王城などの南に広がる大海。
穏やかな海だが、海棲の魔物も存在し、注意が必要である。
さらには海賊なども出没する。
海底には遺跡が存在し、魔法などで潜ることができれば探索も可能。
海辺には様々な洞窟があり、海賊の宝が隠されているといわれている。
そのために洞窟などを目指す者も多いが、海の魔物や海賊に襲われるケースも多い。
参加者(0):ROM(1)
Time:15:26:19 更新
ご案内:「セレネルの海」からルーパスさんが去りました。
■ルーパス > ダイラス側に浜辺を有する海辺、夏でならば観光客向けに開放される水浴場。
月明かりに照らされ、薄っすらと見える足元を慎重に踏みしめながら
色の変わる波打ち際で足を止める。
全てを飲み込みそうな海の黒と希望のように差し込む月光に星明り。
「────全て、飲み込まれてしまえばいい。」
低い声はそんな呟きを零す。その場で履物を脱ぎ、素足となったまま踏み出す。
刺すような冷たさの水を受けながら、膝下までスラックスが濡れてしまうのも構わずに。
遠浅の浜辺、その中程まで歩けば水面に浮かぶ月の中に自分一人。
ただ、空を仰いで溜息だけを零していた。
ともすれば、入水を疑われ兼ねない。そんな様相。
ご案内:「セレネルの海」にルーパスさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海」からエズラさんが去りました。
■エズラ > 焚き火が小さく爆ぜ、夜の海を照らしている。
傭兵の男は砂浜に腰を下ろし、
昼間に釣った魚を串に刺して、のんびり焼いていた。
「ここ、意外と静かでいいな……」
竿は砂に立てかけたまま、
男は波音を聞きつつ、誰かが来る気配がないかだけを気にしている。
夜の海岸での、気楽な一幕だった。
ご案内:「セレネルの海」にエズラさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海」からアルジェントさんが去りました。
■アルジェント > すぴー、とそのまま寝息。
熟睡する、ということは知らない野生の獣のように、耳だけは立てたまま。
明かりのない海岸線沿いが闇に沈めば沈むほど、その姿も沈んでゆくのだろう。
■アルジェント > それっぽい海岸線沿いの洞窟をいくつか視認を終え、後で危険度くらいはギルドで確認するかと独り言つ。
陽射しが傾き、昏くなってゆく。
何もかもがあいまいになる夕闇の色。
降りてくる藍色に、細めた金眼を空に向け、少し喉を逸らす。
さり、と蒼鈍の髪が風に揺れる間に輪郭が融け、そこにいるのは巨きな狼だった。
岩の隙間に身を収めるようにして、風が少々べたつく以外は、崖際の岩場に身を寄せるような感覚と同じ。
ざわざわと寄せて返す波の荒っぽい音に、耳を揺らしつつ、寛いだ。
寒さは厚い被毛がそれを阻み。
前脚を伸ばした間に鼻先をうずめ。耳だけは時折異音を拾うように揺れはするものの、姿勢を変えることはない。
■アルジェント > 冬の夕暮れはほんのつかの間。
その淡い間隙に、浜辺の散策に足を運ぶ。散策といっても───面白そうなダンジョンでもないかな、とそんな思惑。
海風に長く身を晒していると毛並みがべたつくからさほど好みというわけではないのだが、冬の荒涼とした浜辺の景色は嫌いじゃない。
時折帽子が飛ばないように抑え込みつつ、ゆったりとしたあゆみ。
ざり、と砂地に残る足跡は、そのうち寄せて返す波が流していってしまうのだろうが。
───この海岸線を、獣の方の姿で駆け抜けるのはそれなりに気晴らしになりそうな広さだな、と緩く思いをはせつつ。
斜陽の景色の中、点在している岩場のひとつへさしかかる。
さほど苦労している様子もなく、平地を歩く様な気やすさで歩みが止まらないのは、女のそもそもの身体能力の高さを示すようでもある。
高さのある岩を、軽く足を引っかけた挙措で身を引き上げ、その天辺にたどり着く。
蒼鈍色の髪が、流れる風に揺れ、コートの裾が広がった。
そこでいったん足を止め、おさまりのいい位置を探して腰を下ろす。
陽射しの名残が残るうちに、目星を付けるために視線を動かしついで。
潮気がなきゃ、この風の強さは好みだけどな───と金眼が細められる。
ご案内:「セレネルの海」にアルジェントさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海 灯台」からアルジェントさんが去りました。
■アルジェント > たぷ、と瓶の中身が揺れる。
半ば以上を干して、は、とこぼす吐息。
まだそれらが白くなるのは少し先だろうが、冷える毛並みと、内側にともる熱に細めた眸。
一挙動で身を起こすと、その体は鈍く光を反射する蒼鈍色の体毛をした狼へ変わっていたのかもしれない。
それらはすべて闇に紛れ、人の目に映ることはなかったが、大型の獣が路地裏を駆け、そのまま街の外へと去っていった。
■アルジェント > 夜、昏い海を照らす灯の許に足を運ぶ。
冬の海風に、鈍色の髪が流れて夜に融ける。
黒基調の衣服をまとっているからか、浮かび上がるのは肌の白。それと眸の金が、影の中で昏く光る。
鼻を麻痺させるような潮の香りに目を細めながらも、それを本気で厭うわけではない。
あとで身繕いはしたくなるかもなあ、と纏わりつく風がそのうち毛並みをべたつかせることを理解してるが故の思考を巡らせながら。
軽く首を左右に振れば、こきりと関節が軋む音。
ぐう、と背筋を逸らすように腕を伸ばして、脱力した。
「はー、冬の港で荷運びとかやってらんね」
本日の実入りは酒瓶一本に化けた。
誰にでもできる仕事っていうのは実入りがしょっぱいっていうのは実情ではあるが。
それにしたって足許見てるよなあ、とそれなりに度数強めの酒瓶を揺らしつつ。
己は人間の食事をさほど重要とも思わないし。
それこそ森で獣を狩れば済む話。
灯台元の固められた足場に腰を下ろして。
瓶の口を切る。
そのまま呷れば、喉を通った後に甘ったるく灼ける味わいがせり上がる。
甘く芳醇な香りは、普段足を運ぶ酒場では望むべくもない味わいだが
女に言わせると「やっぱ高ぇ」に落ち着くのだった。
ぶら、ぶら 分厚い靴底のブーツの足元を揺らしながら。
醒めた冬の空気に身を晒しつつの一人酒。
ご案内:「セレネルの海 灯台」にアルジェントさんが現れました。