2025/07/27 のログ
■リー > この国で騎士と聞くといい話はあまり聞かない。
しかし少女からは話に聞くような感じはなく、もしかして所属が違うのかと考えて。
「そうそう、大通りに出る道。
あ……俺と一緒で迷子だったりする?」
無事に戻る希望、と思っていたが少女から告げられた言葉にお仲間だったと解り。
帰り道は判らないが、少女の表情が緩み、安堵の混じる苦笑を浮かべる姿に同じように苦笑を見せ。
「俺はリー。冒険者だよ。
親父が行商をやってるから一緒にこっちに来てる感じかな。
ステラっていうんだ、よろしく」
騎士は騎士でも旅の騎士と聞けばほっとし。
お互いに迷子ではあるが、名前を名乗りあい。
警戒の色もなくなれば、よろしくと笑いかけて。
■ステラ > 「よろしくね、リー
冒険者だったのね、私も路銀を稼ぐために冒険者の仕事を受けることもあるの
腕に覚えはあるから道中の護衛は任せて」
そっとサーベルの柄に手を添える。
廃墟街まで足を延ばしていることから、彼が冒険者であることに納得しつつ
その背丈を見れば、自分より年下かもしれないと思い、自然と守ってあげたい気持ちが芽生える。
「私は少なくとも真っ当な騎士でありたいと思っているの
迷子……、認めたくないけどその通りよ、でも仲間ができてよかった
目指す場所は同じみたいだし、一緒に大通りを目指しましょうか」
騎士と名乗った時の僅かな表情の変化から、この国でよく見かける高圧的な姿を連想する。
危害を加えるつもりがないことをアピールしつつ、帰り道を探すために一緒に先へ進むことを提案して
■リー > 「冒険者ってどこでも仕事ができるから丁度いいんだよ。
あ、そうなのか?だったら次の移動の時におやじに言ってみようか?」
サーベルの柄に手を添える姿に、腕に覚えがあるというのは本当なんだと感じ。
ここに来たのも荷物の配達という初心者向けの仕事ではあるが冒険者は冒険者。
もう警戒されていないと思えば近づいていき、自分よりも背が高いのをはっきりと判り。
そして顔を見てしまうと見惚れたように一瞬だけ動きを止めて。
「なんていうかさ、真っ当なんじゃないかな。
認めたくなくても俺たち、ここがどこか判ってないしさ。
そうだな、一緒に目指してこう。二人ならきっとたどり着くよ」
一瞬だけ表情が変わったように思えて二度見し。
少女は自分にはこの国の騎士とは違うと見えていると告げ。
お互いに敵意がないことを確認し、一緒に進もうという提案には直ぐに頷き。
二人なら戻れると笑っては、さっそく道を見回して。
■ステラ > 「そうね、依頼の種類も豊富だから融通が利かせやすいし
それは助かるわ、移動と仕事の両方ができるのは効率も良いし」
行商人の父と共に行動するなら旅も多いのだろう。
新しい町で仕事を探すにしても冒険者の身分は確かに便利だ。
仕事の斡旋は願ったり叶ったりで、ありがとうとその言葉に頷く。
「ええ、そうね。 一緒に脱出しましょう。 廃墟街も王都の中だし、きっと帰れるわ。
リーはあちらから来て、私はこちらから来た、とすると、大通りはこの二方向以外になりそうね
それ以外の2方向、右と左、どちら道に行ってみようかしら?」
迷っているとは言っても、あくまで王都の中。必ず出口はあるはず。
青年と自分の来た道を除けば、この路地は他に2方向へと道が続いていて。
さてどちらに進もうかと口元に手を当てて考え、青年に意見を求める。
「リー、どうしたの? もしかして疲れてる?」
一瞬動きを止めた青年に不思議そうに小首をかしげて。
体調が良くないのではと思い、熱を測るため、おでこに触れようと手のひらを伸ばして
■リー > 「そうなんだけどさ。俺は年齢がって言って討伐は受けさせて貰えないんだよ。
俺も親父も腕の立つ護衛がいれば安心できるから」
西に東に、その時の商売で移動をしているので本当に旅が多い。
そして父親が商いをしている間に、その街で冒険者をすれば滞在費の足しにもなり大助かり。
そして優秀な護衛がいれば旅もそれだけ楽なので、話しておくと笑い。
