2016/11/20 のログ
■パトリック > ふふっ…まあね、そういう遊びだよ、うん。なかなか面白いよ。
って、ふたりとも…ちょっと、あのっ、うわー、ふたりともくっついてるよ…
これは、あの…あれだね、治療ってのはわかってるけど、えっちな気分になっちゃうね…。
(二人に挟み込まれる形になると、ごくりと息を飲む。
男の子の匂い、体温、暖かさ、そしてかすかな汗と砂埃の匂い。
挙句胸とおしりに触れられると、発情を強めるには、十分すぎた。
浅く早い呼吸を繰り返しながら、二人の行動の成り行きを見守った。)
っは、ひ…ぁ、ありが、とう…んっ、っふ…ふ、ぁ……♡
そう、そのはず、なんだけど……ちょっと柔らかすぎる、よね…
ん、っ、っふ、っふーっ……ううー…♡
(柔らかく胸をつかむ手の動きが、自分に快楽を積み重ねていく。
発情仕切った表情で切なげに息を漏らしながら、自らの指を噛むようにし、
必死に声を押し殺そうとするが、もはや抑えきれる程度ではない。)
■マノとロノ > 「僕たちの、パトリックに気分良くなって欲しい、って気持ちを伝えてるの。
触らないとうまく伝わらないから、少し我慢してね」
諭すように喋りながら、マノの赤い瞳が、真正面からパトリックの顔を見つめる。
……目の前の青年の顔は、恐ろしいほどに赤い。息も荒く、指を噛む仕草も、詰まった声を漏らす様も、なんともつらそうだ。
ただ酔っ払っているだけのようには見えず、超能力を送り込んでも回復する兆しは見えない。それどころかより酷くなっているような。
そして、彼の発言。マノはパトリックから目をそむけず、胸に当てる指も離さず、問いかける。
「……ねぇ、パトリック。もしかして、『えっちな気分』になったから、そんなに辛そうなの?
酒場で、食事中に、『えっちな気分』になって、あんな風に辛そうにしてたの?
そうなら、そうだって言ってね。言ってくれれば、僕たち、できるだけ力になるから」
パトリックと同じく食事の油で艶めく唇。薄い桜色の唇と舌で、囁くように言葉を放つマノ。
マノ本人にはその意思はないかも知れないが、まるでパトリックを責めるような言い方になっている。
そして、目の前で際限なく発情していく青年につられてしまったのか、マノも、背後のロノも、徐々に顔を紅潮し始めている。
■パトリック > っはふ…んふ、ふぅっ… うん、わかっ、わかった、ぁ……!
(二人に優しく触れて貰うと、お腹の奥がどんどんと熱くなってくる。
必死に何かを堪えるようにしながら、彼らの手が自分の身体に触れるに任せる。
荒い息をつきながら、相手の問いかけに小さく唸る。)
う……うん、ごめんなさい…じつは、その…発情しちゃってて、それで…。
君たちの、その、キス見てたら、すっかり発情が強くなっちゃって…。
嘘ついてごめんね、ふたりとも…ぼく、その…二人のこと、素敵だって思って…。
二人は親切で、ぼくを助けてくれようとしていたのにっ…♡ ん、ぁ…
(囁きに獣耳がピクピクと震え、瞳を潤ませながら二人に謝るけれど、
責めるようなその言葉が被虐となり、自分に快楽をもたらす。
