2025/09/03 のログ
ご案内:「地下実験室(過激描写注意)2」にアルファさんが現れました。
■アルファ > ―――実験体の死亡を確認。
ガラスのような壁で隔てられ、立入禁止と注意書きが書かれた分厚い鉄扉の隔離された一室では、黒い翼を生やした人型がぜぇはぁと息を荒げて横たわっている。
そしてもう一体は、汚液にまみれながらぴくりとも動かないミレー族らしい少女の姿。
白眼を剥き、口からは泡が混じった紫色の汁を垂れ流しては胎内や乳房で何かが蠢いており迂闊に触ることを躊躇させる。
それでも、魔導機械らしき首輪からは繰り返し無機質なアラームが鳴り続け、分厚い防護服を纏った人物が複数人で扉を開いて事切れたミレー族を回収する。
『ダメだ、母体が持たない』
『調整済みの個体は?』
『まだ経過観察段階です。薬液の効果が現れてますが安定化までは時間が……』
白衣を着た研究員たちが魔導機械で作られたであろう計測器を眺めながら相談している。
何かの生物実験をしているようだが、繰り返し犠牲者が出ており焦燥している風に見える。
誰でもいいから、最悪無理矢理薬漬けにしてでも などとなりふり構わない様子の言動も聞こえてくる辺り、切羽詰まっているようだ。