2016/06/19 のログ
■アビー > 「そ、そういうものは大人が嗜む味だと聞いております…。フォークさんの口に合わないように、私の口にだって…あいません。
それに、たとえ家の名に傷がついても、私が修道院を追い出されても…私は、自分に、恥じるような行いは…できません。
どうか、どうかお許しください…」
男の言葉に恐怖し、たじろぎ、そして涙する。
目隠し越しにも滲む涙は、少女の苦悩を感じさせつつもはっきりとした意思表示を見せる。
その凛とした態度は、名家のお嬢様だと改めて感じさせる。
フォークの制止が先か、己の手が目隠しをはずすのが先か。
■フォーク > (女の涙にゃ、弱いんだ!)
生意気な女ならなんとでもできるが、
少女のようなタイプには意外と脆い男。
変に悲しませたり怒らせたりすると、いきなり背後から刺されそうな怖さもある。
少女が目隠しを外したら、眼前に男の姿はなく、
風呂場で洗濯をする音が聞こえるのみである。
「口にあわないなら、別にいいんですぜ。食い物の好み云々はどうしようもないしよ」
ひょい、と顔だけをそちらに向ける。
見えない身体の部分は、懸命にズボンを引っ張りあげていた。
「へへ、もうすぐ洗い終えるからよ」
■アビー > 「…なんだか、狐につままれたような気分です。」
目隠しをはずしたら、先ほどまでの日常―といっても、この場所事態が非日常なのだけれど―が帰ってくる。
彼の口調から、少しばかり悲しそうなものを感じるとどうしたものかと少し考えて、悩んだ末に風呂場に足を運んで。
「あの…フォーク、さん…?」
■フォーク > (それにしても、俺のってそんなに不味いのかな。いや、俺は全然味わってみたいと思わないけど)
湯船に張った水から盥に水を張り、少女の服を洗剤で洗いながら男は首をひねる。
元々、男の性的衝動が原因なので少女に対するわだかまりは一切ないのである。
(もうちょっと我慢しろよな)
と、股間にいる猛った分身に語りかけるのである。まさに息子に話しかけるような優しい声音で
「おっと、はい?」
背後から少女の呼ぶ声がした。まだ下着姿なので、振り向かない。
表向きは見ないと約束しているので、そこは守るのだ。
「うーん、やっぱりいい生地を使ってるんだな。俺のズボンとは大違い!」
服を広げてみて、そんな感想を。
■アビー > 「先ほどの、果物のことなんですが…あれは、その…。」
本当に悪いものなのか、それとも悪い冗談なのか。
それだけは、どうしても確かめたい。
一度は信じた相手なのだ、そのような悪事に手を染めているとは信じたくない。
「もし、本当に禁制の品を所持しているのでしたら、見逃すことは…できません。」
■フォーク > (予想外な所に食いついてきたな!)
先ほどのでまかせが響いてくるとは思わなかった。
おっとりとしているように見えて、意外と正義感が強いようだ。
しかし、焦ることはない。なにより犯罪の証明には証拠が必要なのだから。
「たとえ本当に俺が危険なブツを持っていようが、それが見つからなければ捕まえることはできないぜ。そうでしょう?」
雰囲気たっぷりにニヒルな笑い声を出してみる。やや演劇調か。
「もし証拠を探してみるっていうのなら、俺の身ぐるみを剥いででも調べてみるといいですぜ」
目を瞑ったまま、立ち上がり少女の方を向く。
ズボンに覆われた股間の怒張はそのままだった。
■アビー > 「…い、いいでしょう。でしたらそちらに移動してください。少し、失礼します…」
否定してほしかった。
男の様子からして、疑いを持つには十分だ。
ちょうど立ち上がって面と向かうと、怒張が目の前に来る。
こくりと頷いて、フォークの体をぺたぺたと触って、やがて怒張にも手をやる。
■フォーク > 「…………悪くないな」
少女に身体を触られながら、男は呟く。
男は両手を掲げて、無抵抗を装い、少女の検査を受ける。
おっかなびっくりに触ってくるところが、また良い。
