2025/02/08 のログ
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ご案内:「魔族の国・とある洞穴牢獄(過激描写注意」に宿儺さんが現れました。
宿儺 >  
魔族領内、とある天然洞窟の奥。
人工的、あるいては近しい魔族か魔物…それらの手が入り、人間などが攫われてきた形跡なども残る場所。

「───………」

憔悴の果て。
洞窟の壁へと凭れ、下肢を力なく投げ出す女鬼の姿があった。

穴という穴が開ききり、あらゆる体液を垂れ流した無惨な姿。
幾日かを遡り、異形の魔物と相対し敗れ、凌辱の果てに置き捨てられ、矮小な魔物達の慰みものとなっていた。
その、成れの果ての姿。
損傷した四肢こそは再生しているものの、その額の双角は二本とも半ばで折られていた。

やがて、自身に覆い被さる大きな影に、虚ろな翠の視線を気怠げに持ち上げる。

宿儺 >  
影の持ち主は、人間よりも遥かな巨躯を持つ、赤褐色の肌の悪鬼(オーガ族)
魔族の国に住まうそれは人間の国に存在する者よりもより屈強で、そんな連中その身を持ち去られ、巣穴へと運ばれていた。

人間の女であれば一度で壊れてしまうだろう剛直を、体液を滴らせる程に反り立たせた悪鬼は無造作に女鬼の亜麻色の髪を掴み、引き上げる。
並の人間の男であれば灼けるように熱く、折れる程に圧の強い女鬼の胎といえど、連中にとっては壊れにくい、ちょうどよい穴に過ぎなかった。
そんなもので代わる代わる突き回され、飽きれば頑丈な砂袋と言わんばかりに滅多打ちにされての終わりのない凌辱を繰り返していた。

何より、女鬼にとって不運であったのは。

「……っ、ぅぐ……ッッ」

オーガどもに、思いの外"知性"があったことだった。
種によるものか、それとも凶悪な魔物が跋扈する魔族の国特有のものか。

月齢の巡りによって妖気が満ち…女鬼の剛力の源となる"角"が再生するタイミングを掴まれていた。

掴み上げられた女鬼の頭部…折れた双角に妖気が巡り、見る見るうちに、その誇らしく天へと伸びる形に角が復元してゆく──それを。

「ぅ、あ゛…ッ、も、う…や、やめっ……」

ぐ、と再生したばかりの角をオーガは感慨もなく握り締め……力任せに折り曲げる。
未だ、女鬼の肉体に十分な力が巡るよりも、早く──

ミシミシと音を立て、無理矢理に曲げられた角が根本から折れるまでには、そう時間はかからなかった。

バキン

「ぁ───」

無情な音と共に折られた角が床へと放り捨てられる。

宿儺 >  
髪を掴まれたまま宙吊りにされた浅黒肌の肢体がビクビクと痙攣し、剥き出しの股座からは失禁し、脚を伝い床を汚す。
既に体液と白濁に汚れた床面が新たに汚れようと気にする素振りすらも見せず、赤褐色のオーガは決められた作業のように、もう片方の角を同じように、力任せに捻り折る。
──これで再び月が巡るまで、女鬼がその剛力を振るえることはない。

ぐたりと力の失われた女鬼の身体を抱えあげ、弛緩しきった──本来ならば屈強な肉体による圧に襲われるだろう女鬼の孔へと、剛直を捻り込んだ。

「……、ぉ゛……っ…」

腹の形が変わる程の肉槍が臓腑を押し潰し、声を漏れさせる。
まるで正玩具を使うが如く、片手が掴み上げられた女鬼の肉体を使い、
戯れか、女鬼の体の中でも柔らかな乳房や尻肉へと牙を立て噛み跡を残し、血の味に己を興奮させてか、無造作に精を吐き捨ててゆく──。

──やがて反射的に痙攣を返すしかなくなると、興味が失せたか、汚れた床面へと女鬼を放り捨て、赤褐色のオーガはその場から去っていった。

人を喰らうだろうオーガ達…食肉として消費されなかったのは幸いか、それともやがてその時が来るのか。

「(───……、くく、これは…堪える……な…)」

女鬼はシェンヤンの悪妖…不死身である。
再生不能な程の肉塊にされようが、妖気の大元である八卦山にて肉体を復元し復活する。
生かさず殺さずといったこの状況こそが、何よりの枷となっていた。

打ち捨てられた身体を起こす気力すらも沸かず、玩ばれた孔から汚濁を零しながら、その場に身を横たえていた。
時折、訪れる他のオーガに無造作に蹴り飛ばされ、あるいは偶々興味を持った者に鈍器で打ちのめされたりと──粗雑な種の鬼どものおかげで退屈こそはしなかったが。

宿儺 >  
四肢に枷はつけられていない。
角さえ折ってあれば、力任せに御するのは容易い…と。
そう判ずる程度の知能はあの脳筋どもにはあるらしい。

「……、ぐ………ぅ、く…っ……」

壁の際へと這いずり、何とか上半身を起こせば、背を凭れさせる。
いつまでも寝そべっているのは鬼としての矜持が許さない。
もっともそんな矜持など、今や簡単に踏み躙られてしまうものではあったが。

──牢獄のあちらこちらには、衣服の切れ端や損壊した装備、そして乱雑に捨てられた人骨の一部などが転がっている。
連中が人か魔族かは知らぬが攫い、凌辱の果て仔を孕まされ、用済みとなれば食肉として喰らっているのは間違いないが…。

自分が連れてこられて幾日かは新たに連れてこられた人間などは見ていない。

「(──我が孕み袋とならぬ故か)」

──繁殖を不要とする故に精神が雄に屈服せぬ限りは、同族の精であっても孕むことは極めて稀。

全く孕む様子も死ぬ様子もない牝を連中がどう扱うのか、あるいは──屈服させられるほうが早いか。

宿儺 >  
やがて、空気の流れが変わる。

…巣穴のオーガどもが大勢でていったか、あるいは何者かが侵入したか。

月の巡りによる角の復元は連中に管理されてはいるものの、五体はなんとか効く上体である。
…好機とあらば、尻を捲りて逃げるも吝かではない。
屈辱は、晴らせればよれで良いとする。

殆ど死に体である身体を、引きずる様にして壁に寄りかかりながら立ち上がる。

──すると感じる、気配。

牢獄に近い──出ていったオーガが戻ってきたのか。
それとも、また別の個体がやってきたか、あるいは、この牢獄の如き洞窟に踏み入ったもの…。
人間、魔族、魔物…どれともとれぬ気配に感じるのは、ただただ女鬼が相当に参っている所為か。

この上体のままでは武器を持った小鬼(ゴブリン)一匹にすら不覚を取りかねない───。

ご案内:「魔族の国・とある洞穴牢獄(過激描写注意」から宿儺さんが去りました。