2024/12/14 のログ
ご案内:「魔族の国・洞窟(過激描写注意)」に宿儺さんが現れました。
■宿儺 >
魔族の国、魔物の跳梁跋扈する領域の洞窟。
雨雫すら反響するだろう洞穴の中で、肉を潰す音、そして骨を砕く音が響き渡っていた。
「小鬼どもめ。身の程を弁えよ」
ぜえぜえ、と荒く息衝くのは、亜麻色の髪を振り乱した一匹の鬼女。
辺りには無数に散らばった小鬼の死骸。武装したものや、灼けた肌のもの、明らかに鬼女以上の上背のもの…と。
さすがは魔族の領地、そう思わせるような、向こうとは比べ物にならない程の強さと思われるもの達だった。
そんなものに無数に群がられれば、怪力乱神の鬼とて力を、体力を削られてしまう。
「しかしこれで全部か…? 呵々、なればこの洞穴は我のものとしよう」
まだ奥は続く様に昏い口を空けてはいるが、小休止…さしもの闘争心の塊も、疲労感たっぷりに溜息を吐いた。
一際大柄なゴブリンの死骸に眼を落とせば、くらばって尚も直立した男根が目に入る。
襲いかかってくる時から野太い棍棒の様なそれをいきり立たせていて、僅かに狼狽したものである。
要するに、襲う相手、鬼である宿儺を牝としか見ていないということ。少々それに苛立ち、全力で叩き潰してしまったが。
「はっ……死して尚おっ立てるとは、呆れたものじゃな」
どれだけ性欲に満ちているのか。辟易した様子で死骸のそれを踏みつけ、より疲労感が増した様な表情で大岩へと腰掛け、一息を吐いた。
■宿儺 >
上背が200…250はあろうか。
明らかに女鬼よりも巨大なゴブリンの戦士。
他の小鬼どもと比べて明らかに戦闘特化。武装しているだけでなく堅牢な筋肉の塊の様なそいつを妥当するのはなかなか骨が折れた。
「此奴がこの巣の長とすれば納得じゃがの」
座り込み、組み上げた脚の上に頬杖をついてその死骸を見下ろす。
子鬼どもも一団であったことから群れではあったのだろうが、それにしてはこの大柄な大将首にいまいち知性を感じない。
……知性がどうこうは、女鬼が言えたようなことではないけれど。
「向こうのゴブリンの巣であれば人間の集落なんぞから奪った物品があったりするものじゃが…」
そういったものはいまいち見当たらない。
酒の一つでも奪ってその辺りに転がしていないか、と思ったがそういう雰囲気もない。
妙に小綺麗な洞窟内部も含め、"巣"として見ても少々異質だ。
塒とするには、ちょうどよくもあるのだが。
■宿儺 >
「──ふむ。まぁ、奥に期待するとしよう」
何かしら略奪品があるか。
あるいはこの戦士以上の、巣穴の主でも潜んでいるか。
大岩から腰をあげ、ごきりと首を鳴らせば揺らめく翆の灯火が宿る瞳で冥闇を見通す。
ぽっかりと口をあけた洞窟は、奥へ征けば征くほどに広がりをみせている。
宝物があろうが、怪物がいようが、どちらにせよ愉快なこと。
──息を殺し機を伺っていた小鬼の飛びかかりを拳の一撃で拉げさせ、壁へと叩きつけつつ、更に奥まった闇へと踏み込んでゆく。
ご案内:「魔族の国・洞窟(過激描写注意)」に酗酒さんが現れました。
■酗酒 > (外で小鬼たちが死に、一匹の鬼が洞窟の奥へと入り込んでいるその真逆の場所。
ここに住んでいたゴブリン達の住処がそこにあり、壁には人間から盗んできたと思われる武器が飾られ、食糧庫と思われる場所は血生臭く、所々に臓物や手足などの四肢が転がっていた。
不衛生で不潔、絵に描いたようにおびただしい場所が存在していた。)
「ハァァァ…なーんもねぇや、ここ…」
(そんな洞窟の奥で別の鬼がため息を漏らしながら天井を眺めていた。
手に持っている瓢箪に口をつけて、ちゃぷちゃぷと水音を立たせながら中に入っている酒を勢いよくがぶ飲みした。
口を離せば酒臭い息を漏らし、下品にゲップを一つ漏らす)
「ちっとは暇つぶしになると思っていたが、こいつらの弱さやら情けなさやら…大した娯楽にもならねぇな…」
(独り言を漏らしながら足元から一つの球体を拾い上げる。
それはここに住んでいたゴブリンの頭部だ。
彼が座っている場所は屍の山、殺したゴブリン達を山の様に積み上げ、そのうえで晩酌をしていたのだ。
眠たそうに垂れる目で持ち上げた頭部を眺めるも軽く拳に力を入れて握りつぶす。
中に詰まっていた脳や眼球、血液が周りに飛び散り、また酒臭いため息を漏らす。)
「あーあ、どっかにいい女はいねぇかなぁ…?
