王都マグメールの王城近くに存在する富裕層が多く住む地区。
基本的な住民は貴族や資産家などになる。
豪奢な邸宅や劇場、音楽堂など文化的な施設が多い。
中には、アングラで悪趣味な施設やクラブも存在する。
見世物などにされる奴隷などは少なくない。

貧民地区や平民地区に比べれば治安はさらに良い。
しかしここも全て安全というわけではない。
金持ちほど人に言えない趣味を持っていることは多い。
ここに住む人間は特権階級が多い。
権力を持つ者が何か無法なことをしたとしても、もみ消されたり、衛兵たちも見なかったことにすることがあるだろう。

※富裕地区です。様々なシチュエーションや施設でお遊びください。
 ご自身で考えた施設や、貴族の邸宅内などでもOKです。

●フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
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参加者(0):ROM(1)
Time:22:11:41 更新


ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からメレクさんが去りました。 (12/12-15:37:14)
メレク > 享楽と退廃を愛する王都マグ・メールにて今宵も催される舞踏会。
贅の限りを尽くした調度の数々が彩る部屋で、お抱えの楽団が艶やかな音楽を演奏する。
振る舞われる食事や酒も庶民では生涯で口にする事も叶わぬ至高の絶品で、
招かれた客人達も、華やかなドレスで着飾った王侯貴族や大富豪といった上流階級の名を馳せた人々。
持て成す側は侍女を始め、奴隷の男女や高級娼婦、果ては事情も知らされぬ女達だが、見目麗しい容姿端麗な者ばかり。
更には多様なニーズに応えるべく、出生地、人種も問わず、王国人以外にも北方帝国人、ミレー族や魔族まで混ざり込む。
だが、煌びやかな夜会で行なわれているのは、王都に相応しい一夜の享楽に耽る欲望まみれの宴であった。

招かれた人々は酒や料理に舌鼓を打ち、会話に花を咲かせ、音楽に合わせて踊り。
同じ招待客同士、或いは、用意された奴隷や女を見繕い、会場の片隅や別室で情交に耽る。
其処に男女の垣根はなく、人数の制限もなく、如何なる制約も存在しない、正に背徳の交わり。
ただただ、欲望を晴らす事のみが、この宴の席に於いて唯一無二の共通認識である。

その会場全体を見渡せる席にて一人の男がソファに腰掛けて高級ワインを嗜んでいる。
でっぷりと肥えた身体に、醜悪を絵に描いたような容貌の主、それがこの夜会の主催者である。
傍らに最上級の奴隷達を侍らせて、時折、近寄ってくる貴族達との他愛もない会話に興じながら、
彼は人々が快楽に堕落する姿を眺めて、心底愉しそうに只々ほくそ笑むばかりであった。
(12/12-13:33:39)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にメレクさんが現れました。 (12/12-13:33:16)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からルーベルさんが去りました。 (12/08-00:34:51)
ルーベル > 夜会に供される上質な酒精だけを楽しんで、そのうちに知己に声をかけられて共にその場を後にし…。 (12/08-00:34:50)
ルーベル > 富裕地区で行われている、とある貴族主催の夜会。

この貴族は近年の戦争でいくらか功績を上げた新興の成り上がりで、家の興りを祝うもの。貴族同士の社交の場としてのパーティーというだけでなく、その貴族の今後の付き合いなども見込んだものとなっているようで。

高位の貴族は一部だけ、どちらかといえば戦争経験者であったり同じような新興貴族であったり、貴族だけでなく平民たちもドレスコードはあれど広く招かれている模様。
参加者の中には顔ぶれを見てあまり良い顔をしないものが、貴族側にも平民側にもいるが、それぞれお互い様というところだろう。この家の者は、そういった垣根へのこだわり薄い者と付き合いをしようとしているのだろうか…などと。
同じように戦争功労者としての立場で参加を乞われた初老の男はローブの裾を揺らしながらにぼんやり考えていた。

学院で見た顔、聞こえてくる話題から冒険者らしい者なども居て、開催主はせわしなく駆け回っている。

ルーベルの所にはすでに挨拶に来ており、顔合わせも済んでいるから、ほどほどで退席も考えたものの、
普段の夜会とも違う雰囲気は意外と興味深く、ついつい長居してしまっていた。

とはいえ、随分宴も進み、人もそれぞれ帰宅したり、別室でもっと色々な話をと散っていたりもし始めている。
開催主から男も部屋を用意されてはいて、平民相手、あるいはどうとでもなる相手ならこの場の事は……などと含みある言葉も貴族連中からは聞こえてくる。
平民側からすればたまったものではないだろうが、そこを逆手に縁にしようとする者もいるようで市井の者の逞しさを思わせる。

魔導師貴族自身は、程よく酒精を摂ってはうっすら赤くなる顔を人の減った会場に巡らせていた。
(12/07-19:27:06)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にルーベルさんが現れました。 (12/07-19:27:01)
ご案内:「王都 富裕地区 路地奥の劇場」からルーベルさんが去りました。 (12/06-17:10:24)
ルーベル > 劇が進むにつれて、それぞれの観劇席での行為も熱の籠ったものとなっていく。
其処彼処から淫靡な気配を漂わせ、通常の演劇とは違う形での盛り上がりはまだしばらく落ち着くことはなさそうで…。
(12/06-17:10:24)
ルーベル > 富裕地区にいくつも存在する劇場のひとつ。
表通りから意図的に離れた場所に構えられたそこは、ホールに入ると照明が落とされて薄暗く。
個別に区切られた席ごとに、その場所の音が近くの席に聞こえないように魔導具で細工されている。

