2025/02/26 のログ
■宿儺 >
ゴキリ、と頸を鳴らし、
己よりも大きな、その獣へと胸を聳える。
「ここいらの主か。勝手に湯浴みをさせてもらったぞ♡」
牙を剥き出し嗤う女鬼はその眼を凶暴に吊り上げ、重苦しくその一歩を踏み出す。
──丁度よい。手始めに狩るには手頃な魔物であろう。
闘気を漲らせる女鬼を前にしても怯むどころか、前足の爪が岩を掻き砕く臨戦態勢を見せる魔狼…。
獣がその凶悪な萼を剥き襲いかかると同時、
鋭い牙を光らせ咲う女鬼が眼光を棚引かせ迎え撃つのだった。
ご案内:「九頭龍山・天然源泉(過激描写注意)」から宿儺さんが去りました。