「こんな場所で夜を明かしたくはないしさ、脱出頑張ろうな。
だったらどっちかだよな……。
それだったら右はどう?勘だけど」
入り組んではいるが王都内なので何れは戻れるはず。
少女の言う通り、自分たちが来た道以外で考えると二択であり。
意見を求められると勘ではあるが右はどうかと提案し。
「え?あ、少し疲れてるけど大丈夫……っ!」
不思議そうにして問いかけてくる少女に何でもないと首を振り。
まさか見惚れていたいたとも言えずに顔を赤く染めてしまい、その手がおでこに触れるとその手の感触に驚き、熱を持ったように顔が真っ赤になって。
■ステラ > 「それは仕方ないわね、怪我をしてしまったら困るだろうし
リーは戦いは得意なの?」
これから先、成長してくれる人材を失わせるような危険はギルドも避けるだろう。
不満そうな青年の言葉に、それは仕方ないと苦笑する。
身内からの紹介となれば、彼の父親も無下にはしないだろう。
彼の笑顔に、笑顔尾を浮かべてお礼を返す。
「ええ、本当にそう。 早く宿でゆっくり休みたい
右ね、なら右に行ってみましょうか
違ったら戻ってくればいいし、目印だけ残しておきましょう」
青年の言葉に頷く。
2人の来た方角を考えれば、どちらに進んでも大通りは近付くはずだと考えて。
念のため、目印に十字路の端に石を3つほど積み上げる。
「そう? 無理はしないでね
じゃあ先に進みましょう」
慌てた様子がどこかおかしくくすりと笑いつつ。
月明かりに照らされた顔が赤いように見え、本当に大丈夫だろうかと心配の気持ちが芽生える。
ひとまず青年の言葉を信じつつ、先へ進もうと彼を手招きし、彼の選んだ路地へと進んでいく。
■リー > 「おんなじ事を言われるよ。
それなりかな。ゴブリンとかごろつきなら勝てるぞ」
ギルドで言われた事と同じことを言われては、わかってるとしか言えず。
それでも採取の依頼や配達で偶然的な戦いはあり、その辺りには勝てると胸を張り。
信頼できる護衛を探すというのは大変ではあるが、少女はそこは大丈夫と思えば父親に安心して紹介でき。
「休むのは宿が一番だよな、早く帰りたいよ…。
そうだな、違ったら戻ってくればいいし」
少女が目印を置くのを見れば、これで戻ってきた時には判る。
あとは出発だけで。
「本当に大丈夫だって。
うん、早く行こう」
慌ててしまい、笑われたことが少し恥ずかしいが何も言わず。
少女に手招きをされると直ぐに歩き出して路地を進んでいって…。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からステラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」にアルテミィさんが現れました。
■アルテミィ > 貧民地区の路地裏、程よく人目につかなそうで、程よく視線を感じる場所。
そんな場所にて少女は一人、身体を火照らせながら壁にもたれかかっていた。
「……はぁっ…。」
とろんとした瞳でぼんやりと虚空を見上げて、スカートの裾を抑えつけている。
そしてゆっくりとそれをまくり上げていく…。
そうすればつるんとした縦筋が露になる。
夏場でじっとり肌が汗ばむ中、胸の突起も形を透かしている。
上下ともに晒しているような状態、気持ちよくて、恥ずかしくて、
それがまた気持ちよくて…。
もじもじしながらもキュンと疼く下腹部には厭らしい淫紋が浮かび上がっている。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」にルーベルさんが現れました。
■ルーベル > 「ほぉう、これは、これは…♥」
平民地区の冒険者ギルドへ依頼を出した帰り。
貧民地区を通りがかる折に妙に淫らな気配を感じて馬車を止め。
それに誘われて入った路地の裏、露出を愉しむような少女を見つける。
「このようなところで、なんとも好きモノよのぅ。…着いてくるか? 一人遊びよりは、好くしてやるぞ…♥」
