2025/01/11 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート・地下奴隷闘技場(過激描写注意)」に宿儺さんが現れました。
■宿儺 >
公然と奴隷の売買の行われる都市バフート。
その地下にある、奴隷同士を戦わせる闘技場は都市を訪れる貴族や王族達の娯楽施設である。
奴隷を魔物などと戦わせ、血湧き肉躍る戦いを。
あるいは奴隷同士の、解放をかけての死闘を。
または奴隷が魔物と戦い、敗れ凌辱される様を。
どちらにせよ悪趣味な光景が広がることも多いこの場にて。
手枷、足枷に重苦しい鎖を引き摺る鬼はとある顔見知りの商人を通じて、この地を訪れる。
九頭龍山脈の魔物や山賊、タナール砦での集団戦、魔族の国での強敵探し…。
そんな、諸々の闘争欲求を満たさんとする牝鬼のとる手段の一つが、この闘技場に参戦すること。
時には奴隷を屠る魔物として、時には商人からありったけの酒や食料を約束させての奴隷役として。
今宵は後者。
けしかけられた巨大なマンティコアの野太い頸をねじり折っての勝利を収めた牝鬼はその場に座して、次の催しを待っていた。
手足の枷など怪力乱神の牝鬼にとっては然程問題にもならないことを見せつけた姿に場内は湧く。
次の獲物をどう仕留めるのか、誰が挑むのか、あるいはこの強き牝鬼がどう凌辱されるのかという期待に。
■宿儺 >
「所詮飼われの獣か」
マンティコアの遺骸に堂々と座する牝鬼は溜息を吐く。
人に捕まり利用される魔獣など、飢えてはいたところで物の数でもない。
一息吐いていたがやれやれと腰をあげ、
じゃらりと重苦しく音を立てる手枷を物ともせず、魔獣の巨体を掴み上げ、さっさと片づけよと言わんばかり、舞台の入口に向け投げ飛ばす。
そんな怪力を見せつける牝鬼の、屈強さと牝らしい豊かな爆乳爆尻の不釣り合いを持った肉体を如何にせよ観客が湧く。
闘争欲求が満たせれば何でも良い鬼は斯様な騒音など気に留める様子もなく、ただ次の獲物が出てくるだろう門を睨めつけ仁王立つ。
「遅い──相手がいないのであれば、この場を破壊する程に暴れまわってやっても良いぞ♡」
──闘技場側も見世物とすべく何かしらの策を企ててはいるが並の策では蹴散らされて終わるのみ、と次の相手に倦ねいているようだった。
ご案内:「奴隷市場都市バフート・地下奴隷闘技場(過激描写注意)」から宿儺さんが去りました。