2025/06/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にシャーロットさんが現れました。
シャーロット >  
日も暮れたマグメールの王城。
その片隅、豪華な絨毯が敷かれた廊下の一角はほんの少し、時間にそぐわず賑やかだった。

姫様お願いですからお部屋お戻りになってくださいと。
必死になって声をかける侍女長にその豊満なお尻を向け、嘲るようにして姫と呼ばれた白く薄いドレスの少女は賭けてゆく。

「イヤ~。だってみんな夜遅くまで遊んでるんでしょう?
 私だけ部屋の中でつまらないお話を読んで眠るだけなんて、不公平だもの!」

そういって静止も聞かず、従者達の頭を悩ませるのは王女が一人。
アインシャーロット・エーリス・フォン・カルネテル──側室腹に生まれた王女。
王位継承権こそはあるものの遠く、教養よりも容貌を育て上げられた姫である。
それを知ってか本人もわがままで怠惰、甘え上手で男を煽る小悪魔のように育ってしまい、おおむね周りの人間の悩みの種となっていた。

従者を振り切れば、通りすがった純情そうな王子にひらりとドレスをたくし上げてむっちりした太腿を見せつけてみたり、
生真面目そうな王族のおじさまにたっぷりとした胸の谷間をアピールして咳き込ませたり──、そうやって退屈を遊びに変えるのが常であった。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からシャーロットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にクレイさんが現れました。
クレイ > 「相変わらず広いよな」

 商談をまとめた帰り。王城の中をブラブラと歩く。
 あまり来ない場所だし、用も無しに来たら普通に捕まる場所。
 王族に知り合いを増やしておいて損はないのでここぞとばかり散歩を始めていた。勿論無許可じゃない。ちゃんと依頼主には許可をもらっている。

「お、ここまえ会食した場所だ。普段はこんな風なのな」

 へぇと広間を見る。前はカーペット等が引かれていたし飾りもあったが、無いとそれはそれで味気ない。
 そんな広間を見たり、廊下を歩いたりブラブラと。話声が聞こえれば軽く耳を傾けたりもする。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からクレイさんが去りました。