【終了】 公式イベント「ティルヒア動乱」


既に終了したイベントについての情報となります。



「――私は真なる神の声を聞いた。
 この世は偽なる造物主の作った偽の世であることを知った。
 ヤルダバオートは偽りにして、この世は全て《存在しない神》の夢である。
 偽の神々を嘆く《存在しない神》の歎息こそが、この腐り落ちた世の現実そのもの。
 見よ、腐敗した王族に役人、数多の戦。これら全ては神の夢を悪夢とするものどもである。
 故にこそ、王都を今こそ盲目なる者どもの手から解放し、我は《新王》とならん。
 神の夢を悪夢としている元凶を、偽りなる神を信ずる者どもを討ち滅ぼし、
 ここに我は、正当なるマグメール王国の新王に即位することを宣言する。
 我が名はティルヒア。千年の女王たるティルヒアである。そしてこの国を救う王である。
 今こそ、逍遥遊たる古の楽園マグ・メールをここに建国するのだ」
                                            ――“僭称”新王ティルヒア

王国暦――年、それはあまりに唐突に行われた。
王都の南、南海に浮かぶ巨大なオリアーブ島の都市「ティルヒア」を治める王族である「ティルヒア」が、
マグメール王国の新しき王として即位することを宣言し、新王を僭称したのである。
真なる神の声を聞き、この国がすでに終末を迎えているということを説く彼女は、王国への宣戦布告をも同時に行った。

雷電の如くティルヒア軍は進撃し、南海を渡って「堅実なる街フラ=ニス」に侵攻し、これを占領すると、
一気に王都周辺まで攻めこんだ。唐突の出来事に王都は浮足だったものの、行動の速い王族、貴族、騎士団が応戦し、
これを王都周辺から一時的に撃退することに成功する。現在は、その主戦場をオリアーブ島の近隣に移している。
今もなお、王国軍とティルヒア軍の戦闘は続いている。

荒野アフリーク、南海(オリアーブ海)、オリアーブ島が主戦場となり、大規模な戦闘が繰り返されている。
会戦、海戦と、これまでになかったような大規模な戦闘の影には魔族などの影もちらついていた。
王国軍は「堅実なる街フラ=ニス」を奪還し、ここを拠点として、ティルヒア即位とともに暴政が振るわれていると言われる
「千年の女王の都ティルヒア」を逆徒ティルヒアの手から解放することを目的とする。
しかし、王国軍の他にも傭兵団や外国の干渉、魔族の存在などもあり情勢は入り組んでいる。
ティルヒア軍の戦力は王国と引けを取ることなく、王国軍の一部ではティルヒア軍への寝返りも行われているという。
「千年の女王の都ティルヒア」や「ング=ラネク山」では大量の魔導機械や魔力の秘められた鉱石が発見されており、
それを狙う王国軍の者たちも少なくない。
さらには、この戦いで武功などを挙げて王位継承のための民意を獲得しようとする王族も現れている。

ティルヒア即位後、オリアーブ島近くの地域では奇妙にも魔物・魔族の出現が増大し、近隣地区での被害報告が多くなされている。
だが、王国軍や傭兵団の多くはティルヒア軍との戦闘を行っているため、そちらに戦力を割くことができない。
そこで、いわゆる「冒険者」たちに大して大規模な魔物退治の募集がかけられた。
それは現在冒険者ギルドなどで積極的に行われている。もちろん、ティルヒア軍と戦うための義勇軍も募集されている。

女王ティルヒアは不可思議な存在である。
本来彼女は魔族と敵対する存在であったが、現在はそれが変わってきている。
ティルヒア軍には魔族らしき影もいくつか確認されている。
ヤルダバオートを敵視するティルヒアだが、すでにその心はヤルダバオートの影響によって狂わされているとも言われる。
だが、魔族とて一枚岩ではない。この戦にどう関わるかはその魔族次第ということになる。

様々な思惑が飛び交う中、新王を称するティルヒアはなおも進軍を命令し、「千年の女王の都ティルヒア」では、
神に霊気を与えるための儀式として、都市の弱い立場の者たちへの陵辱が行われているという。
女王の真の目的などは不明だが、王国軍はそれに対して一気に攻勢をかけている。
冒険者たちも魔物退治のために多くがオリアーブ地方へと向かい、魔族もそれぞれの思惑のままに多くがオリアーブへと集まる。

この動乱の結末がどうなるのか、それはまだ誰も知らない――

開催期間



11月16日(月)〜12月16日(水)

