2016/03/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にパトリックさんが現れました。
パトリック > いやあ、やっと元に戻れた…。 これで仕事に復帰もできるし、頑張るぞー! おーっ!
(ものすごく上機嫌で拳を振り上げる様を、行き交う通行人が奇異の目で見る。
 とはいえ、今はそんなことを気にしていられないのだ。 なにしろ元に…
 男に戻れたのである。 ティルヒアでの騒ぎがあったころから今まで、 
 数ヶ月に渡り、女性として男の物を慰撫し、奉仕し、咥え込んできたのだ。
 このままでは馴染みきってしまう…そう思った所にで元にもどれたのは、
 まさに僥倖でしかないだろう。 魔術に詳しい人に元に戻れた理由を聞いても、
 「男の精を受けまくったから?」ぐらいのふんわりした回答がもらえただけだったが、
 今はそれでも構わなかった。 かくして久しぶりの男子生活……
 女の子でも買っちゃおうかなとか、口説いちゃおうかなとか考えながら、
 街をぶらぶらと歩いているのである。)

パトリック > あ、あの子可愛いな…でも可愛い系なのに服がいまいちあってないなあ。
あっちの子もすっごくいいんだけど、メイクが…もったいないな、僕にさせてくれたらいいのに…!
(ぶらぶら歩きながら女の子を見聞するも、出てくる言葉は相手側に立ったもの。
 短い間の娼婦生活でそれなりの知識を仕入れた自分にとっては、
 今や女性をきちんと”見る”ことができるようになったのだ。
 その事実にしばらくして気づいて、小さくうなった。)

ダメだダメだ。 こういうのじゃなくて…もっとこう、女の子かわいい!みたいなの…
そういう感じでアプローチしてかないとな。 いきなり相手の服について語るとか、
ただの服好きな人みたいになっちゃうもんな。
(女の子を引っ掛けたいだけで、べつにファッションデザイナーになりたいわけではない。
 自分の中の意識にメモをはりつけながら、街をぶらぶらする。昼間は人通りも多い。
 夜に暮らしていた時とはだいぶ様相が異なる。 これも発見というやつだろう。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にマルティナさんが現れました。
マルティナ > 「ちょっとそこの人!さっきから女の子をじろじろ見て失礼じゃないですか?」

遠目から妙に浮かれた男がいるのが見えて何となく視界に収めていると、今度は露骨に女の子を視線で追っている。
こういう浮かれた男が出てきたのも暖かさのせいだろうか、などと思いながら近くを通りすぎようとする時つい注意の声掛けをしてしまった。

「サカリの猫じゃないんですから、暖かくなってきたからってそんな露骨に浮かれないでください」

まったくもう、と腰に手を当ててパトリックへとぷりぷり怒る。
格好の浮かれ具合でいえばそういう自分は殆ど裸のようなもので辛うじて男性器周りだけ隠れているというもの。
むしろ自分の方が奇異の視線を引いているし全く人のことを言えたものではないのだがそれは気にしてはいけない。

パトリック > …さかりのついた猫って、その、そりゃああんまりな表現じゃないですか。
僕はですね、任務から数カ月ぶりに帰ってきて、女の人を見るのも久しぶりだったんですよ。
たしかに目で追ってたのは事実ですけれど、そんな言い方しなくても…。
(女性を眺めていたら、通りすがりの女の人にめっちゃ怒られた。
 しゅん、と獣耳を伏せ、申し訳なさそうな表情でごにょごにょと反論する。
 そっと相手の方を見てみると、ものすごい格好だった。)

あの、失礼ですけどお姉さん踊り子かなにかなんですか?
すごくその、セクシーな格好をしているし似合うなーって思って…。
(露出度が高い…というか、ほぼ半裸というか要所にしか布を配置していない
 彼女の衣装を見て問いかける。 自らの身体の美しさを売り物にする
 ダンサーなんかもいると聞いている。奇抜な衣装を見て、もしや彼女が
 そういったたぐいの人なのかしらと問いかけた。)

