200年ほど前のナルラート朝時代に作られた王立学院。
名前の由来は智慧を意味するコクマーと、その智慧を司る精霊の名前から来ている。
王国の未来を担う若者の育成を、身分の隔てなく行うことを目的としている。
かつては修道院であり、今も建物の一部はその時代のものを使っている。

王都の平民地区と富裕地区の境に存在し、その敷地は広め。
様々な建築が並び、その色は全て白を基調としている。
教室から運動場、教練場、水泳場、図書館、時計台、寮など様々な施設が存在している。

クラスは身分によって別れているものの、別れていないクラスも存在している。
主に学問的な知識を身に着けさせるとともに、王国の将来のために武術や魔術、
その他職業の技術を身に着けさせるような授業が行われている。

100年ほど前は国の中興の祖であるナルラート王が作ったこともあり、内部もしっかりとしていた。
しかし近年、国の乱れと共にこの学院内も乱れ始めていった。
表向きは現在も歴史ある学院であるが、教員などの一部は腐敗し、生徒に手を出すこともある。
学生間でも問題や、爛れた事態などが起こりつつある。

基本的には身分別のクラス分けがなされることになっている。
しかし、最近になり「身分混合クラス」が設立され、様々な身分の生徒が所属するクラスが創立された。
王国の未来を担う生徒たちに必要なものは、身分を超えた学びであるという学院の理念が体現されたクラスといえる。

入学者や教職員は常時募集されており、生徒数や教職員数の確保のため、入学・就職基準はかなり緩めになってきている。
身分を偽り正体を隠すことができれば、魔族、ミレー族も入学や教師として働くことも可能であろう。
ただし、正体が判明した場合はそれなりの措置が講じられることとなる。

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参加者(0):ROM(1)
Time:06:48:32 更新


ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 特別教室」からクレイさんが去りました。 (12/09-22:32:05)
クレイ >  
「以上、授業終わり。良いか、参加希望は来週までだからな」

 臨時教師として教壇に立っていた男の授業が終わる。
 今回は希望者だけが受けられる授業だった。その内容は季節ごとの備えについて。
 特に冬場は危険だらけなので猶更色々と説明をしていた。
 そんな中、男が話したのは冬季演習について。安全な場所でのキャンプなのだが、装備の類は最小限。指示したもの以外は持って行ってはいけない。そんな環境で行うキャンプだ。
 それの参加希望を来週までに行きたい奴は出せよと言って生徒を送り出していった。

「まぁ、そんなに多くはこねぇだろうけど」

 そういって適当な椅子に座る。
 次の授業もないし、休憩ついでに座っている。もしかしたら質問とかがある生徒が戻ってくるかもしれないし。サボり生徒が来るかもしれない。この男、別に授業をサボる事には寛容だ。だから男の授業の後はサボるにはいいチャンスなんて変な噂が広がっているらしい。
 なのでそのまま外を眺めていた。
(12/09-21:41:06)
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 特別教室」にクレイさんが現れました。 (12/09-21:37:31)
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からルーベルさんが去りました。 (12/07-00:57:49)
ルーベル > 少しの休憩の後、更に資料から必要な個所を引用し書き留めていく。
途中、教えを乞う生徒が訪れれば、作業を中断して。この場では落ち着かぬからと、別室へと連れ立って移動してゆき…。
(12/07-00:57:48)
ルーベル > 学院図書館の奥まった場所。

魔導書や魔法薬の調薬の文献などが並ぶそこで、幾つかの書物を並べて講義資料を作る。

講師業は知己に乞われての半ば趣味的なものだが、そこで手を抜かないのは魔術なりに真摯であるゆえか。
実際才能ある若い者や、学院だからこそ見つかる異能尖る者を見つけるのに有用で、うまくそういった者を引っ掛け、実験、研究などへの協力、魔導技術の教導などを餌にしてはあれこれと好きにできる点では実利もある。

週のうち特定の日にこうやって図書館に姿を現すようにもしているから、教えを乞う者なりは男を見つけやすいだろう。
素直にそれが叶うのか、そうでないのかは、男のそのときの気分次第ではあるところだけれど。

幾つかの魔導書、薬学書を出典として魔法薬の資料をまとめる。
次の授業ではそれを主にして…己の眼鏡にかなうものは上手く授業だとしても連れ出して、などと。
そんなことを考えていれば自然と暗金の瞳はどこか楽し気に細まり、一頻り書類を整えては、小さく息を吐いた。
(12/06-21:57:25)
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にルーベルさんが現れました。 (12/06-21:57:14)
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」からシトマさんが去りました。 (11/30-13:28:11)
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」にシトマさんが現れました。 (11/30-13:28:04)
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」からシトマさんが去りました。 (11/30-13:27:09)
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」からルーベルさんが去りました。 (11/30-13:24:34)
シトマ > 「戦場に立った者の間では英雄として語り草ですし。私もお会いできて、ご挨拶までさせていただけてとても光栄ですよ。」