殺しがいのある冒険者でも構わねぇ、誰か来いよぉ!!」
(長くボサボサに伸ばした髪の毛で噴出した血をふき取り、天井を仰ぎながら嘆く。
自分を楽しませてくれる様な存在に、今奥からやって来る存在に気付かず、元住処で大声を上げて嘆くのであった。)
■宿儺 >
そんな凄惨な洞窟の最奥へと現れたのは、亜麻色の髪の女鬼。
その様相と、酒精と血生臭さの混じった例えようのない匂いの充満した異様な空間にやや眉根を顰める…。
「小鬼どもの巣穴を荒らして器量の良い雌など見つかるとは思えんがな」
いたとして攫われ、嬲りものか孕み袋にされた女程度のものだろう。
聞こえてきた嘆きの声にそう言葉を返しながら、最奥の大部屋へとたどり着いた女鬼の眼前に在るのは、
積み上げられた屍の座。そしてそれに憮然と腰掛ける大柄な同族の姿だった。
「魔族の領地の洞穴に冒険者もあったものではなかろう。
訪れる者など、我のような変わり種くらいではないか」
部屋に入口に仁王立つ牝鬼はさて、何者か。とその翆の灯が灯った瞳で雄の鬼を睨めつけていた。
随分と巨躯…豚鬼どころではない、巨鬼と居並ぶ程か。
■酗酒 > 「んぁ?」
(酒の酔いが回ったせいで一瞬だけ居眠りをしてしまっていた。
落ち込んだり、大声を出したり、眠ったりと感情が忙しい鬼はやってきた同族の声にぱちくりと目を覚ます。
ゆっくりと体を起き上がらせ、山の上から見下ろせばその姿を目の当たりにする。)
「おぅおぅ、こりゃたまげたな…中々にいい女がここにやってくるとはなぁ。
しかも、俺と同じ鬼と来た。
こりゃ一興、一興…だーっはっはっはっは!!」
(やってきた雌鬼の姿を見ればスケベに鼻の下を伸ばし、てっぺんで尻もちを突けば腹を抱えて笑った。
どこまでも玩具の様にふざけた様子を見せる鬼。
だが、笑いが終わったと同時にてっぺんが破裂したかのように崩れる。
大きな音を立てながら山は崩れ、頂点に集まった死骸たちは爆散して辺りに血の噴水を起すこととなる。
お山の大将となっていた鬼は空中でクルクルと回っており、そのまま勢いよく雌鬼の前に着地する。
立ち上がればはるかに大きなその姿と、山脈の様に盛り上がった肉体を露わにすることとなる。)
「いやはや、まさかこんな汚ねぇ所にこんなべっぴんさんが来るとは、俺の運も中々に冴えているみてぇだねぇ…?