無毛の恥丘へとねっとり絡みつくような視線を向けては、歩み寄り。
その上にある淫らな紋様に気づいて、口端を引き上げる。
下腹部の淫紋へと手を伸ばしては、自身の淫蕩な魔力を喰わせてやろうと、そこへ触れようとしていって。
■アルテミィ > 露出を初めてどれくらいの時間がたった頃か。
トロトロに蕩けた割れ目から滴るオツユが地面に小さな水たまりを作った頃、
少女にとっては喜ばしいことだろうか、一人の観客が現れた。
「あっ……。」
声がかかればとっさにスカートを下ろそうとしたものの、
その相手の姿を見れば目を小さく見開いた。
英雄であり、学院の講師であるその人が目の前に居たのだから。
「……あ、あ……はい…♡」
ねっとりと絡みつくような視線を浴びてゾクリと背筋を震わせた後、
下腹部の淫紋に触れられ魔力を流し込まれれば、もう頭は真っ白で何も考えられない。
「……せんせぇ、お願いします…。」
じゃり、と地面を踏みしめて、スカートをまくり上げたまま、男の傍らに寄る。
そしてそのまま男性の手を引いて、男の後に続いて行くのだった。
■ルーベル > 魔導師貴族が近づく頃には、路地の地面は色を変えるに飽き足らず、愛液溜まりができていた。
それほどまでに一人遊びに耽っている彼女がこちらをせんせぇ、と、甘く呼ぶのなら、僅かに瞬く。
学院生か、と。それならばなおの事色々と楽しみようはあるだろうと。
彼女の手を引き、路地から連れ出していく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」からルーベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」からアルテミィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にヴァルブルガさんが現れました。
■ヴァルブルガ > 新居探し
■ヴァルブルガ > 「あぁ、成程……」
一人の女が、歓楽街と呼べる地域と、住宅街の境界ほどの場所を
歩いていた。成程成程、安い宿が多くて物価も比較的安いとは
聞いていたが……、ちょっと……ラフな地域、というか言ってしまえば
スラム……なのだろう。
スラムと言っても、地域によって治安がいい所もあるということは
知っているが、土地勘の無い今、ここを選ぶのはいかがなものか
と少し戸惑いも感じる。あからさまに旅装の女、ヴァルブルガ・ファウストは
足を止めて、周囲をぐるりと見まわした。
王都マグメール。この広大な大都市で、人探しをするのはひと月程度では
難しいだろう。生活費はなるべく抑えたい。仕送りしてもらっている
お金も今は手持ちがなく、雇い主の家から遠くな離れたこの土地では
送金を頼んでも数か月単位で時間がかかる。
そして働き始めるとこれがなかなか、人探しをする余裕もなくなるのだ。
「……悩みどころですね」
旅に出てそろそろ一年。いろいろと一人旅の現実と、旅先で
かつての日常のグレードの生活を送るのはとかくお金がかかると知った。
「ものはためし……ですね」
自分を奮い立たせるように、ヴァルブルガはひとり呟くと再び歩き出す。
■ヴァルブルガ > ひとまずは、宿を探して、落ち着いてからアパートメントでも借りて
そんなことを考えながら、ぶらぶらと街を歩く。
「安宿なら、目抜き通りからは少し外れてますよね」
とはいえ、そろそろ夏とはいえ日も落ちきるころ。細い路地は少々怖い。
おっかなびっくり路地を覗き込んだ後、路地に歩みを進める。
路地と言ってもそれなりに広さはあり、飲食店や屋台も見られて活気がある。スリに気を付けないと。
「あぁ、成程……それなりに安いのでしょうか?」
しばらく、宿泊施設らしきものを眺めていき、おおむねこの地域にあるのは、逢引き宿と、労働者向けの宿の二種類に分かれるようだ。
「食堂の二階、とかだと便利なんですけど……ね。」
逢引き宿は、一人で止まってもいいものなのだろうか、そもそも安いのか?