うっとりと表情を蕩けさせながら、二人を交互に見つめ、ごくりと息を呑んだ。)
ね、ふたりとも…よかったら、えっちしてもらえない、かな…。
(甘い調子で二人におねだりしながら、そっと二人の身体に触れる。
情欲に濡れた瞳をうっとりと細めて。)
■マノとロノ > 「そっか……僕たちが口移しで料理食べてるの見て、パトリック、発情しちゃったんだ。
それは、僕たちもちょっとは悪いってことだよね。ごめんね……」
マノは呟くようにそう言う……謝罪の言葉を紡いではいるが、その口調には悪びれる雰囲気もなく。
うっとりと目を細め、紅潮した頬にえくぼを作り、慈愛さえ感じるような優しげな笑みを浮かべている。
超能力の柔らかな光を宿した手を、そっとパトリックの胸から離し、熱を保ったままで彼の頬にそっと触れた。
「パトリックのつらさ、わかるつもり。僕たちも、道端に座ってて、いきなりそういう気分になることあるから。
だから、パトリックがつらくなくなって、注文した料理をちゃんと食べられるように、僕たちがすっきりさせてあげる。
……えっち、するね」
年上の青年を上目遣いで見つめながら、湿った吐息とともに言葉をゆったりと吐くマノ。
そして、膝立ちだった体勢から床にお尻を下ろし、ベッドに座るパトリックの目の前で脚の間に顔を埋める体勢になる。
ズボン越しに、マノの吐息が股間に染み込んで来るほどの距離だ。マノもまた無意識のうちに鼻をひくつかせる。
「おちんちん、大きくなっちゃってるね。人の服脱がせるの、あまり得意じゃないから……脱いで見せて。
……っと、ロノはパトリックのお胸のほうお願い。酔っちゃってると、気持ちもスッキリしにくいから」
青年の股間に視線を凝集させながら、マノは相方へと指示を送る。
すると、腰に触れていたロノの手がパトリックの脇腹を這い、胸の方へと回された。繋いでいた手も解き、両手とも胸へ。
自然、ロノの身体はパトリックに密着する。ロノの体内でも心臓が早鐘を打つのが伝わり、そして、お尻に当たる股間のソレも固く張っている。
そのまま、マノに代わり、胸部へのマッサージが始まる。乳房の上部を小さく捏ねるように、指先が這う。
■パトリック > いや、あれはなんていうか、タイミングの話で…君たちが悪いわけじゃ…。
ん、ぁ……マノ、くん……手、暖かいんだなあ…。
(相手の言葉はほんの少しだけ楽しげにも聞こえる。
優しげな笑顔を浮かべる少年に言葉を返そうとするけれど、
そっと頬を撫でて貰う心地よさにとろんと目尻を下げ、甘い吐息をこぼした。)
きみたちも、そうなんだ…。 ミレーとはちがうけど、ってことだよね。
…優しくしてくれて、ありがとうね。ぼくも、君たちが困ってるときには手助けっ…う、んっ…♡
(マノくんの言葉に、少しだけ表情が和らぐ。 彼らも同じ苦しみを持っていたのだ。
甘い囁きにうなずきながら、もぞもぞと自分の足の間に移動する彼を見守る。
ズボンをふくらませるそれに、内ももに吐息がかかり、もぞもぞと足を動かした。)
大きく、なっちゃってる…うん、じゃあ、脱ぐね…って、ロノくんもするの!?
あっ、いや、二人は仲がいいのわかってたけど、これっ、あっ…!
