王都マグメール内の平民地区。
その名の通り「平民」が多く生活する。
王都内でも特ににぎわう場所であり、大通り、広場、路地裏、宿、酒場、冒険者ギルド、奴隷市場、衛兵詰所などの様々な施設や商店が存在している。
多くの種族、身分の人間が往来する場所である。治安も比較的良い方である。
しかし、それが絶対というわけではない。
濡れ衣を着せられた平民や貴族、王族、囚われた捕虜などが広場で晒し者にされたり、下手に路地裏に入れば襲われることもある。
腐敗した衛兵や役人の罠にかけられることもあるかもしれない。
平民地区と言えど、いまや様々な危険が潜んでいる。
※平民地区の設定にあう範囲で、色々な場所、シチュエーションなどを考えてお遊びください。
なお、ご自身で考えられた施設などとして遊んでくださっても構いません。
参加者(0):ROM(1)
Time:10:48:26 更新
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からスイカズラさんが去りました。
■スイカズラ > 「ふう、ごちそうさまでした♪…さてさて、それではお待ちかねの今日を頑張ったご褒美の時間ですねっ…♡」
男が去ってからしばらくの間は一人打ち上げを楽しんでいたが、ご馳走を平らげると先ほど拾った巾着をポーチの上から愛おしそうに撫で、会計を済ませて酒場を出て、軽やかな足取りで夜の貧民街の方向へと去っていった…。
■スイカズラ > 彼女がご馳走に舌鼓を打っていると一人の冒険者の男が許可も取らずに相席してきた。
彼が隣に座ったのを気にも留めないように、少女は料理を口に運びながら男の方に見向きもせずに小さな声で独り言のように呟く。
「あのヒーラーの可愛い子、想像通り家出した貴族の娘だったみたいですね~。」
「でもあの程度の実力ならゴブリン討伐依頼に失敗して姿を眩ますなんて事故も起こるかもしれませんね。心配です。」
「もしそうなったら…あの子の両親はきっと心配するでしょうねぇ。子供想いの愛情深い、良い両親です。きっと娘の命のためなら惜しみなく悪事すらも働いてしまいそうな二人ですもんねぇ。」
少女の独り言を聞き終えた男は相槌一つすらも打つことなく小さな巾着を落として立ち上がり、人違いだったと少女に告げて立ち去った。
少女の方もそうでしたか、などと相変わらず視線を向けることすらなく立ち去る彼を見送ると、落し物の巾着を拾って自身のポーチに忍ばせた。
そして何事もなかったかのように、頼んだ葡萄のジュースでのどを潤して足をパタパタさせてご満悦といった様子である。
■スイカズラ > 冒険者酒場の受付にクエスト達成の報告をした冒険者パーティーはそのまま酒場のテーブルに着くと受け取った報酬を分配しながら打ち上げの宴会を始めた。
低難易度のダンジョン攻略を終えたらしい一行はどうやらその場限りの即席パーティーだったようで、互いの健闘を讃え和やかに打ち上げを楽しみつつもどこか他人行儀なぎこちなさがあり、小一時間ほどほどの酒を飲みご馳走を平らげて解散してしまった。
「それではみなさん、本日はありがとうございました!また機会があればご一緒しましょう!」
共にダンジョンの攻略に協力し合った仲間たち一人一人に頭を下げ握手を交わした少女は、宿へと帰っていく他のメンバーを見送ると酒場で一人二次会と決め込んでいた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスイカズラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」からレスさんが去りました。
■レス > 細やかな日常。けれど散歩に歩く人が増えそこに居心地の悪さを覚えてしまう程には……
もう、日常には戻れない。気づけばそこから桜色の気配は消えて…
■レス > 明け方の澄んだ空気、広場の隅に置いてあるベンチに腰を下ろして安寧の時間を過ごしていた。
少し離れた芝生の上では子供たちがはしゃぐ声が聞こえ、それは幸せな日常風景として少し気分を軽くする。
「私も、ああなれていたのか…… いや、もう……。」
視界の端にその子供らを見守るだろう親が、自分も或いはその立ち位置に居たのかもしれない。
最早叶う事もないだろうそんな妄想。
昔であればこんなことを考えもしなかった。剣を誇りに鎧を胸に、
騎士道というものに全てを捧げて居ればよかったのだから……。
