2025/12/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」にアルジェントさんが現れました。
■アルジェント > 簡易カウンターで、森での討伐対象の戦利品の受け渡し。
とはいえ肉、皮、薬に使う内臓の希少部位。───女にとっては現状必要なものではないのでそのまま換金手続きへ。
多少手間賃は取られるが──自分でさばいたりだのする面倒さに比べればよほどまし。
書類手続きに記入するのは当然のように偽名。……今のところそれを咎められたことはないが。
王国での知り合いがほぼいない現状ではこちらの偽名の方がよほど存在としての重みがあるな、と記入された文字列を眺めておもいはするのだが。
「手続き終わるまでまだかかるんだろ?あっちで休憩してる」
簡易カウンターの前に立ちっぱなしでいるのも暇だ。
確認作業や事務手続きは己がかかわることはほとんどないし、ほかの冒険者がそうであるように、女も併設の酒場研究系所といった雰囲気の場所へと移動する。
簡易に立てられた依頼掲示板を横目にしつつ。
ふぁ、と欠伸を一つ零せば、少し尖った犬歯が覗いた。
あいた席に身を預け、だらん、と腕を弛緩させる。
それでも、コートと帽子にその容姿は半ば隠されたままではあるのだが。
■アルジェント > そのうち事務処理が終わったのか呼びかける声に、閉じていた目を開く。
きし、と椅子をきしませつつ立ち上がると、そのまま体を一つ伸ばして歩き出す。
報酬を手にして、ギルド出張所の天幕を後にしたら、ひとまずは森の空気を吸うのも悪くはない。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」からアルジェントさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 乗合馬車」にリュミエールさんが現れました。
■リュミエール > 完全に失策だった。とはいえ他に選択肢も無かった。
久しぶりに長い旅から戻るために王都へと向かう乗合馬車に乗った、まではよかった。
小さな箱を埋めれば埋めるだけ収益に繋がる都合上、ゆっくり座れていたのは最初だけ。
次第に座るスペースさえも奪われて、申し訳程度に用意された窓に頬を当て身体を押し付けるように身動きも奪われた。
「ほんっ……とにっ、もう……。」
自分の息が、体温が窓を白く染め上げる。目の前には背を向けた獣人が、
背後にも最早振り返る事すら叶わない、男か女かすらも。
ぎゅうぎゅうと押し付けられる体温と熱気、季節柄厚手の服を着用し
獣皮を好む者も多いためか、独特の臭気に苛まれながら
あと何度、止まれば王都へつくのやら……
そして先ほどから、背中に、臀部に感じる圧力は、果たして偶然の産物か──。
■リュミエール > 触れる感覚は間違いではなかった。
獣皮越しに肌に食い込む指は細く、そくりと甘い疼きを背中に伝える。
その身体により窓際へと押し付けられ、白い息はより熱がこもる。
身動きの赦されないその場で指先に嬲られ続けるまま、女は雌に落とされて──。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 乗合馬車」からリュミエールさんが去りました。