王国内に広がる平野や丘陵地帯全てを含めてメグメールと呼ぶ。
意味は喜びヶ原である。
「まれびとの道」という街道が通っており、この道を歩いて行けば別の地域や諸外国に行くことも可能。
街道には様々な旅の者がおり、冒険者などにも出会うことができるだろう。
街道にはあまり魔物はでないものの、絶対というわけではない。時折魔物が出て人が襲われることもある。
行商人や、人や奴隷を運ぶ荷馬車の往来も多い。

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参加者(0):ROM(1)
Time:09:00:08 更新


ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」からさんが去りました。 (03/14-00:39:54)
> 辿り着いた場所に、報告と同じ数の屍が積みあがっているのを確認してから、その躯がほかの魔物を引き寄せる前に処分する。
指に嵌めた火打指輪を擦り、起きた火花を種に手印を組んで炎を操る。
森の木々へ火が移らぬように注意しながら、燃え上がっていく屍を背に傀儡へと振り返る。

「依頼はこれで完了。貴方は一度戻って」

『……戻らんとダメか?』

「駄目」

『はぁ、仕方ないか……。あいわかった、戻るとも』

もう少し気ままに遊んでいたかった。そう言いたそうな顔で、やれやれと首を振る鬼女。
こっちがやれやれと言いたいところだが、小柄は余計なことは言わず、言葉少なく必要なことしか口にしない。
それで相手も交渉は無駄と諦めたのか、その場に胡坐を掻いて座り込み目を閉じる。
すると、今まで生き生きと動いていた身体から、すぅーっと魂が抜け出るように動かなくなり、鬼女はただの傀儡へと戻る。
同時に、術者である小柄の中へと傀儡の中に蓄積された数か月分の記憶と、屍の肉体から得た技術の全てが流れ込み、瞬く僅かな時の中でそれらは小柄に継承される。
抑えられていた屍の火が一度大きく燃え上がり、またゆるゆると静まり小さく、だが骨まで燃やし尽くす高温へと戻っていく。

「…………」

緋色の瞳がゆっくりと瞬き、動かなくなった傀儡を見下ろす。
魔族の女。生前の彼女が何者で、どのような生き方をしてきたか。今更ながらその断片を垣間見たのだろう。
ただの道具として見ていた傀儡への視線が、少しだけ親しみをもったものに変わっていることに本人は気付いていない。
徐に、傀儡が腰に下げていた剣の柄へ手を伸ばし、引き抜き現れた刀身を掲げ、一振り。
ヒュッ、と空気を裂く風斬りの音を耳で聞く。
扱ったことのない武器なのに不思議と手に馴染むのは、傀儡を通して魂が得た経験から来るものか。
だが、実戦で使う前に少し調整もかねて軽く弱い魔物を捌いた方が良いだろう。

全ての屍の灰となるまで、もう暫くかかる。
それまで、もう少しだけ。戦で使い込まれたこの剣を眺めて過ごそう――。
(03/14-00:38:02)
> 黒いローブの人物は目深に被っていたフードを下ろし、軽く頭を振って乱れた髪を直す。
その者の正体は、褐色の肌が目を引く額に角の生えた鬼人の女だった。
よく見れば、女の腕には継ぎ接ぎのような縫い目があり、肌は死人のように冷たく顔色は褐色で分かり難いが生気を感じられない。
そのような状態であるにもかかわらず、鬼女は牙を見せて笑い、腰に下げた剣の柄に手をかけて言う。

『盗賊を八人。狼に似た魔物を三体と、魔猪を一頭。残念だが、賞金の掛かった首は無かったな……』

「躯の処分は?」

『魔物は討伐証明の部位と、使えそうな素材は回収してまとめてある。
 人間の方は金になりそうなものだけ剥ぎ取って、あとは他とまとめて山積みにしといた』

「…………了解した。灰にして処分する。そこまでの案内を」

さも当然と言う顔で報告する様に、小柄は長く沈黙して、小さく頷き鬼女へ次の命令を下す。
そうして、二人で旧道を少し外れた森の中へと歩いていく。

鬼女は小柄が初めて造った傀儡の内の一体だった。
その材料は、タナール砦から回収した魔族の躯。それに自分の魂の一部を宿し操っている。
躯を元に作って得られる恩恵は多いが、魂を長く傀儡の中に入れたままにしていると起きる弊害もあるようで……。
生前の技術や知識が得られる代わりに、豪胆で適当な性格まで滲み出し、普段の己ならしないような言動まで出始めていた。
これはそろそろ、一度傀儡を回収してリセットさせた方が良さそうだ。
そう心中で零しながら、茂みを掻き分け、小さな屍の山を処分しに向かう。
(03/13-23:20:45)
> メグメールの街道が表なら、旧道は裏に当たる。
通っている場所がと言う意味ではなく、人通りの少なさや、わざわざそこを選んで通る者がと言う意味でだ。
魔物は勿論、盗賊や、暗殺で使われることも間々ある。
少女もまた暗殺者であった頃は、この道を通り落ち延びようとした貴族の子息や、裏社会で顔を利かせる悪人の首をここで撥ねたことは何度かあった。
それが今では、冒険者として掃除をする側になるのだから、人生とはわからないものだ。