とかく安くて、一応プライベートと安全。設備などは地方村や地方都市
での旅でそれなりに耐性が付いた。シラミとかは嫌だけれども。
■ヴァルブルガ > くぅ、自分のおなかの音だ。
「あぁ……先に食事にしましょうか……?」
そういえばそろそろご飯時だ、いや少し過ぎている。
何か屋台で、手軽なものを……熱いしお酢が利いた食べ物でもないだろうか。
そんなことを考えながら、ぼんやりと歩く。本当に悩ましい。
いや自分の悪い癖でもあるのだ。悩んでいる問題をひとまず先送りにしがち。
今回で言えば、おいしくご飯を食べて少しお酒を飲んでいる間に、宿が埋まってしまうとか
人気が少なくなって怖い思いをするとか……。
「ふふ、すっかり腕もさび付いてしまっているでしょうしね……」
冗談交じりで言いながら、左腕を撫でる。彼女の左手は武装している……
わけではなく、それは精巧な金属製の義手だった。甲冑とは違い、一回り小さい。
魔法が動力なのだろう、生身の四肢と変わらず滑らかに動くそれには
コアと思われる
美しい輝きを放つ宝石が手首のあたりに嵌められている。
大事な左手狙いの強盗が怖いので、いつも長袖を着る羽目になっているが……。
■ヴァルブルガ > 「ふふ……弱い私」
数分後、そういいながら、ヴァルブルガは屋台の長椅子に腰掛けて
熱いスープを啜っていた。クズ野菜と、出汁程度の鶏肉が入っている
スープ。かと思えば青魚の団子も入っている。何でもありのごった煮だ。
でもお安いのだ。白パンは我慢してふかした芋を頼む。
「ふふ……お酒だけは飲みませんから」
だから自分を許そう。熱いスープを飲む度に、肌から汗が噴き出す。
近くで火を使っているし元々夜の熱気がすごい。おまけに風も通らず
蒸し暑い。でもおいしい。
「はぁ……」
額に張り付いた数本の前髪を掻き揚げ、溜息をつく。
シャボと鎖骨の間に指を差し入れ、わずかに風を送り込む。
「もういっそ……次に見つけた宿にでも止まりましょうか」
お酒は飲んでいないのに満腹感から思考停止気味だ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキールさんが現れました。
■キール > 貧民地区の屋台が並ぶエリアをぶらりと歩いていた巨躯の男。
ぶらぶらと屋台を物色しながら、適当に買った謎肉の肉串と酒をぶら下げ引き上げようかといった所で太目についたのはスラムの中で浮いてい見える女の姿と漏れた声に小さく口角を上げて。
「よう、宿を探してるなら力になれるぜ?」
等と声をかけながら長椅子で寛ぐ様子を見せる相手を見下ろしながら声をかけた。
相手が視線を上げれば分厚い体に着崩したスーツから覗く筋肉で盛り上がる胸元と、鋭い目を持つ男が壁のように相手の視界をふさぐ。
男も男で何故興味をひかれたのかと女の体全体を視界に納め観察をしていて。
■ヴァルブルガ > 不意に声を掛けられ、振り向く女。間の悪いことに芋を口いっぱいに頬ばっている。
二十代前半と言った見た目、顔の造作自体はきつめで、厳めしい疵が残っているが、それに反してその表情はどこか穏やかで人懐っこそうにも見える。
少し慌てて口の中のものを咀嚼しながら、こくこくと何度も頷いてみせる。
宿について声をかけられたこと自体に違和感は感じなかった。先ほどから割とじろじろと露骨な視線を感じたからだ。
何かと荷物も多く、ついたばかりのお上りさんと思われているのか、それとも
単に荷物が多くて邪魔なだけか……後者だったらどうしようと肩身の狭い思いをしていたところだ。
「んく……こんばんは、お察しの通り宿、あと長く逗留できる場所を探しているのですが……
どんなところでしょうか?お安いと嬉しいのですが……」
