2015/11/07 のログ
オルヴァ・フォンローク > (勤務の昼休憩、趣味である巡回も兼ねて大通りに飛び出した)

ああ、まったく。腰が痛い。
おや?……じー。

(がっちりとした体格、身のこなし、おおよそ人間ばなれした気配。
良い……騎士になりそだがと紅い外套姿の男を睨む。)

……少し、宜しいでしょうか?。えーと紅い外套の人。
お時間があれば少しお話しましょう

(はたしてこの声の掛け方で問題は無いだろうかと険しい表情で悩む)

ソード > (目に入ったのは、レストラン。この辺にはよくある、メグメールで獲れた素材の類を用いてくるタイプの店だ。
眼に入ったのだから、そこで決まり。
男は早速そちらへ歩き出したのだが。)

―――あン?

(声をかけられた。紅い外套の、などと言われてもピンと来ないが、自分に向けて声をかけられたという事くらいは知覚できる。
脚を止めて、ぎょろっとそちらを見る。
ややガラが悪目なのは、しょせんゴロツキ冒険者であるという事と、あとはいざ食事というタイミングで声をかけられたからである。)

飯ぃ、喰いながらだ。

(見やれば、険しい表情の相手。
男にナンパなどされる覚えはないが。
とりあえず飯が喰いたかった。
故に返った言葉はそんなもので。そのまま男はまた歩き出す。話があるならお前も来い、というところだ。
そうして彼が着いて来るなら、野郎二人で連れ立って店内へ脚を踏み入れる事となる。)

オルヴァ・フォンローク > ああ、すいませんね、レストラン入りましょうか
食べながら、そうテーブルトークってやつですね。

(にこやかに男を宥め様と微笑んでみせる。
その間、じいっと男の動きを観察して、男と同じ席に座るだろう)

おや、メグメール料理ですか。
マングリのホワイトパスタとかお勧めですよ。
ペニルの山菜サラダも味が良い

(メグメールの北部が故郷らしく
席に着くなり、やたらと話しかける。
が突然、きりりと睨み顔の前で手を組む)

私は騎士をやっておりまして、オルヴァと申します。
ふむ……お名前は?、それとご職業は?

ソード > (相手の男の態度は特に気にした様子はなく、というか、もう食事にしか意識が行っていないのだろう。
彼が男を観察していれば、ひとまず初見でわかる事は、動きに気負いや力みが皆無である事。加えて、過剰に威圧感だか覇気だかのようなものをまき散らす事もない。睨めば強面だが、それも近所のゴロツキでも睨めば迫力があるのと同じものだ。)

ほほう。んじゃあそれだ。
アンタ詳しいな。

(即決した。
先ほど知り合ったばかりの相手なのだが。
そしてそのまま相手の言ったメニューを、やって来た給仕に、勝手に相手の分も含めて注文してしまった。)

あ?
何だそりゃ。ショクムシツモンってやつか?
俺ぁ、ソードだ。仕事は、見たまんまで冒険者だよ。

(それがどうかしたか?と。
給仕が置いて行った水のグラスを手に取って口元に運びつつ首を傾げた。)

オルヴァ・フォンローク > そうですね、ふむ。勧誘でしょうか?
冒険者より安定して収入を得れるし……
まあ、貴方なら良い戦をすると思いましてね

(そうなごやかに話す。
彼はどうやらオーソドックスなランチセットを頼んだようだ。
北部料理は不味い訳ではないが人を選ぶ、マングリは甘酸っぱくペニルは苦い
ソードが食べられない時のための交換ように)

冒険は楽しいですか?。私は根っからの兵卒でして
その辺がどうもわからない

(空を仰ぎ嘆息する。)

ソード > 勧誘?騎士に、ってぇ事か?
はははっ、戦ぁまぁするけどな。

(ないない、と片手をひらひらと顔の前で左右に振りながら告げる。
その気もなければ、適正もない、と。
この男を知る者であれば、おおよそ皆同じような反応となるだろう。)

冒険そのものは、まぁ愉しい時もありゃそうでもねぇ時もあるな。
俺ぁ、好きにふらふらやりてぇ性質だからな。どこぞに仕えるってぇのは性にあわねぇんだよ。
まぁつまり、冒険は、ってよりも冒険者ってぇ身分は楽しいってこったな。

(水の入ったカップをテーブルに戻しながら、男は笑って答える。
よく言えば気さく。悪く言えば馴れ馴れしい。
そんな態度であった。)

おめぇさんはあれかい?とにかく戦が好きってぇ手合いかい?