…さてと、俺は酗酒。見ての通りの鬼だ。
あんたは?」
(どこまでもふざけているような男。
まるで酔っ払いの様に喋り、蕩けて下がった目線で雌鬼を見れば名前を名乗る。
上裸になる様に着崩した袴に手には瓢箪を持ちながら、先ほど飲んでいたと言わんばかりに注ぎ口は濡れて、テカっていたのだった。)
■宿儺 >
「王国領含め同族にはちらほらと合ったが、雄はどうにも呑兵衛で困ることよな」
かくいう女鬼も酒豪であるし、
なんなら過去に出会った見目麗しい鬼の娘もべろんべろんの酒呑みであった
血漿と酒精に酔いまわるは鬼の常か、などと。
眼の前で血風を撒き散らし舞う巨雄を眺め思う。
降り立った姿はまさに鬼。
筋骨に溢れる立ち姿は金剛すら裸足で逃げ出そうか。
「我は宿儺。八卦の山の宿儺といえば多少なり名は通るが…それはどうでも良いな。
くく、貴様の運がどうこうはさしたる興味もないが………」
理解っていることは。
「そのナリで、弱くはなかろうな!!!」
ギラリと釣り上がった女鬼の眼が雷光を宿す。
強者、掛け値なき強き鬼だろうと肌で感じ取った女鬼は即座にその身を臨戦態勢へと変える。
話し言葉もまどろこしい。
次の瞬間に全身の筋骨に力が漲り、は地を蹴り砕くままにその見るからに強靭な豪脚を、眼の前の巨大なる鬼の腹に向け蹴り放っていた。
■酗酒 > 「まぁまぁ、そう言うなって。
酒は万病の薬、極楽浄土の切符だぜ?飲まなきゃ損、禁酒なんざ地獄の所業だろうよい…。」
(どこまでも酒が好きだと語る様な男。
酔っぱらったような素顔と酒臭い香りが漂う姿を見れば吞兵衛で酒好きなのがよくわかるだろう。
気前のいい文句を言い終わればまた瓢箪を傾けて飲み始める。)
「宿儺?あぁ、どっかの書物で読んだっけか?思い出せねぇな…」
(呑気に過去のことを思い出す。
自身を預かっていた寺に置かれていた書物にその様な内容が書かれていたようないないような…と思い出す様に頭を掲げるもその刹那に蹴りがやって来る。)
「ぐふぅッ!!!」
(鋭い蹴りが腹に向かって放たれる。
骨が砕け、肉の繊維が千切れ、内臓も破裂するような鈍い音を響かせると。
男は口から毒霧の様に血を吐き出した。
目玉が飛び出そうな程に歪む顔、だがその表情はすぐに元に戻る。)
「…げーはっはっはっは!!!!
いいねぇ!元気な女はだいっ好きだ!!
怖がって、怖気づいてわんわん泣いちまう女よりはるかに可愛げがあっていいねぇ…」
(次に放たれたのは男の大笑い。
にかっと獣の様に鋭い牙が生えそろう口を見せながら洞窟内に響く笑い声を放った。
そして、その後に蹴りを放った雌鬼の頭を掴み、高く上へと持ち上げては勢いよく地面に叩きつけるのであった。)
「そんでもって、生意気な女は大っ嫌いだ。
おめぇは殺し決定だな?宿儺…。」
(地面に叩きつければ元住処を揺らすような自身が起こる。
蹴られている間に袴の懐から取り出した、白い布をバンテージの様に今、雌鬼を叩きつけるのに使った手に巻き付けて掴んだ。
そうすれば、二人の肉体からは白い湯気の様な物が立ち始め、次第に直火をされたかのような熱量を放つのであった。)
■宿儺 >
まぁこの上背であれば加減は不要であろうと全力で蹴り込む。
巨岩を砕き、頑丈な砦の扉すらも軽々と蹴破ろう一撃が雄の腹へと突き刺さる。
防禦も出来ぬとは、それともしなかったのか。
血を吹き零す雄鬼の様子に、だがその一撃で倒れる様なタマではなかろうと。
鋭い爪を覗かせた右腕、力が漲り筋量の膨れ上がったそれを逆袈裟に振るわんとし───
「──ぐ…?!」
無造作に伸ばされた巨大な手が、牝鬼の頭を掴む。
そのまま、人よりも遥かに思い筈の女鬼の身体は薙ぎ倒され、地面へと強かに後頭部を打ちつけ、床面に亀裂すらも奔らせる。
「ぐ、ぅあッッ」
