お約束
（血痕で汚れたとある破れたページより）
『我々は、生命の冒涜に対する代償を滅びをもってして償わなければならないのかもしれない。
コードネーム・アルファは危険すぎた。
あのような存在を、我々が制御し手懐けようなどと愚……』
（とある病棟の治療日記）
『運び込まれた患者は未成年女性。胃部および乳腺・子宮・直腸に無数の未確認生物を確認。体内で急速に成長・増殖を続け治療の甲斐なく間もなく死亡。
繰り返し”てんしさま、てんしさま”と呟いていたが意思疎通は不可能だった』
（酒場の噂）
『俺は確かに見たんだ！素っ裸のすんげぇスタイルをした天使だった！！
とっ捕まえて貴族に売れば……いや、ヤるだけヤってからだな。』
（コクマー・ラジエル学院の都市伝説）
『学院には昔、禁じられた術を夜な夜なこっそり研究する同好会があったんだ。
だけどそこで悲惨な事件が起きて、永久封鎖された教室があるんだって。
なんでも、天使を召喚しようとして一人残らず生贄になったんだってさ……怖っ』
■抹消された実験記録
観察対象：コードネーム・アルファ
身長：175cmに到達後、明確な変化は見られない
体重：正確な数値は測定不能 胎内に”幼体”が確認できる状態では最高で150kg程にも及び自力での移動が困難になる
眼球は全体が禍々しい漆黒・不定形に変形し続けるピンクの瞳。
某日、彼女と目が合った飼育員がその後異常行動を数多く繰り返し勤務不可能となった例があり常時視界を覆って対策。
魔術によるものか、催淫によるものかは不明。
温度変化には強く、全裸でも寒さおよび暑さを訴える様子はない。
乳房は発達が著しく、平時でも胸囲はカップ数の計測が困難。
異常発達した乳腺からは常に母乳が滴り、乳内で”幼体”が繁殖した場合は更に膨張する。
母乳は人間や哺乳類の乳汁と類似した成分のほか、正体不明の物質を濃く含んでおり成人した人間でも肉体の更なる成長を促す効果がある。
ただし依存性が極めて強く特に性感染症と思わしき奇病の罹患報告もあり危険。
豊富な栄養を常時得て育ったにもかかわらず体型は標準を保っている。
しかし、数日で臨月を迎えた状態にまで母胎で”幼体”が繁殖する為正確な数値は測定不能。
女性器および肛門は外部から観測できる限りは人間と同じ組成をしているが、体内には絶えず”幼体”が繁殖しており、詳細な身体の構造は不明。
しかし、ヒト型の雌を認識すると、女性器から子宮と思わしき器官が露出し、長大な管となって女性器へ挿入する様子を確認。
■”幼体”
コードネーム・アルファのコンセプトは、超越的な身体能力および生命力を誇る制御が容易な人工生命体である。
その生命力とは、生物における繁殖能力も含まれているが、コードネーム・アルファは性交実験および受精〜出産のプロセスにおいて著しく免疫力が失われ生命維持が困難になる脆弱性が認められていた。
上記の課題を克服するため、別件のプロジェクトで注目されていたＺ生命体の体組織を組み込んで以来、体外からの精子および卵を注入せずとも単独での生殖が可能になったことを確認。
元来の設計を大きく上回る身体の発達を見せ、現時点で観測出来ている規格外の胸囲や異常発達した繁殖器官も上記のＺ生命体適用後に認められた。
コードネーム・アルファの全身で増殖し続け、口や乳腺・膣・肛門より排出されるが体組成が極めて不安定であり、産生後の分類は栄養源となる二次母体に依存する。
”幼体”は毒々しい紫色のゼリー状物質に覆われた赤い小さな肉塊だが、蟲や獣、魚類や人型など二次母体次第で様々な種族に派生する。
しかし、著しい体組織の変化がもたらす副作用により深刻な異変が生じる。
異様な食欲と性欲で見境なく生物を襲うようになり、定期観察に訪れた研究員を拘束した後に性交。無数の”胎児”を体内に注ぎ込み死亡させる事態が確認された。
緊急対応として、軟禁状態だったコードネーム・アルファを全身拘束。
