど確かに安値にできる事は出来るだろうが、摘んでくるのは素人なのだから致し方がない。
依頼書から顔を上げれば近づいてきていた相手の姿に少し驚きながら再度女性を見据えれば、
綺麗な瞳が特に目を引いた。依頼書を丸めてマスターの方へと流し、ふと意地の悪い笑みを浮かべて相手を見やり。

「そうだな。俺はその手の知識が大してないから採取には関われないが、
 護衛の依頼という事であれば受けてもいい。依頼料もこのままでいいぜ。
 その代り――そうだな、俺と一晩過ごしてくれるってのはどうだ?」

依頼の前半はさておき、後半の条件は明らかに冗談めかしてセクハラをかましながら、
マスターに追加で酒を頼んで女性に席を進める。酒を飲めるかどうか聞いてなかったが、
まあ良いかと進めた席に出されるワインを見ながら様子を眺め。

ハルツ > 「野草の特徴、生息地帯、……間違えやすい種の説明は、怠るつもりはないですが。
 ……そうですね、そこが実に歯がゆいところで――、…… ぇ ぁ」

帽子の鍔を持っていた手、指先に力が篭る。
言葉の通り、もどかしい思いはあり、緊張とは異なる理由で、表情がより曇る、が。
よもやの申し出に、驚きに双眸を丸く。
ランプの光は、相手の目を引いたというその瞳を赤く照らそうか。

「引き受けてくださるのは、大変、ええ、大変有難い申し出で。
 ……、―― とても喜ばしい気持ちなのですが、あの、……

 ご、ご冗談を、……仰らないでください。
 あまりそのテの、あの、――それは、慣れていないので」

酒をすすめられて断るほど野暮ではない。
肩にかけていた鞄を足元に下ろせば、席へと腰をおろす。
まったく、飲めない、というわけではないのか、けれど強いわけでもないのか。
差し出されたワインは、ほんの一口分、唇にのせて含むだけ。

酔ったわけでもあるまいに、頬はほんのりと赤く。

カイン > 「その説明だけで簡単にわかってしまうなら、それこそ専門家ってのは必要ないからな。
 知識のある人間ならわかるだろうが俺みたいな無頼の人間にはわかりづらいもんだ」

覚えがあるのだろう。しみじみと言葉を投げながらグラスを一つ煽れば、
吐き出す息は物憂げというよりも諦観じみた物を混ぜた物。
動揺をありありと映し出す瞳に思わず笑いながら喉を鳴らし。

「冗談?そりゃあ誤解ってものだ、冗談で女を口説くほど野暮な男でもないつもりだ。
 断られたら身を引く程度には潔いのを信条にしてるつもりでもあるがね」

赤い横顔を意地の悪い笑みで見据えながら赤くなった頬にそっと触れようと指が伸びる。
空を切ればそのまま引き戻すが、首尾よく触れられればいかにも熱を持った頬を優しく撫で。

「しかしその前にやる事があるな。俺はカイン、お嬢さんお名前は?」

笑いながら差し出した手をそのまま下に動かせば握手を求め。

ハルツ > 知識があるもの、専門分野で当たり前のように身を置いている立場からすれば、
その違いがわからない、という説明がいまいちピンとこないものか、訝し気な表情は消えず。

とはいえ、専門家としての表情はそんな僅かな間だけのもの。
伸びた指先が熱く火照る頬に触れれば、益々驚愕の色を濃く。
本気で言っているのかとばかり、思わずまじまじと見返してしまう、仕草を。

「カイン様。 ――は、 ……ハルツと申します」

緊張で自分の名前を噛んだ。
頬に触れた時間は長くはない筈だが、異性からのアプローチに不慣れで本と草と魔法に噛り付いていた身としては、刺激が強い。
握手を求められれば、応じるものの。若干汗ばむ手が、申し訳なく、垂れる眉尻。

