2025/09/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にテッサさんが現れました。
■テッサ > 日の高い時間帯の平民地区のとある武具店。
特に必要なものはないが、時折に変わった武器はないかとやってくる。
ただ武具屋というものは実用的な物を扱う場所。
興味を引くような物は早々あるはずもなく。
「ソードブレイカー……これって飾りよね。
実用性はいいとして櫛にしか見えないよ、これ」
あればラッキー、特に変わったものが見つかる可能性が高い短剣を眺めれば早速目に付くもの。
手にして鞘から抜けばソードブレイカーではあるが、その歯の隙間を見ればどう見ても櫛にしか使えない大きさ。
珍しいかもしれないが値段の割に玩具感が高くて流石に買う気も起きずに戻し。
「こういうのはちょっとね。
こっちは…あ、少しいいかも」
そして次に見つけたものは刀身に溝があり、突き刺せば対象の血液をそこから強引に流させるデザイン。
これはコレクションにいいかも?そんなことを考えて買おうか見送ろうかと悩んで。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からテッサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトリシャさんが現れました。
■トリシャ > 日も暮れてしまった時間帯の平民地区。
昼間に受けた依頼を終えてギルドを出れば外はすっかりと夜闇。
そう言えば今日の宿、まだ長期滞在をする宿ができる宿が見つかっていないのでその日の宿は探す必要があり。
依頼後に探すのは疲れもあり大変ではあるが、街中で野宿も嫌なので探すしかなく。
「といっても……この時間で見つかる宿と言えば高いのですよね」
もちろん安い宿もあるが、そういう宿は複数の雑魚寝や扉に鍵がないなど貞操の危機が付きまとう場所が多く。
そういう宿には泊まりたくはないのでどうしても宿代が高くなってしまう。
金は無くはないが節約を考えれば考えてしまう問題でもあり。
「利便性を少し犠牲にするなら…ですか」
多少遠くはなるが中心から離れれば宿代も安くなる、はず。
それを期待しては通りを歩き始め、少し離れた場所で宿を探し始めて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にブールドさんが現れました。
■ブールド > 少しばかり中心地区から離れた場所にある宿。
冒険者にとっては宿屋は利便性が高い、ギルド傍だったり各種道具や、雑貨店、武器防具と言ったものを扱う店が集中する場所に宿をとる方が便利なのだろう。
そのため中心地区から離れると途端に冒険者が利用しない。平民地区で平民が自宅以外で宿屋を使うほど潤っていない、という奇妙な構図になっていた。
結果そんな場所で宿を開けば当然安い値段で、かつ良い部屋を提供することで少しでも客集めに必死にならなければならない。
「お部屋探している方いますか~?
本日1泊60ゴルドの特価でご案内出来ますよ~!」
そんな声が冒険者の耳に届くことはあるだろうか。
興味を持つなら、向かう先には宿のチラシを配っている男が一人いる。
宿泊のみは60ゴルド。入浴施設の利用は+10ゴルドという内容。
正気ではない安さだが、逆に悪い噂自体は――客が少ないのだから立つはずもない。と、信じたい。
■トリシャ > 中心区から離れれば部屋の空いている宿は見つかる。
ただ問題は安かろう悪かろうな宿が多く、どう見ても客層がよくない場所もちらほら。
勿論全てがそうではないが、客層がいい店はやはり値段が張るか満室。
今も望みをかけて遠出前に長期で部屋を借りていた人のいい老夫婦の宿を訪れはしたがあいにくの満室。
部屋が空いたら置いておいて欲しいとお願いをしてその宿を後にして。
「ついてませんね。最悪はギルドで頼むしか…」
最悪の最悪はギルドで頼むしか、そう考えていると聞こえる声。
その値段の安さに一応は確認をしておこうと足を向ければ宿の前でチラシを配っているのに気が付き。
声をかけて一枚貰えば、その値段、入浴施設を使うなら追加料金はかかるがそれでも安いといえ。
この安さに疑いを持つが中心区から離れてるかと考え。
「少しお尋ねしますが、部屋にカギはついていますか?」
それがついているならここでもいいかもしれない。
そう考えては鍵の有無を確認し、それ次第で今夜の部屋を取ろうと決めて。
■ブールド > 「もちろん、部屋には鍵つきですよ。
個室の宿ですし、トラブルは困りますから。」
チラシの裏をぺらりと捲って見せると部屋の大体の見取り図と部屋についている施設。
食事などの持ち込みは自由、部屋には鍵付き。寝台付き。
金庫もついており、入浴設備は1階に降りる必要がある、と不便な面もあるための安さと人気の無さかもしれない。
マッサージに関してはそのチラシに記載がないのは、無用な警戒を招かない配慮もあった。
「お部屋の中だけでも見ていきませんか?