常時監視体制のもと、実験を継続する予定。
■”変異”観測記録
コードネーム・アルファおよび”幼体”と性接触が認められた個体のうち、人間や小型生物に著しい性機能の変化が認められた。
膣内射精を行った男性職員Ａ
射精後１時間以内に男性器の痒みと腫れを訴えた後、勃起が止まらなくなった後に性器全体が紫色に変色。
その後、触手状の鞭毛があちこちから生え、男性器自体が不気味に蠢きはじめる奇妙な異変が見られた。
当事者は激しいパニックと苦痛を訴え、やむを得ず性器切除措置を取った。
上記の事故例を把握していなかった別の男性職員Ｂ
コードネーム・アルファへ膣内射精を行ったことで性器への違和感を訴えるように。
しかし、職員Ａと異なり男性器の変容は見られなかったが、尿道への激しい異物感を訴え、ある日排尿中に紫色の尿が出たことで急遽検査。
職員Ｂの男性器は睾丸部から鈴口にかけて紫色のゼリー状物質で覆われていたが、研究サンプルとして職員Ｂを拘束し精液の採取を開始。研究対象として観察を開始する。
”幼体”を膣内に直接注入した女性被検体Ｃ
僅か数日で臨月を迎えたかのように丸々と腹部の膨張が見られ、バストサイズは短期間で拘束衣が収まらないサイズに成長。
人間における妊娠と同一の現象と考える。
一方で異常な食欲と性欲を訴え、経過観察に訪れた男性職員を次々と押し倒して凌辱した報告あり。
現在は四肢の拘束と点滴による栄養投与で経過観察中。
投与後まもなく膣から紫色の物質が漏出するものの４５０日を経過しても被検体Ｃは子を出産する様子はない。
定期的に排出された物質は、コードネーム・アルファの”幼体”と酷似しているが同定には至っていない。
異常な発達を見せる少女
王都の貧民地区にて保護された少女は、年齢不相応に発達した乳房から尽きる事なく母乳を分泌。
大病院で保護観察中だが、膣内では常に何かが蠢き、不定期にひとりでに膣を通り抜けて軟体動物のような生物が産まれ続ける。
おびただしい数の出産を経ても健康状態は不思議と維持されており、研究員からは解剖して調査すべきとの声も。
王国騎士団長の成れの果て
バケモノ に挑んだ誇り高き騎士団長……だったものの面影は既にない。
意思疎通能力を失い、嬉々として人外を孕んでは産み、自らの産んだ異形と望んで交わり続けている。
■抹消された実験記録 Y月Y日時点
コードネーム・アルファの脱走が確認された。
破壊された飼育空間からは、人間の精液と思わしきものが検出された。
アルファプロジェクトにアサインされた観察員によるものと推測されるが、
施設内で死亡が確認された者を除いて関係者の消息は不明。
これ以上の実験続行は不可能と判断し、コードネーム・アルファの捜索および処分を他部門に依頼。
おそらくは本実験に関する記録は残らず抹消するよう命令が下るものと推測する。
また、重大事故の過失責任を恐れてか消息を絶った担当者の捜索・抹殺も今後は視野に入るだろうとのこと。
■時を越えて、”天使”へ
コードネーム・アルファに酷似した容姿を持つ有翼の女性が目撃されたという。
異形の母として、死に際に現れる天使として、人を襲う有翼の魔族として、性愛と肉欲を司る神として…
名前は不明だが、よく見ると彼女の身体には「Alpha」と刻まれた字が。
彼女がコードネーム・アルファなのか、それとも彼女が産んだ”幼体”が成長した姿なのか……
人間と言葉を交わした という噂もあるが、人間の言葉を理解出来なかったコードネーム・アルファが進化しているのか？
■PLより
エロール特化。PC性質上、過激部屋推奨。
アブノーマルなプレイに特化した人型人外PCです。
全身のあらゆるところから卵や異形の幼体を大量に放ち続ける、危険な人造生命体です。
産む個体はなんでも。無数の蟲や触手かもしれないし、ヒトや巨大な魔物かもしれない。
彼女の”繁殖”相手となる方探しております。
よろしくお願いいたします。 |
|