男性を見上げると首が痛い。少なくとも座っているとほぼ限界まで首を
伸ばす羽目になる。
今まで旅してきた地域よりも亜人が多いこの大都市。それだけで驚いたり
警戒するつもりはないけれども。
女の左手は、銀色に輝き異彩を放っていた。
■キール > 振り返る相手の膨らんだ頬。
もごもごと口を動かす相手を見ていれば男は小さく楽しげに笑う。
年のころは自分と同じぐらいか、若々しくあるも目を引くのは鋭い目に厳めしい疵、しかしながら穏やかで人懐っこそうであればそのアンバランスさを楽しく思いながらうなずく相手。
荷物の多さとスラムでのこの無警戒っぷりに外からの人間であろうことは推測される。
そんな相手の言葉にふむと頷き、男を視界に納めるために首をそらす相手を男は見下ろし。
「あぁ、値段は要相談だがな長逗留も問題はない。 酒場の二階だ。 このあたりでは治安がいい店だな。」
そう言葉を返しながらも異彩を放つ銀色の義手はちらりと見る程度。
相手が懸命に首を伸ばし逸らしていれば、男は相手の横に回り少し離して腰を下ろせば男の体重を受け止めた長椅子は抗議の声を上げるかのようにギィ─と軋み。
■ヴァルブルガ > 「あぁ……」
キールの言葉に漏らしたヴァルブルガの声はなんだかうれしそうで。
これは経験的なものだが、今まで、酒場の二階というのはそれなりに
当たり、に感じていた。
幸い、うるさい環境で眠る事にはそれほど苦痛は感じないし、何より
店の常連等がついていたり、と知己もできるし、毎日のように人が
入れ替わる簡易宿泊施設と比べて治安もいい。
「お店の方、なのでしょうか……要相談、の部分ぜひ聞かせてもらえましたら」
急いで残りのスープを平らげ、荷物に手の伸ばす。もちろん支払いは
先払いなのでご安心。
隣に座ってくれたけれどもはやり背が高い。分厚い体躯に目を見張りながら
お尻で彼の体重をきしみとして感じる。
「屋根裏部屋とかでも全然かまいませんので」
■キール > 貧民地区酒場の二階というのにも動じない相手、お上りさんではあるがそれなりに経験もあるのであろう事が分かり男も楽しげに笑みを浮かべる。
「あぁ、俺の店だ。 そのあたりは店で飲みながらなんていうのはどうだ?」
ぱたぱたっとばかりに残りのスープを平らげ荷物に手を伸ばす女を眺めながら、男も手早く肉串の肉を口の中に放り込み準備ができるまでにそのがっちりとした顎で噛みごくりと一飲み。
「さて、屋根裏になるか普通の部屋になるかは相談次第だな。」
相手の言葉に小さく笑いながら答えつつ、以外にもメリハリのある体を眺めつつ給仕として雇うか、店の護衛兼給仕となるか、はたまた別の仕事をさせるか…。
そんなことを考えながら座ったばかりではあるが立ち上がり、女に向けてごつごつした手を差し出しエスコート。
「では、俺の店に行くか。」
■ヴァルブルガ > 「……おお」
なんだか感嘆の声を上げる女。
その屈強な体躯に、傭兵かバウンサーか、等と勝手に想像していたのだが
彼自身が店主とは意外に感じられた。
単に種族的に体格が恵まれているのか、それとも荒事を引退して店を構えたのか
ああ、オーナーであって自分で切り盛りしているわけではないのかもしれない。
奥さんが宿をやっているなんてご夫婦も多いし。
心に余裕ができた分相手に興味もわいていた。
相手が自分の体を物色している事には全く気付いていない。
清潔感のある白いシャツと、股上の深いフォーマルなパンツ。
だが、シャボではごまかせないくらいに胸元のふくらみは大きく
引き締まった下半身のシルエットも女性的ではある。
「ありがとうございます、私はヴァルブルガと申します。
ええと、お名前を伺っても?」