気に入っていただければ宿泊してもらえれば。もちろん部屋に足を踏み入れたから有料だ!なんてことは言いませんて。
チラシ配りしてるとおり、お客さんがどうも少なくて。」
たはは、と力なく笑う男。チラシを渡してから装備にドン引きしているフシはある。
スパイク付きのメイスは威圧感があるが、それを持ち歩ける彼女の力はちょっと怖い。
しかし女性冒険者のソロとは珍しい。逃したくない客であり、獲物でもある。
部屋の先見をさせることで優良な宿だと誤認させれば色々と有利に転ぶ可能性もあっての提案だった。
■トリシャ > 「その辺はきっちりとしている訳ですね」
鍵付きの部屋でトラブルに気を付けている事に好印象。
チラシを裏向けてみれば部屋の間取りと備え付けの施設の記載があり。
確認をすれば欲しいと思うものは一折付いているようであり、宿代の安さは入浴する場合は移動する必要があるからだと納得。
寧ろ少しの追加料金で湯あみができるなら、移動程度は些細と考えて。
「先に確認もできるのですか?
そうですね……それでは内覧をお願いします。
気に入れば一泊お願いしますよ」
力なく笑う男性の様子に何かあったのかと首を傾げ。
その原因が自分の武器であるスパイクメイスであるとは考えず。
部屋を見ただけでお金を取られない、実際に間取りや設備を確認できるなら気に入らなければ泊まらなければいい。
そう考えてはお願いしますと小さく頭を下げて。
■ブールド > 「ありがとうございます、ではこちらになりますので……。」
宿に困っている様子の冒険者を見つけられたのは幸運だった。
部屋の掃除をする必要はあるかもしれないが、それは些細な事。
大事なのは宿泊客を確保してからの話。まずは目の前の【お客様】に宿泊をしてもらう必要があるのだから。
笑顔と共に、こちらですよ、と宿の中へと案内していく男。
1階は良くあるフロントのカウンターと出発前に清算をするための現金預り所。
後はパーティーが宿泊した時のことも考えたのか、宿の出入り口とカウンターの間にテーブルとイスがあり、談笑出来そうなスペースもある。
階段の奥の方に入浴設備の表示がある、といった様子。
カウンターで鍵を1つ手に取り、彼女に渡すとカウンターの隣にある階段は自分が先に進んで案内をしていく。
2階に上がれば採光窓の様に天窓があるがこの時間帯だと月明かりしかない。
階段もそうだが、蠟燭の明かりで照らされている関係で少し足下が暗くなってしまう。
それを考えて、彼女と自分に燭台を手渡し、足元を照らさせて階段を上がっていく。
彼女に渡している鍵は『5番』と記されている部屋。
扉は鍵がかかっているが、彼女に渡した鍵ですんなりと開くだろう。
部屋の中は日中に日干しした布団の匂いと、壁際と扉に飾られた一輪の花で埃っぽい様な匂いはない。
どこか懐かしく安心感を覚えるような素朴ともいえる香りが彼女を出迎えていた。
室内はチラシの通りで多少違和感があるとすれば一人用の部屋としては寝台が大きかったり部屋の間取りが広いくらいだろうか。
「いかがでしょう?ほかの部屋も間取り等はここと同じですよ。」
■トリシャ > 「まだ宿泊するとは限りませんからね?」
男性にそう言っては笑顔で案内をしてくれる後ろをついて歩き。
入って直ぐにはフロントカウンター、ここで清算をするというのは他の宿と変わらない感じがし。
テーブルとイスも置いてあるのは談話スペースか複数宿泊の待合スペース当たりだろうと。
そして階段があり、その奥には入浴施設を示す表示。
渡されたカギを受け取り男性に続き階段を上がり。
今の時間では月明かりだけだが、日の高い間は天窓から入る日光で明るいのは直ぐにわかり。
今の時間は残念ながら少し暗く、渡された燭台の明かりで足元を照らし。
「この部屋ですか」
扉と鍵、双方に5番と書ているのを確認。
鍵を使用すれば簡単に扉は開き、中を覗き込めば間取りが少し広いような感じと寝台が大きいこと。
それを不思議には思うがそれ以外は布団もきちんと干されている匂いがし、
壁と扉に花が一輪とはいえ飾られているので殺風景という感じもなく。
見た感じ掃除も行き届いているようなので文句はなく。
「そうですね、特に文句もありませんよ。
1泊お願いできますか?」
部屋の様子にも満足が行き、男性に目を向けては一泊泊まることを告げて。
■ブールド > 「ありがとうございます!それでは1泊で60ゴルドになりますが、明日の朝清算でお願いします。
入浴設備は1階にございますので、利用時はお声がけ下さい。」
最敬礼をする様に頭を深く下げて本日のお客様を案内する。
部屋の花自体は――長い時間をかけてゆっくり効果を及ぼしていく物。
冒険者でもとびぬけた実力者や毒などに耐性が強い相手だと効果は無いが、どうなるかは相手次第と言ったところ。
宿の中に体よく案内出来たことで男は満面の笑みと共に部屋の中の金庫の使い方を簡単に説明。
その後でパタパタと1階の方に降りていく。
入浴設備を先に使うのか、それとも先に着替えるのかにもよるが、各種盗撮の為の物はこの後の行動に備えた準備が必要なため。
一旦部屋には彼女だけが残されることになる。
■ブールド > 【移動します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からブールドさんが去りました。
■トリシャ > 【移動いたします】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトリシャさんが去りました。