2025/09/22 のログ
ご案内:「宿屋『綺羅星の籠』」にブールドさんが現れました。
■ブールド > 金欠。それはどんな商売人でも。どんな一般人でも恐れる事態。
――いろいろな手段でお金を稼いでも、いろいろな手段にはそれぞれお金がかかる。
そう、例えばエッチな気分になる違法なお花がある。
これを購入するのにどれほどの手間がかかるかを考えてみる。
一輪が200ゴルド程度で購入出来る。だが、購入すれば?
購入した店主へ口止め依頼料。そしてさらに運送した人への別途報酬支払。
普通の品物ではないので当然受け渡しでは違法な事への抵抗感が薄く、でも口止めはちゃんと聞き入れてくれるという便利な人材を雇う必要がある。
当然そんな人は引く手数多であって、安い値段では雇えない。
「むぅ。」
一声だけ唸った。帳簿を見る限りで収入も多いのだが、支出の方が多い。
となると簡単な媚薬効果がある花は購入するのではなく近場で採取しに出向くのが安上りにはなる。
冒険者を雇うのは同じだが、上記の人材よりは安い人材で賄える。
他にも利点はあるが最大の欠点。自分の身の危険を天秤に掛けるというギャンブルが発生するのだから唸りたくもなる。
宿のカウンターで帳簿をにらみつけるような店主は、採算をとるためにどうすればいいか。瞬間的に新商品――女性の画像や映像が入手出来れば売買することで良い金になるが、長い目で見た場合はさて。
■ブールド > ギルド経由で依頼を出すかと重い腰を上げるが、思いとどまり宿でありマッサージを行う店の前に冒険者の護衛募集の張り紙が張られたのはそこから数時間後。
女性冒険者に限定したために依頼は来なかった。更なる赤貧が待ち受ける。
ご案内:「宿屋『綺羅星の籠』」からブールドさんが去りました。