(料理に先んじて運ばれてきたフォークやナイフ、スプーンの類。
給仕にありがとよ、と声をかけてから、彼に問いかける。)

オルヴァ・フォンローク > そうですか、性質そのものは構わないんですがね。成果さえ有ればね。
ですが、冒険者という身を好いていらっしゃる。
ならばしょうがない

(あっさり勧誘をやめ、感慨深く頷く。
男の質問に驚く様に見開き、深く考える。そんなこと考えもしなかった)

そうですね……。
戦そのものは手段です、が好きかと言われれば好きなのかもしれません。
なんにせよ生き様の是非が問われるので
ソードさんもお嫌いではないでしょう?

(馴れ馴れしい態度を歓迎している。
私の水もどうぞとコップをソードの方へ置く
料理が着た様だ。)

ソード > 物分かりが良くて助かるな。
ははっ、まぁ無責任なのさ。早い話が。

(よく向けられる己への評価の言葉。
素直に受け入れがたい時もあるにはあるが、基本的にはこうして自認する程度には実際無責任だ。
ぎしっ、と椅子の背もたれに体重を預ける。)

ほほう?根っからの兵卒で、良い戦、ときたもんだから、てっきりそういう手合いかと思ったんだけどな。
俺ぁ、そうだな。別に嫌いじゃねぇよ。どっちかっつーと好きかもな。けどそれぁ、戦が好きっつーよりも愉しい事が好きってぇだけだな。
戦が特別な訳じゃねぇよ。

(相手が己の水まで差しだしてくる。遠慮でも何でもなしに別に不要であった為、いらんいらん、と手を横に振って見せた。
ともあれ、料理が到着すると眼を輝かせる。もともと童顔気味である事もあって、その様は子供のようでもあった。)

おお、来た来た!
うっし、んじゃあまぁ、いただきます!

(ばしっ、と両掌を合わせてから、彼おすすめのメニューに取り掛かる。
フォークを手に取り、勢いよく三口程食べた後、「うん、うめぇ!」とそれはもういい笑顔で告げて、またがつがつと食べ始める。
店に入るのも、椅子に座るのも、彼と喋るのも、水を飲むのも、食事をするのも。全て変わらない。全然変わらず、気負いも力みもなく、そして油断もない、自然体。)

オルヴァ・フォンローク > 戦狂いであることは否定できません。
手段を楽しんでいるというだけですね。ははは。
そう、まさにそうゆー手合いですよ。くくくっ

(つぼに入ったのか楽しそうに笑う。ナプキンを手に取り鼻をかむ
北部料理を平気そうに食べるのみながら)

しかしどうにも傭兵が好きになれない。
この時代、戦果をあげれば報酬は確実なはずなのに
戦場にいて、安全をとりたがる。
命が大事なら傭兵にならなければいいのです

(魔族国方面をみる目は厳しい。必死にならねば護れないのだ。
人の壁たる高位魔族にしり込みしている場合ではないのだと深いため息をはく)

やれやれ、愚痴っぽくなってしまいました。
ふむ……ソードさんが手強い敵として現れないと良いが
ああ、ここは私がもちましょう

(立ち上がり給仕に支払う。
結局、彼は食事に手をつけることなく店から去っていった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からオルヴァ・フォンロークさんが去りました。
ソード > ははぁん?手段ねぇ。戦が手段となると、目的ぁ……勝利、蹂躙、殺戮、凌辱、名誉、栄光……何か色々あるなぁ。絞れん。
まぁ、アンタがわりとロクでもなさそうってぇのが分かったぜ。

(笑う相手に、男も笑いながら答える。
言葉の割りには、引いた様子もなければ侮蔑するような様子もなく。かといって冗談じみている訳でもない。
そのまま思った事を他意なく口にした、というような形。
どこか芝居がかっている彼とは対照的かも知れない。)