心配する様子もなくキールについていきながら自己紹介して。
■キール > 聞こえる感嘆の声にはにやりと、楽しげに笑い応え。
まぁ、貧民地区の一角にあった店を暴力で手に入れた男の店ではあるが、男自身の暴力によって貧民地区の中では治安のいい店ではある。
スラムにもなれば金の力よりも暴力が解決することの方が大きいのもまた事実。
「ヴァルブルガだな。 俺はキールだ。」
と、男も名を返して屋台通りを後にして貧民地区の中へと戻っていく。
向かう場所は貧民地区の中でも比較的浅い平民地区寄りのエリア。
その中に賑やかな声のこぼれてくる一軒の酒場。 外から見ればそれなりの高さもある、3階建ての建物で。
男が先に立ち店の扉を開ければその賑やかな声は遮るものも無くなり相手を迎える。
「さて、ヴァルブルガは酒だけか? それともつまみもいるか?」
店内の端にカウンターと、その中で働く雇われ店主と妙に艶めいた格好で食事や酒を運ぶ女たちに、にぎやかに飲み食いする貧民地区に住む冒険者やならず者や住人たちがいた。
■ヴァルブルガ > 「……おぉ」
先程と似たような声を上げる。まさか三階建てとは思っていなかった。
確かにスラム、というと聞こえは悪いがこの辺りは商業が盛んなためか
それなりにしっかりしたつくりの建物が多い。
ここは当たりだ。活気のある店内。おいしそうなスパイスの匂いが
鼻孔をくすぐる。給仕も多く、それだけ繁盛しているということがわかる。
「せっかくですので何かおすすめのおつまみを……」
アルコールはやや軽めのシェリーを頼み、カウンターに座る。
落ち着いてきたところで、結構色っぽい女性たちの格好に気付き
思わずちらちらと観察して。
「あ、それでお部屋の話と料金なんですが……」
いきなり切り出すのも悪いと思い、料理が出そろってから声をかける。
■キール > 「ここのオーナー兼用心棒をしつつ、たまに冒険者なんかをやっている。」
カウンター席に相手が進めばその隣のスツールに腰を下ろし。
男は持っていた酒を店主に預けてから強めの蒸留酒をストレートで出させ、ジョッキにそれを注いでから、お勧めだそうだなどと気軽に声をかけ。
出てくるのはソーセージソテーの盛り合わせに付け合わせのポテトサラダ。
サラミとチーズの盛り合わせが手早く並べられて。
「さて、基本的にはこのぐらいだな。」
静かな3Fであれば平民地区の一泊分、2Fの部屋はそれの8割程度と、雑魚寝用の大部屋が5割の金額。
「で、ここで働けばその半額だな。 店に出て給仕もすれば給料も出る。 あいつらみたいに春を売るのも自由だし、他にも小遣い稼ぎがしたければ、別途積み上がっていく。 あぁ、それなりに戦えるなら給料も弾めるが、さて、ヴァルブルガはどうする?」
指折りながらいくつかの案を出して、途中で艶めいた格好をする給仕の女立へと視線をやってから、改めて男は女の瞳を覗き込むように見つめながらソーセージソテーを一本フォークで刺し、悪戯に女の口元へと運んでいく。
■ヴァルブルガ > 「っ……!!」
度が強い!! ちょっとむせそうになるが、何とかこらえてサラミに手を伸ばす。
スパイスが利いてる!!口の中が燃え上がるような感覚を覚えポテトサラダに
救いを求める。優しい味に思わず目元がほころんで。
ようやく一息ついて息を吐く。
「ううん、大部屋は避けたいので、できれば2Fか……個室なら倉庫みたいなところでも」
一般的な宿の八割。正直貧民街とは思えない宿だし妥当な金額、ちょっと
お得感もある……。そして働けば半額、という言葉にはおずおずと
切り出して。
「実は人を探していまして、それなりに時間を取られるので、半額では
なくてもいいので、時短で働かせてもらうことって可能でしょうか?