僅かな苦笑も交えつつも好好爺とした態度の男に笑みを返す。
彼の英雄としての側面を知り、敬意を持っている彼女は男の提案を聞くと、そこに苦言の意も籠っていることに気づきその提案を受け入れた。

「そうですね、自発的に修練を重ねるのも意義がありますからねぇ…。では皆さん、心技体を揃えた動きの感覚もつかめてきたでしょうし、身体を休めた後は各々で掴んだ感覚を意識しながらの自習といたします。では、また次回の授業で。」

彼女の言葉に生徒からは安堵のため息と男に対する謝意の眼差しが向けられた。
彼女もパタパタと修道服の土埃を払い、男についていくのであった。
(11/30-13:21:55)
ルーベル > 運動場のあちらこちら。
脱落したのだろう若者たちが幾人もぐったりとしている。
そこを追い立てないのは優しさか、あるいはまだ動けるものを徹底的に追い込むほうにしたのかと。
わずかに苦みを浮かべる笑みは、たしかにやりすぎの講師へ何か言うようなふうにも見えるかもしれず。

「討伐の話も随分古いものでの…とはいえ知ってもらっているのは光栄というべきか」

相手がこちらを見知っていると思えば、笑んだまま頷いて肯定し。
彼女に追い立てられていた生徒もその場に崩れ落ちては、休憩の声に息を切らしているのが見える。

「遊びながら、楽しく…のぅ…ふむ。少々たしかに張り切りすぎたようだの。
 良ければ少し彼らに休憩と、自主性を促すよう自習させる合間、私の研究室でそなたも休まれぬかの?」

授業中、その場を離れることを彼女が良しとするかどうかとも考えながら。
生徒たちのことを考えて、と、もっともらしい言い訳を用意しつつ、自分の研究室にと誘う。

好々爺とも見える笑みを浮かべながらの言葉は、この場をいったん離れて静かにせよという苦言にも。
彼女と生徒のことを思っての申し出のようにも、どちらとも聞こえるかもしれず。
(11/30-13:11:32)
シトマ > 運動場の阿鼻叫喚は壮年の男が彼女に話しかけるまで続いていた。
途中でリタイアした者も多数現れ、最後まで生き残った生徒たちも疲労困憊で逃げきれなくなった頃合いであったこともあって、ようやく彼女は分銅鎖を納めた。

「ええと…あなたは確か、魔王討伐の…?」

こちらに話しかけた男の魔力のプレッシャーを感じ、またその見た目の特徴には彼女も覚えがあったらしい。
生徒たちに休憩を告げると分銅鎖を納めぺこりと頭を下げた。

「すみません、少し騒がしくしすぎたようです…。遊びながら楽しくと思っていたのですが、皆夢中になったようで…。」

微笑みを浮かべ親しげに話しかける彼に対して好感はあるようだが、教鞭を振るう者から授業中に話しかけられたのだから苦言を呈されるのだろうと少ししょんぼりとしてしまう。
(11/30-13:01:26)
ルーベル > 受け持った講義が終わり、学院内に構えられた自身の研究室に戻ろうかというとき。
ちらりと見えた運動場での、生徒たちの悶絶姿が目に入る。

随分と厳しい指導をしているものだ、と。
自身の現役のころも容赦ない先達たちに心身ともに鍛えられたものだとも思い、興味本位で覗きに近づく。

そこに居たのは外部講師の修道女。
年若くも格闘術を修め、従軍経験もあるという女性。
小柄な身体からは想像できない、膂力か技術か。彼女よりも大きな体の生徒も厳しく指導されるのが見えて。

「ずいぶんと酷…いや、しっかりとした教練ですなぁ」

生徒を追いかけまわしている修道女が自分の近くを通る際に声をかける。

それで彼女が足を止めるのなら、生徒たちには救いにもなるだろう。
実際幾つかの視線は現れた別の講師に、彼女を止めてくれるのではという期待の視線も向けている。

それらの視線に曖昧な笑みを浮かべ。
修道女を見ては、明確に笑みを深める。

見た目からは考えられない分銅捌きを見せる修道女は、その細身の体躯の割に服の下からも解る女性的な体つき。
垣間見える肌も随分と美しく、若々しく見えて。
それについ、暗金の瞳細めながらに笑んでしまうのが、怪しく見えるか、親し気に見えるか。
(11/30-12:53:05)