頑丈な鬼の頭蓋が軋み、割れたかと思う様な衝撃に呻きをあげる女鬼を次に襲ったのは、灼ける様な──熱。
松明を押し付けられたかの様に、掴まれた顔から灼ける様な音が続く───。
「っ、く……ぬっ…!! 都合の良い女が好みなら、遊郭にでも征けい!!」
地面に縫い付けられながらも、再び蹴りを放つ。
己を掴む雄鬼の、届くならば再び腹を横薙ぎに、届かぬならば己を地面に縛るその腕を、
巨木すら分断せんとする豪脚にて、薙ぎ払った。
■酗酒 > 「遊郭だなぁ?知らねぇよ、そんな物はよぉ!!」
(こう見えてもこの男は二十歳を超えない男児。
生まれも貧しく、贄にされては都合よく体を奪われただけの存在。
それ故か、学びも品も乏しい性格となってしまったのだ。)
「あッ、ぐがぁ!!」
(抵抗するかのように放たれる蹴り。
大木と比べればやや細く見える男の腕はべきべきと軋む音を立たせてその手が離れる。
勢いに乗せて飛ばされれば、すぐ近くで着地し、先ほどまで掴んでいた手を見る。
手首から舌がだらりと垂れさがり、中で折れた骨が皮膚を引っ張りながらすぐさま顔を出しそうな程に突き出てくる)
「いっちぃ~…やってくれるじゃねぇかよぉ…
ま、お前さんだったら驚かねぇだろうけどな?」
(痛そうに顔を歪めて睨むもすぐさまニカっと笑う。
垂れさがった手首を持ち上げれば無理やり折れた面とぶつけさせる。
一度皮膚が破けて血が溢れるもすぐに収まり、手を離せば元に戻る。)
「デカいとちと不利だな…。
合わせるか。」
(ぼそっと呟けば左右にステップを踏み始める。
準備運動の様なその動きをすれば次に地面に足をつける瞬間に男の姿が消える。
次に現れる時、それは宿儺の目の前に現れる。
身長が先ほどと来ればて断然低く、約2mとなった背丈で現れては、振りかざした足の甲を思いっきり宿儺の顔面へと放つのであった。)
■宿儺 >
「女に鼻の下を伸ばしたと思えば世間不知。その図体で童か」
蹴りを放ち男の掌から逃れればやれやれとその場に立ち直る。
見た目通りの怪力無双。しかし力だけならば女鬼にも自負が在る。
自己治癒能力も大したもの。
それは、女鬼を遥かに上回るか。
不滅の怪異なれば、首がもようが長い時間をかけ蘇生するが、
眼の前の雄はまるで手品かの様にその損傷を治して見せた。
女鬼にとっては…より遠慮がいらぬと理解っただけであるが。
その修復する光景を手品のようと判じた女鬼の前で、雄は不可思議なことをはじめる。
見る見るうちにその上背を、人の範疇に留まる背丈へと縮めてみせたのだ。
「随分と萎んだのう。しかし力のほうは───」
刹那、すっ飛んでくる蹴り。
無防備な頬を跳ね上げ、そのまま女鬼の身体は錐揉む様に壁へと叩きつけられ、崩れた岩塊に埋もれる。
がらりと、すぐさま上体を起こした女鬼は、実に愉しげに笑みを浮かべながら血を吐き捨てた。
「か…変わらぬようじゃな」
■酗酒 > 「おうよ、若さが取り柄だけのガキンチョだがな…」
(足の甲にしっかりと女の肉体が当たったのがよく伝わって来る。
蹴り飛ばした足は高々と伸ばし、綺麗なI字を描きながら静止する。
上体を起こす様子を見ればゆっくりと下ろし、腰に手を当ててその様子を眺める。)
「げーはっはっはっは!!!!当たり前だろうがよい。
タッパは変われど、力はそのまま…あくまで外見だけってわけだ…
つまり、こいつの威力もそのまんま…」
(大声で再度笑う。
傷を負った頭ではガンガンと響きわたりそうな程の大声を放てば背後に手を回してガサゴソと何かを仕込む。
キュッと布が擦れ合う音がすればその両手を前に出す。
不気味に大量の文字が書かれた白い布、それを両手に巻き付けており、男の手からはあの時女の頭を焦がした時と同じ白い湯気を出す。)
「こいつはいてぇぞ?