「朝から、悪い癖だな……。」
大きく頭を振り桜色を振り乱す。近頃は常に捉われ支配されていた。
その戒めのない貴重な時間に、警戒心もなくただベンチに座り膝に肘をつけるようにして、項垂れながら耳を澄ませる。
平和な子供らの声に。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」にレスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリシェルさんが去りました。
■リシェル > そうしてこちらのご奉仕に十分に満足したのか。
労うように掌へ一度頬ずりをすると、すっと立ち上がり、ゆっくりと道を歩いていく。
こちらにはもう興味が無さそうだけど―――それでも足取りはマイペースについていけるぐらいの速度。
まるでついてくるなら好きに、というようだ。
同じく立ち上がり前を歩く先輩の後ろへと付いて歩く。
近くを歩いても、特に逃げたりもせず最初に出会ったように気ままに。
「どこ行くの?」
少しだけ首を傾げ問うものの、勿論答えなどない。
振り向く事も無く―――。
子猫に付き従って歩き回るポニーテールの女剣士が、しばらく路地をうろついていたとか、いなかったとか。
■リシェル > そんな折、がさりと茂みを揺する音。
ぴくん、とその音を聞き、そちらを見れば―――茂みの隙間から先ほど見失った小さな野良猫が顔を出していた。
まだいるんだコイツ?と云わんばかりにこちらを見ているように見えて。
気のせいではあるのだが、彼女にとってはそのように見えたようで。
ゆっくりと近づいてしゃがみ込む。
何故だか次は逃げずにこちらをじぃ、と見上げる猫に視線を合わせて。
「そう、折角だから楽しんでるよ」
と、猫に話しかけるようにしてにこりと笑う。
わかってかわからずか欠伸をして毛づくろいを始める子猫。
野良猫ではあるようだが毛並みはぼろぼろという程ではなく、誰かから餌でも貰ってるのかもしれない。
何にせよ、この王都でしっかりと強かに生きているようだ。
ある意味でこの土地で言えば先輩と言えた。
そんな小さくも畏れ多い先輩にゆっくりと手を伸ばせば―――どうやら撫でさせてくれるようで。
「わぁ……」
毛並みに沿ってゆっくりと優しく撫でる。
王都にきてあまり動物に触れられていなかったせいか、嬉しそうに目を細めた。
特にこちらに媚びずもっと撫でていいぞ、と云わんばかりの態度に少しだけまたくすりとしながら、しばらく先輩の毛並みを堪能させてもらう事にした。
■リシェル > ゆっくりと未だ見慣れない街並みを眺めながらあてなく歩く。
迷い込んだならそれはそれで、と。
大通りの方へと進めばきっとわかる所へ出るだろう。
そう考えながらも、特にそういう目的ではなく、あくまで散歩の継続といった気持ち。
「これもまた一つかな」
呟きながらも足取りは軽い。
迷ってはいるがこれはこれで土地勘を磨くという意味では間違いでも無いだろう。
どうしても、となれば人に道を聞けばいいし―――高い所を目指してもいい。
そこから眺めれば大体の位置も掴めるだろうし、と。
「♪~」
ふんふんと鼻歌を歌いながらてくてくと。
何ならさっき見失った猫もいないかな、とちょっと下の方を見ながら。
時折歩みを緩めたりきょろきょろと辺りを見回したり。
傍から見れば、どう見ても迷子である。
■リシェル > 「ありゃ……?」
きょろきょろと辺りを見回す。
平民地区の道ではあるのだが路地の入り組んだ所へと出てしまったらしい。
来てまだ日の浅い王都内の土地勘を鍛えようと、散歩を始めた所。
野良猫を見つけ目を輝かせてゆらゆらとポニーテールを振りながらついていったのが数分前。
小さな身体を活かしてどんどんと奥へ進むのに負けるものかとついていけば。
人は通るものの多くも無く、見慣れない路地へと辿り着いてしまった。
ぱちくりと目を瞬かせる。
気付けば小さな先導者はさっさと自分のねぐらへと帰ってしまったのか見当たらないくなっていて。
むう、と口を尖らせる。
そもそも撫でようと思ってついてきたのである。
戻ろうにも同じような道に見えて覚えていない。
うーん、と目を瞑り少しだけ呟いた後。
「ま、なんとかなるよね」
気を取り直したように、どこか気楽にぶらぶらと路地を歩き始めた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリシェルさんが現れました。