マルティナ > こんな格好を似合うと言われたのは初めてのような気がする。
冷静になってみるとかなり失礼な事を言われたと思うのだが、多少は自分で選んだ服を褒められると悪くはない気分で。

「踊り子ではないですけど……。一応これでも冒険者です。今日は依頼を取ってきただけなので仕事着はまた違うので」

その仕事着というのも五十歩百歩の露出度だがわざわざそこまでは言わない。

「とりあえず、あんまり浮かれすぎて女の子に迷惑をかけてはいけませんよ」

普段はここまで高圧的ではないのだが、相手が弱そうだと思うと無意識に態度が大きくなるのであった。

パトリック > ああ、違うんですか…。 ダンサーとか似合いそうだと思ったんだけどな…。
(彼女の律儀な回答に少し肩を落す。 あれだけセクシーな格好で
 街を闊歩しているのだから、きっとそういった職業だと思っていたのだが。)

はい、すみません…迷惑にならない程度に浮かれることにします…。
(女の人を見ていただけでここまで言われてしまうということは、
 きっと自分がものすごい顔で凝視していたのかもしれない。
 何しろ浮かれていたのは事実であるからして、反論ができないのだ。
 彼女の説教に神妙に頷きながら、伏し目がちに相手を見やって。)

マルティナ > 「あ、今からでいいならお付き合いしましょうか?お仕事は明日の朝からなので、夜には準備終えれば問題ありませんので」

見たところ、態度は軽そうだがそれほど強くもなさそうだし一緒にいても危険はないと判断。
今日は既に半分以上休みのようなものなので、そんな提案をしてみる。
それにほめられると何だかんだで気分がいいという割りとちょろい理由もある。

パトリック > えっ……えっ、本当ですか!? 今からデートを?!
いいんですか…本当にいいんですか!?
すごいな、もしかして僕男前レベル上がっちゃってます?
(なんだかあっさりとデートの約束に乗ってくれた彼女に、
 むしろ戸惑うのは自分だった。 時間をかけて事実を把握すると、
 ぱあっと表情を明るくする。 やったー!と叫び出したいのをぐっとこらえた。)

いやー、じゃあどこ行きましょうか。
デートしたいならデートでもいいですしー。
どこでもいいですよ。どっか宿がよければ取りますし。
ええー、どうしよう、これからなにしようかなあー!
あっ、僕はパトリックといいます。パトリック・ティアニー。
(まだ何もしていないのに、早くもデレデレな様子を相手に見せる。
 あまりに浮かれすぎて、自分の名前を名乗ることを忘れていた。
 大慌てで名乗ってから、彼女に手を差し出した。)

マルティナ > 「私はマルティナ・ラーゲルフェルトといいます。最近までなかなか余裕がなくて、名所も観光場所もあまり知らないから街を案内してもらえると助かりますけど」

大げさにはしゃぐパトリックを微笑ましく見た後少し表情を固くして。

「浮かれすぎてて見ていられなかっただけなので、宿に行こうだとかあんまり調子に乗らないでくださいね?」

パトリックの頬を指でつまんで、そのまま軽くつねりあげた。

パトリック > マルティナさんですね。ははあ、なるほど…冒険者さんはどうしてもこう、
お仕事の都合上飛び回りますからね。任せてくださいよ、ババーンと名所を
紹介しちゃいますから! いやあー、デート、デート……!
(子供みたいに飛び跳ねそうなくらいに嬉しいのだけれど、
 そこまではしゃいでしまったら流石に引かれるかもしれない。
 そんなことを考えた瞬間に、ほっぺたを抓られた。)

いひゃい!はい!わかりました!いうことききます!
調子に乗ってすみませんでしたぁ! まあこの辺食べ物やも多いんで、
ぶらぶら回ったりとかしますか?
(耳を伏せ、尻尾を足の間に挟み込むようにしながら情けない声を上げる。
 彼女にすっかりイニシアチブを握られてしまったが、まあいいだろう。
 なにしろデートなのだから!!)