死ねぇことを後悔するぐらいにな…」
(グッと全身をかがめるて力を貯めると一瞬姿を消す。
屍の山を弾けさせた時と同じ様な威力のある蹴りを地面に放つと宿儺の目の前に現れる。)
「…オラッ!!!!」
(握りしめた拳を宿儺の顔面に叩きつける。
鬼としての筋力に筋のいい構え、それに加えて巻き付けた布。
焼かれるような痛みのあるそれは陰陽師や寺の住職が念を込めて作った封魔の力が込められたものである。
妖の類がそれに触れれば浄化され、最後には跡形もなくなる程に燃え尽きることになる。
巻き付けている男にも無論その効果が出ているが、その痛みさえも気にせぬほどに爽快に拳の雨を降らせるのであった。)
「うらららららららららららららららら!!!!!!」
(宙に浮きながらも拳を放つ男。
それは妖術ではなく、己の力によって生み出される奇跡であった。
宿儺の体を殴る度に皮膚と皮膚がくっつき、その摩擦を利用して空中に居続けていた。
それを繰り返しているために、男はまるで空に浮きながら殴っているかのようになっていたのだ。
岩塊に埋まっている所を一度は抜けた鬼だが、それを更に埋もれらせるかのように拳は止むことを覚えていなかった。)
■宿儺 >
「呵々、痛いが怖くて喧嘩が出来ようか。
ましてや小僧相手に、──!?」
雄鬼の姿が、掻き消える。
鬼の眼にすら捉えられぬ速度で眼の前に現れた雄の一撃は反応出来ずにいた牝鬼の顔面を捉え──
「ぐはっ…!!」
ぱ、と赤黒い飛沫が舞う。
並の打撃なぞ意に介さず攻撃を繰り出す気性、されど相手は同族、剛力の鬼。
首が捻じくれるかと思う程の一撃にその身が揺らぎ───
雨よ霰よと繰り出される拳の乱打。
細い顎が跳ね上がり、頑丈な肌と肉に無数の拳が突き刺さり、打ち据える。
その摩擦に、牝鬼の肢体を覆っていた申し訳程度の襤褸布も裂け千切れ、非れもない格好へと変えられてゆく。
「──ぁ……、が…っ……」
やがてその背を洞窟の岸壁に杭打たれたかの様に埋もれさせる頃には、屈強な肉体のあちこちに打撃痕の刻まれた…今にも膝が折れ崩れんとしている、ボロボロにされた牝鬼の姿があった。
…なんという怒涛、腕白にも程がある。
■酗酒 > 「ウラァ!!」
(最後に一喝、怒号が発せられる。
その声掛けと同時により重い一発の拳が宿儺へと襲い掛かることとなるのであった。
当然、顔面に向けて放たれるその一撃はまるで杭を打ち込むかのように女の体を岩に打ち付けるのであった。
激しい拳の嵐が終われば一時の沈黙、正しく嵐が去ったような静けさが訪れた。
ゆっくりと顔面に打ち込んだ拳を離せば、布にはべっとりと血がこびりついていた。
だが、それも妖の物、熱した鉄に水を注いだように一気に蒸発するのであった。)
「フゥ…無我夢中で殴っちまったな。
ま、鬼ならばこの程度死なんだろうさね…あーいって…。」
(ボロボロになった鬼の姿を見ればフゥっと深呼吸を入れる。
手に巻いていた布を外せば、掌や甲はしっかりと焼けたように肌が荒れていたのだった。
落ち着いたころに女を再度見る。
布も全て脱げて何も無くなった女の姿を見ればふむっと顎を撫でて考えるとニヤリと笑う。
また、袴の中をゴソゴソと探れば黒い鉄でできた太い手錠が現れる。