「どうしました、アビーさん。何か見つかりましたかね?」
演劇に出てくる知能犯のような口調になってみる。どんな状況でも、人生楽しくが信条だ。
少女の手が、怒張に触れる。
さすがにそれは反応をしてしまう。ぐぐ、と男根は鎌首をもたげてより強い主張を行った。
■アビー > 「…この感触」
フォークのそれを、隠されないようにぎゅっと掴んで彼の目をきっとにらみつける。
「あるじゃ、ないですか。なんですかこれは…!」
あくまで男が股間に隠しているだけだと信じて疑わないらしい。
それが雄の象徴だとは信じて疑わずに、問いつめるような瞳だけがフォークをじっと見つめて。
■フォーク > 「うおっ!?」
強めに握ってきた。少女にとっては強くだろうが、男にとってはかなりいい具合の刺激となって伝わる。
知らないということは、怖くもあるが、強くもある。
「さ、さあ……なんのことだか」
もうちょっと検査を続けて欲しいので、顔をそむけて白を切る。
少女に掴まれた男根は、はねのけるかのように、脈動するのであった。
■アビー > 「…隠してるものを出してください!」
隠されないように、逃がさないようにしっかりと握ったままにベルトに手をかける。
自分の衣服でさえスムーズに脱ぐことができないのに、他人の衣服―まして、鎧など脱がせるわけもないのだが…。
「どうか、ご自分で脱いでください。」
脱がすことは諦めたのか、ぽつりとつぶやいて。
■フォーク > 自分の服を引っ剥がそうとしている少女。しかし上手くいかない様子だ。
(不器用なのか、人の服を脱がすのに慣れていないのか)
おそらくは後者だろう。
一旦、諦めたかのように見えた少女。しかし今度は男に脱げ、と言う。
「……後悔するんじゃあないぞ?」
男はゆっくりとズボンを脱ぐ。
対面には、下着姿の少女がいるのだ。おっ勃たせたままのものを、えいやとばかりに露にした。
■アビー > 「…なっ、嫌…気持ち悪い…なんですかこれは…」
目の前にそそり立つそれに露骨な嫌悪感を示す。
そして、先ほどこれを啄んだのだと思うと、吐き気のあまりこみあげてくるものから口元を押さえて、うつむいておう吐する。
少女にとってそれは、この世の終わりであるかのような衝撃でしかなかった。
■フォーク > 「なんですかって言われても……」
やはりショックが強すぎたようだ。
おそらく少女はキスもまだだろう。それよりも先に男性器を口にしたのだ。
気の毒に、と思う反面妙な興奮をしてしまう男だった。
「脱げって言ったのは、アビーさんだぜー?」
嘔吐する少女の背をさすさす。
「人の裸を見て吐くなんて、そりゃあ失礼ってもんじゃないですか?」
まったく悪びれていない。
■アビー > 「触らないで…。こんなの…私の裸とは、全然違います…。どうして、私をだましたんですか…。」
ぽたぽたと涙をこぼしながら、必死に抗議する。
この男は、いったい何がしたいというのだろうか。
自分は今、どうしようもない深みにはまってしまったような気がしてならない。
誰かに助けを求めるべきだろうか。
しかし、自身も下着姿で、こんな姿を人に見られてしまえばそれこそ一生の大ごとだ。
「いったい、こんなことしてどうしようっていうんですか…。」
■フォーク > 「違うって、そりゃあお前さんは女で俺は男だ。身体が違うのは当たり前だろう?」
どうして騙したかに関してはまだ何も言わない。
答えがまとまっていないからだ。
(良家の子女ってのは世間体を気にするものだ。おそらく人には口外しないだろう)
と、男は考える。
「どうしようって……それは、一目惚れしちゃったからかな?
男ってのは好きな女にいぢわるをしてみたくなるものなんだ」
咄嗟のことではあるが、そんな言葉が口に出た。情に訴えるという奴だ。
ぶっちゃけ可愛いからヤりたくなりましたなとは、さすがに言いづらい。
■アビー > 「確かに、言われてみればそうですが…でも、道行く人たちはそんなに角のようにはしていません!