(ズボンを、セクシーなショーツを脱ぐと、年齢の割には少し小さい肉槍が、
すっかり屹立した状態で現れる。 目の前のマノくんだけに集中していたけれど、
ロノくんが自分の両胸に触れながら身体を重ねてくれる、その感覚に甘い声を上げた。)
あっ…う、うぁぁ♡ ロノくんっ、もうかちかちになってる…♡ それにっ、
んあぁぁっ、っひあぁっ…♡ っはーっ、ふぁ…あうぅっ♡
(お尻に押し付けられる肉槍が、胸の先端をこねるような指が、
あっというまに理性を蕩けさせていく。切なげな声を上げて身を捩りながら、
あっという間に本能に押し流され、とろけるような声をあげて身体を震わせて。)
■マノとロノ > 目の前で、するすると着衣を脱いでいく青年。
はだけられた下半身、脚の間にはぴんとそそり立つパトリックの陰茎が。マノの赤い瞳が、その雄姿に釘付けになる。
「……ああ、膨れちゃってる。とっても辛そう……こんな状態じゃ食事どころじゃないよね。
うまくできるかは分からないけど、触って、白いのをぴゅってして、楽にしてあげる……って、あれ?」
頬を赤く染めながらパトリックの陰部を観察していたマノだが、ふと視線が彼の足先の方に向けられる。
そこには、彼が脱いだばかりのショーツが。マノはそれをおもむろに拾い上げ、パトリックの目の前に吊り下げる。
「これ、パトリックの下着……女物だよね。見たことある。ロノが覚えてる。
服は普通に男の子のものなのに、下は女の子の下着なんだ。女の子の下着で、女の子にはないはずのおちんちんを包んで。
パトリック、ほんとに女の子のカッコが好きなんだね。お尻も大きくて、ほんとに女の人みたい。
……なのに、おちんちんもついてて、こんなに膨らまして。パトリックって、不思議な人……」
あくまでも、疑問に思ったことをそのまま口にしているだけのマノ。その所業は無邪気そのもの。
手にした生暖かいショーツと、発情しきった顔のパトリックを交互に見つめながら、マノの表情は優しい笑みのままだ。
そのショーツをロノに渡すと、ロノはそれを自らの肩にパサリと掛け、胸への愛撫を再開する。
そしてマノは、眼前に晒されたパトリックのおちんちんへと顔を寄せ、薄く光を纏った両手を伸ばす。
「女の子の下着の中で膨らんじゃったおちんちん、スッキリさせなくちゃね……。
パトリックの具合がよくなって、あのきつそうな下着をまた履けるように、ね」
執拗に下着に言及しながら、マノの左手は雁首に指を引っ掛けるように、右手は陰嚢を支えるように添えられる。
そのまま、まるでくすぐるようなささやかな愛撫を行う。そのままでは1時間経っても絶頂できなさそうな、焦らすような刺激。
しかし手に纏った光は触れた箇所の血行を良くし、熱は骨盤の中へと伝播する。着実に性器全体を高ぶらせていく手管だ。
唇はすぐそこにあるが、咥えたりはしない。熱く湿った吐息が、陰茎と陰嚢をぬるりと撫でる。
■パトリック > …うん、その…今日、急に来ちゃってて…。普段は薬で抑えてるんだけど、
今日忘れちゃっててさ…。 マノくんもロノくんも、すごく優しいんだ…ん?
(自分の屹立したものをみていたマノくんが声を上げる。
何か問題でもあったのだろうか、と小首をかしげると、
目の前に突きつけられたのは自分が今さっき脱いだショーツだった。)
えへへ、恥ずかしいな…前にちょっと色々あって、男物を処分してて…。
もう、そんなふうに見せつけなくたって、いいのに…。 ほら、ロノくんも、
そんなふうにしなくていいから、下着ほっといてよ…!
ん、ぁぁっ…♡ っはっ、っふ…あぁ、ロノくん、胸、胸っ…♡
(肩にかけてるロノくんに思わず声を上げるしか無かったのだけれど、
下着の話をされるのが恥ずかしくて仕方ない。
耳まで赤くしてふたりに訴えるけれど、胸をロノくんに愛撫してもらうと、
あっというまに抗議は嬌声に取って代わった。)
あ、ぁ……うん、スッキリさせてっ、すっきりしたい、です…♡
マノ、くん…そういえば、その手って、なにか……お、おぉ…ん、ぁ…!?