朝日も届かぬ薄暗い森の中を進み、目印の大きな杉の木の下へと歩いて向かう。
冒険者ギルドから受けた依頼は、旧道を縄張りとする盗賊の排除と、馬車を襲う肉食獣と魔物の討伐。
一定のレベルに達した冒険者であれば誰でも受けられて、定期的に貼り出される部類の仕事だ。
通常の討伐依頼とは異なり、必ず報酬が出るとは限らず出来高制と言うのが難点ではあるが、賞金が掛かっていた場合はその金額も報酬として手に入るので、何かの以来のついでに受け合うものも多い。
実は、使い魔や式神などを扱う者であれば、手駒を放っておくだけでちょっとした弱い魔物であれば狩れてしまうので稼げたりもすることを、この少女も最近知った。

半刻程進み、やっと見えた大木の下には黒いローブに身を包む人影が一つ。
その者へと歩みより、少女――黒装束に身を包んだ小柄が口を開く。

「――報告を」

その声は淡々と冷たく、男とも、女とも、老人とも子供ともつかない奇妙な声だった。
(03/13-22:57:18)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」にさんが現れました。 (03/13-22:30:26)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からリーネさんが去りました。 (03/13-00:04:58)
リーネ > のどかな午後。
風はやわらかく、空は高い。

「……あと少し。」

王城までの道のりは、僅か。

そう呟やいて、天馬騎士は束の間のひとときを過ごしていた――。
(03/13-00:04:54)
リーネ > 「――もう少し進んだら、休憩所で一度休みましょう。
 お水を飲んで、また其処から王城まで。」

天馬の歩みに合わせて静かに手綱を整えた。今回は急ぐ旅ではない。
少なくとも、今このひとときだけは。

彼は耳を揺らし、穏やかな調子で街道を進む。
蹄が立てる音と石畳が軽やかな音を立てた。

やがて街道の先には小さな休憩所が見えてくるだろうか。
行き交う旅人や商人たちの為の、簡易ながらの四阿が。
利用している者は特に居ない。その様子を確かめるように、眼差しを細めて。

「丁度良さそうですね。少し、ここで喉を潤しましょう。」

ふわりと降りて手綱を軽く引く。
主人の意図を理解したように歩みを止め、白翼をゆるやかに畳む天馬。
休憩所の脇には、小さな水桶と石造りの井戸。
利用する者達に設けられた、ささやかな設備だった。

井戸へ歩み寄り小さな桶に水を汲む。澄んだ水面が揺れて、
冷たさに心も何処か解き解れて行くようだった。
一息ついた後、水桶へ飲み水を移してやると、天馬は静かに水を飲み始めた。

「ゆっくりで大丈夫ですよ。」

白い鬣が風になびく、その様子を見守りながら。
天馬騎士は四阿の柱へ軽く背を預けた。
(03/13-00:01:13)
リーネ > メグメール街道。
王都から数多の街を結び、国境へと伸びる大きな道。
長い年月をかけて、轍や蹄や、足跡で踏みしめられた地面――。
その上を、白翼が風を切り滑空する。

天馬が軽やかな足取りで道のりを進めば、白翼の輪郭が街道の上に影を落とす。
その背に跨るのは、常盤色の外套を纏った天馬騎士。

午後の陽光が、精霊銀の鎧を淡く照り返し、天候の穏やかさを示すよう。
街も近くなると遠くには農地、道端には蕾を付け始めた野花が群れを成す。
時折行き交う旅人や商人が足を止めては、珍しそうに天馬の姿を見上げていた。

「……今日は風が穏やかですね。」

思う儘を口にし、愛馬の首筋にそっと触れる。
白い耳がそわりと動き、天馬は小さく鼻を鳴らす様は、返事のようでもあった。

天馬の羽ばたきは、長距離を苦としない。
なれどメグメール街道は長くあるが故に、ずっと飛ばしきりなのも愛馬を想う故か、
気遣わしげに手綱を握る手を緩めた。

「少し、この辺りで歩きましょうか。」

そう声を掛けると、天馬は素直に地面との距離を狭め
翼は軽く畳まれ、蹄が街道を静かに踏みしめる。

視線を空へ向けて――。
蒼穹はどこまでも澄み渡り、雲はゆるやかに流れていく。
天候の機嫌を読むのは、天馬騎士にとって習慣のようなものだった。
(03/12-23:13:48)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」にリーネさんが現れました。 (03/12-23:05:00)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」からレスさんが去りました。 (03/03-21:39:02)
レス > そのまま、暫く旧道に潜む。 夜が明けるまで無事、魔物に襲われなければの話ではあったが。 (03/03-21:39:01)
レス > 数名の男達に追われ街を出た。それからはもう体力の勝負。
幸い昔取った杵柄でチンピラ共よりは早くそして長く走れた。

しかしそれも長くは続かずに、街道から逸れた森の中、旧道へと身を潜める。
背負っていた背嚢の中へ鎧を押し込み、剣も隠れる程の長いフード付きのマントに身を包む。

時折木の陰に、地面に伏せたりと酒場でやりあった若者たちをやり過ごす。
魔物も出るこの場であれば、深追いもしないだろうという算段は概ねその通りとなったようで……。

「ふう……やっといったか、しつこい奴等だ……。」

旧道の通りまで歩きフードを払う。マントについた木々や葉を払いながら漸く得られた平穏に安堵した。
(03/03-20:44:21)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」にレスさんが現れました。 (03/03-20:38:07)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」からソールさんが去りました。 (03/03-13:59:20)