わがままですみません……」
そして体を売るなら、という言葉にいったん唸る。一夜限り、等は
無いわけではないがある程度定住する予定の場所でそれをするのは
どうなのだろうというくらいにはまだ踏ん切りはついていない。
「あ、騎士剣術は昔覚えがありますが……キールさんの用心棒はちょっと務まらないかな……」
昔、なんて言葉を使う年には見えないヴァルブルガから自然とそんな
言葉が漏れる。そして……ソーセージだ。結構おっきいやつ。
「……」
これは、ジョーク……だろうか、これを咥えたら売春OKとなるのだろうか
等と考えつつ、おずおずと舌を出す。ちょっとひきつりつつも冗談めかして笑いながら。
「こ、こういうのは、最後の手段ということで……」
そういいながらも露骨に舌を這わせた後、思い切りよく口に含む。
ちょっと気まずそうに視線を合わせて見上げながら、このまま患者っていいのか、それとも……
なんてちょっとまだ戸惑いがあって。
■キール > 「ははは。 軽めでも強かったか? このあたりのやつらには塩気が必要なのが多いからな。」
等と小さく笑いながらくるくると表情が変わる相手を眺めつつ。
続く言葉に小さく頷き考慮に入れつつ。
「あぁ構わんぞ。 昼に何をしようが夜ちょろっと働くでも大丈夫だ。 個々の連中だって店が始まってからくるようなのも多いしな。 給仕がいなくなれば自分らで運ぶだけだ。」
等と、基本的にがばがばなのは娼婦たちに小遣い稼ぎと、自分を売り込むついでに働いているからだけで。
体を売るならという言葉に唸る相手を見定めながら続く言葉に小さく笑い。
「俺の用心棒はいらんな、この店と自分の身を守れる分で十分だ。」
そう言葉を返しながら、相手を試す様にからかう様に大きめのそせーじを相手の口元に。
舌を出し、その少し太めのソーセージを咥えて戸惑う相手を見下ろす目はどこか悪戯めいていて。
そんな戸惑いにある女の腰にさっと手を回し、男の方に引き寄せながら僅かに男も相手の方へと身を倒し女の耳元で囁きかけるべく口を開く。
「体を売るつもりが当面ないなら俺が食ってマーキングでもしてやろうか…。」
そう相手だけに聞こえるように告げながら男はヴァルブルガの咥えるソーセージからフォークを抜けばソーセージはより不安定に。
この店で働くのであればこの男の手つきで有れば無理に迫るバカもより少なくなることは明白ではあり。
そんな言葉を向けながら相手がまだ思考の海に囚われている間に男はからりと笑って。
「なんだ、食わないなら飛び出ている分は俺が食うぞ?」
女の口元から飛び出ている揺れるソーセージの尻尾、がぶりとかみちぎってしまおうと男は横合いから口を開け迫っていく。
男に食われる前に飲み込むか、はたまた男にそのソーセージを差し出すかは相手次第。
■ヴァルブルガ > かなり深くまでソーセージを咥えさせられながも不思議と恐怖とか
危機感の類は感じなかった。
なんといえばいいのか、多分本気で断れば、問題なく開放してくれそうな
イメージがあった。
なのでまぁ……店内の雰囲気にのまれて、ヴァルブルガもふざけているだけなのだが……
「!!」
マーキング、そんなことを言われて頬が真っ赤になる。想像してしまったのだ。
天井を突くような大柄な男性の股間のもののサイズを。思わず……視線がちらりと下がる。
「んむっ」
フォークが引き抜かれて不安定になったソーセージ。慌てて
唇を窄めて受け入れ、かみちぎろうとするが途中で、そのまま
噛み千切れば落ちてしまうと気づいて止める。結果窄めた唇から
たらたら肉汁を滴らせるみっともない姿になってしまい、むしろ