マルティナ > 「そうですねえ、おすすめの名所があればそちらで」

食事というのも捨てがたい。
だが折角暖かくなってきた事だし今までなかなか見る機会のなかった場所を見ていくのもいいか。

「ではエスコートをお願いしますね、パトリックさん」

つねっていた指を離してあげると、優雅な仕草でふわりとスカートをつまんで一礼。
とはいえスカートは腰ではなく陰嚢に巻き付いているのでいくら優雅にしたところで色々と台無しなのではあるが。

パトリック > 名所ですか。そうですねー。 ええと…じゃあ大聖堂あたり見に行きますか。
流石にでっかいんですよー。 あとは国軍の施設なんかもありますね。
じゃあ、はーい、ご案内いたしまーす。
(相手のお願いに少し考えてから答えを出す。
 軍施設なら自分も知っているし、大聖堂は別に信仰が薄くても、
 その建築物としてのレベルの高さに喜んでもらえること間違いなしだろうし。)

マルティナさん、ついてらっしゃる方なんですねー。ちょっとびっくりしましたよ。
(人混みをすいすいと避けて移動しながら、さも普通の問いかけ的な調子で
 相手に呼びかける。 後ろを歩く彼女からすれば、自分のやけにむっちりした
 腰つきが見えることだろう。)

マルティナ > 「ええまあ、大きさもありますから大抵驚かれます」

ふたなりのことを改めて言われるとコメントに困る。
歯切れ悪く答えながらも、そこには過度に反応しない辺りはちょっと好印象。
そういうパトリックといえば、彼は男の割に妙に肉付きがよく艶めかしい印象を受ける。
それ以上注視していると妙な気になりそうなので視線を外して彼に話しかけ。

「そういえば、パトリックさんはどんなお仕事を?」

パトリック > そうですよねー。 僕のより立派ですもん、男子心がちくちく痛みますよねー。
(ゆるい感じに相手の言葉に答えながら道を進む。 
 大通りから大聖堂の方へと移動するのはそう難しいことではない。
 のんびり歩きながら、相手の言葉にうーん、と小さく唸った。)

こう見えても国軍にいるんですよ。僕はー…みたら分かってもらえると
思うんですけど、ミレーなんですけど。 それでもぼくを使ってくれるところがあってですね。
頑張りたいなーって思ってたわけです。 あ、あとちょっと前まで娼婦してました。
(問いかけには軽い調子で答える。 振り返って、自分の耳を引っ張るようにして
 彼女にアピールしてみせて。 まあ軍人のはしくれだからといって、
 彼女がどうこういうことはないだろう…と思っての回答だ。)

マルティナ > 「軍に……、っていうか娼婦……?」

色々と意外な言葉が飛び出してきてちょっと対応しきれない。
追々聞けばいいのだが、とりあえず気になった事を聞いてみた。

「男娼の間違いではなくて、娼婦なんですか?」

男娼と言われれば、まあ容姿からしても何となく納得できてしまえそう。
失礼かもしれないが少なくとも軍人よりは腑に落ちる職業だと思える。
しかし娼婦となると疑問を感じざるを得ない。

パトリック > そうですそうです、軍に、そんで娼婦です。
いやー、それがですね…お恥ずかしいことですがちょっとドジっちゃって、
女の子にされてしまったことがありまして…。
で、軍では色仕掛けができる女の子がほしいってことで…。
しばらくそのままで学んでこいってことで、娼婦してたんです。
今は元に戻れたってわけですよ。 見てくださいよ、この男子力あふれる姿!
(自分の情けないポイントを離すのはなかなかに大変だ。
 恥ずかしさと情けなさに頬を染めながら、若干早口で語る。
 喋り終えると小さく深呼吸。 最後にぐっと力こぶを作るポーズで、
 男子力をアピール。 むろん力こぶはできない。基本的に非力なのだ。)

マルティナ > あふれる男子力とやらを見ようとする。
正直、弱そうだと思った。
軍と娼婦という事情に関しては一応理解はしたが、見たところ体格には恵まれていないし浮ついた様子からは戦闘を学んだような気配も感じず、何か隠し玉でもあればともかくその気になれば素手で制圧できてしまえそう。

