2025/06/09 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にマルタさんが現れました。
■マルタ > ――メグメールに広がる森林。
街道から外れたそこは、盗賊や魔物、時には魔族が隠れ潜む危険な場所であり、
故に冒険者にとっては依頼をこなす場となる。
そんな森の中を、片手に持ったメイスをクルクルと回しながら、
一人の、いささか扇情的な服装をした修道女が歩いている。
「魔物の調査と可能なら討伐、ですかぁ…抽象的ですねぇ」
シスター・マルタの名で知られる聖職者兼冒険者は、森の中を見渡す。
最近、この辺りの街道で隊商や馬車が何者かに襲われる被害が続出し、行方不明者も出ているという。
真相を突き止め、それが可能であれば討伐するというのが今回の依頼だ。
「やっぱり誰かと組んで来るべきでしたかねぇ?」
しかし、見渡す限り広がる鬱蒼とした森林は、一人で調査するのは思っていたより大変そうだ。
報酬を独り占めできるからと一人で来たことをマルタは少々後悔していた。
……まぁ、見つけてしまえばゴブリンの群れ程度なら一人でも何とかなろうが。
「誰か他の冒険者とか来てませんかねぇ~?」
メイスを肩にとん、と乗せ、マルタは森の中を歩き始める。