2025/06/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 夕暮れの広場」にトルドさんが現れました。
トルド > 陽が少し傾き始めた頃合い。広場で遊んでいた子供たちは、自らの邸宅のある方へ散ってゆく。
そんな広場の中心に小高く存在する芝の丘に体育座りで佇む影。
帰る家はある。ただ、帰りたいかと言えば否であり、それゆえの独り。

「…………帰りたくなくても、人の家に行けない。」

魔としての意識が、面倒な事だとつい口をついて出た。この年頃の子供なら幼馴染や友達の家に泊まる事は珍しくもないだろうに。
こと貴族となると家との付きあいでそれも許されない。

幸いホームレス等の類はこの区画におらず安全は安全であるが……。
人攫いや犯罪者から見れば格好の餌ではある。
幾ら魔の者とはいえ、憑依先が憑依先。ほぼ一般人と変わらぬが故に。

トルド > 茜色が藍色へ。そしてやがて紺へと。

渋々、といったテイで向かう足取りは重く。ただ、自身の邸宅に向かう。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 夕暮れの広場」からトルドさんが去りました。