そりゃおめぇ、バランスってやつだ。
ありゃあ生きるために稼いでる手合いだからな。
命を落としにくいくらいのバランスの戦場ってぇのがいいんだろうさな。
ま、人にも寄んだろうけどな。

(からからと笑いながら、男は彼にそんな言葉を寄越した。
ため息をつく彼とは異なり、男は上機嫌だ。食事が美味いからだろう。)

いいんじゃねーの。騎士様ならそうそう愚痴なんぞ吐けんだろ。
はっはっは、さてなぁ。そん時ぁそん時だぁな。
って、おいおい?

(やはり笑ったまま応じていたが、彼が有無を言わさず払いを持って、料理に手もつけずに去ってしまうと、きょとん、と首を傾げてその背を見送って。
後に残った彼の注文した分の料理を見つめた後、まぁもったいねぇしなぁ、としかし嬉しそうにそれを全て平らげて。
そしてすっかり満足してから、男はレストランを去って行ったのだった。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からソードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の漁港近く」にプラセルさんが現れました。
プラセル > (休みを貰って地理を覚えがてら散策していたが歩き通しだったからか、少し疲れてしまった。漁港の喧騒からは少しばかり離れた位置。海に面した木製の船着き場は、船も疎らだ。海の方へと足を放るようにして其処に腰掛けながら、呆、と暗い海面を眺め)―――…色んなひとがいるのね。(ぽつり、誰に言うでもなく呟いた。遠い位置で灯る篝火が揺れている)
ご案内:「王都マグメール 平民地区の漁港近く」にケイシー(少年)さんが現れました。
ケイシー(少年) > (色々な人が居る。例えば、三角帽子と黒マントで片肩にあみ籠をひっかけ鼻歌混じりに歩く少年。あみ籠からはなにやらモソモソとした物がはみ出ている。その顏はもしかすれば、アーヴァイン氏の「首輪いらず」に薬やら何やらを納品している所を見かけた事があるかもしれない。)ふん ふふん ふふ〜ん♪……ん、お?(背の低い、猫目の少年が海を眺める少女に気づき、立ち止まる。)えーと、なんだっけ……プラ…プラ…プララ、ちゃん?
プラセル > (ああ言う、ひとらしい営みから外れて暮らしていた所為かここ暫くは何を見ても新鮮だった。監禁されていた訳でもなければ、街並みを見る事だってあった癖に。まあ、山暮らしなわけだから海の営みは新鮮で間違い探し無いかもしれないけれど。飽きずに眺めていれば少しずつ近づいてくる陽気な鼻歌。それから、掠った2文字に声の主の方へと顔を向け)プラセル、よ。こんばんは、ケイシー。(店のひとが名前を呼んでいたのを覚えていた。特徴的な黒い三角帽とマントも良い目印だ)
ケイシー(少年) > あ、悪りぃ。プラ、セル。プラセルちゃんだな、今晩は。ちょっとの間Offだって?(ヨイショとあみ籠を下ろして肩・首をまわす。荷物は地味に重たそうだ。)こうやって話すの初めてだっけな、確か。…どう?…(どう、店には慣れた?たまの休みに仕事場の話も無粋か。どう、里の外は。益々無粋だ。翼の里が襲撃されてからまだたったの3年なのだ。)…ええと、海は好きかい?(暫く迷ったような顏をして、どうにか言葉を繋げる。)
プラセル > そう。(こくり、頭を縦に揺らして頷きつつ、横目に降ろされた籠を窺い見た。なんだろう、あのモソモソしたものは。表情にはおくびも出さぬまま、少年の言葉を大人しく聞く。何やら言い惑う様子に不思議そうに浅く頭を捻ったものの、軈て放たれた問いかけに瞳を瞬かせて逡巡)―――…好きかは分からないけど、面白いわ。昼間とぜんぜん違うから。(太陽の光を跳ね返し、燦然と輝く海と何処までも深く沈んでしまいそうな暗く揺蕩う海。少年の淀みは気にも留めずに答えた)あなたは?(海、好き?と言外に)