外からの音は聞こえるようにしてあって、観劇には影響を及ぼさない仕様。
余人のことを気にせず、静かにでも、連れ合いと会話を交えながらでも、自分らの好き好きに楽しめる。
本来はそのような意図なのかもしれないが、その劇場ではその観劇用の魔導具の造りを逆手にとっている。

舞台上で繰り広げられる演劇はひどく卑猥で淫靡な内容のもの。

ホール内を煽情的な格好をしたスタッフが歩き、飲食物と共に、自分自身を供している。

観劇席では客たちが連れ合いと、あるいはスタッフと、淫らな劇を眺めながらに『自分らの好き好きに』愉しんでいた。
魔導具で抑え込みきれないのか、意図的な仕様か、あるいは席外でのものか。
時折淫らな声色も漏れ聞こえてくる。

魔導師貴族は劇を眺めながら上等なソファ席に深く腰掛ける。

「煽情的な場面もあるが一通りはきちんと話になっておるのが流石というべきかの」

男は供にと声をかける。
男の供は外から連れてきた男自身の連れか、それとも劇場内で宛がわれたスタッフか…。
(12/06-13:18:59)
ご案内:「王都 富裕地区 路地奥の劇場」にルーベルさんが現れました。 (12/06-13:18:51)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」から影時さんが去りました。 (12/01-01:20:08)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からさんが去りました。 (12/01-01:19:37)
> 無理難題であると皆が思ってしまうくらい、姉弟子の矯正は頭を抱えることなのだなぁ、と改めて思いながらも否定も訂正もしなかった。
人に着せ替え人形にされるのは同僚との買い物で懲りたのだ。
年頃らしいお洒落への興味は相変わらず希薄で、風呂嫌いの猫の如く警戒してしまうのも致し方あるまい。

「壊れる前に布も術も繕ってもらう、こと……承知しました。
 ぅ? ああ、指輪。そうですね、使うならこれからの季節が覿面です。お願いします。
 ……店を見に行くのも、その時で」

首肯と声で返事をしつつ、視線は肩の上で見せびらかす様にくるっと回るモッフモフに向けられていた。
人懐っこく自慢してくる愛嬌の良さに思わず目を細め、差し出されるふわもこお腹を指先で堪能させていただくと、それはもう思考の触り心地だったとか。

「……ギルド……冒険者の方でしょうか……。はぁ、まぁ……承知いたしました。
 ――ん、魚と野菜の……スープ? 赤い果実……ですか。 美味しそう……。楽しみ、ですっ」

そこからの道中は不安も忘れ、晩御飯に思いを馳せて出来上がりを楽しみにしてせっせと手伝うつもりで。
待ちきれない思いから歩みは急いて早くなって行くのだった。
(12/01-01:17:27)
影時 > 「おうとも。元々は見分けのため、でもあったンだがね。こいつら首輪のつけようが無ぇしよう。
 って…………無理難題の極みを持ってきたなァ、お前。
 
 商会に頼む手もありはしたが、服なら事のついでに頼み易くてなぁ。
 ああ、そうしてくれ。そうそう破れるものじゃないが、その分修繕も骨が折れよう。あ。今度、いつぞやの指輪も頼むか」
 
シマリスは兎も角、モモンガなんて生き物は街中で見かけるものではない。
とは言え、野生であるかどうか、誰が飼い主であるかどうか等を考えるなら、何らかの目印は必要であった。
体躯、生態として首輪、足輪の付けようのなさに対する苦肉の策として至ったのが、服であった。
体形に合わせたミニサイズの服に加えて、しかも脱げづらいという付加効果を狙うとなると、それこそ魔術に頼るほかなかった。
気付けば長い付き合いになっているのは、何の因果か。それとも縁か。だが、お陰で弟子の守りにも寄与しているのは僥倖か。
加えて洒落っ気でも、と思えば、何処でそのタネを拾ったのか。文字通りの無理難題の極みに、思いっきり唸る。
仕事の時はまだ装束は着るにしても、平時の格好で辛うじて――というレベル。全く、是非も無い。

「ま、その手の例を眺めるにゃあ困るまい。気になったら言ってくれや」

特段の課題にはしないが、何分年頃の娘だ。ミレー族という問題は差し引いても、お洒落はどれだけしても困るまい。
仕事という題目は抜きに自発的に、至るまでは……気長に構えるとしよう。
そう思いながら、連れの肩に飛び移る子分の片割れを見る。
ぺたーんと飼い主の頭に貼りつく相方とは違い、アクティブに「どうでやんすか?」と肩上でくるっと回って、つぶらな眼で弟子を見つめる。
囁きに嬉しげに尻尾をはためかせ、お礼にとばかりにお腹の白いふかふかもこもこを撫でさせてご満悦顏。

「なーに、ギルドでな。幾つか聞き及んだことがあるから、そっからだな。
 ……ふむ、そうだなあ。パンはあるが小麦少な目でちと硬めだったな。
 白身魚と野菜を煮て、香辛料に南洋産の赤い果実を加えて味付けてみた、みたいな汁物でやってみるか。美味いらしいぞ」
 
まずはやはり昨今の冒険の働きでも触りがてら始めるか。
方策、流れを考えながら、同時に昨今聞いたレシピに合わせた冷蔵庫含む食材の備蓄を脳裏に浮かべる。
赤い果実とも野菜ともつかない丸いものは、酸味がちだが滋味で栄養価も良いらしい。
寒くなる時期なら、しっかりと整えておきたい。麺も合うらしいが、小麦を混ぜたライ麦パンも先に片してしまおう。

口に合ってくれると良いが、と思い、願いつつ二人と二匹の姿が、街の風景に流れゆく――。
(12/01-00:55:02)