「ええとまあ、とりあえずよかったですね元に戻れて。でもいいんですかそんな事往来でぺらぺらと喋っちゃって」

基本的に浮ついた男、という評価は変わらなさそうであった。

パトリック > そうなんですよ、元に戻れてよかったですよー。
しゃべっちゃっていいんですよー。 そも僕のいうことを信じてくれて
それを憂慮するなら、相手は検証するコストを捻出しないといけないわけです。
こうしてぼくが喋ってるのも、一つのかく乱作戦ってわけですよ。
人通りが多い所なんてのは、それこそ…他国の諜報員がいてもおかしくないですし。
まあ、さっきのドジ踏んじゃったってのもこうやって喋ってたからなんですけど。
舌禍って奴ですよねー。
(にこにこ笑いながら答える。少し歩いてピタリと足を停めた。
 そびえ立つ大きな建物を手で指し示して。)

ここが大聖堂です。 ヤルダバオートのほうがすごいですけど、
マグメールにあるやつだって中々のものなんですよ。
(すごいでしょー、と自慢するわけではないけれど彼女に呼びかける。
 勿論中に入ることもできようが、入るかどうかは彼女におまかせだ。)

マルティナ > 「ま、まあ大丈夫ならいいんですけど」

こうは言ってるもののこの男は絶対口先で痛い目に遭うタイプだろうなあと相変わらず失礼な感想。
そうこうしている内に目的地についたようで更に解説までしてくれていた。

「立派ですねぇ。へぇ、ここより凄いのがあるんですか……」

随分とお金がかかってそう、などと下世話な事を思ったが口には出さずに飲み込む。
別段反発するつもりのないのだが、祖国の国教とは特に関係のない宗派なので大聖堂を見る目も割りとドライ。
とはいえ立派な建築であることは事実で見応えはある。

パトリック > はーい、大丈夫大丈夫です。 それよりー、マルティナさんとのデートじゃないですか。
僕のことよりもマルティナさんのことを知りたいな―とかー。あるわけですよ。
(ねーってごきげんな感じでマルティナさんに問いかけるけれど、
 そこまで深く追求はしない。冒険者はいろいろな理由がある人も多いし、
 なによりこれでへそを曲げて彼女がかえってしまったらデートが台無しだ。)

すごいですよー。ヤルダバオートは街一つがまるごとでっかい教会みたいな感じで。
今度、そこも行ってみましょうよ、絶対すごいですから!
(間違いないですから、って彼女にプッシュする。
 身振り手振りを一生懸命交えながら彼女に説明しようとして。)

マルティナ > 「ヤルダバオートには全く行った事がないですねえ。そちら方面にはお仕事でも縁がありませんでしたし。いつか機会がありましたらお願いしますね」

当り障りのない応対。
一生懸命なところは見ていて微笑ましく思うものの、ここであっさりと確約するほど軽いつもりもない。

「とりあえず、異教徒が観光でズカズカと入っていくのも気が引けますし中へ入るのはやめておきましょう。そろそろご飯も食べたいですし」

パトリック > えー、そうなんですかー? あ、でももし行くならですけど、一枚ぐらい上に着といたほうがいいかも…
結構びっくりされると思うんですよねー、その服装。
あ、なるほど…違う人なんだ。 そんじゃーなんか食べに行きましょう!
何がいいですか?お肉ですか?お魚ですか? それとも別のもの?
(相手の言葉にはーい、と小さく手を上げて答える。
 そろそろお腹が空いたということならば、と確認しながら
 自分の中のお店リストを記憶から引っ張り出す。)

マルティナ > 「いいえ駄目ですよ。ああむしろパトリックさんもお揃いにするならすぐにでも」

服装に関してはまともな格好ができるならそうしたいがそうもいかないのではぐらかす。
はぐらかしながら、ちょっとパトリックをからかってみたりもした。

「ええと、選んでもいいんですか?それなら……、今日はお肉で」

しばらく選り好み出来る環境でなかったので正直まともに食べられれば何でもいい。
なので何を食べるかはほぼ気分。

パトリック > えっ、僕もですか!? いや、ええー…どうしよう、
今の僕じゃあんまり似合わないと思うんですよね、それ…
攻めて腰回りをこう、ミニスカート風にして…その、
男の人のものをうまくやれば…いや、でもな…骨格とかがあるしな…。
(ぶつぶつ。相手の軽い言葉にものすごい神妙な顔で考えこむ。
 はっと我に返って、相手のお願いにうなずいてみせた。)