「では此方から、野暮な事をお聞きしますが、その、……
 一晩、というのは、何処まで」

己と、相手と。あまりに態度に差がありすぎて。
妙な勘違いをしているのではと生まれる勘ぐり。野暮の極みともいうべき問いかけの後、答えるの、小声で良いですから!と付け加える、フォローにもならない一言の追加。

カイン > 「人間、自分の出来ることは他人も平気でできるものだと思うからな。
 そのあたりの感覚は判らない中々自分本人でもわからないもんさ」

腕を動かせる人間が腕を動かせない生き物に対して、
なぜできないのかと問いかけるようなものである。
実感が湧いてない様子にそれでも気にした風もなく首を横に降って返し。

「ああ、宜しくハルツ。それで――どこまで、か。難しい質問だな」

相手の手を握り返しながら、軽く手を上下させながら少し考える様子を見せる。
とはいえ余裕を持ってみれば随分とわざとらしいということが判るだろうが。

「勿論、ベッドの中で抱かせてもらうところまでさ。その先がご所望なら、それはそれで考えるけど?」

握った手をそのまま引っ張り己の方へと相手の体を引き寄せて耳元でささやき。

ハルツ > 「……今は、そういうもの、なんだと。納得しておく事にします。
 少し、無理やりに、ですけれど」

反論したところで、何も生産的なものなど生み出せまい。
いずれ意味が解る時も来るだろうと、頭の片隅に留める程度にしておく。
その間、ずっと、互いに、繋がった両手が、上下する様子を目線は追いかけていたけれど。

「……、……―― 、わ っ あ、ぁ ぁわ」

上がるのは、情けない小さな悲鳴。ぐらりと容易くバランスを崩し、引き寄せられ。ローブで隠れているとはいえ、寄り掛かる羽目になれば、ローブの下、隠れた胸の柔らかさは伝わろうか。

引き剥がす訳でもなく。完全に心を許し、身を委ねるでもなく。
せめてすっかり赤く染まり切った頬や耳は見られまいと、顔を、背け。

「……それ以上、先って、……残念ながら存じ上げません」

「……。カイン様。
 っ、不慣れで、――女の魅力に乏しい、小娘で、よろしければ、
 ……め、っ、召し上が、って…くださ い」

真面目に一晩の、その先については想像だに出来ず。
いい加減ずるずると返答を伸ばしても失礼であろうし、だからといってどう応じるのが正しい答えか、女は知らず。

腕の中、ズレた帽子はそのまま。羞恥に薄らと瞳は潤む。
たどたどしい、答えを告げた後、これで果たして、正しい回答であったかと問うよう、首が傾げられ。

カイン > 「そのうち色々とやってみれば判るものさ、俺だって最初は分からなかった。
 おかげで色々と珍妙な軋轢に巻き込まれたりしたねえ」

そもそも人間でもない男だからこそ、尚の事そう思うのだ。
しみじみと人間社会にでてきた直後のことを思い出して言葉を漏らしながらも、
カウンターにグラスを置いて酒の中身がこぼれないようにしながらも、顔をそむける仕草が可愛らしくて何となく笑いながら頬にそっとくちづけを落とす。
相手の柔らかな体の感触をローブ越しに感じながら喉を鳴らして目を細め。

「そうかい?誰でも知ってそうなものだと思うが、体験してみるのとはまた違うからな。
 まあやってみれば判るだろうさ、男の身空には感じられないことではあるが――交渉成立だ」

笑って言葉を応じながら、空になった両手で女性の体を抱きしめれば背中をゆっくりと撫でる。
チラリと店主に目配せすれば空き部屋があるらしいということを確認して背中を緩やかに叩く。