※利用状況により変更する場合もあります。

時間の流れについてはこちらから明確に定めることはありませんが、
イベント期間開始直後は、ティルヒアの即位宣言が行われ、戦闘が始まりだしたころ、
中盤ぐらいで戦闘が特に激しくなり、期間の終わりごろには「千年の女王の都ティルヒア」陥落に近づいていく。
というようなイメージで捉えておいて貰えれば大丈夫です。
なおこれについてはあまり詳しく決める予定はないので、それとなく考えていただく程度で構いません。
イベント開始直後であっても、大規模な戦闘があってもいいと思っています。


イベント参加前にご一読ください


参加前にティルヒア関連の設定をお読みください。
ティルヒア・オリアーブ島関連の設定はこちらをご覧ください。

今回のイベントは初めての公式イベントということで、試験的な運用となり、試行錯誤することか考えられます。
今後のイベントなどのためのテスト的側面も大きくなると思うので、ご協力いただければ嬉しく思うところです。
イベント利用の状況を見て、イベント途中でも開催期間なども変更する可能性もあります。ご理解の程をよろしくお願いします。

公式イベントの「ティルヒア動乱」です。
イベントというより、この期間中は上記のような事件が起きているため、
それをきっかけなどにして遊んでいただくというような形になります。イベント期間中には特設チャットルームを幾つか設けます。
なお、強制参加というものではなく、興味がなければ参加する必要などはありません。これまで通りにサイトを利用ください。

王都の南に存在するオリアーブ島という巨大な島で一つの都市を治める王族の女が、いきなり王に即位すると宣言し、
それと同時に王都に宣戦布告を行い、王都への侵攻を始めたために戦争状態になったという状況です。
もし参加していただける場合は、それぞれの立場で、戦争/戦闘を行うなり、混乱に乗じて陵辱や略奪を行うなり、
魔物を退治に向かうなど、ご自由に遊んでいただければと思います。
王国側につこうと、ティルヒア軍側につこうとご自由です。それぞれの戦闘の勝利・敗北、その後の扱いなどもご自由に。
ですが、後述するように、最終的にティルヒアは敗北することになります。それを予めご理解いただければと思います。

このイベントにはいくつか注意点がございます。

・このイベントは特殊な期間を設け、皆が楽しめるきっかけを作るものであり、王国・ティルヒア軍の勝敗を決めるためのものではありません。
・特定のキャラクターが勝ち誇るための場所を設けるということではありません。(当然ながら、お互いの合意の上等の場合は問題ありません)
・「ティルヒア」など公式が設定しているキャラクターの登録は禁止です。(ティルヒアの配下や民などは登録可能です。)
・参加者と楽しむという意識で遊んでいただければと思います。
・結末としては「ティルヒア軍の敗北。王国側による「千年の女王の都」の占領」という形になります。

注意点としては以上になります。要するに、人と楽しく遊ぶようにやっていただければということです。
イベントの進行に支障をきたすような行為(ティルヒアを捕えたり、ティルヒアの都市や軍・王国軍全体を壊滅させるなど)などはお控えいただきます。
勝敗などを利用者のキャラクターの動きなどで決めることを主眼においてはいません。「ティルヒア動乱」という事件、舞台を用意するものとなります。
そのため、最終的には「ティルヒアは敗北、王国軍の勝利」という結末になります。
実際にPC間で行われた戦闘の結果などによって結果が変わるというものではありません。
勿論、今サイトに居るPCたちはその未来を知ってはいません。
詳しい顛末などはイベント終了時に記します。

最終的にはティルヒア敗北という結末になりますが、それはそれとして遊んでいただければと思います。
最初から結末が決まっているということはどうか、という意見もあるかもしれませんが上記したように勝敗は主眼に置いておりません。
このイベント期間に何度も王国軍やティルヒア軍、あるいは第三勢力などがぶつかることになります。
その一戦でティルヒア軍や王国軍を全滅させるというような極端な事をしなければ、その勝敗は自由です。
いくつもあった戦闘、海戦の一つという扱いになります。その中で、王国軍が勝つこともティルヒア軍が勝つこともあるでしょう。
もちろん、エロールなどにつなげるのも自由です。

基本的な舞台についてはこちらが特設チャットルームを設ける形で用意します。
地図上の戦マークの場所が主な戦場と想定していますが、「堅実なる街フラ=ニス」や「千年の女王の都ティルヒア」での戦闘も可能です。
ただし、この二つの都市の完全な破壊などはご遠慮ください。詳しくは当該チャットルームにて書きます。
また、地図上に載っていない都市や砦なども自由に考えてくださって構いません。
作成者が許可していれば、その都市の壊滅や占領などはご自由にどうぞ。
戦況の報告などを掲示板で行っていただいても構いません。公式としてもスレッドを立てる予定です。

期間の最後の一週間などは「千年の女王の都ティルヒア」の城内での戦闘を可能にするなど、時期によってある程度状況は変えていく可能性があります。
予めご了承ください。