なにこれっ、すご…すごい、お腹の奥から、とけるようなっ…♡
(マノくんの細い指が、雁首に、そして袋に触れる。柔らかく、
穏やかに撫でるような手の動きは、本当ならくすぐったいだけなのだけれど、
光の効果か、身体の一番奥から疼きが、甘い快楽が広がっていく。
軽く腰を突き出すようにしながら、与えられる未知快楽に翻弄され、
切なげに息を漏らした。 吐息がかかるたびに肉槍がふるふると震え、
くう、と犬が甘えるヨキのような声をあげて。)
■マノとロノ > 背後から抱きつき、執拗に雄乳房を揉みほぐすロノの手。
マノがそうしているように、ロノの手もまた、触れた部位の血行を良くする力を帯びている。
小さな手を拡げ、女性めいて膨らんだ柔らかい肉を鷲掴みにする。しかし、それを揺する力はあくまで優しく。
とん、とん、とリズムをつけて、胸筋の方へと押し付ける。肝臓や胃へと力が伝わり、彼の酔いが冷めるように。
しかしその力は当然、乳腺にも伝わり、揉みしだく指の動きは乳首をぷるんぷるんと弾いている。
ロノの身体も徐々に興奮を見せはじめ、腰が動く。下着の中で固く張った小さな陰茎が、ミレーの尻尾の付け根にコツコツと触れる。
「優しい……そうかな。僕たちって、そんなに優しいのかな。
でも激しくする方法もわかんないし、パトリックは体調悪そうだから、激しくしろって言われてもきっとできない。
僕たちの力もゆっくり効くのが多いから、くすぐったくても我慢してね。
……はふ。パトリックのおちんちん、変な匂い……」
言いながらも、マノの鼻はしきりにスンスンとひくつき、パトリックの陰茎が発する性臭を貪欲に味わっている。
右手で包んだ陰嚢は、転がすように優しく揺する。まるでクルミ転がしのようにころころと。
左手に握った陰茎は、徐々に指の力を増しながら、磨くようにゆっくりと丹念に上下していく。
指全体に先走りをまぶし、摩擦で痛くならないように。ニチュニチュと卑猥な水音が響き始める。
「いつでも出していいからね。ちょっとくらいなら、汚れても大丈夫だから」
扱く手は止めないまま、マノは一度パトリックを見上げ、紅潮しきった顔でニコリと不器用に微笑む。
■パトリック > っはーっ、うぁ…んっふ、ふ、っ…ロノくん、ロノくんっ……♡
おっぱい、むずむずして、なんだか…これ、すごい、すごいよぉ…
っひっ♡ 尻尾、付け根にあたってっ…っはーっ、ひ、ぁ…♡
そうだよね、ロノくんだって、えっちなきもちに、なっちゃう、よね…?
(背後から抱きつくロノくんの手が、柔らかく胸を愛撫する。
彼の手から伝わる暖かさが、じんわりと胸を通して身体に広がっていく。
心地よさと快楽がないまぜになった感覚にうっとりとしながらも、
乳腺を、そして乳房を刺激され、胸の先端はつんと硬く尖って、
快楽を味わっていることを示していた。)
うん、優しいよ、すっごく…。 そのまま、してくれたらいいからぁ…♡
変なにおい、する…? だいじょうぶかな、ちゃんと洗ってて…。
あぁ……っはーっ、ふ、ふぁ…♡ マノくん、マノくん、それっ、それぇ…!
(玉の部分を優しく転がし、幹の部分は丁寧に指で撫でる。
先走りがローション代わりになってくぐもった水音を立てるころには、
すっかり全身から力が抜け、二人の愛撫に酔いしれていて。)
うん、っ…マノくん、ロノくんも…もう、でちゃう、よぉぉ…♡
(情けない声を上げ、二人に告げる。 胸から、そして肉槍から与えられる
優しい暖かさはすっかり身体の中をクリアにしてくれる。
心地よさと興奮の中、浅く早い呼吸を繰り返しながら限界が近いことを示して。)
■マノとロノ > 際限なく高まっていく、獣性の欲情。
前後から挟み込んで青年を愛撫するマノとロノにもそれは伝わり、呼吸はより荒く、服の中にもじっとりと汗を浮かべ始める。
ロノの顔はパトリックの背にぎゅっと押し付けられ、シャツの中の雄臭を吸い出すように鼻をひくつかせている。