それじゃあ食べ行きますか。 お肉美味しいところがあるんですよー。
(ぶらぶらと平民地区の宿に入る。 昼はご飯を、夜は酒を提供しているところだ。
 彼女の椅子を引いてあげてから、壁のメニューを指で示した。)

ここ、ステーキが美味しいんです。 もうドカンと頼んじゃった方がいいですよ。
(オススメです!って胸を張って答える。 この店には自信ありだ。)

マルティナ > からかうといちいち律儀に反応してくれるのはちょっと楽しい。
基本的に人がいいのだろう。

「ふふっ、じゃあ考えておいてくださいね」

実際本気で了承されても困るのだが、その時はその時だ。
そしてからかっている間に目当ての店についたようだ。
揃って店内に入る。

「一応、女の子に対してドカンはどうかと思いますよ?」

たしなめつつもそれだけ自信を持って勧めるのならと、ステーキをしっかりと注文する。
あとはパンにサラダにスープと、無難な食事メニューを揃えていき。

パトリック > わかりました!かなり考えます!
(元気よくお返事。それぐらいで済むならまだ軽いもの…だと思いたい。
 彼女にたしなめられると、すこし悲しげに繭をひそませた。)

その、すみません…お腹が空いていたもので、ここのステーキ、
早く食べたくなっちゃって…でもホントにドカンって感じでうわっ出た。
何度見てもでっかいなー…それじゃあ、いっただっきまっす!
(自分と彼女の前に置かれたのは、大きなステーキだ。
 ペロリと舌なめずりをしてから、フォークとナイフを構える。)

マルティナ > 「確かになかなかのボリューム……。では私も」

パトリックに続きフォークとナイフを持つと早速切り身を口へと運ぶ。
殆ど裸のような格好からは想像できないが、食事の仕草は洗練されていて見るものが見れば育ちの良さが分かることだろう。

「確かに大きいだけじゃなくて味の方も中々……」

品よく食べているものの、そのペースは結構早い。
不必要に音を立てたり散らかす事はなく、どんどんと皿の上が片付いていく。
言葉少なく食事に集中しているとあっという間に完食してしまっていた。
食べ終わってから、早く食べ過ぎてはしたなかったかなと今更ながら少し恥ずかしい。

パトリック > おおー……。
(ナイフとフォークを操るマルティナさんを見ていて、思わず手が止まる。
 慌てて思い出したかのようにナイフを動かしながら、しっかりと
 テーブルマナーを備えた彼女を見て息を漏らした。)

すごいですね、マルティナさん。 テーブルマナーばっちりじゃないですか。
どこかで学んだんですか? でも冒険者さんなら使う機会も多いのかな―。
あ、気に入ってもらえたならなによりです!
(にこにこと相好を崩しながら、自分もステーキを切り分けて口に運ぶ。
 たっぷりと肉を堪能してから、満足気に脱力して。)

マルティナ > 「ああ、いえ、美味しかったのでついガツガツ食べちゃって恥ずかしいぐらいですけど……」

昔に染み付いた作法なので冒険者稼業をしていてもあえて崩した食べ方をするのはかえって難しい。
その辺りの事は答えづらいので言葉を濁す。

「ええっと、とりあえず美味しかったです紹介してくれてありがとうございました。この後はどうしましょうか?」

早々に食べ終えてしまったのでパトリックが食べ終わるのを少し待ちながら話しかける。

パトリック > いやいやー、気に入ってもらえたならなによりですよ。
そうですね、じゃあ次は…ああ、じゃあ何か買い物とか行きます?
冒険者さんならいろいろ入用でしょうし、せっかくだから行きましょうよ。
(支払いを彼女の分も終えてから立ち上がる。店が立ち並ぶところに
 行けば、きっと冒険者である彼女の役に立つアイテムがあるだろう、と提案して。)