ボロボロになった女を引きずり、壁に連れていけばその手錠の片方を岩壁にめり込ませ、もう片方を女の手へと付けるのであった。)
「…オラッ、眠るな起きろ…」
(しゃがみ、女の顔を覗くようにすればその頬へ強めの平手打ちを行う。
皮が剥けてしまいそうな程激しい平手、それは気付けとしての行動であるが、同時にちょっとして娯楽でもあったのだ。)
■宿儺 >
バチン!!と大きな音が頭蓋に響く。
同時にみしりと首が悲鳴をあげる。
「───……」
薄っすらと開かれた翆の瞳は眼の前の雄鬼を鋭く睨めつける。
ウゴがそうとした、引き裂けた襤褸布を引きずる様にもたげられた腕はくろがねの手枷に吊られている。
洞窟の壁に自身が拘束されている、それを知るには十分な情報である。
「…くく、強いな。腕白小僧」
見るからにダメージこそ深いが、その口が減る様子はなく。
負けん気の強さもしぶとさも頑丈さも一級品。
あれだけ殴りつけられて、肉体の表面以外には目立った損傷すらも見られない。
「もう、終わりか? 我はまだやれるぞ」
自分を見上げるその貌に、強がりにも見える笑みを落とす。
…実際に回復したらすぐにでも襲いかかりそうである。
裸体を晒しても羞恥の顔すら見せない、そんな気性は感じ取れるだろうが。
■酗酒 > 「そいつはどうも…
こう見えても、ちと前は天下を取っていた鬼でな?
ま、自慢話は趣味じゃねぇ、とりあえずつえぇって事だけ覚えててくれよ。」
(目を覚ましながらも強がりを見せるような笑みを見せる女の鬼。
あれだけ殴られてもまだ余裕のありそうな口調をしており、睨みつけるまでの強い精神力も見せられる。
それを見せられれば、どんなことをしても折ることは不可能だろうと察したのだ。)
「まぁ、そう慌てんな…。
俺もまだまだ殴ろうと思えばいくらでも続くさ…。
ただ、一度気絶して倒れたのはお前さんの負けだ。
負けたら、しっかりと何かを失わないとな…?」
(ニヤリと笑えばゆっくりと近づく。
女の頭から生える立派な角に手を付けながらその場にしゃがむとそのどす黒い笑みを近づける。)
「それじゃ、しっかりと払ってもらう…ぜッ!!」
(角を掴む手を思いっきり下へと下げる。
まるで枯れた枝を千切る様な勢いでへし折り、折り取った角を見せびらかせながら目の前で握力を加えて粉々に打ち砕くのであった)
■宿儺 >
角に触れられれば、その眼を大きく見開く。
並の人間の力では捻じ曲げることすら不可能だろう強度。
しかし雄鬼の膂力となれば造作もなかったことだろう。
バキンッ、と硬質なものが折れ砕ける音が洞穴に反響する。
「───ぁ」
女鬼の喉からか細い声が溢れ、
同時に、肉体ががくんと沈み、腕を拘束する錠が大きな音を立てた。
剛力の要である角。その片方を圧し折られ、気絶する程の衝撃がその見を貫いたのだ。
「ぁ、ぁぁ……─ぁ─」
鋭い光を放っていた眼は焦点を失った虚ろな瞳へと変わり、
だらりと力なく吊り下げられた身体は、その股座から太腿をつたい、失禁の証が垂れ落ちていた。
■酗酒 > 「おぅおぅ、こいつはすげぇや…。
やっぱし、鬼の弱点は角ってのは本当なんだな…」