胸への愛撫はもはや乱暴と言ってもいいくらいの様相を呈してくる。
勃起した乳首を指で挟み、ぐにぐにと潰したり、引っ張って伸ばしたり。
「はぁ……っ、あ……♥ おちんちんっ……パトリックのおちんちんっ♥
出して、スッキリして……パトリックぅ……っ……! ……んちゅっ…!」
マノもまた、苛烈に満ち始めたカウパー臭に理性を侵されたのか、言動が危うくなっていく。
うわ言のように男性器を褒め称えながら、張り詰める陰茎と陰嚢を細い指全体で撫で続ける。
パトリックが絶頂を訴え始めると、マノはすぅと大きく深呼吸し、肺をパトリックのフェロモンで満たす。
そして、唇をすぼめ、ちゅ、と大きな音を立てて亀頭へとキスを御見舞した。
そのままありったけの肺活量で吸いたて、同時に鈴口をチロチロと素早くほじり、射精を促す。
■パトリック > マノくんっ…っふ、ふぅっ、ロノくんっ♡ もう、もうっ、だめっ…出る、出しちゃう…いっちゃう、ぅっ♡
っひっ、ひうぅっ、っはっ、あぁぁぁっ、んあぁっ♡
(胸への乱暴な愛撫から、尻尾の付け根に押し付けられる肉槍から、
愛撫される玉と肉槍から快楽が生み出されていく。
背をそらして一気に与えられる快楽に目の前を真っ白にしながら、ぶるぶると頭を振って。
トドメとばかりにマノくんの口が自分の肉槍の先端に吸い付くと、もう耐えることはできなかった。
全身を大きく震わせるたびに白い粘液が鈴口から溢れ、マノくんの口を、顔を汚して行くだろう。)
っはーっ、っひ、あっ…っふ、ふぁっ、あぁ…だし、ちゃったっ、ロノくんも、マノくんごめんっ、よごしてごめんっ…♡
(荒い息をつきながら上ずった声で二人に告げ、二人の体にそっと触れて労おうとして。)
■マノとロノ > 「ーーーーーーっ…!♥」
どく、どく、と断続的に口腔内に放たれるミレーの精液が、口に残っていたスコッチエッグの後味を乱暴に上書きしていく。
熱くネバネバした欲望が舌に広がり、粘膜を犯し、歯を包んでいく。
強烈な雄の匂いが鼻へと突き抜け、パトリックを愛おしげに見上げていた赤い瞳が束の間、白目を剥いた。
マノはすべて口で受けるつもりでいたが、絶頂に戦慄くチンポをいつまでも保持しておけるわけではない。
半量ほどがマノの銀髪にかかり、鼻へと垂れ、顔を汚す。
発情した雄の欲望を真正面に受け止め、白濁に汚れた赤目の少年。
パトリックの脚の間で、うっとりした目で見上げながら、閉じた口の中でもごもごと舌を動かしている。精液を味わっているのだ。
そして、しばらくそうした後、ごくりと聞こえるように喉を鳴らし、一息に嚥下してしまった。
「……ぷは。……ああ、いっぱい出たね、パトリック…♥
顔に出ちゃったけど、大丈夫。このくらいの量のせーえきなら、ほら……」
言うとマノはパトリックのペニスから手を離し、自らの顔の前で器上に掌を合わせた。
力を込めると、先ほどとは違う空色の光がほんのりと手を包み……マノの顔や髪にべっとり糸を引いていた精液が、玉になって剥がれ、浮かんだではないか。
精液の玉は宙を漂い、まとまり、マノの手の上でシャボン玉のように静止する。顔にはわずかにヌメリの跡が残る程度。
マノが超能力(テレキネシス)を込めた手をそっと上にやると、精液は音もなく飛んで、パトリックの後ろにいるロノへと向かう。
ロノは舌をぴんと伸ばし、その精液球を器用に受け止め、口へ運んだ。そして、マノと同様に味わった後、飲み込む。
「……パトリックのせーえき、ロノとは違う味。ちょっと臭みが強いけど、美味しかったよ。
ここのスコッチエッグほどじゃあないけどね」
キレイになった口と顔で、にこやかな笑みを浮かべ、率直な感想を述べるマノ。
「パトリック、楽になった? せーえき出して、楽になったかな……」
■パトリック > マノくん、ロノ…くんっ…っはーっ、はぁ…あ、ごめんね、いっぱいだしちゃった…。
あっ、飲んだ。 …このくらいのって言うけど、一体……おお、おおお…?