マルティナ > 「そうですねえ。あっ、ついでみたいで悪いんですけど明日の消耗品とかも揃えちゃいましょうか」

特に拒否する理由もないのでパトリックの提案にのると、お会計を済ませて買い物へと行く事に。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からマルティナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からパトリックさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 洋品店通り」にパトリックさんが現れました。
パトリック > (元に戻りはしたものの、なんだか変な原因がわかった。
 服が身体に合わなくなったのである。といっても、背が縮んだり、
 伸びたりしたわけではなくて…どうも体形が変わったようだ。)

ううん……なーんかこれ、おしりのあたりがキツい…。
ダメだな、こっちは…これもか。 あれー…前ははけてたんだけどな、
太ったのかな…。
(訪れたのは洋品店。 最も一般的な、普通の衣服を販売している
 場所である。 何着かズボンを手に取って更衣室へ。
 穿いてはみるものの、いまいちしっくりこない。 戻す。
 別のを試してみる…ダメ。戻す。 トライアンドエラーを繰り返しながら、
 自分に合う服を探しているところである。)

パトリック > すみません、店員さーん。ちょっとお願いしたいんですけど。
そうなんですよ。 ズボンが入らなくなってですね、それで…
(もうしょうがないので店員さんを呼ぶ。 サイズを測ってもらうことにした。
 メジャーを腰当たりに当てられるとくすぐったくて小さく声が漏れる。)

ははあ、女の人用のやつ……うーん、じゃあこれでお願いします。
(選んだのは青いズボンだった。 女性用のものらしいけれど、
 自分のおしりや太腿にぴったり合って心地よい。
 さすが店員さんだと感心しながら購入して、早速履き替えた。)

いいな、これ… あとは、せっかくだから必要なものも買っておかないと…。
(ぶらぶらと洋品店通りを巡り始める。新しいズボンのおかげで
 動きやすいことこの上ない。 あとは服も買っておきたい。
 なにせこれから軍務が戻ってくるのだ。 自分の役割は斥候であり、
 少しでも動きやすい、身体にぴったりな服を選ぶことはとても重要である。)

パトリック > よしっと、こんなもんかな…
(幾つかの場所で買い物を済ませ、満足気に額の汗を拭う。
 荷物が増えていないのは、すべて送ってもらうように
 お願いしておいたからである。そこそこ分量も買ったし、
 気を回してくれたのかもしれない。 それはそれとして。)

いやー、つっかれたあ! やっぱり出歩くと大変だなあ。
(近所の公園で一休みの構え。 長椅子に座り、
 身体を背もたれにあずけてぐったりと脱力する。
 とはいえ、諜報活動を主任務とする第九軍には休みはない。
 上層部がどうにも忙しそうにしているのを見るに、近々
 またなにかあるのだろう、と考えを巡らせた。)

パトリック > よし、帰ろうっと!
(しっかり準備はできたし、これで任務復帰にも問題はない。
 足取りも軽く、街を後にして。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 洋品店通り」からパトリックさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール ”硬い殻亭”」にパトリックさんが現れました。
パトリック > ふう、今日も良く働いたなー。 すみませーん、エール…じゃなくて
フルーツジュースと、肉煮込んだ奴ください。
(元気よく店員さんに手を振ってお願いする。
 今日の仕事は、軍務に復帰するための手続き関連だった。
 あっちへ歩きこっちへ歩き、書類を書いてはどこかへ提出。
 結局今日だけで手続きは終わらなかったので、一杯やることにしたのであった。)

えへへ、来た来た……それじゃ、いっただっきまーす!
(ジョッキになみなみと注がれたジュースに口をつけて、うっとりと目を細める。
 フォークで肉をつつきながら、ウマさに舌鼓を打った。 なんだかわからない
 肉だが、うまいのは確かだ。 値段も安くてありがたい。)