(角をへし折れば先ほどまで芯があり、強者としての風格を持っていたはずの女が一瞬にしてその威厳を無くした。
虚ろな瞳を持ち、吊り下げられるように力が抜けた体に失禁を晒すだらしない姿。
先ほどまでの威勢はどこへ行ったのやら…っと言わんばかりの姿である。)
「さてと、敗者にはまだまだ色々としてもらうぜ…」
(そういうと着ている服をゴソゴソと動かし始める。
しばらくすると女の顔へ硬く長い何かが直撃することとなる。
それは猛々しくそそり立つ男根であった。
人間の物よりも遥かに大きく、太く、長くて硬いソレを露わにしていたのだった。
血管が張り巡らされ、脈を打つと同時に男根がぴくぴくと蠢く。)
「あんたのその裸体を見てたら、ちょいとマラが疼いて仕方がなくてよぉ…。
ちゃんと、その体で慰めてくれよ…。」
(そういうと、女の顎を掴んで無理やり顔を上げさせようとする。
その口に亀頭を当てると、無理やり口内へ男根を挿入するのであった。
如何に鬼ど言えど、肉体の体積は変わらないだろう。
引きしまった女の喉を無理やりこじ開けるかのように太い竿が入り込み、喉の奥、胃袋の手前までみっちりと満たすかのように男根を入れ込むのであった。)
■宿儺 >
「っぐ…、ぉ、ぐ…ゥ……っ」
憔悴すきった女鬼の唇を割り開き、雄鬼の剛直が捩じ込まれてゆく。
狭い喉も、鋭い牙も気にすることなく、その喉奥を凌辱される──。
その動きに。ともすれば部分的に豊満を絵に描いたような肢体が揺り動かされる。
勝者が敗者を好きにする。
当たり前の弱肉強食の構図──、
後は雄が雌を如何に貪り、喰らうのか。
血と酒の香りに支配された空洞に、また別の空気が満ち始めていた。
■酗酒 > 「ん、ふぅぅ…おぉ、こりゃ良い…
あったけぇ、喉マンコだな…」
(太く長い男の男根が容赦なく女鬼の喉を貫く。
中へ入り込めば包まれる肉の温かさに思わずため息を漏らし、腰をプルプルと震わせて感じてた。
その後、狭く引き締まる喉を緩めようと腰を左右に動かして解し始める。
ぐちゅぐちゅと食道と男根が擦れ合い、唾液がかき混ぜる音が響き渡るだろう。)
「さぁ、しっかりと咥えろよ…。
まずは喉で慰めてもらうからな。」
(ニヤリと笑えば女の頭を鷲掴みにする。
すると、腰を引いてずるるっと男根を引き抜くのであった。
唾液に塗れて濡れた竿が目の前に現れ、カリ首が歯に引っ掛かるまで抜いてはそのまま一気に喉に挿入するのであった。
それを繰り返す。
例え、女がどれだけ苦しもうと構わずに自分の快楽に忠実に頭を動かし、腰を動かして喉を行き来し、広いカリ首で肉を削ぐように擦れ合いながら、女鬼の喉を堪能するのであった。)
■宿儺 >
「ぐ…ぷ、ぐぶッッ、ごぼッッッ」
性処理用具を使うように、無遠慮に魔羅を突き込まれ、ごりごりと乱暴使われる感覚。
角を折られた衝撃からまったくその身体に力が入らないのだろう女鬼はされるがまま、
力めもせずに弛緩した喉奥をただただ、蹂躙されて。
女鬼の喉、否、喉に限らずその体内は、熱い
実際に灼けるという程ではないにしろ、人間よりも遥かに熱をもったそれが魔羅へと刺激を与えてゆく。
鬼という種からすれば、むしろそれくらいが丁度よい具合なのかもしれないが。