(掌を眼前で合わせたマノくんに呼応するように、彼にへばりついていた精液が宙に浮く。
それをするりとロノくんが飲み込む一部始終を見て、ぽかんとした表情を浮かべた。)
でも、魔族って感じじゃないな…不思議だねえ、マノくんとロノくんって。
…スコッチエッグと比べないでよぉ…。
(自分への奉仕で彼らも喜んでくれたのだろう。それを考えると、
少しだけ表情が和らぐ。 楽になったか、との問いかけに、ぺろりと舌なめずり。)
楽にはなったけど、ぼく、二人にお礼がしたいんだ…ね、いいでしょ…♡
(そっと二人を抱くように手を動かして、甘く囁く。
二人の愛らしさに再び発情が首をもたげ、結局さらに楽しむことになったのでした。)
■マノとロノ > 「僕たちは、魔族じゃないよ……たぶん、だけど。
人間でもないかもしれないけれど……よく、わからないんだ。
この力も生まれたときから使えるやつだし。大したことはできないけどね」
不思議な奴、と言われても、ぼんやりとした柔らかな笑みは絶やさない。いや、張り付いているとでも言うべきか。
過剰な快楽に触れて、少し気がおかしくなったのかもしれない。真実はいかに。
マノとロノもまた、相手がミレー族であることを気にかけている様子はない。
「お礼……お礼かぁ……。
普段はそういうの遠慮するところだけど。パトリック、また興奮してきてるようだし。
僕たちも、パトリックの興奮するところ見て、感染っちゃったみたいだから……続き、したいな……」
抱き寄せるように手を添えられると、マノは目の前で静かに立ち上がり、パトリックの目の前に腰を突き出す。
下着の中でぴんぴんに張りつめた陰茎を主張するかのように。
同時に背後のロノもまた、こつ、と固いものをパトリックの尾骨にぶつける。
その後3人がどのような愛を育んだかは、お楽しみ……。
ご案内:「酒場【黒い鋼亭】」からマノとロノさんが去りました。
ご案内:「酒場【黒い鋼亭】」からパトリックさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に砕華さんが現れました。
■砕華 > (マグ・メールの通りに、冷たい風が吹き抜けていく。
舞い落ちた木の葉が、ふわりと巻き上げられて、灰色の空へと舞い上がっていく。
それがまた、風に攫われて、どこかの通りへと寂しく、舞い落ちていく。
冬の装いももうすぐそこ、白い息が飛び交う季節へと、ゆっくりと確実に、移り変わっていった。
寒くなるにつれて、外からやってくる客の姿も、めっきりと少なくなっていく。
薬屋としては、誰も薬を頼りにしていないのは、おそらく喜ばしいことなのだろう。
しかし、商売人としては暇を持て余し、さらに稼ぎも悪いという悪循環に、焦燥感も憶えるだろう。
だが、砕華にいたってはその感情は、カケラも浮かぶことはなかった。
目の前で沸騰している、湯の具合を確かめながら、一滴ずつ慎重に落としていく。
砕かれて粉になった薬草、逸れに湯が染み始めると、細く硬い棒で捏ね、粘着性の強いものへと変えていく。
この季節だからこそ、活躍する薬がある。
それは、傷口に作用し、瑕の直りを早くする薬。
極めて単純に言ってしまえば、傷薬の軟膏である。)
「………ううっ。」
(寒い。木製の一軒家である薬屋『紅一朝』は、基本的に隙間風に晒される。
この寒い季節になってくると、それがとても身に染みる。
居住区にしている、二階から降ろしてきた、薪式のストーブがなければ、本当に投げ出していたかもしれない。
身体を震わせながら、砕華は少しずつ、薬草を溶かして軟膏を作り上げていく。)
■砕華 > (今日は一日、軟膏を作り続ける。
依頼されている薬も、しばらく納期は先のことだから。
ただ、寒さに震えるのはソウキュウに何とかしようと、砕華は思うのだった。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から砕華さんが去りました。