「それで、今日早速お相手してくれるのかい?」

にんまりと意地悪く口元を歪めて顔を覗き込む。

ハルツ > 「……実体験をなさっている方は、具体的な提言ではないのに妙な説得力があります、ね」

普段ならば、もう少し、彼の過去や、それを糧として得た教訓など、
根掘り葉掘り気になる事全てを問いただしたであろうが。

今、意識が向いているのは、火照る頬へと落ちる唇の、柔らかさ。
一瞬だが大声を上げそうになり、それを慌てて口元を抑える事で堪え。

「――……不慣れと、申し上げたばかりで。
 魔女の身でありますから、未経験とは言いませんが、……けれど、
 その、先は。本当に、存じ上げません。教えてくれるんです?」

やってみれば、という口ぶりからして、体験は可能ということ。
それが本気で何なのか見当もつかず、無知な乙女かのような問いかけも、この恰好での物言いならば間抜けな問いかけにも聞こえるやもしれず。

問いかけの答えを期待して見上げた、そこに。映る、意地の悪い笑み。
込み上げる羞恥に、思わず息を呑む。

「……勿論です。そういう、お約束でした、し。
 どうぞ、連れていってください。
 期待外れと、後悔しても知りませんから、ね。私」

カイン > 「具体的な内容を説明させられてもそれはそれで困るんだがね、聞いてあまり楽しい話じゃない」

笑いながら声を上げながらも、実際問題聞いて楽しいと思えるような内容ではない。
何せあまりに血生臭さに満ち満ちているのだから致し方ない話でもあるのだが。
慌てて声を押し殺す女性の様子に意地の悪い笑みを浮かべたまま、ぽつりぽつりと告げられる言葉にゆっくり頷き。

「不慣れな所も俺は可愛いと思うし、下卑するほどのことでもないと思うがねえ。
 ううん?――ああ、言葉尻を難しく捉えすぎだ。やることやったら、
 その後に起きることは出来るものが出来るくらいしか無いだろ」

ふと相手が勘違いしてるらしいということに気がつけば軽く吹き出しながら意地の悪い、
それでいて明言は避ける言葉を耳元でささやきかけた所に帰って来た返答に、背中をゆっくりと撫で。

「それじゃあお付き合いいただこうか。よろしく頼むよお嬢さん」

言葉と共に立ち上がれば、部屋の方へとゆっくりと歩き始め。

ハルツ > 「出来――……、ぁ あ。
 っ、……作りません、子供なんて!」

勘違いしていた己が悪いというのに、相手に諭されてよやく理解した途端、声を荒げて正していく。
賑やかな酒場とはいえ、その発言が多少なりとも周囲の注目を浴びる可能性があれば、帽子を目深にかぶり直し、鞄を両手に抱えれば、いそいそとその場から逃げるように歩き出すだろう。

「…………お嬢さんと、呼ばれるの、照れるので。
 ハルツとお呼びください、ませ」

照れ隠しにもなるまいが。部屋へと向かう途中。呼び名について。
訂正を求める一言を述べながら。後は極力、話題をはぐらかしはぐらかし。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からハルツさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > 平民地区のとある賑やかな酒場
料理が美味いと評判で夜遅くでも客足は途絶えない
周囲は冒険者、傭兵から商人に市民と多種多様、誰も彼もが2人、3人と連れ立って料理に舌鼓をうっている
そんな中、カウンターにポツリと座り、綺麗に剃り上げられた店主の頭を時折、眺めながら
器に残ったスープに浮く油を、フォークの先で繋げながらふむふむ、とか言いながら酒を飲んでいた

貧民地区の悪童だった頃から、一人遊びは得意であったから、1人であろうが、何かしら手遊びの術を考え出す
スープに浮いた油はもう少しで、ひとつになる…慎重にフォークの先を使いながら繋げていき、
あと一息、という所で手を止めると、店主に酒のおかわりを注文した
コートで軽く手汗を拭えば、酒が運ばれてくるのを待ちながら通りがかった看板娘の尻なんぞを眺めた
店主の頭より、余程、魅力的に思える。剃り上げた頭と看板娘の肉付きの良い尻の因果関係などを想えば、
注文した酒が届けられ、尻から視線を外せばくい、とグラスを傾けてそれきり、尻の事などすっぱり忘れた