フォークさんだって、会った時はそんな風には…っ!」
何が何だかわからない。自分の理解を超えたところに今の自分がいる。どうしたらよいのか。
助けて。
この人は何を言っているのだろう。
「いじわる…なんかして、楽しいのですか…。」
半ばあきらめたような表情で、自棄気味にベッドに腰かけて。
■フォーク > 「獣人の中には普段は人間だけど月を見たりすることで獣に変身するタイプもいるそうですぜ。
俺も似たようなものでしてね。ですからそういう体質と思っていただけたら?」
(そういったタイプの獣人さん、ごめんなさい)
内心、手を合わせる男だった。
「楽しいというか、なんていうか……」
ベッドに腰掛ける少女の隣に腰掛けようとする。実に図々しい。
「その人のことをもっとよく知りたくて、様々な表情を引き出したくなるんですな。
あと、気を引きたいってこともあるし。きっと普通に話していたんじゃ、
今の君の顔を、俺は拝むことができなかったと思うぜ」
■アビー > 「フォークさんは、私の泣き顔なんて見て、楽しいんですか…?」
どうか違うといってほしい。すがるように、どこか甘えるようにも見えるしぐさでフォークの腕に泣きついて。
「私は、あなたが良い人なのかわるい人なのか、もっと知りたいです…。どうか、信用させて…」
■フォーク > 「人間は善悪どちらにも傾くもんです」
少女が腕に身を寄せてきた。
心からの訴えだろう。男の腕に濡れたような感覚が伝わってきた。涙だ。
少女の顎を、指でくいっと上げた。
「俺があんたの泣き顔よりも、もっと見たいものがある……あんたの笑顔さ」
そのまま唇を吸おうとするが……。
■アビー > 「…?」
不思議と、拒絶はできなかった。
触れ合えば、想像通りの柔らかさと思春期の少女の甘い匂いを感ずることができるだろう。
無骨な顔ながら以外にも柔らかな感触と、どことなく甘美な気持ちになる。
どうしてだろう。
自然と目を閉じて、求められるままに吸われてみて。
■フォーク > 目を閉じて、唇を合わせる。
唇が触れたなら、舌を少女の口内へと滑りこませる。
肉厚の舌で、歯の裏まで舐め
丹念に唾液の交換を行う。
糸を引きながら、少女と唇を離した。
「どうだい。少しは俺を信じられるかい?」
少し葉巻の味のするキスだったかもしれない。
■アビー > 「…あ。」
口に侵入されると、さすがに驚き、突き放そうとしたけれど。
体格差がそれを許すはずがない。
糸を引いた口元と、泣きはらして潤んだ瞳は、彼女の容姿もあいまって、それだけで男にとっては強い毒になりかねない。
どことなくうっとりしたかのようにも見える。
「…まだ、わかりません。」
■フォーク > 少女から漂う妖しい魅力。震え上がるような色気だった。
その魅惑の理由が何なのかは男にはよくわからない。しかし、ここで止めては男がすたる。
「じゃあ、もう少しディープにやらせてもらうぜ」
無骨な男の手が、少女の下着の中へと吸い込まれる。
太い指で秘所を濡らそうとした。最終目的は肉の交わりだが、
男は巨根である。おそらく処女である少女への挿入には、たっぷりと濡らして解しておかねばいけない。
少女が許すなら、キスもまだ続けよう。
■アビー > 「ん…」
もう一度唇を重ねて、不思議な感覚を味わう。嫌がる様子もなく、ただただ知ろうとしているのだろうか。
しかし、男の指が大事なところへと触れようとした瞬間、それは驚きと拒絶に変化する。
「なっ、な…なにをするんですか…!」
■フォーク > 「人を信じるには、それなりのリスクがつくんだぜ。
とある傭兵の格言に『馬には乗ってみよ、人には添うてみよ』って言葉があってな。
今はリスクを取って、俺に添ってみなよ」
空いている腕を少女の肩に回し、抱き寄せるようにして、愛撫を続けようとする。
少女から緊張や不安・恐れが伝わってくる。やはり処女だ、と確信をする。
ゆっくりと、身も心も解きほぐしていこう。
まだまだ、これからだ。
■アビー > 「…初めから、そういうつもりだったのですね」
騙された、と悟ったようだ。
しかし、抵抗するような力はなく、そして意外にも優しい手つきがどうしてもそうさせようとは思えなくて。
性行為など、経験はもとより知識もないけれど…。
きっと、自分は今、取り返しのつかない過ちを犯しているのだろうと、頭の片隅で、ぼんやりと考えながら初めての感覚に身をゆだねるしかなかった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフォークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアビーさんが去りました。