助けを求めるように、口元から半ば飛び出たソーセージをキールの
口元に差し出して。
■キール > 店の雰囲気に当てられたか、はたまた僅かに飲んだ酒の影響か、そんな悪戯を受け入れている相手に男は悪戯めいた囁きで煽ってみれば、瞬間的に色づき男の股間の辺りをチラリと伺う視線。
その場所は未だテントを張るようなことはないが、それでも男の体のサイズを思えば凶器ともいえよう。
くつりと小さく笑いながら、そんな女の横顔を眺めながらフォークを引き抜けば、僅かに歯を食い込ませたのか、パリっと皮がはじけ中から滲む肉汁が女の口元を濡らし、
助けを求めるように見つめられれば、最初は横合いからソーセージだけを食いちぎるつもりの気も変わって。
腰に添えた手を滑らせ女の肩を抱き寄せ、男はその飛び出たソーセージ事口に含んでしまう。
舌先で相手の唇からこぼれた肉汁をなめ上げ、唇から飛び出たソーセージを噛みちぎり、再びはじけた肉汁をなめとるように女の唇に舌を這わせてからゆっくりと口を放していく。
相手の前で先ほどまで加えていたソーセージをむぐむぐと咀嚼して飲み込み、自身の唇についていた肉汁ぺろりとなめとり。
「む。 これはこれでそそる食べ方だな。 気に入ったぞ。」
等と、口角を上げ楽しげに笑いながら相手の反応を確かめるように、女の瞳を鋭い目で覗きこむ様に見つめていく。
■ヴァルブルガ > 「っ!?」
正直、そのまま唇を奪われるのかと思った。
相手のざらついた舌が口元を這い。熱い獣のような吐息が頬をなぜ
ぞくぞくと背筋にいけない感覚が走る。
ほう、とため息をつき、熱っぽくため息をつけながら、自分でも
顔に残った油をなめとって。
……ほんの一瞬ながら、正直すっかり……下腹部に熱が溜まっていた。
見上げる瞳はどこか熱が浮いており、ふわふわと視線は定まらない。
「お、お店で働くこととか……ほかにも、いろいろ条件があれば……
もっと、聞きたいかも」
はぁ、とため息をつきながら肉汁がついてしまったシャボを外し
のろのろとした手つきで、しまう。汗ばんだ胸元が露わになった
■キール > 「くく。」
男の太い舌が唇を這い、肉汁を舐ってから離れていけば、見つめる相手の様子がどこと無く熱っぽく艶めきすらも感じさせるものに変わっていて。
その様子を楽しげに眺めながら男の瞳はまっすぐとふわふわとした視線の女の瞳を見つめ。
「服装なんてのも自由だ。ヴァルブルガの好きな服でも、俺を誘うような服でもいい。それ以外の条件か─ヴァルブルガはなにかあるか?」
男はその大きな手のひらを女の頬に添え、のろのろとした手つきでシャボを外し汗ばむ胸元を露にする女の濡れた唇をぬぐってからあご先から喉、胸元へと滑らせ女のシャツの胸元を閉じるボタンを外し寛がせながら女の体を男に預けさせるように肩に置いた手を抱き寄せてから、肩から背中、腰から臀部へと滑らせ、傾き浮いた尻と座席の間に手を差し込みむにりと揉んで。
「あぁ、もちろん俺の部屋で寝るときは宿代はかからんな─」
からかうように囁きながらゆっくりと顔を寄せ、女の唇を奪いその太い舌で女の唇を割り中へねじ込もうとしていく。
■ヴァルブルガ > 唇を奪われ、寝室に素直についていってしまった後は……
気絶するまで可愛がられて……。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からヴァルブルガさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からキールさんが去りました。