パトリック > それにしても、なんか馴染むなあー……
(酒場の中をぐるりと見回す。 それぞれの職業につくもの、
 少し派手な格好をした女性、それに冒険者…酒とタバコの
 猥雑な匂いは、どこか娼館を思い出す。 軍とは違う、
 混沌とした感じだ。 居心地がいい。 ぐいっとジョッキをあおり、
 小さく息を漏らす。 こうして人を見るのは、何も食事や
 ナンパのためだけではない。知らない人物や、
 奇妙な人物を確認するのも自分の仕事だ。)

肉の煮込みをもう一つください! あとパンがほしいな。
(店員を呼び止めて注文する。 可愛い女の子だが、
 だからといって業務中に声をかけるのもよろしくはあるまい。)

パトリック > (パンを煮込みのスープに浸しながら食べる。
 合間にジュースを飲む。 のんびり一人で食べるのも良いが、
 やはり誰かと食べるのが楽しい。 別に寂しいわけではないが、
 娼婦として暮らしていた影響なんだろうか、前より人恋しさが
 上がっている気がする。)

思ったよりもはまってたのかなー。仕事ー。ううーん…。
(いろんな人に天職だと言われていた気がする。
 もちろん今の仕事に未練がないわけではないのだが、
 あの仕事が悪くなかったというのもまた事実だ。
 ぼんやり考え事をしていると、食べる手の動きも鈍くなる。)

ご案内:「王都マグメール ”硬い殻亭”」にロスキーリャさんが現れました。
ロスキーリャ > 「今日も混んでんなぁ。
 よっ……と。相席失礼するぜ」

酒場の戸を開いて現れた新たな客……冒険者風の銀髪のショートカットの少年が、
きょろきょろと店内を見渡したあと、
たまたま空いていたパトリックと同じテーブルの席に、許可を待たずに座り、
豚のローストと酒を注文する。

「兄さん、それ食いきれねーならもらうけど」

注文が届くのを待つ間、パトリックの皿に指を伸ばしてちょっかいをかけはじめる。
どうやら食が進んでいないのに気づいたらしい。

パトリック > ああ、はいはい、どーうぞ。
(そこそこ混んできた店内に現れた少年は自分のテーブルと同じ席に座る。
 相席を嫌がる理屈もない。 気軽に答える。 自分のお皿に指を伸ばすのを見ると、
 くすりと笑ってフォークを手の内でくるりと回し、持ち手の部分を差し出して。)

せっかく席が一緒になったんだ。 これ上げるから話し相手になってくれよ。
どのみち料理は少し時間がかかるだろ?
(手は早いが悪い奴ではないようだ。 なにしろきちんと人に確認してる。
 それに…なんだかいい匂いがする気がする。 猫耳がぴくんと動いた。)

ロスキーリャ > 「あ、いいの?
 じゃー遠慮無くいただきます」

どうやら本当にもらえるとまでは期待していなかったらしい。
思わぬ返事に眼を瞬かせるが、素直にフォークを受け取って料理を一口、二口と失敬する。
うまい、と呟く相貌には軽い疲労が滲んでいて、彼もまた仕事上がりであったことを伺わせる。

「話ねぇ……構わないけど。
 あ、僕はロスキーリャ。ロスクでもいい」

フォークの先を咥えたまま自己紹介をする。行儀が悪い。
金色の瞳が品定めをするようにパトリックを見やった。

パトリック > いいのいいの、ダイエット中なんだよ。 なんだか腰回りに肉がついちゃってさ。
はい、どーうぞっ。 ふむふむ、ロスクね…。 ぼくはパトリックだ、よろしくね。
(金色の瞳はとても綺麗だ。相手の瞳が自分を品定めしているとは思わず、
 にこにこと相好を崩しながら自己紹介。 おいしく料理を食べている彼の顔は、
 疲弊がうっすら滲んでいる。 それに…かすかな汗の匂い。)

ずいぶんと仕事を頑張ってきたみたいだね。 無事におわったのかい。
あ、食べながらでいいよ。 ただの世間話だし。
(料理を食べるロスクに話かけながら、自分も店員を呼ぶ。
 フルーツジュースとピクルスだ。 なんだかどんどんヘルシーなものに
 嗜好が移っている気がする。)